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第57話 可愛い競争
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私がお風呂から上がったところで、ようやくロウを部屋の中に入れてあげることになった。
どうやらシスは、私が風呂場から出てくるまでずっと部屋のドアの前で立ち番をしていたらしい。
「そこまでしなくても……」
ドアの外からは、きゅうんきゅううんという悲しそうな鳴き声がひっきりなしに聞こえてきている。もふもふに悪意を持っていない人間だったら、こんなの何も思わず耐えられる筈がないじゃない。
さすがに可哀想なんじゃないか、と苦言を呈そうとしたけど。
「俺は小町の護衛だからな!」
シスの誇らしげな笑顔を見ていたら、何も言えなくなった。これ以上揉めてほしくない私は、もうこの話題については触れないことに決める。
どっちにしろ、また明日からは野宿だ。野宿なら部屋がどうのといった問題は当面起こらない筈だから、今夜を乗り切ればきっと何とかなると思いたかった。
「ロウ、おまたせ」
鍵を開けてついでにドアも開けてあげると、黄銅色のつぶらな瞳から惜しげもなく涙を流しているロウの姿がそこにあった。――うっ! これはこれで可愛い!
コイツは私を襲おうとしたことはあるけれど、きっと今は会心してくれていて悪意はもうない。その上、もふもふ。若干毛は固めだけど、焦げ茶の毛はふんわりといっても問題ないくらいには柔らかい。顔も人狼だから済世区で飼われている様な犬に比べたら野性味が溢れてはいるけど、十分可愛い部類に入る。
つまり。
「……ごめんねえっ! 泣かないでえっ!」
悲しそうに私を見上げている姿に一瞬でメロメロになった私は、風呂上がりだということも忘れてその場に膝を付き、ロウを抱き締めた。
「小町い、優しい、好き……っ」
ロウがきゅんきゅん言いながら尻尾を振るのが、あざと可愛い。くうう、堪らない!
「きゃーっ! 可愛いっ」
すると、壁がドウン……ッと大きな音を響かせた。
「な、なにっ!?」
驚いて後ろを振り返ると、両手で頭を抱えたシスが、よろめいて壁に激突した姿がある。どうしたんだろう。もうお腹が空いたのかな。
「こ、小町……っ! そんな奴のことを、か、可愛い……!?」
あ、そうか。ロウは人狼だった。犬、じゃないや狼の姿をしているからつい忘れちゃうけど、亜人は亜人なんだよね。喋る以外に亜人の要素はないけど。
同じ亜人のロウのことを私が可愛いなんて言ったものだから、負けず嫌いのシスからしてみたら許しがたいことなのかもしれない。
でも。
「だって可愛いじゃないの」
私は自分の意思を通すことにした。だって、可愛いもん。
「俺は!? 俺のことは可愛いなんて言ってくれたことないじゃないかー!」
涙目になって私の元によろよろと辿り着いたシスは、ガバッと私の頭を抱くと、駄々をこね始めた。こっそり私の肩に脇の下を擦りつけて洗いたての私に匂いを付けているあたりが、可愛くない。
「俺だって可愛いって言われたい! なんでコイツには抱きつくのに、俺には頼まないと抱きついてくれないんだよー!」
「だってあんたでかいじゃないの」
「でかい!? でかいと可愛くないのか!?」
「あともふもふしてないし」
そう。私はようやく今、シスの私に対する態度に理解を示し始めているところだった。
自分より小さい、可愛らしいもの。私の場合は毛は生えてないけど、多分シスにとっては懐きそうで懐かない猫感覚なのが私なんだろう。しかも、滅多にお目にかかることのないヒトの女の子、という超希少種。
撫でて可愛がって面倒をみて、自分に懐いて! と思う気持ちは、自分が飼い主の立場だったらそりゃあ思ってしまうのは理解出来た。私に首輪を付けて喜ぶくらいだから、多分この考えは間違っていないんじゃないか。
確かに、ロウに首輪付けてあげたいな、とかちょっと思っちゃうもんね。
ロウは、私にとって喋るペット。正にシスが私に対して持っている感情と一緒。そしてこの気持ちは、抗えない。確かに愛でたくもなる! 今まで理解してあげられなくてごめん、シス!
「た、確かに毛は生えてないけど……! あ、ほら、髪の毛! 触って! 俺も撫でてー!」
一所懸命瞳を潤ませながら青髪を私の前に突き出すものだから、何だか哀れになってきた。
ロウを離して立ち上がると、シスが屈んで差し出してきている頭を撫でてやる。
「よしよし」
「……足りない!」
「うひゃっ」
シスは私をひょいと抱えあげると、荷物を背負ったまま部屋に入ってきたロウに冷たい一瞥をくれた。
「……部屋の中には入れてやる。さっさと風呂に入ってこい」
「小町! すぐに入ってくるから、その吸血鬼に食べられない様にね!」
「うるせえっ! さっさと行け!」
「キャンッ」
シスは風呂場に入りかけていたロウのお尻を足で押すと、風呂場のドアをバタンと締めてしまう。優しさ皆無。
抱えたままの私を見下ろす目とのギャップが、とんでもなかった。
「小町……。俺にももっとなでなでしてくれよ……」
「……うっ」
キラキラとした悲しい目で見られて、生唾を呑み込みながらコクコクと頷く。眩しすぎて、目が潰れるかもしれない。
「やったー! じゃああっちでな!」
シスはひょこひょこ部屋の中に戻ると、私をベッドの中心に座らせた。自分はいそいそと私の膝の上に頭を乗せると、眩しそうに私を見上げて腕を伸ばしてくる。シスの骨ばった指が、私の頬を下から撫でた。……これじゃ、撫でられてるの私だし。ていうかこれ、まさか噂に聞く膝枕ってやつでは。
「小町、撫でて?」
目を瞑って嬉しそうに笑うシスから、どうしても目が逸らせなくて。
「う、うん……」
結局はシスの要求するがまま、シスの青い髪を撫でる私だった。
――なにこれ。
どうやらシスは、私が風呂場から出てくるまでずっと部屋のドアの前で立ち番をしていたらしい。
「そこまでしなくても……」
ドアの外からは、きゅうんきゅううんという悲しそうな鳴き声がひっきりなしに聞こえてきている。もふもふに悪意を持っていない人間だったら、こんなの何も思わず耐えられる筈がないじゃない。
さすがに可哀想なんじゃないか、と苦言を呈そうとしたけど。
「俺は小町の護衛だからな!」
シスの誇らしげな笑顔を見ていたら、何も言えなくなった。これ以上揉めてほしくない私は、もうこの話題については触れないことに決める。
どっちにしろ、また明日からは野宿だ。野宿なら部屋がどうのといった問題は当面起こらない筈だから、今夜を乗り切ればきっと何とかなると思いたかった。
「ロウ、おまたせ」
鍵を開けてついでにドアも開けてあげると、黄銅色のつぶらな瞳から惜しげもなく涙を流しているロウの姿がそこにあった。――うっ! これはこれで可愛い!
コイツは私を襲おうとしたことはあるけれど、きっと今は会心してくれていて悪意はもうない。その上、もふもふ。若干毛は固めだけど、焦げ茶の毛はふんわりといっても問題ないくらいには柔らかい。顔も人狼だから済世区で飼われている様な犬に比べたら野性味が溢れてはいるけど、十分可愛い部類に入る。
つまり。
「……ごめんねえっ! 泣かないでえっ!」
悲しそうに私を見上げている姿に一瞬でメロメロになった私は、風呂上がりだということも忘れてその場に膝を付き、ロウを抱き締めた。
「小町い、優しい、好き……っ」
ロウがきゅんきゅん言いながら尻尾を振るのが、あざと可愛い。くうう、堪らない!
「きゃーっ! 可愛いっ」
すると、壁がドウン……ッと大きな音を響かせた。
「な、なにっ!?」
驚いて後ろを振り返ると、両手で頭を抱えたシスが、よろめいて壁に激突した姿がある。どうしたんだろう。もうお腹が空いたのかな。
「こ、小町……っ! そんな奴のことを、か、可愛い……!?」
あ、そうか。ロウは人狼だった。犬、じゃないや狼の姿をしているからつい忘れちゃうけど、亜人は亜人なんだよね。喋る以外に亜人の要素はないけど。
同じ亜人のロウのことを私が可愛いなんて言ったものだから、負けず嫌いのシスからしてみたら許しがたいことなのかもしれない。
でも。
「だって可愛いじゃないの」
私は自分の意思を通すことにした。だって、可愛いもん。
「俺は!? 俺のことは可愛いなんて言ってくれたことないじゃないかー!」
涙目になって私の元によろよろと辿り着いたシスは、ガバッと私の頭を抱くと、駄々をこね始めた。こっそり私の肩に脇の下を擦りつけて洗いたての私に匂いを付けているあたりが、可愛くない。
「俺だって可愛いって言われたい! なんでコイツには抱きつくのに、俺には頼まないと抱きついてくれないんだよー!」
「だってあんたでかいじゃないの」
「でかい!? でかいと可愛くないのか!?」
「あともふもふしてないし」
そう。私はようやく今、シスの私に対する態度に理解を示し始めているところだった。
自分より小さい、可愛らしいもの。私の場合は毛は生えてないけど、多分シスにとっては懐きそうで懐かない猫感覚なのが私なんだろう。しかも、滅多にお目にかかることのないヒトの女の子、という超希少種。
撫でて可愛がって面倒をみて、自分に懐いて! と思う気持ちは、自分が飼い主の立場だったらそりゃあ思ってしまうのは理解出来た。私に首輪を付けて喜ぶくらいだから、多分この考えは間違っていないんじゃないか。
確かに、ロウに首輪付けてあげたいな、とかちょっと思っちゃうもんね。
ロウは、私にとって喋るペット。正にシスが私に対して持っている感情と一緒。そしてこの気持ちは、抗えない。確かに愛でたくもなる! 今まで理解してあげられなくてごめん、シス!
「た、確かに毛は生えてないけど……! あ、ほら、髪の毛! 触って! 俺も撫でてー!」
一所懸命瞳を潤ませながら青髪を私の前に突き出すものだから、何だか哀れになってきた。
ロウを離して立ち上がると、シスが屈んで差し出してきている頭を撫でてやる。
「よしよし」
「……足りない!」
「うひゃっ」
シスは私をひょいと抱えあげると、荷物を背負ったまま部屋に入ってきたロウに冷たい一瞥をくれた。
「……部屋の中には入れてやる。さっさと風呂に入ってこい」
「小町! すぐに入ってくるから、その吸血鬼に食べられない様にね!」
「うるせえっ! さっさと行け!」
「キャンッ」
シスは風呂場に入りかけていたロウのお尻を足で押すと、風呂場のドアをバタンと締めてしまう。優しさ皆無。
抱えたままの私を見下ろす目とのギャップが、とんでもなかった。
「小町……。俺にももっとなでなでしてくれよ……」
「……うっ」
キラキラとした悲しい目で見られて、生唾を呑み込みながらコクコクと頷く。眩しすぎて、目が潰れるかもしれない。
「やったー! じゃああっちでな!」
シスはひょこひょこ部屋の中に戻ると、私をベッドの中心に座らせた。自分はいそいそと私の膝の上に頭を乗せると、眩しそうに私を見上げて腕を伸ばしてくる。シスの骨ばった指が、私の頬を下から撫でた。……これじゃ、撫でられてるの私だし。ていうかこれ、まさか噂に聞く膝枕ってやつでは。
「小町、撫でて?」
目を瞑って嬉しそうに笑うシスから、どうしても目が逸らせなくて。
「う、うん……」
結局はシスの要求するがまま、シスの青い髪を撫でる私だった。
――なにこれ。
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