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第41話 タロウさんとサーシャさんの出会い
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タロウさんは笑顔で私を見ると、小さく頷いて話を再開してくれた。
「さっきはどこまで話したっけ?」
「首輪を取ったところまでです」
「小町、次くれよー」
会話の最中に関係ない口を挟むシスの口に、大きめの塊をまた放り込む。シスは相変わらず私の方だけを見ていて、居心地が悪いったらない。だけどこれも私をデザート扱いしているからの態度だと思えば、もう心も騒がない。
シスの中では、きっと私は赤身の肉。
「そうそう、首輪ね。風呂に浸かりながら首輪を取った途端、亜人が数人俺を見たんだよ。それで俺は、薄々気が付いた。ちょっとヤバいかなってさ」
亜人街に来てから、外に連れ出されることはあっても、常に巨人の主人と一緒だった。巨人は亜人の中でも強い方と言われているらしくて、それもあって今まで誰からもちょっかいを出されなかったんじゃないか、とタロウさんは語る。
「でも、首輪は捨てたから、こりゃ逃げた方がいいと思って慌てて外に出た」
「うんうん」
頷きながら、シスの口の中にまた放り込んだ。
タロウさんが、アハハと頭を掻く。
「暖簾を潜った時のあの恐怖は、今でも時折思い出すよ……」
「え! 凄く気になるんですけど!」
勿体ぶった口調で語るタロウさん。つい前のめりになると、シスの奥歯がギリリと鳴った。恐る恐るシスを見ると、滅茶苦茶不機嫌そうな顔になっている。怖いって。
私は身体を定位置に戻すと、次の塊を箸に取り、シスに「あーん」と言ってあげた。途端、嬉しそうな顔になるシス。……面倒くさいけど、ちょっと可愛いかも。
「外に出た瞬間、全員が俺を見たんだ。中には舌舐めずりする奴もいて、俺は慌てて路地裏に逃げ出した」
確かにそれは、滅茶苦茶怖い。思わずごくりと唾を呑み込んだ。
「それでそれで?」
私の反応がいいからか、タロウさんは楽しそうに目を輝かせながら話を続ける。案外お喋り好きなのかもしれない。
「俺の感覚だけど、どうも獣系の亜人の方が食い気が強いのか、虎亜人と熊亜人に同時に追いかけられてさ。こりゃもうさすがの俺の強運も尽きたか、と思った時に、突然身体を持ち上げられて宙に浮いたんだよ!」
手をバタバタして足掻く仕草まで加わるので、臨場感たっぷりだ。この人の話、楽しいな。シスの訳の分からない亜人の血の味ランキングの話とかよりは、遥かにいい。
「掴まっちゃったんだ……!」
「そう! どんどん地面は遠のいていくし、追いかけてきてた奴らの悔しそうな顔ったら!」
亜人がしたんだろう怒った仕草をしながら笑うタロウさん。
「うんうん!?」
「でさ、空に逃げられたのはいいけど、今度は一体何の亜人が俺を狙ってるんだよって思って振り返ったら……」
途端に声を潜める。え、凄く気になる。一体何があったんだろう。思わず私も一緒になって声を潜めてしまった。
「振り返ったら……?」
タロウさんが、隣で微笑む色気たっぷりの鳥亜人、サーシャさんをゆっくりと愛おしげに振り向く。
「それがサーシャだったんだ。『ヒトが首輪もなしに彷徨いてたら駄目でしょう!』ていきなり説教されてさ、その瞬間、俺は落ちた」
落ちちゃった!? え、どういうこと!? 話の前後が理解出来なくて、前のめりになる。
「ええっ!? 怪我、大丈夫だったんですか!?」
シスが私の手首をぐいぐい引っ張るけど、今はそれどころじゃない。手を待てのポーズにしてシスの顔の前に突き出すと、タロウさんに注目した。
タロウさんは、なかなか端正な男臭い無精髭が生えた顔で、にやりと笑う。
「くく……っあはは! 落ちたって言っても、物理的にじゃないよ!」
「え?」
どういうこと? と首を傾げると、何故か二人の顔がどんどん近づいていき、またもや唇が重なる。ひやあああ!
咄嗟に目を逸らすと、シスが物欲しそうな目で私を見上げていた。
あ、はいはい、食べ物ね。かなり大きめな塊を選ぶと、シスの口の中に放り込む。今回ばかりは目のやり場に困ったので、シスを見たままにした。
人前で、キ、キスなんて、うわ、大人……!
「小町、顔色が赤いぞー? 逆上せたのがまだ治んないのかー?」
「ば、馬鹿、違うわよ!」
ペチンとシスの頭を軽く叩くと、何故かシスはにこにこになる。え、マゾ? もしかしてのマゾ?
「タロウ……」
「サーシャ……」
まだ横でチュッチュしている音がしていたので、ちょっと、いやそこそこ興味はあったけど、私は必死に振り向かない様に耐え続けた。
だって、何度も言うけど、マッチング前の乙女にはろくな免疫がない。妹の小桃なんかは耳年増で色んなことを知ってたけど、私はどうしたって照れが最初にきてしまい、最後まで冷静に見たり聞いたりすることが出来なかった。だって乙女だし。
「――小町ちゃん」
低い声で、タロウさんが私を呼んだ。
「は、はい!」
ゆっくりとサーシャさんから顔を離したタロウさんは、にやりと笑ったまま言う。
「落ちたのは、恋にだよ」
「ぶは……っ!」
くさい! くさいけど、羨ましい! 本当に恋って落ちるものなんだ、と羨望の目でタロウさんを見つめた。
でも、と気になったことを尋ねる。
「でもですよ、サーシャさんは亜人で、ヒトはペットか食べ物じゃないですか」
すると今度は、タロウさんの肩にしなだれかかったサーシャさんが妖艶に微笑みながら答えた。
「やっぱり知らなかったのね。亜人とヒトは普通に恋愛もするし、番えるのよ。実際にそういった例もあるわ。決して数は多くはないけれど」
「え……っそうなんですか!?」
衝撃の事実に目も口も大きく開くと、サーシャさんに笑われる。
「確かに、亜人はヒトを美味しそうだと思うけど。異性間だと、それは食べ物的な意味よりも、そうね――相手を全部欲しいって思う気持ちに近いかもしれないわ」
何か奥深いことを言われている気もするけど、正直言って経験値がほぼゼロに等しい私には全く理解できなかった。
サーシャさんは、うっとりとした目でタロウさんを見つめる。
「惹かれていくことに抗えないのよね。私とタロウの時もそうだったわ。たまたま空を飛んでいる時に、無性に惹かれる匂いがあったから、追ったの。それがタロウだったって訳」
「匂い……」
サーシャさんは優しく頷く。
「何でしょうね? 亜人の方がヒトを欲しくて堪らなくなる傾向が強いらしいわよ。だから、私はタロウを自分のものにする気で助けたから、タロウが私にひとめ惚れしてくれて幸運だったってことね」
なるほど、亜人はヒトに惹かれる。ヒトはそうでもない。またひとつ学んだ。
――それにしても。
首を傾げながら、もぐもぐと咀嚼を繰り返しているシスを指差す。
「でも、コイツは私のことデザートとか呼んでますけど」
「デザート? やっぱりデリカシーってものが足りないわねえ」
呆れ顔になったサーシャさんの言葉に、私は大きく頷いた。
「さっきはどこまで話したっけ?」
「首輪を取ったところまでです」
「小町、次くれよー」
会話の最中に関係ない口を挟むシスの口に、大きめの塊をまた放り込む。シスは相変わらず私の方だけを見ていて、居心地が悪いったらない。だけどこれも私をデザート扱いしているからの態度だと思えば、もう心も騒がない。
シスの中では、きっと私は赤身の肉。
「そうそう、首輪ね。風呂に浸かりながら首輪を取った途端、亜人が数人俺を見たんだよ。それで俺は、薄々気が付いた。ちょっとヤバいかなってさ」
亜人街に来てから、外に連れ出されることはあっても、常に巨人の主人と一緒だった。巨人は亜人の中でも強い方と言われているらしくて、それもあって今まで誰からもちょっかいを出されなかったんじゃないか、とタロウさんは語る。
「でも、首輪は捨てたから、こりゃ逃げた方がいいと思って慌てて外に出た」
「うんうん」
頷きながら、シスの口の中にまた放り込んだ。
タロウさんが、アハハと頭を掻く。
「暖簾を潜った時のあの恐怖は、今でも時折思い出すよ……」
「え! 凄く気になるんですけど!」
勿体ぶった口調で語るタロウさん。つい前のめりになると、シスの奥歯がギリリと鳴った。恐る恐るシスを見ると、滅茶苦茶不機嫌そうな顔になっている。怖いって。
私は身体を定位置に戻すと、次の塊を箸に取り、シスに「あーん」と言ってあげた。途端、嬉しそうな顔になるシス。……面倒くさいけど、ちょっと可愛いかも。
「外に出た瞬間、全員が俺を見たんだ。中には舌舐めずりする奴もいて、俺は慌てて路地裏に逃げ出した」
確かにそれは、滅茶苦茶怖い。思わずごくりと唾を呑み込んだ。
「それでそれで?」
私の反応がいいからか、タロウさんは楽しそうに目を輝かせながら話を続ける。案外お喋り好きなのかもしれない。
「俺の感覚だけど、どうも獣系の亜人の方が食い気が強いのか、虎亜人と熊亜人に同時に追いかけられてさ。こりゃもうさすがの俺の強運も尽きたか、と思った時に、突然身体を持ち上げられて宙に浮いたんだよ!」
手をバタバタして足掻く仕草まで加わるので、臨場感たっぷりだ。この人の話、楽しいな。シスの訳の分からない亜人の血の味ランキングの話とかよりは、遥かにいい。
「掴まっちゃったんだ……!」
「そう! どんどん地面は遠のいていくし、追いかけてきてた奴らの悔しそうな顔ったら!」
亜人がしたんだろう怒った仕草をしながら笑うタロウさん。
「うんうん!?」
「でさ、空に逃げられたのはいいけど、今度は一体何の亜人が俺を狙ってるんだよって思って振り返ったら……」
途端に声を潜める。え、凄く気になる。一体何があったんだろう。思わず私も一緒になって声を潜めてしまった。
「振り返ったら……?」
タロウさんが、隣で微笑む色気たっぷりの鳥亜人、サーシャさんをゆっくりと愛おしげに振り向く。
「それがサーシャだったんだ。『ヒトが首輪もなしに彷徨いてたら駄目でしょう!』ていきなり説教されてさ、その瞬間、俺は落ちた」
落ちちゃった!? え、どういうこと!? 話の前後が理解出来なくて、前のめりになる。
「ええっ!? 怪我、大丈夫だったんですか!?」
シスが私の手首をぐいぐい引っ張るけど、今はそれどころじゃない。手を待てのポーズにしてシスの顔の前に突き出すと、タロウさんに注目した。
タロウさんは、なかなか端正な男臭い無精髭が生えた顔で、にやりと笑う。
「くく……っあはは! 落ちたって言っても、物理的にじゃないよ!」
「え?」
どういうこと? と首を傾げると、何故か二人の顔がどんどん近づいていき、またもや唇が重なる。ひやあああ!
咄嗟に目を逸らすと、シスが物欲しそうな目で私を見上げていた。
あ、はいはい、食べ物ね。かなり大きめな塊を選ぶと、シスの口の中に放り込む。今回ばかりは目のやり場に困ったので、シスを見たままにした。
人前で、キ、キスなんて、うわ、大人……!
「小町、顔色が赤いぞー? 逆上せたのがまだ治んないのかー?」
「ば、馬鹿、違うわよ!」
ペチンとシスの頭を軽く叩くと、何故かシスはにこにこになる。え、マゾ? もしかしてのマゾ?
「タロウ……」
「サーシャ……」
まだ横でチュッチュしている音がしていたので、ちょっと、いやそこそこ興味はあったけど、私は必死に振り向かない様に耐え続けた。
だって、何度も言うけど、マッチング前の乙女にはろくな免疫がない。妹の小桃なんかは耳年増で色んなことを知ってたけど、私はどうしたって照れが最初にきてしまい、最後まで冷静に見たり聞いたりすることが出来なかった。だって乙女だし。
「――小町ちゃん」
低い声で、タロウさんが私を呼んだ。
「は、はい!」
ゆっくりとサーシャさんから顔を離したタロウさんは、にやりと笑ったまま言う。
「落ちたのは、恋にだよ」
「ぶは……っ!」
くさい! くさいけど、羨ましい! 本当に恋って落ちるものなんだ、と羨望の目でタロウさんを見つめた。
でも、と気になったことを尋ねる。
「でもですよ、サーシャさんは亜人で、ヒトはペットか食べ物じゃないですか」
すると今度は、タロウさんの肩にしなだれかかったサーシャさんが妖艶に微笑みながら答えた。
「やっぱり知らなかったのね。亜人とヒトは普通に恋愛もするし、番えるのよ。実際にそういった例もあるわ。決して数は多くはないけれど」
「え……っそうなんですか!?」
衝撃の事実に目も口も大きく開くと、サーシャさんに笑われる。
「確かに、亜人はヒトを美味しそうだと思うけど。異性間だと、それは食べ物的な意味よりも、そうね――相手を全部欲しいって思う気持ちに近いかもしれないわ」
何か奥深いことを言われている気もするけど、正直言って経験値がほぼゼロに等しい私には全く理解できなかった。
サーシャさんは、うっとりとした目でタロウさんを見つめる。
「惹かれていくことに抗えないのよね。私とタロウの時もそうだったわ。たまたま空を飛んでいる時に、無性に惹かれる匂いがあったから、追ったの。それがタロウだったって訳」
「匂い……」
サーシャさんは優しく頷く。
「何でしょうね? 亜人の方がヒトを欲しくて堪らなくなる傾向が強いらしいわよ。だから、私はタロウを自分のものにする気で助けたから、タロウが私にひとめ惚れしてくれて幸運だったってことね」
なるほど、亜人はヒトに惹かれる。ヒトはそうでもない。またひとつ学んだ。
――それにしても。
首を傾げながら、もぐもぐと咀嚼を繰り返しているシスを指差す。
「でも、コイツは私のことデザートとか呼んでますけど」
「デザート? やっぱりデリカシーってものが足りないわねえ」
呆れ顔になったサーシャさんの言葉に、私は大きく頷いた。
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