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24 ベッドに行ったとて ※R18
しおりを挟む「可愛いね?」
今度は長い指が僕の口をこじ開け、ぐちぐちと舌を撫でられる。
閉じられない口から勝手に唾液が溢れてきて、端から溢れ落ちた。
力の抜けた体を無理やり引き立たされ、ガラスに手をつかされる。
全然力が入らない上に、手が汗で滑るため、頬をガラスにつけて何とか踏ん張っていた。
僕の唾液でベチャベチャになっていた一ノ瀬さんの指が、後ろの孔にプツリと侵入する。
ズボンはいつの間にか足首に引っ掛かるだけになっていた。
グチュグチュという音が耳を犯す。
久しぶりだから力が入り、一ノ瀬さんの指の形がまざまざと感じ取れてしまう。
そのうちクパクパ指で孔を広げられ、外気が中に当たる感じがした。
「中、とろとろだ。もういいかな。」
ポツリと呟いた一ノ瀬さん、「えっ?」と思った瞬間、もう熱い陰茎が孔に押し当てられ、そしてそのままヌポッとカリの部分まで入ってきた。
「ねぇ、沖くん、、、あそこのビルの窓、中に人いるの見える?」
「えっ」
少し遠目ではあるが、確かに人のようなシルエットが見える。
向こうの窓は小さいが、こちらは壁一面ガラス張り。
もしあの人がこちらに視線を移していたら、、、
そんな想像が頭をよぎった瞬間、思わず後ろを締め付けてしまった。
「見られてる想像しちゃった?」
首元にキスを落としながら、艶っぽい掠れた声でそう言われる。
想像した。言う代わりにまた後ろを締め付けてしまった。
「沖くん、見られるの好きなんだ。じゃあ、このままここで続けよっか。」
そう言うやいなや、入口をカリで引っ掻いていた陰茎がグググッと奥に差し込まれる。
それに伴い、僕の体はガラスに張り付かんばかりに前に押し出された。
「あっ、あっ、やめてっ!やだっ、見えちゃうっ!見えちゃう!見えちゃうってばぁあー!!」
「見てもらおうよ。俺たちの初めてのセックス。」
後ろからガンガン突かれて、僕の乳首や陰茎はガラスに押し付けられていた。
室内は明るいままだ。
もしかしたら、本当にビルの窓から僕たちの姿が見えているかもしれない。
そんな恐怖に襲われて、「イヤだ、イヤだ」と言っているのに、一ノ瀬さんはやめてくれない。
僕の立ち上がった乳首がガラスに潰されるほど奥に突き上げてくるため、強すぎる快感から逃げようと、僕はつま先立ちになっていた。
でも、背の高い一ノ瀬さんからは逃げられない。
「はぁ、気持ちいい。凄いキュウキュウ締め付けてくる。ねぇ、俺のちんこそんなに美味しい?」
「あ゛っ、や゛ぁ、もっ、赦してっ!」
「だーめ。」
両腕を引かれ、腰がしなる。
濡れすぎて、一ノ瀬さんが僕の奥に陰茎を差し込むたび、パチュパチュと水っぽい音が響いていた。
「あ゛っ、もうイヤっ、イクッ、イクッ、、ッ」
ビクビクと体が痙攣し、一気に解放感が訪れる。
「っ、すげえうねってる。・・・・っはぁ、やばっ、俺もイっちゃうとこだった。」
向こうに夜景が輝くガラス窓に僕の精子が伝い落ちるのを僕は呆然と眺めていた。
「違う体位も試したいな。続きはベッドでしよっか?」
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