僕のフェロモンでアルファが和んでしまいます

さねうずる

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見たことのないドS人格 ※R18

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「俺が落ち着いてるかどうか確認してみる?」

闇夜に鋭く光るアンバーの瞳から目が離せない。
まるでいつもと雰囲気が違う。
別人みたいだ…………。

彼の匂いを強く感じた瞬間、ハルの体はカッと熱くなった。

「なんで………………王太子様。」



その後のことはよく分からない。
いつの間にかベッドに押し倒されていて、上には汗を垂らして噛み締めた歯の隙間からフーフー唸り声をあげる王太子様。
施術のとき、見下ろすのは自分なのに見上げて見る彼も変わらずかっこいい。
いつもは緩やかに微笑むその顔は今は欲に濡れてとんでもない色気を放っていた。


「ハル……抱きたい。抱かせて?嫌なら殴ってでも止めて。じゃないと抑えられない。無理だ。」

苦しそうで切なそうに眉根を寄せてそう言う王太子様の顎から汗が滴り落ちた。
彼が必死に我慢してるのが伝わってくる。

なんで?なんで僕なんかのフェロモンにこの人はこれほどまで反応しているのだろう……。

疑問と同時に嬉しさまで込み上げてくる。
この人が自分に欲情してくれることが嬉しい。

頬に落ちたその水滴すら芳しいアルファの匂いが薫っていて、ハルも余裕など微塵もなかった。


「嫌……じゃない。嫌なわけない。だって……だって僕……んっ//」

ハルが言い終わらぬうちに噛み付くようなキスが降ってきた。
舌と舌が絡み合い、クチュクチュと耳まで冒されそうな卑猥な音がする。
それを聞くたびにゾクゾクとして腰が勝手に浮いてしまう。
舌先で上顎を撫でられたらとうとう我慢できなかった。
ビクビクっと体が震えたかと思ったら、生暖かいものがズボンに染みていく。

あぁ、やってしまった。

「キスだけでイっちゃった?」

耳元に寄せた唇から直接吹き込まれるその低く掠れた声……ついでとばかりに耳の中を舌でぐちゅぐちゅと擽られる。

イったばかりの敏感な体がまた震え出してしまう。

「んっ………いやぁ// や、やめ……」

「やめない。」

王太子様はハルの耳を弄びつつ、服の上から乳首を引っ掻いた。

ほんの少し先っぽに擦れるぐらいの力で擦られたと思ったら、乳輪の周りを焦らすように指を滑らせる。
急にぎゅっと摘まれたと思いきや、今度はぐりぐりと押し潰される。


「ふっ……ん゛んっ」

 王太子様の膝がハルの脚を破り開き、陰茎をグリグリと刺激した。
少し痛いくらいのそれも感度が高まりきったハルには強い刺激に他ならない。

王太子様が膝を動かすたびぐちゅぐちゅ言うパンツの中が恥ずかしい。
音だけでハルがどんな状況なのか彼には手に取るように分かってしまうだろう。

「ハル……ハール、ねぇ、直接触ってほしい?」

目に溜まった涙をポロポロ零しながらハルは何度も頷く。

「じゃあ、俺のお願いも聞いてくれるよね?」

そう言って意地悪く笑う顔もまたかっこいいな。なんてぼんやり惚ける頭で思った。



「ぐっ……んん。グポっ、げほっ」

ハルの鼻先は今、王太子様の陰毛に埋まっている。
体の大きいハルは普通のオメガより口も大きいのだが、アルファである王太子様の陰茎はそれでもハルの喉奥を容赦なく突いてくる。

グポグポと出し入れされるそれにハルが無意識に体を引こうとすると、頭を持たれて引き戻されてしまう。
お仕置きとばかりにグリグリと頭を押し付けられ、根元までがっつり咥え込まされていた。

息が苦しくて涙が溢れる。
歯だけは立てないように必死に口を開くがそうするとより喉奥を突いてくる。
とても苦しいのになぜかお尻の穴がきゅんきゅんして愛液がとめどなく溢れ出てしまう。

「ハァハァ……出る!出すよ、ハル。全部飲んでね。」

びゅるびゅると喉奥に流し込まれるそれを何とか飲み干すとやっとまともに息を吸い込むことができた。

「ガッ、ハァハァ」
  
王太子様はハルの口の端から少しだけ垂れた精液を親指で再び口の中に押し込むと恍惚の表情で笑った。

「まだ終わりじゃないよ?」
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