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1 アリスタとイリス
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我が名はアリスタ・ミッタータイヒ。この国の王子にして王位継承順位一位の次期国王である。
輝く流れるような金髪、深い湖の如く青く透き通った瞳は、美の男神の生まれ変わりだとも言われている。
……と言えば何だか格好いいが、正直言ってあんまりいいことはない。
王宮は窮屈だし、結婚相手は決められているし、しきたりやらしきたりに則った訳の分からない行事やらが満載で、しかも父王の補佐として最近は書類仕事まで押し付けられる始末。
父王はしかめっ面をしながらちょいちょい席を外しては帰ってこないし、いやいやそこは有能な秘書官をひとり付けて口頭で説明して俺は署名するだけにしてくれよ、と思っても仕方ないだろう。
弟もいるんだしあいつに手伝わせようと画策したこともあったが、その幼さゆえに周りの非難を受け、俺は幼児すらこき使う悪徳王子との評判を受けた。いいじゃないか、早期教育ってことで。
なので、見た目はいいが冷酷だとか影で言われているのを俺は知っている。
結局責務からは逃げ切れず毎晩クタクタになるまで働かされ、ようやく休みの日を確保出来たと思うと、今度は婚約者の公爵令嬢であるティナ・シュタインベルガーが静々と登城してくる。そして、ずっと二人で愛想笑いを繰り出しながら面白くも何ともないクソみたいな天気とか時事の話をしている。
だったら寝たい。疲れてるんだから。
目の前に積まれた書類をとりあえず崩れないかな程度の高さまでなんとかギリギリ片付けた俺は、はあーと大きな息を吐くと、首をコキコキと慣らしながら自室へと帰る為に立ち上がった。
執務室内にいる奴らが俺を呆れた様に見ている。今日はこっちの日か、そういう目なのは分かっていた。
部屋から出る前に、冷めた目の事務官たちに告げる。
「……明日は真面目にやるから」
「是非ともそうしていただけますと助かります」
有能でない事務官がそう答えた。そして俺も有能じゃない。有能になれると思っていた時期もあったが、それは気の所為だったと思い知ったからだ。
カツカツと石造りの廊下を進み、辺りをさっと見回して自室へと入る。
「――おかえりなさいませ、アリスタ様」
「……おう」
「また冴えない顔をして、どうされたんです」
「分かってるだろ、いつものだよ。お前今日は調子悪いな、そういう顔でジロジロずっと見られる俺の気持ちがお前に分かるか?」
俺の部屋にあるソファーから立ち上がって俺の上着を脱がしてくれたのは、俺と同じ顔をした影武者のイリスだ。血は繋がっていない筈だが、恐ろしく似ている。
「雰囲気を似せているだけですよ」とイリスは言うが、そんな程度の話じゃなかった。
ベッドに仰向けになった俺の足元に、イリスがスススと近寄ってくる。悲しそうな顔を作りながら。
「アリスタ様、私はアリスタ様のお役に立ちたいと願っているだけですのに、その様に仰られて悲しいです」
「近付くな」
俺よりも優秀で書類仕事もサクサクと正確にこなす影武者は、人真似なんぞしているだけあって全てにおいて器用で、主人である筈の俺より遥かに優秀だ。
俺の劣等感の原因は、ほぼこいつにある。なのにこいつは、俺の為だからと更に奮起するのだ。それが俺の首をじわじわと真綿で絞めているのと同義だとも知らず。
「なかなかお戻りになられないので、寂しゅうございました」
「あっそ。知らんからくっつくな」
膝が俺の膝にくっつけられている。俺が睨みつけると、イリスは堪えきれない笑みを浮かべつつ囁く様に言った。
「……いいではございませんか。私達は光と影。この先アリスタ様のお命が果てるその時まで、私はアリスタ様と共に過ごすのですから」
俺と同じ顔に喜色を浮かべ、イリスが床に膝を付いて俺の膝を手で撫で始めた。いやいやいや、怖いから。
そもそも俺に男色の気はないし、よりによって自分と同じ顔の奴とどうこうなる気もサラサラない。気色悪いのひと言に尽きる。
「触るなっつってんだろ」
腿に伸びてきた手を手で弾くと、イリスはまたわざとらしく悲しそうな顔をした。いやいやお前、俺が主人だからね? なに傷付きましたみたいな顔してんの?
「とりあえず、明日はお前の番な。俺は疲れたから寝る」
「お身体をほぐしましょうか?」
弾かれた手を凝りずにまた人の腿に這わせるイリスを、瞳に魔力があったら凍っているであろう冷たさで以て睨みつける。
「絶対触るな、部屋に来るな」
「……ああ、ゾクゾクする……」
そして悶えている。変態だ。紛うことなき変態だ。
「自分の部屋へ帰れ、変態」
「はい。では、今日はアリスタ様に触れた感触をオカズに」
「帰れ!」
「はい、おやすみなさいませアリスタ様」
ふふふ、と笑いながら、イリスが隣の部屋に消えていった。はあー、と脱力する。もうやだ、この生活。
あいつは、俺が成人を迎えて夜伽の相手を用意してもいいぞと言われた時に、自分の勤務時だったのをいいことに「婚約者のティナ様を裏切る様な真似は出来ません」と主人に何の断りもなく断った男だ。
とんでもないにもほどがある。
しかもそれがすぐに俺の知るところになると、イリスはあっけらかんとして言ったのだ。
「私がアリスタ様にご奉仕させていただきますので不要と判断致しまして」と。
ゾッとする、というのはこういうことを言うに違いなかった。
勿論それを全力で拒否した俺は、イリスが俺の影武者の仕事に勤しんでいる時に自己処理をして何とか逃げ回っている。
主人が配下の目を盗んで何やってるんだと思われても仕方がないが、でも影武者な所為で扉一枚隔てた隠し部屋から出入り自由なイリスにそんなところを見られたら、何をされるか分かったもんじゃない。
段々と縮められるイリスの包囲網。俺の貞操を奪われるのはそう遠い未来の話ではない気がする。
だからといって、イリスの存在なしにここでやっていける気もしない。
ということで、俺は王城脱出の道を模索し始めているところだった。
輝く流れるような金髪、深い湖の如く青く透き通った瞳は、美の男神の生まれ変わりだとも言われている。
……と言えば何だか格好いいが、正直言ってあんまりいいことはない。
王宮は窮屈だし、結婚相手は決められているし、しきたりやらしきたりに則った訳の分からない行事やらが満載で、しかも父王の補佐として最近は書類仕事まで押し付けられる始末。
父王はしかめっ面をしながらちょいちょい席を外しては帰ってこないし、いやいやそこは有能な秘書官をひとり付けて口頭で説明して俺は署名するだけにしてくれよ、と思っても仕方ないだろう。
弟もいるんだしあいつに手伝わせようと画策したこともあったが、その幼さゆえに周りの非難を受け、俺は幼児すらこき使う悪徳王子との評判を受けた。いいじゃないか、早期教育ってことで。
なので、見た目はいいが冷酷だとか影で言われているのを俺は知っている。
結局責務からは逃げ切れず毎晩クタクタになるまで働かされ、ようやく休みの日を確保出来たと思うと、今度は婚約者の公爵令嬢であるティナ・シュタインベルガーが静々と登城してくる。そして、ずっと二人で愛想笑いを繰り出しながら面白くも何ともないクソみたいな天気とか時事の話をしている。
だったら寝たい。疲れてるんだから。
目の前に積まれた書類をとりあえず崩れないかな程度の高さまでなんとかギリギリ片付けた俺は、はあーと大きな息を吐くと、首をコキコキと慣らしながら自室へと帰る為に立ち上がった。
執務室内にいる奴らが俺を呆れた様に見ている。今日はこっちの日か、そういう目なのは分かっていた。
部屋から出る前に、冷めた目の事務官たちに告げる。
「……明日は真面目にやるから」
「是非ともそうしていただけますと助かります」
有能でない事務官がそう答えた。そして俺も有能じゃない。有能になれると思っていた時期もあったが、それは気の所為だったと思い知ったからだ。
カツカツと石造りの廊下を進み、辺りをさっと見回して自室へと入る。
「――おかえりなさいませ、アリスタ様」
「……おう」
「また冴えない顔をして、どうされたんです」
「分かってるだろ、いつものだよ。お前今日は調子悪いな、そういう顔でジロジロずっと見られる俺の気持ちがお前に分かるか?」
俺の部屋にあるソファーから立ち上がって俺の上着を脱がしてくれたのは、俺と同じ顔をした影武者のイリスだ。血は繋がっていない筈だが、恐ろしく似ている。
「雰囲気を似せているだけですよ」とイリスは言うが、そんな程度の話じゃなかった。
ベッドに仰向けになった俺の足元に、イリスがスススと近寄ってくる。悲しそうな顔を作りながら。
「アリスタ様、私はアリスタ様のお役に立ちたいと願っているだけですのに、その様に仰られて悲しいです」
「近付くな」
俺よりも優秀で書類仕事もサクサクと正確にこなす影武者は、人真似なんぞしているだけあって全てにおいて器用で、主人である筈の俺より遥かに優秀だ。
俺の劣等感の原因は、ほぼこいつにある。なのにこいつは、俺の為だからと更に奮起するのだ。それが俺の首をじわじわと真綿で絞めているのと同義だとも知らず。
「なかなかお戻りになられないので、寂しゅうございました」
「あっそ。知らんからくっつくな」
膝が俺の膝にくっつけられている。俺が睨みつけると、イリスは堪えきれない笑みを浮かべつつ囁く様に言った。
「……いいではございませんか。私達は光と影。この先アリスタ様のお命が果てるその時まで、私はアリスタ様と共に過ごすのですから」
俺と同じ顔に喜色を浮かべ、イリスが床に膝を付いて俺の膝を手で撫で始めた。いやいやいや、怖いから。
そもそも俺に男色の気はないし、よりによって自分と同じ顔の奴とどうこうなる気もサラサラない。気色悪いのひと言に尽きる。
「触るなっつってんだろ」
腿に伸びてきた手を手で弾くと、イリスはまたわざとらしく悲しそうな顔をした。いやいやお前、俺が主人だからね? なに傷付きましたみたいな顔してんの?
「とりあえず、明日はお前の番な。俺は疲れたから寝る」
「お身体をほぐしましょうか?」
弾かれた手を凝りずにまた人の腿に這わせるイリスを、瞳に魔力があったら凍っているであろう冷たさで以て睨みつける。
「絶対触るな、部屋に来るな」
「……ああ、ゾクゾクする……」
そして悶えている。変態だ。紛うことなき変態だ。
「自分の部屋へ帰れ、変態」
「はい。では、今日はアリスタ様に触れた感触をオカズに」
「帰れ!」
「はい、おやすみなさいませアリスタ様」
ふふふ、と笑いながら、イリスが隣の部屋に消えていった。はあー、と脱力する。もうやだ、この生活。
あいつは、俺が成人を迎えて夜伽の相手を用意してもいいぞと言われた時に、自分の勤務時だったのをいいことに「婚約者のティナ様を裏切る様な真似は出来ません」と主人に何の断りもなく断った男だ。
とんでもないにもほどがある。
しかもそれがすぐに俺の知るところになると、イリスはあっけらかんとして言ったのだ。
「私がアリスタ様にご奉仕させていただきますので不要と判断致しまして」と。
ゾッとする、というのはこういうことを言うに違いなかった。
勿論それを全力で拒否した俺は、イリスが俺の影武者の仕事に勤しんでいる時に自己処理をして何とか逃げ回っている。
主人が配下の目を盗んで何やってるんだと思われても仕方がないが、でも影武者な所為で扉一枚隔てた隠し部屋から出入り自由なイリスにそんなところを見られたら、何をされるか分かったもんじゃない。
段々と縮められるイリスの包囲網。俺の貞操を奪われるのはそう遠い未来の話ではない気がする。
だからといって、イリスの存在なしにここでやっていける気もしない。
ということで、俺は王城脱出の道を模索し始めているところだった。
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