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31 強制ヒート ※R18
しおりを挟む目を覚まして一番に目に入ったのは、オレンジに光る常夜灯。
お洒落なライトスタンドが辺りをほんのり照らしている。
意識が浮上するにつれ、なんだか声が聞こえてくると思ったら、自分の口から漏れ出るかすかな喘ぎ声だった。
「あっ、んん、えっ、なに・・・・?」
動こうとしたらジャランという金属音がして、手が引き戻された。
見ると、手首に巻いてある黒い皮の手錠がベッドヘッドへと繋がっている。
「起きたんだ?」
声のする足の方に目をやると、上半身裸の一ノ瀬さんがいて、グチグチと僕の後ろの孔に指を突っ込んでいた。
「えっ!?あんっ、んん、なに?なんで!?」
指の腹で前立腺をググっと押されて、思わず腰が浮く。
なに?何が起こってるの?
体が熱くて汗が止まらない。
呼吸も荒いし、頭がぼんやりする。
あぁ、ヤバい。これヒートだ。
でも、さっきまで普通だったのに。
こんな急激にヒート状態になるなんて。
「一ノ瀬さっ・・・・離れてっ、ください。」
熱い。熱い。熱い。
息を吸うたび、一ノ瀬さんのアルファフェロモンに肺が侵されているようで、呼吸が苦しい。
濃厚すぎるアルファのフェロモンに頭がおかしくなりそうだ。
まともに働かない頭でぼんやり一ノ瀬さんを見ると、目を細めてうっとりと微笑んでいた。
その恍惚の表情に体がまたゾクリと疼き出す。
「沖くんのヒートの匂いってこんな感じなんだな。
今までの彼氏にも嗅がせてた?
妬けるなぁ・・・・俺のなのに。」
ねっとりと乳首を舐め上げられ、口に含まれる。
唾液をたっぷりまとわせた厚い舌で先っぽをチロチロ弾かれるたび、大袈裟に体が震えた。
「あっ、あっ、先っぽダメ・・・・。気持ちいっ・・・・んんっ、・・・・」
馬鹿みたいに甘ったる声が出て、自分の声じゃないみたい。
一ノ瀬さんの頭に乳首を押しつけるように弓形に体をしならすと口の中で一ノ瀬さんが笑ったのが分かった。
「沖くんって感じやすいよな。普段の姿からは想像がつかないくらい乱れるから堪んねぇ。」
そう言いながら、一ノ瀬さんは乳首をチュウチュウとキツく吸い上げる。
「はっ、あっ、あぁ、乳首っ、がっ、」
ちゅぽっと口が離れると、テラテラ光った乳首が真っ赤に色づいてツンと立ち上がっている。
一ノ瀬さんは反対側の乳首にも同様に吸い付いた。
「あんっ、乳首ダメってばぁ、、、」
「そう言う割にすげえ押し付けてくるけど。」
乳首を吸いながら話してくるので、息が当たって堪らない。
発情した体は乳首の刺激だけでも、昇り切るのに十分だ。
「ハッ、アッ、イキそっ、」
陰茎からダラダラと汁を垂らし、玉がキュッと上がって今にも爆発しそうだ。
あと一息、決定的な刺激が欲しいところで、一ノ瀬さんの顔は僕の乳首から離れていった。
「アッ、なんで・・・・っ、」
「まだヒートになりきってないからダメ。」
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