合法カタストロフィー

霜月美雨

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~エピローグ~

ーーーーーーーーーー



「んっ……」



果てたまま 2人で眠り込んでいたようだった。




ゆっくり瞳を開けると、私はS君の腕の中にいた。




(どのくらい眠っていたんだろう…)





カーテン越しに窓の外が薄っすら明るくなり始めているのが見えた。






(……あったかい。。)





大切な人の腕の中で眠れることの幸せさを噛みしめる。




いつのまにか毛布もかけられていた。




体に触れる布団や彼の腕の感触はやさしくて




媚薬の効果は抜け切ったようだ。





彼の穏やかな寝顔が愛おしくて 




すり寄ってみる。





「………ん… 」





ぁ。起こしちゃったかな…





一瞬薄目を開けたS君が、また目を閉じながら




私を抱き寄せた。




彼の穏やかな鼓動が聞こえる。





「…身体 大丈夫?」




彼が静かに呟いた。




「…うん。S君は…?」




「俺も、もーシラフ。」





布団の中で 彼の腰に手を回して、お互いに




顔を見合わせて クスクスと笑い合った。




「…どうだった?」




彼が聞く




「なんか…凄かった…」




言葉に表せない状態だったのは確かだった。





「美雨ちゃん国語~笑」





「だってぇ… S君だって 凄かったじゃん?」





「ん?フフ… ね。 


俺も自分の体じゃないみたいだった…」




「美雨は普段から敏感だからなぁ… 

辛かった? 

めちゃくちゃ気持ち良さそうだったけど…

カラダ平気?」





「ん…今は大丈夫だけど。。

…刺激強すぎだったょぅ…

…まだ立てるかわからないけど^^;

身体中筋肉痛になりそう…笑」




「ハハハ…笑 ならもう少し寝てよっか
^^」




「。。うん(*μμ*)」




彼の掌が私の髪をそっと撫でる




「は~…

やっぱりこうしてると落ち着くなぁ。。

普段通り。。

どう?美雨はハマった?キメセク。」




私はフルフルと首を横に降る。




そんな私を見て、彼は優しく微笑んだ。





「よしよし。もうしないよ。

でも、涎垂らしてビクビクしてる美雨も

たまには見たいけどな 笑」




イタズラそうに笑った。




「も~~ いじわる~(>_<)」




それから私たちは毛布にくるまって、



再び朝まで



一緒に眠った。
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