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18 通じない言葉
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希望的観測も虚しく、それからというもの、龍は毎日校門の外で私を待っていた。
「また来たの!」
あまりにも連日しつこい為、はじめは遠慮がちだったえっちゃんの口調が、日に日に強くなっていく。根性なしの私は反対に、そんなえっちゃんの背中にどんどん隠れていっていた。おかっぱは丸見えだけど。
明日は土曜日という今日になって、とうとうえっちゃんの堪忍袋の緒が切れた。意外と切れやすいえっちゃんにしては、耐えた方だと思う。
「あのね、毎日しつこく待っても無駄ですからね! 小春をずっとあんたに取られてた分、今は私が毎日独占してるんだから!」
龍の口角は緩やかに上がったままだけど、えっちゃんを見る目は笑っているようには見えなかった。なんだろう。まるで道端の石ころでも見るような目つきとでも言えばいいんだろうか。とりあえず人間を見る目じゃないと思う。
「小春ちゃん、お友達が言ってること、本当?」
龍は私に目線を移した途端、頬も緩ませちゃんとした笑顔になった。どうしてこの状況で笑ってられるのか、全く以て理解できない。怖くすぎて、言葉が何も浮かんでこなかった。
口をパクパクさせながらえっちゃんの腕にぎゅっとしがみついていると、龍が悲しそうに笑う。……またこの顔だ。「僕は被害者だよ、悪いのはそっちだ」とでも言わんばかりの顔。
「あのさ、僕も友達だって言ったのは小春ちゃんでしょ」
確かに言ったけど、あれは別れる時の言葉だ。誰が言葉の通りに受け取られると思うだろう。
声が震えないようにと腹筋に力を込めながら、間違わないように細心の注意を払いながら言葉を紡いでいく。
「い、今は、しばらくはえっちゃんと遊ぶから……来られても困る、よ……」
頑張って伝えたのに、龍は悲しそうに俯いた。
「小春ちゃんの顔を見に来てるだけなんだけどな。元気かなって気になってるから。ほら、僕とどうこうしてなんて言ってないでしょ?」
「そ、そうだけど……」
これって俗に言うつきまといってやつじゃ。どうすればいい、どう対処したらいい。焦るばかりで、解決案は何ひとつ浮かんでこない。
確かに龍は、毎日校門で待っているだけだ。えっちゃんといればあっさり引くし、電話もメッセージも送ってこない。だから正確にはつきまといじゃないのかもしれないけど、それでも只々怖いのだ。
何を言っても聞き入れてもらえないなら、繰り返す他はない。
「と、とにかく、本当に来てもらっても困るよ。えっちゃんの言う通り、しばらくはえっちゃんと過ごすつもりだし!」
半ば叫ぶように言い放つと、周りの生徒がこちらを遠巻きに見るのが分かった。
ぎゅっと瞼を閉じて、えっちゃんの背中で縮こまる。どうしたら分かってもらえるんだろう。もう、どうしていいか分からなかった。
しばらくして、フウ、というわざとらしい溜息が聞こえてきて、そろそろと顔を上げた。私と目が合った龍が、お芝居のように肩を竦めてみせる。
「……じゃあ、遠くから君を見るようにする。小春ちゃんのお友達にもこれ以上嫌われたくないしね」
「――は?」
「じゃあまた、小春ちゃん」
「へ……?」
間抜けな声が出る。微かに震えるえっちゃんにしがみつき、颯爽と立ち去る龍の後ろ姿をただ眺めた。
◇
それから二週間が経ち、あの日以降、龍の姿を見かけることはなくなった。
だけど心は一切落ち着かない。遠くから私を見ると宣言された以上、恐らく龍はやる。わずかひと月の付き合いだったけど、何故か確信できた。
一旦「そうだと」思ってしまうと、「やっぱりそうじゃないかもしれない」という考えを保つことができない。どこへ行っても心から楽しむことができなくなって、楽しい筈のえっちゃんとの放課後は、緊張したものへと変わってしまった。
週末も連絡は一切こない。でも、ひとりで外を彷徨いている時に龍が接触してきたらどうしよう。だけど、休日にまでえっちゃんに心配をかけたくない。
ぐるぐると考えていたら身動きが取れなくなり、外出すらできなくなってしまった。
だけど、そんな引きこもりな週末を過ごす私にも、心の救いがいた。
春彦だ。
こいつは日頃から、平日休日問わず引きこもっている。引きこもり具合で言えば、私よりも遥か上を行く大先輩だ。つまりは丁度いい暇つぶし、もとい話し相手がすぐ隣にいることになる。
春彦がいつだって窓の向こうにいる事実は、私の焦燥感の軽減にかなり役立ってくれた。
苦渋に満ちた表情で、窓枠に肘をついた春彦が頷く。
「それさ、もうただのストーカーだろ」
「やっぱり?」
いつだって春彦は、私が決めかねていることの最後のひと押しをしてくれる。だよね、やっぱりそうだよねという確証がほしい私にとって、客観的な忌憚ない意見をくれる春彦の存在はやっぱり大きい。
怖くていいんだ、おかしいのは私の感覚じゃなくて龍の行動だったんだ。
これまで龍に笑顔で龍の価値観が正しいと言われ続けてきたからか、自分の気持ちさえ合っているのか不安になっていた。
それをえっちゃんに同調してもらい、春彦に断言してもらって、ようやく私は自分が間違っていなかったと確証を得たのだ。
春彦が、難しそうな顔をして唸る。
「えっちゃんがいる時はいいけどさ、学校から駅までの間だけでも、他に事情を話して協力してもらえる奴はいないのか?」
なるほど、目から鱗だ。春彦に言われなければ、思いつきもしなかった。
「えっちゃんは事情を元々知ってるし親友だから頼めるけど、他って言われてもなあ」
今は全面的にえっちゃんの協力を得ているけど、えっちゃんだってその内用事もあるだろう。それにもうすぐ夏休みだ。もしかして夏休みの間も引きこもるのかと考えると、憂鬱でしかなかった。
腕組みをしながら、春彦が嫌そうな顔で提案する。
「不本意だけど、できれば男がいいと思う。えっちゃんだと万が一の時は危険だろ」
春彦は本当に不本意そうな表情を浮かべていた。ほーら過保護が出たよと思うけど、今の状況は決して楽観視できるものじゃない。
そういった意味では春彦の過度な過保護具合は隙がなく、春彦の提案に従えば何とかなるんじゃと思えるから、物事はいつ何時役に立つか分からない。
それにしても。
「万が一ってすっごい怖いんだけど」
えっちゃんといても、龍が物理的な手段に出たら私たちじゃ太刀打ちできないって意味だ。確かにその通りだけど、まさかそこまでするかな。
そんなに危ない人とお付き合いして手を繋いでキスしてたのかと考えると、私の目はオーラは映しても人を見る目は皆無ってことにならないか。
「用心に越したことはないってことだよ。誰か頼んだら引き受けてくれそうな奴はいないのか? できれば身体がでかい奴」
私は首を傾げた。うちの高校は、女子が多い。そのせいか、どうも男子の影が薄く、ぱっと思いつく人がいない。
「うーん」
「お前、予想以上に華のない生活送ってんだな。部活とかは?」
何故かちょっと嬉しそうな顔の春彦の余計なひと言は置いておき、言われた通り部活で一緒の男子生徒の顔を思い浮かべてみた。大体皆ひょろひょろだ。
だけど、いた。ひとりだけいる。
「……部長」
集中が足りないと人の脳天をちょいちょいチョップしてくる部長は、身長は恐らく一八〇センチはある。オールバックの黒髪をきゅっと後ろで結び、体格もなかなかいいかなり顔もよしの好青年だ。
だけど。
「どんな奴だ?」
春彦が、黙り込んだ私を探るように見た。どうも気になるらしい。過保護だなあ。
「いやね、イケメンなんだけど」
イケメンと聞き、春彦の目が微妙に吊り上がる。提案してきたのはそっちじゃないかと抗議したくなったけど、面倒なのでやめておいた。
「……だけど?」
「心はそこそこ乙女だからなあ」
春彦の目が見開かれた。
「は?」
「また来たの!」
あまりにも連日しつこい為、はじめは遠慮がちだったえっちゃんの口調が、日に日に強くなっていく。根性なしの私は反対に、そんなえっちゃんの背中にどんどん隠れていっていた。おかっぱは丸見えだけど。
明日は土曜日という今日になって、とうとうえっちゃんの堪忍袋の緒が切れた。意外と切れやすいえっちゃんにしては、耐えた方だと思う。
「あのね、毎日しつこく待っても無駄ですからね! 小春をずっとあんたに取られてた分、今は私が毎日独占してるんだから!」
龍の口角は緩やかに上がったままだけど、えっちゃんを見る目は笑っているようには見えなかった。なんだろう。まるで道端の石ころでも見るような目つきとでも言えばいいんだろうか。とりあえず人間を見る目じゃないと思う。
「小春ちゃん、お友達が言ってること、本当?」
龍は私に目線を移した途端、頬も緩ませちゃんとした笑顔になった。どうしてこの状況で笑ってられるのか、全く以て理解できない。怖くすぎて、言葉が何も浮かんでこなかった。
口をパクパクさせながらえっちゃんの腕にぎゅっとしがみついていると、龍が悲しそうに笑う。……またこの顔だ。「僕は被害者だよ、悪いのはそっちだ」とでも言わんばかりの顔。
「あのさ、僕も友達だって言ったのは小春ちゃんでしょ」
確かに言ったけど、あれは別れる時の言葉だ。誰が言葉の通りに受け取られると思うだろう。
声が震えないようにと腹筋に力を込めながら、間違わないように細心の注意を払いながら言葉を紡いでいく。
「い、今は、しばらくはえっちゃんと遊ぶから……来られても困る、よ……」
頑張って伝えたのに、龍は悲しそうに俯いた。
「小春ちゃんの顔を見に来てるだけなんだけどな。元気かなって気になってるから。ほら、僕とどうこうしてなんて言ってないでしょ?」
「そ、そうだけど……」
これって俗に言うつきまといってやつじゃ。どうすればいい、どう対処したらいい。焦るばかりで、解決案は何ひとつ浮かんでこない。
確かに龍は、毎日校門で待っているだけだ。えっちゃんといればあっさり引くし、電話もメッセージも送ってこない。だから正確にはつきまといじゃないのかもしれないけど、それでも只々怖いのだ。
何を言っても聞き入れてもらえないなら、繰り返す他はない。
「と、とにかく、本当に来てもらっても困るよ。えっちゃんの言う通り、しばらくはえっちゃんと過ごすつもりだし!」
半ば叫ぶように言い放つと、周りの生徒がこちらを遠巻きに見るのが分かった。
ぎゅっと瞼を閉じて、えっちゃんの背中で縮こまる。どうしたら分かってもらえるんだろう。もう、どうしていいか分からなかった。
しばらくして、フウ、というわざとらしい溜息が聞こえてきて、そろそろと顔を上げた。私と目が合った龍が、お芝居のように肩を竦めてみせる。
「……じゃあ、遠くから君を見るようにする。小春ちゃんのお友達にもこれ以上嫌われたくないしね」
「――は?」
「じゃあまた、小春ちゃん」
「へ……?」
間抜けな声が出る。微かに震えるえっちゃんにしがみつき、颯爽と立ち去る龍の後ろ姿をただ眺めた。
◇
それから二週間が経ち、あの日以降、龍の姿を見かけることはなくなった。
だけど心は一切落ち着かない。遠くから私を見ると宣言された以上、恐らく龍はやる。わずかひと月の付き合いだったけど、何故か確信できた。
一旦「そうだと」思ってしまうと、「やっぱりそうじゃないかもしれない」という考えを保つことができない。どこへ行っても心から楽しむことができなくなって、楽しい筈のえっちゃんとの放課後は、緊張したものへと変わってしまった。
週末も連絡は一切こない。でも、ひとりで外を彷徨いている時に龍が接触してきたらどうしよう。だけど、休日にまでえっちゃんに心配をかけたくない。
ぐるぐると考えていたら身動きが取れなくなり、外出すらできなくなってしまった。
だけど、そんな引きこもりな週末を過ごす私にも、心の救いがいた。
春彦だ。
こいつは日頃から、平日休日問わず引きこもっている。引きこもり具合で言えば、私よりも遥か上を行く大先輩だ。つまりは丁度いい暇つぶし、もとい話し相手がすぐ隣にいることになる。
春彦がいつだって窓の向こうにいる事実は、私の焦燥感の軽減にかなり役立ってくれた。
苦渋に満ちた表情で、窓枠に肘をついた春彦が頷く。
「それさ、もうただのストーカーだろ」
「やっぱり?」
いつだって春彦は、私が決めかねていることの最後のひと押しをしてくれる。だよね、やっぱりそうだよねという確証がほしい私にとって、客観的な忌憚ない意見をくれる春彦の存在はやっぱり大きい。
怖くていいんだ、おかしいのは私の感覚じゃなくて龍の行動だったんだ。
これまで龍に笑顔で龍の価値観が正しいと言われ続けてきたからか、自分の気持ちさえ合っているのか不安になっていた。
それをえっちゃんに同調してもらい、春彦に断言してもらって、ようやく私は自分が間違っていなかったと確証を得たのだ。
春彦が、難しそうな顔をして唸る。
「えっちゃんがいる時はいいけどさ、学校から駅までの間だけでも、他に事情を話して協力してもらえる奴はいないのか?」
なるほど、目から鱗だ。春彦に言われなければ、思いつきもしなかった。
「えっちゃんは事情を元々知ってるし親友だから頼めるけど、他って言われてもなあ」
今は全面的にえっちゃんの協力を得ているけど、えっちゃんだってその内用事もあるだろう。それにもうすぐ夏休みだ。もしかして夏休みの間も引きこもるのかと考えると、憂鬱でしかなかった。
腕組みをしながら、春彦が嫌そうな顔で提案する。
「不本意だけど、できれば男がいいと思う。えっちゃんだと万が一の時は危険だろ」
春彦は本当に不本意そうな表情を浮かべていた。ほーら過保護が出たよと思うけど、今の状況は決して楽観視できるものじゃない。
そういった意味では春彦の過度な過保護具合は隙がなく、春彦の提案に従えば何とかなるんじゃと思えるから、物事はいつ何時役に立つか分からない。
それにしても。
「万が一ってすっごい怖いんだけど」
えっちゃんといても、龍が物理的な手段に出たら私たちじゃ太刀打ちできないって意味だ。確かにその通りだけど、まさかそこまでするかな。
そんなに危ない人とお付き合いして手を繋いでキスしてたのかと考えると、私の目はオーラは映しても人を見る目は皆無ってことにならないか。
「用心に越したことはないってことだよ。誰か頼んだら引き受けてくれそうな奴はいないのか? できれば身体がでかい奴」
私は首を傾げた。うちの高校は、女子が多い。そのせいか、どうも男子の影が薄く、ぱっと思いつく人がいない。
「うーん」
「お前、予想以上に華のない生活送ってんだな。部活とかは?」
何故かちょっと嬉しそうな顔の春彦の余計なひと言は置いておき、言われた通り部活で一緒の男子生徒の顔を思い浮かべてみた。大体皆ひょろひょろだ。
だけど、いた。ひとりだけいる。
「……部長」
集中が足りないと人の脳天をちょいちょいチョップしてくる部長は、身長は恐らく一八〇センチはある。オールバックの黒髪をきゅっと後ろで結び、体格もなかなかいいかなり顔もよしの好青年だ。
だけど。
「どんな奴だ?」
春彦が、黙り込んだ私を探るように見た。どうも気になるらしい。過保護だなあ。
「いやね、イケメンなんだけど」
イケメンと聞き、春彦の目が微妙に吊り上がる。提案してきたのはそっちじゃないかと抗議したくなったけど、面倒なのでやめておいた。
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