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第四章 マンドラゴラの王様
32 美空の過去
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車中には人影はない。ナンバープレートを見ると、わナンバーだ。レンタカーに乗って、誰が何の用があってわざわざこんな僻地にまでやって来たのか。
玄関の前にも人影はない。中にいた筈の人物は、一体どこへ消えたのか。敷地内に入り、自転車をその場に立てかけ辺りを見回していると、吾郎くんが慌てた様子で私を背中に庇う。
「美空、前に出ちゃ駄目」
「いや、でも」
一体誰が来て、中身はどこに消えたのか。レンタカーだから、もしかして田舎に旅行に来て迷ってしまったのかもしれない。とにかくここで突っ立っても仕方がない。
「とりあえず、一旦荷物を家の中に運ぼうか」
「ちょっと待って」
吾郎くんはそう言うと、手に抱えていた荷物を地面に降ろし、その場にしゃがみ込む。どうしたのかと思い見守っていると、両手を地面について目を閉じた。じっとそのまま動かない。何をしているんだろう。
吾郎くんの隣に、同じ様にしゃがみ込む。彼の手元を見ると、地面に触れた手のひらから出た根が、地面に向かって蠢いていた。他の木々と通信するだけでなく、自ら根を張ることも出来るのか。それとも、近くの草の力を借りているのか。
私は興味津々で、目を閉じ何かを探っている風の吾郎くんの横顔を眺める。やはり彼の顔は日本人には程遠く、肌の浅黒さも相まって、外国人にしか見えない。でも時折やけに彫りが深い日本人もいることにはいるので、ぎりぎり日本人と言えないこともないかもしれない。
山崎吾郎という如何にも日本的な名前にしてしまったけど、早まったか。吾郎くんは一切気にしていないみたいだけど。
普段、私がこうやって吾郎くんをじっと見つめることは、今はもうない。例の雰囲気になるのを避けたいからだ。私とて、吾郎くんの私に対する目線が庇護者に対するものじゃなく、恋愛的なものになってきていることくらいは理解していた。だけど、やはり私の心が言うのだ。何も知らない彼を、たかが私程度の人間が縛り付けていいのかと。
私は、人の輪に入っていくのが昔から苦手だった。でも、子供の頃はここまで酷くはなかった様に思う。思春期に差し掛かった辺りから、この傾向は強くなった記憶があった。恐らくは、周囲が恋愛に対して興味を示し始めてからだ。
私は華奢で、見た目が弱々しい。覇気もなければ大声もなかなか出せず、とろくて何をやるにもワンテンポ人より遅れる。勉強は苦手じゃなかったのは、スピードを要求されなかったからだと思う。
そしてこういう子は、思春期真っ盛りの女子からは省かれ易いらしい。よく漫画や小説ではあることだけど、間抜けなことに、まさか自分がその立場に追いやられるとはその時まで思っていなかった。いじめではなくとも、輪に入れなければ自然と一人になる。すると、優等生タイプの男子生徒が心配してくるのもよく作り話ではあるけど、これがたまたま自分の身にも起きてしまったのだ。
そして大抵、こういう男子は顔もまあまあいい。かくして私は孤独で仲間外れにされている可哀想な少女という立ち位置に収められ、その可哀想な子に構う優等生でもてる優しい男子、という構図が出来上がった。
尚、それまでは家の教えで人の話を聞く時は相手の目を見なさいと言われていたので、彼がほぼ自分語りをしている間、私は相槌を打ちながらきちんと相手の目を見て聞いていた。それもまたよくなかったらしい。自分を一切否定せず話を聞いてくれる私に、彼はどんどんのめり込んでいった。
優等生にも色々と苦労があるんだなあ、と口を挟めず黙って聞いていただけだったけど、彼にとっては彼だけを頼りにしている儚げな女の子に見えたらしい。自分が彼女を守らなければという使命感に燃えた彼は、一人盛り上がり、とうとう私に告白をしてしまった。
それまでの間に、クラスの女子の目はどんどん釣り上がっていっていた。何度か、その中心的人物の女子が彼のことを好きなのを知ってやってるのか、とかいう意味の分からない絡み方もされた。話しかけているのは向こうからであって、私じゃない。そう反論したかったけど、女子の集団の口撃に対し私が一人で立ち向かえる筈もなく。
一度だけ、上履きを学校の池に捨てられたことがあった。私が固まっている間に彼が血相を変えて学校中を探しまくり、見つけた上でクラス全員にこんな最低なことをする奴は誰だ! と怒鳴ったことから、二度目はなかった。そういう意味で、抑止力は十分にあったと思う。まあ、彼が私に構わなければそもそも起こらなかっただろう事柄ではあるけど。
彼のことは別に嫌いじゃなくて、お人好しもいるもんだと思って好印象ではあった。でも、如何せんあまりにも周りの雰囲気を読まない傾向が強い。
最後の方に至っては、私の孤立化を彼が助長している面も多々あったことから、「勉強が忙しいので」という当たり障りのない理由で告白をお断りさせていただいた。角が立たない様にするには、これが一番だと思ったのだ。
するとどういうことが起こったかというと、お前如きが彼を振るなんて信じられない、というバッシングが始まったのだ。
いやいや仰ってることが違いませんかと返したかったけど、即座に返答出来ないのが私だ。あまりの勢いに何も返せず黙っていた私についたあだ名は、『魔性』だった。
ちなみにそのあだ名は高校時代もついて回り、不名誉なあだ名の所為で遊び人と思われ、結構な被害に遭った。幸い大事に至ることはなかったけど、やがて彼らが私のあだ名は法螺らしいと気付くまで、彼らの猛攻は続いた。皆元気だなあと思っていたけど、思っていただけで口には出さなかったのはお約束だ。
そういう訳で、地元では、私の評判は非常によろしくない。よって、県外の大学に通うことにした。しかも無名の。大学生になったらさすがに少し周りに合わせて友人の一人や二人くらい欲しいなと思い、慣れない化粧を頑張り、お洒落も雑誌を買って研究したりと大学デビューを目指した。
それは、初めの内は成功していた様に思う。周りにも大学デビューなんだろうなと思われる人達はちらほらいたので、この調子ならいけるんじゃないか。そう思っていたけど、実際は違った。
違いは、順能力だ。周りの大学デビューの人達は、時間が経つにつれ、元々輝いていた人達と遜色なくなってきた。だけど、私はいつまで経っても大学デビューを頑張っている人のまま。
理由は簡単だ。本心では望んでいないから、積極性が足りない。だけど、冷静に自己分析をしたところで物事は解決しない。本人にやる気がないものを継続させるのは、至難の業だ。これは全国共通の認識だろう。
大学時代にもあれこれと声を掛けられることはあったけど、中学高校の反省から、初めから断るということを学んでいた。それでもしつこく声を掛けられることはあったけど、あいつは変人だという認識が広がるにつれ、その頻度も落ちていった。
そして、段々と心の奥底に降り積もる焦燥感。帰らなければいけないと、いつからか心が締め付けられる様になった。二年生が終わったところで退学届を提出した時は、ほっとしたものだ。
実家に戻り、暫くのんびりしたいことを母に告げた後、母が再婚して出て行くまではここで家事手伝いをして過ごした。母が出て行った後は、自分が生きていく上で必要な家事だけを行なって、のんびりと生活していた。吾郎くんを発見するまでは。
だから、私がこんなにも家族以外で深く人に関わるのは、彼が初めてだ。彼が普通の人間だったのなら、きっとここまで関わることは出来なかっただろう。彼があの場所に生えていたから、初めて目を開けたその時に笑ってくれたから、だから関わって大丈夫だと思えた。何故なら、私の知らない過去の彼は存在していないから。だけど。
ふと、中学時代の自分との対比に慄くのだ。私は優等生の男子生徒の話を聞いていただけだったけど、彼は私が受け入れて彼を頼っていたと勘違いした。それは、形は違えど今の私と吾郎くんの関係と同じじゃないかと。吾郎くんは、まだ多くを知らない。だから、頼れるのは私だけの状態だ。
私は、あの時の自分の経験を元に、吾郎くんをわざと勘違いさせようとしているんじゃないか。それはまるで、名雲さんが私にしようとしていたこととそっくりそのまま同じじゃないだろうか。
私の隣なら大丈夫だよと、世界から吾郎くんを遮断し、見せたいいい子の自分だけを見せる。自分が隣にいて安心出来る吾郎くんをこの場に繋ぎ止めたいが為に、私は――。
「美空、近くには誰もいない」
「はっ」
またもや自分の思考の海を漂っていたらしい。吾郎くんは私を安心させる様に微笑むと、ズルズルと根が回収されていく手のひらを地面から離し、やがて全て収納すると手をパンパンと叩いた。
「今のは何をしていたの?」
「僕達以外の誰かが、この辺りを彷徨いてないか感触で探してた」
そんなことも出来るらしい。ソナーみたいなものか。とりあえず普通の人間に出来る技ではないので、やはり吾郎くんは人間の姿形をしていてもマンドラゴラという植物なのだ。一度レントゲン写真を見てみたい気もする。
「じゃあどこに行っちゃったんだろうね?」
よっこらしょ、と二人で立ち上がる。周りに誰もいないことが確認取れたので、吾郎くんの警戒も少し薄らいだ様だ。てくてくと車の方に近付くと。
「あ」
運転席を倒し、呑気に寝ている人間の姿があった。灯台下暗しとは正にこのことだ。
「吾郎くん、人がいるよ」
私が車の中を指差すと、吾郎くんが血相を変えて私の元までやって来た。
玄関の前にも人影はない。中にいた筈の人物は、一体どこへ消えたのか。敷地内に入り、自転車をその場に立てかけ辺りを見回していると、吾郎くんが慌てた様子で私を背中に庇う。
「美空、前に出ちゃ駄目」
「いや、でも」
一体誰が来て、中身はどこに消えたのか。レンタカーだから、もしかして田舎に旅行に来て迷ってしまったのかもしれない。とにかくここで突っ立っても仕方がない。
「とりあえず、一旦荷物を家の中に運ぼうか」
「ちょっと待って」
吾郎くんはそう言うと、手に抱えていた荷物を地面に降ろし、その場にしゃがみ込む。どうしたのかと思い見守っていると、両手を地面について目を閉じた。じっとそのまま動かない。何をしているんだろう。
吾郎くんの隣に、同じ様にしゃがみ込む。彼の手元を見ると、地面に触れた手のひらから出た根が、地面に向かって蠢いていた。他の木々と通信するだけでなく、自ら根を張ることも出来るのか。それとも、近くの草の力を借りているのか。
私は興味津々で、目を閉じ何かを探っている風の吾郎くんの横顔を眺める。やはり彼の顔は日本人には程遠く、肌の浅黒さも相まって、外国人にしか見えない。でも時折やけに彫りが深い日本人もいることにはいるので、ぎりぎり日本人と言えないこともないかもしれない。
山崎吾郎という如何にも日本的な名前にしてしまったけど、早まったか。吾郎くんは一切気にしていないみたいだけど。
普段、私がこうやって吾郎くんをじっと見つめることは、今はもうない。例の雰囲気になるのを避けたいからだ。私とて、吾郎くんの私に対する目線が庇護者に対するものじゃなく、恋愛的なものになってきていることくらいは理解していた。だけど、やはり私の心が言うのだ。何も知らない彼を、たかが私程度の人間が縛り付けていいのかと。
私は、人の輪に入っていくのが昔から苦手だった。でも、子供の頃はここまで酷くはなかった様に思う。思春期に差し掛かった辺りから、この傾向は強くなった記憶があった。恐らくは、周囲が恋愛に対して興味を示し始めてからだ。
私は華奢で、見た目が弱々しい。覇気もなければ大声もなかなか出せず、とろくて何をやるにもワンテンポ人より遅れる。勉強は苦手じゃなかったのは、スピードを要求されなかったからだと思う。
そしてこういう子は、思春期真っ盛りの女子からは省かれ易いらしい。よく漫画や小説ではあることだけど、間抜けなことに、まさか自分がその立場に追いやられるとはその時まで思っていなかった。いじめではなくとも、輪に入れなければ自然と一人になる。すると、優等生タイプの男子生徒が心配してくるのもよく作り話ではあるけど、これがたまたま自分の身にも起きてしまったのだ。
そして大抵、こういう男子は顔もまあまあいい。かくして私は孤独で仲間外れにされている可哀想な少女という立ち位置に収められ、その可哀想な子に構う優等生でもてる優しい男子、という構図が出来上がった。
尚、それまでは家の教えで人の話を聞く時は相手の目を見なさいと言われていたので、彼がほぼ自分語りをしている間、私は相槌を打ちながらきちんと相手の目を見て聞いていた。それもまたよくなかったらしい。自分を一切否定せず話を聞いてくれる私に、彼はどんどんのめり込んでいった。
優等生にも色々と苦労があるんだなあ、と口を挟めず黙って聞いていただけだったけど、彼にとっては彼だけを頼りにしている儚げな女の子に見えたらしい。自分が彼女を守らなければという使命感に燃えた彼は、一人盛り上がり、とうとう私に告白をしてしまった。
それまでの間に、クラスの女子の目はどんどん釣り上がっていっていた。何度か、その中心的人物の女子が彼のことを好きなのを知ってやってるのか、とかいう意味の分からない絡み方もされた。話しかけているのは向こうからであって、私じゃない。そう反論したかったけど、女子の集団の口撃に対し私が一人で立ち向かえる筈もなく。
一度だけ、上履きを学校の池に捨てられたことがあった。私が固まっている間に彼が血相を変えて学校中を探しまくり、見つけた上でクラス全員にこんな最低なことをする奴は誰だ! と怒鳴ったことから、二度目はなかった。そういう意味で、抑止力は十分にあったと思う。まあ、彼が私に構わなければそもそも起こらなかっただろう事柄ではあるけど。
彼のことは別に嫌いじゃなくて、お人好しもいるもんだと思って好印象ではあった。でも、如何せんあまりにも周りの雰囲気を読まない傾向が強い。
最後の方に至っては、私の孤立化を彼が助長している面も多々あったことから、「勉強が忙しいので」という当たり障りのない理由で告白をお断りさせていただいた。角が立たない様にするには、これが一番だと思ったのだ。
するとどういうことが起こったかというと、お前如きが彼を振るなんて信じられない、というバッシングが始まったのだ。
いやいや仰ってることが違いませんかと返したかったけど、即座に返答出来ないのが私だ。あまりの勢いに何も返せず黙っていた私についたあだ名は、『魔性』だった。
ちなみにそのあだ名は高校時代もついて回り、不名誉なあだ名の所為で遊び人と思われ、結構な被害に遭った。幸い大事に至ることはなかったけど、やがて彼らが私のあだ名は法螺らしいと気付くまで、彼らの猛攻は続いた。皆元気だなあと思っていたけど、思っていただけで口には出さなかったのはお約束だ。
そういう訳で、地元では、私の評判は非常によろしくない。よって、県外の大学に通うことにした。しかも無名の。大学生になったらさすがに少し周りに合わせて友人の一人や二人くらい欲しいなと思い、慣れない化粧を頑張り、お洒落も雑誌を買って研究したりと大学デビューを目指した。
それは、初めの内は成功していた様に思う。周りにも大学デビューなんだろうなと思われる人達はちらほらいたので、この調子ならいけるんじゃないか。そう思っていたけど、実際は違った。
違いは、順能力だ。周りの大学デビューの人達は、時間が経つにつれ、元々輝いていた人達と遜色なくなってきた。だけど、私はいつまで経っても大学デビューを頑張っている人のまま。
理由は簡単だ。本心では望んでいないから、積極性が足りない。だけど、冷静に自己分析をしたところで物事は解決しない。本人にやる気がないものを継続させるのは、至難の業だ。これは全国共通の認識だろう。
大学時代にもあれこれと声を掛けられることはあったけど、中学高校の反省から、初めから断るということを学んでいた。それでもしつこく声を掛けられることはあったけど、あいつは変人だという認識が広がるにつれ、その頻度も落ちていった。
そして、段々と心の奥底に降り積もる焦燥感。帰らなければいけないと、いつからか心が締め付けられる様になった。二年生が終わったところで退学届を提出した時は、ほっとしたものだ。
実家に戻り、暫くのんびりしたいことを母に告げた後、母が再婚して出て行くまではここで家事手伝いをして過ごした。母が出て行った後は、自分が生きていく上で必要な家事だけを行なって、のんびりと生活していた。吾郎くんを発見するまでは。
だから、私がこんなにも家族以外で深く人に関わるのは、彼が初めてだ。彼が普通の人間だったのなら、きっとここまで関わることは出来なかっただろう。彼があの場所に生えていたから、初めて目を開けたその時に笑ってくれたから、だから関わって大丈夫だと思えた。何故なら、私の知らない過去の彼は存在していないから。だけど。
ふと、中学時代の自分との対比に慄くのだ。私は優等生の男子生徒の話を聞いていただけだったけど、彼は私が受け入れて彼を頼っていたと勘違いした。それは、形は違えど今の私と吾郎くんの関係と同じじゃないかと。吾郎くんは、まだ多くを知らない。だから、頼れるのは私だけの状態だ。
私は、あの時の自分の経験を元に、吾郎くんをわざと勘違いさせようとしているんじゃないか。それはまるで、名雲さんが私にしようとしていたこととそっくりそのまま同じじゃないだろうか。
私の隣なら大丈夫だよと、世界から吾郎くんを遮断し、見せたいいい子の自分だけを見せる。自分が隣にいて安心出来る吾郎くんをこの場に繋ぎ止めたいが為に、私は――。
「美空、近くには誰もいない」
「はっ」
またもや自分の思考の海を漂っていたらしい。吾郎くんは私を安心させる様に微笑むと、ズルズルと根が回収されていく手のひらを地面から離し、やがて全て収納すると手をパンパンと叩いた。
「今のは何をしていたの?」
「僕達以外の誰かが、この辺りを彷徨いてないか感触で探してた」
そんなことも出来るらしい。ソナーみたいなものか。とりあえず普通の人間に出来る技ではないので、やはり吾郎くんは人間の姿形をしていてもマンドラゴラという植物なのだ。一度レントゲン写真を見てみたい気もする。
「じゃあどこに行っちゃったんだろうね?」
よっこらしょ、と二人で立ち上がる。周りに誰もいないことが確認取れたので、吾郎くんの警戒も少し薄らいだ様だ。てくてくと車の方に近付くと。
「あ」
運転席を倒し、呑気に寝ている人間の姿があった。灯台下暗しとは正にこのことだ。
「吾郎くん、人がいるよ」
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