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第十一章 陰る光
73.欲しいものは手に入れた
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目を輝かせている椿の横で、リキが首を傾げた。
「それにしても、今まで禊はどうやっていたの? それに退治するにしてもこんな人だらけの住宅だらけじゃ難しいでしょうに」
リキの疑問は最もである。なので、亮太は今までのことを掻い摘んで説明した。場所がなくて困っていること、亮太も仕事がありなかなか遠くまで行く時間が取れないことも併せて話した。
「近場にどこかいい場所があるといいんだけどな」
「あるよ」
椿があっさりと答えた。
「本当ですか!」
蓮が膝をついて椿の元に寄った。椿がまじまじと蓮を見て、言った。
「リキって面食いなんだなー」
「やだ椿くんってば」
「まあでもこんな整ったのが近くで彷徨いてたら、まあ気になるよなあ。ははは」
「はははじゃありません!」
初対面の人間に蓮が叱りつけた。だが椿は全く意に介さなかった。さすがというか、どういった人物なのか未だに亮太には掴めない。
「美人が怒ると怖えー」
「椿くん、あんまり引き伸ばすとレン怖いから」
「あ、わりいわりい」
てへ、と頭を掻いて椿が笑った。鋼のメンタルの持ち主の様だった。
「うちさ、お寺やってたんだ」
「寺……ですか?」
「そう。チーン、ポクポクのあれ」
椿がお釈迦様のポーズを取った。蓮はそれに触れることなく続きを促す。
「それで」
「本当せっかちだなー。せっかちだともてないぞ」
「私はもてようなどとは思っておりません」
「本当かよ」
「脱線しないで下さい」
「はは、わりいわりい」
蓮が段々と苛々してきているのが椿以外の人間は皆理解しているのだろう、アキラは相変わらず平然とした面をしているが、リキは口を手で押さえてはらはらしていた。その気持ちは、亮太にも痛い程理解出来た。分かる。すごくよく分かる。
「さっき言っただろ? 俺の両親が事故で死んじゃったからさ、そのまま廃寺になっちゃったんだよ」
「廃寺……ですか」
椿が頷く。
「本来だったら兄貴が継ぐ筈だったんだけど、兄貴は坊主になんてなりたくねえっつってグレて暴走族やってたんだよ。その流れから今でも走るのが好きで長距離トラックやってんだけどさ」
「はあ」
暴走族など理解出来るのだろうか。亮太は蓮をちらっと見たが、多分あの表情は分かっていない。
「で、うちの親が腹立てて兄貴を勘当して遺言を当時書き直しちゃってさ、俺に婿養子取ってそいつを住職に据えようって言ってたんだけどさ、親には黙ってたけど俺実はこんなんだろ? やべえどうしようって思ってたところで両親が事故で死んじゃってさ」
椿が肩を落とした。
「兄貴は人はいいけど阿呆だしさ、俺一人で寺なんてやっていけねえし、だからそのまま廃業しちゃったんだよ」
途端、蓮が同情的になる。
「それはそれは……。檀家さんはお怒りになられたのでは?」
椿は首を横に振った。
「いや? 俺は手のつけられないグレた兄貴の面倒も見ないといけない可哀想な女子高生って立ち位置だったからな、皆割と同情的だったぜ。ああいう時のセーラー服って結構効力あってさー」
かかかっと椿が笑う。底抜けに明るいが、この人はこの人で壮絶な過去があった様だった。
「まあ中には『困ったらおじちゃんが面倒見るよ』とか言って足撫でる奴とかもいて、うげーって感じだったけど」
「だ、大丈夫だったの?」
リキが不安そうに尋ねた。
「周りはどう見てたか知らないけど兄貴は俺が大好きだからな。こっそり隠れて聞かせてたから、後で裏口でぼこぼこに、へへへ」
へへへで済む問題でもなさそうだが、女子高生に手を出そうとしたと分かれば周りが黙っていないだろう。結果、手を出した助平は誰にも言えずその罰を受け入れざるを得なかったということか。
「やっぱり俺どっちかっていうとかなり女の子の方が好きだし、でも別にこの女の身体に違和感ないし、俺が男になって跡を継ぐのも何か違うし、仮に男になったとしても坊主頭は格好悪いし。なあ?」
なあ、と同意を求められて蓮は固まった。
「で、暫くは兄貴と二人で寺に住んでたんだけどさ、兄貴が就職してすぐに結婚して、俺も一緒に住もうって言われたんだけど、新婚家庭に小姑が行くのも、なあ?」
「は、はあ」
蓮はたじたじだった。この蓮をここまで困らせることが出来る人がいるとは亮太は思っていなかった。
「でも寺に一人はさすがにちょっと。で、心機一転保険金もあったしちょっと男装もしてみたかったしこっちでこの部屋買ったんだよ」
「成程」
「東京都だけど市だから田舎っちゃあ田舎だし、周り木しかないし、だけど一応あれがあるぜ」
「あれとは?」
椿がニヤリと笑った。
「ちっちゃいけど、ミニ滝があるから滝行出来るんだよ」
「本当ですか!」
蓮が椿に詰め寄った。椿の笑顔が若干引き攣る。
「ほ、本当」
「ならば禊が出来ます!」
「そ、そうだな。たまーに戻って掃除はしてるけど、夏以降行ってないから落ち葉とか凄いことになってると思うけど、行くか?」
「是非お願い致します! 是非椿様と呼ばせて下さい!」
「さ、様……」
こうして、亮太達は無事須佐之男命の協力を取り付け、更に禊を行ないすぐさま退治に移れる場所も確保した。
◇
次の休みの日の朝、蓮とアキラと蛟は一足先に家を出た。蛟は前回のよみうりランドへのお出かけの際にアキラと更に打ち解けたらしく、最近はアキラにもよく懐いていた。
椿とリキと、下北沢駅構内で待ち合わせをしている。下北沢から京王井の頭線に乗り換え、明大前から京王線に乗り換える。大きな動物園の比較的近くの場所だそうだ。先に行って寺の掃除を行なうと蓮が張り切っていた。アキラは微妙な顔をしていた。正直な所、あまりリキには会いたくないのかもしれなかった。
亮太は仕事帰りだった為、悪いが昼まで寝かせてもらうことにした。戦う張本人が寝不足ではやっていられない。
コウは亮太を起こす係だからと言い張り無理矢理残った。「だってなかなか二人きりになれないし」と小声で耳元で囁かれては、亮太に否定など出来る筈がない。少し早めに起こしてほしいとリクエストを入れて、亮太はコウの胸の中で眠った。これも普段堂々とやると蓮のこめかみがピクピクいうので、今日は特別だった。
蛟は少しずつだが成長し、今では亮太の背の倍程の大きさになった。始めに会った時から比べると倍である。急成長だと亮太は思ったのだが、狗神曰くまだ子供から毛が生えた程度で天候をコントロールする程の力はないらしい。今となっては禊をするいい場所も見つかったので早急に成獣にならなくともいいのかと亮太は思ったが、成獣になれば戦力となる為そちらも続けてほしいとの狗神の要求があった。
ここ数日は蛟が変化するところは見ていなかった。如何せん亮太の家の風呂場ではもう入り切らなくなってしまったので、ここ数日は変化させない様店に絵を描きに行く道中しか手を繋げなかった。不貞腐れるコウがまた可愛くて、でも蛟にも悪気がある訳ではないのでこればかりは仕方なかった。成獣になった暁にはこの辺りもコントロール出来る様になるといいんだが、と亮太は思う。
絵も大分進んだ。まだまだ足したいが、とりあえずは全体の色塗りは完成した段階まできた。ここから先はどこまでいけば完成かは自分の判断となる為やめ時が難しいが、今回はモデルになってくれたコウへの贈り物のつもりで描いている。だから、本人にそのタイミングを選ばせようと思った。
昼前にくすぐられる様にコウに起こされ、しばし二人きりの時間を堪能させてもらい、名残惜しいが支度を始めた。
「あんまり遅くなるとレンが怒るから、そろそろ行こうか」
亮太が声をかけると、マットレスの上のコウが不安げに亮太を見上げた。
「亮太、お願いだから無理はしないで」
前回、首の上に乗って宙に放り出されたあのことを言っているのだろう。亮太はしっかりと頷くとコウの元まで行き、ギュッと抱き締めた。あの時とは違う、今は亮太には絶対に手離せないものがあった。
「もうしない」
もうコウは泣かせたくなかった。
「約束する」
そう口に出すことで少しでも安心してくれたらいいんだが。亮太はそう思った。
「それにしても、今まで禊はどうやっていたの? それに退治するにしてもこんな人だらけの住宅だらけじゃ難しいでしょうに」
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「近場にどこかいい場所があるといいんだけどな」
「あるよ」
椿があっさりと答えた。
「本当ですか!」
蓮が膝をついて椿の元に寄った。椿がまじまじと蓮を見て、言った。
「リキって面食いなんだなー」
「やだ椿くんってば」
「まあでもこんな整ったのが近くで彷徨いてたら、まあ気になるよなあ。ははは」
「はははじゃありません!」
初対面の人間に蓮が叱りつけた。だが椿は全く意に介さなかった。さすがというか、どういった人物なのか未だに亮太には掴めない。
「美人が怒ると怖えー」
「椿くん、あんまり引き伸ばすとレン怖いから」
「あ、わりいわりい」
てへ、と頭を掻いて椿が笑った。鋼のメンタルの持ち主の様だった。
「うちさ、お寺やってたんだ」
「寺……ですか?」
「そう。チーン、ポクポクのあれ」
椿がお釈迦様のポーズを取った。蓮はそれに触れることなく続きを促す。
「それで」
「本当せっかちだなー。せっかちだともてないぞ」
「私はもてようなどとは思っておりません」
「本当かよ」
「脱線しないで下さい」
「はは、わりいわりい」
蓮が段々と苛々してきているのが椿以外の人間は皆理解しているのだろう、アキラは相変わらず平然とした面をしているが、リキは口を手で押さえてはらはらしていた。その気持ちは、亮太にも痛い程理解出来た。分かる。すごくよく分かる。
「さっき言っただろ? 俺の両親が事故で死んじゃったからさ、そのまま廃寺になっちゃったんだよ」
「廃寺……ですか」
椿が頷く。
「本来だったら兄貴が継ぐ筈だったんだけど、兄貴は坊主になんてなりたくねえっつってグレて暴走族やってたんだよ。その流れから今でも走るのが好きで長距離トラックやってんだけどさ」
「はあ」
暴走族など理解出来るのだろうか。亮太は蓮をちらっと見たが、多分あの表情は分かっていない。
「で、うちの親が腹立てて兄貴を勘当して遺言を当時書き直しちゃってさ、俺に婿養子取ってそいつを住職に据えようって言ってたんだけどさ、親には黙ってたけど俺実はこんなんだろ? やべえどうしようって思ってたところで両親が事故で死んじゃってさ」
椿が肩を落とした。
「兄貴は人はいいけど阿呆だしさ、俺一人で寺なんてやっていけねえし、だからそのまま廃業しちゃったんだよ」
途端、蓮が同情的になる。
「それはそれは……。檀家さんはお怒りになられたのでは?」
椿は首を横に振った。
「いや? 俺は手のつけられないグレた兄貴の面倒も見ないといけない可哀想な女子高生って立ち位置だったからな、皆割と同情的だったぜ。ああいう時のセーラー服って結構効力あってさー」
かかかっと椿が笑う。底抜けに明るいが、この人はこの人で壮絶な過去があった様だった。
「まあ中には『困ったらおじちゃんが面倒見るよ』とか言って足撫でる奴とかもいて、うげーって感じだったけど」
「だ、大丈夫だったの?」
リキが不安そうに尋ねた。
「周りはどう見てたか知らないけど兄貴は俺が大好きだからな。こっそり隠れて聞かせてたから、後で裏口でぼこぼこに、へへへ」
へへへで済む問題でもなさそうだが、女子高生に手を出そうとしたと分かれば周りが黙っていないだろう。結果、手を出した助平は誰にも言えずその罰を受け入れざるを得なかったということか。
「やっぱり俺どっちかっていうとかなり女の子の方が好きだし、でも別にこの女の身体に違和感ないし、俺が男になって跡を継ぐのも何か違うし、仮に男になったとしても坊主頭は格好悪いし。なあ?」
なあ、と同意を求められて蓮は固まった。
「で、暫くは兄貴と二人で寺に住んでたんだけどさ、兄貴が就職してすぐに結婚して、俺も一緒に住もうって言われたんだけど、新婚家庭に小姑が行くのも、なあ?」
「は、はあ」
蓮はたじたじだった。この蓮をここまで困らせることが出来る人がいるとは亮太は思っていなかった。
「でも寺に一人はさすがにちょっと。で、心機一転保険金もあったしちょっと男装もしてみたかったしこっちでこの部屋買ったんだよ」
「成程」
「東京都だけど市だから田舎っちゃあ田舎だし、周り木しかないし、だけど一応あれがあるぜ」
「あれとは?」
椿がニヤリと笑った。
「ちっちゃいけど、ミニ滝があるから滝行出来るんだよ」
「本当ですか!」
蓮が椿に詰め寄った。椿の笑顔が若干引き攣る。
「ほ、本当」
「ならば禊が出来ます!」
「そ、そうだな。たまーに戻って掃除はしてるけど、夏以降行ってないから落ち葉とか凄いことになってると思うけど、行くか?」
「是非お願い致します! 是非椿様と呼ばせて下さい!」
「さ、様……」
こうして、亮太達は無事須佐之男命の協力を取り付け、更に禊を行ないすぐさま退治に移れる場所も確保した。
◇
次の休みの日の朝、蓮とアキラと蛟は一足先に家を出た。蛟は前回のよみうりランドへのお出かけの際にアキラと更に打ち解けたらしく、最近はアキラにもよく懐いていた。
椿とリキと、下北沢駅構内で待ち合わせをしている。下北沢から京王井の頭線に乗り換え、明大前から京王線に乗り換える。大きな動物園の比較的近くの場所だそうだ。先に行って寺の掃除を行なうと蓮が張り切っていた。アキラは微妙な顔をしていた。正直な所、あまりリキには会いたくないのかもしれなかった。
亮太は仕事帰りだった為、悪いが昼まで寝かせてもらうことにした。戦う張本人が寝不足ではやっていられない。
コウは亮太を起こす係だからと言い張り無理矢理残った。「だってなかなか二人きりになれないし」と小声で耳元で囁かれては、亮太に否定など出来る筈がない。少し早めに起こしてほしいとリクエストを入れて、亮太はコウの胸の中で眠った。これも普段堂々とやると蓮のこめかみがピクピクいうので、今日は特別だった。
蛟は少しずつだが成長し、今では亮太の背の倍程の大きさになった。始めに会った時から比べると倍である。急成長だと亮太は思ったのだが、狗神曰くまだ子供から毛が生えた程度で天候をコントロールする程の力はないらしい。今となっては禊をするいい場所も見つかったので早急に成獣にならなくともいいのかと亮太は思ったが、成獣になれば戦力となる為そちらも続けてほしいとの狗神の要求があった。
ここ数日は蛟が変化するところは見ていなかった。如何せん亮太の家の風呂場ではもう入り切らなくなってしまったので、ここ数日は変化させない様店に絵を描きに行く道中しか手を繋げなかった。不貞腐れるコウがまた可愛くて、でも蛟にも悪気がある訳ではないのでこればかりは仕方なかった。成獣になった暁にはこの辺りもコントロール出来る様になるといいんだが、と亮太は思う。
絵も大分進んだ。まだまだ足したいが、とりあえずは全体の色塗りは完成した段階まできた。ここから先はどこまでいけば完成かは自分の判断となる為やめ時が難しいが、今回はモデルになってくれたコウへの贈り物のつもりで描いている。だから、本人にそのタイミングを選ばせようと思った。
昼前にくすぐられる様にコウに起こされ、しばし二人きりの時間を堪能させてもらい、名残惜しいが支度を始めた。
「あんまり遅くなるとレンが怒るから、そろそろ行こうか」
亮太が声をかけると、マットレスの上のコウが不安げに亮太を見上げた。
「亮太、お願いだから無理はしないで」
前回、首の上に乗って宙に放り出されたあのことを言っているのだろう。亮太はしっかりと頷くとコウの元まで行き、ギュッと抱き締めた。あの時とは違う、今は亮太には絶対に手離せないものがあった。
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