白衣とセーラー

霜月美雨

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幼少期に

父親とお風呂に入った事はあるったけれど

流石に10代前後からそんな経験はなかった。

女子校で プールの授業もない。


男性の体に触れる機会はなく

本当に 本当に初めてだった。



普段のデートの時

Rさんは、いつも手を繋いでいてくれた。


幼い頃海外で過ごした影響か

彼はスキンシップが多い方だったかもしれない。

キスやハグも、挨拶の時に人目を気にせず

する感じ。


私もそんな自由な愛情表現が

しっくり感じていた。



お家デートでお昼寝した事もあったけれど

寄り添って寝かせてくれただけで…


彼はセクシャルな事はそんなに好きじゃないのかな…

なんて考えていた…


いたけど……


~~~~~~


やわからいバスローブを羽織って


リビングのヒンヤリした空気に触れ


お風呂で火照った体を休める。



(お風呂の低めの温度、室内の温度…)



この部屋に入った時、



ヘッドレストの側にある


たくさんのスイッチに触れていた彼の姿を思い出す…



(本当に…全部…知ってるんだ……)



ペットボトルを開けて、水を飲む。


ゴクゴクという音が 


室内に妙に響く気がする。


「俺のも取ってもらえる?」



Rさんのバスローブ姿……



「はい^^」



冷えた水を手渡した。



Rさんはベットに腰掛けて 水を飲み終えると



優しく微笑んで 手を広げた。



どうしていいか分からず立ったままだった私は



2、3歩歩み寄って、彼の右膝に座った。



「借りてきた猫みたいになっちゃったね。笑」



「ぅぅ~~ 何をどうしたらいいか分からなくなってきちゃった…^^;」



「そうなの?」



クスッと笑う 普段通り 余裕の彼…

そっと髪を撫で下ろして、

私の右手を取る。



そっと抱いたまま

耳の側で 静かに囁く



「ね。今日は、何をしに来たの?」



カァ……とほおが熱くなる。



「俺は今日、美雨ちゃんのこと、

もっと知りたいから ここにいるよ…」



熱を帯びたほおが更に熱くなる。



……こんなの…ずるいよ…



「ねぇ… 美雨ちゃんのこと 俺に教えて…?」



並んで歩いていた時には感じなかった



圧倒的な経験値の差…



こんな… 分かってたはずだけど…ーー



手を握られたまま



唇が重なる。



最初は食むようなキスに 



少しずつ 彼の意図が加えられていく…。



「ちゅッ… ハっ… チュっ……」



握られた手に 力が篭る





そのままスルリとベッドに横たえられた。



愛おしそうな眼差しが向けられる



「……俺のこと… もっと 知って…?」



軽い口づけから 首すじ、鎖骨、肩…



丁寧に施されていく…



バスローブに手がかかった時



反射的に彼の手を止める。



「……恥ずかしい… 明るいから… 」



「暗くして欲しい? でも …今日は ダメ。」




……えっ……




いつも なんでも優しく聞き入れてくれたのに…



こんな事 初めてで…



「今日は 全部 見せて。」



彼の手を制する私を 



Rさんは 容易く振り解き



逆に私の両手首を抑えた。



「全力で 抵抗してみてもいいよ?」



瞳の奥から



見たことのない 意地悪な彼が笑う



「折角だから、男の力 知っておいてね…」



容赦なく与えられキス…



抵抗しようとすると さらに強い力で



動きを封じられる。



抵抗すると 余計に刺激を煽る感覚を感じ



私は直ぐに抵抗をやめた。




「いい子だね……」



そう言って瞳を細めると 



バスローブに隠れていた肌を露わにされる…




……ぁぁ… 




「……だめ…」




既に息が上がり出す吐息で発する




「…胸… 小さいから… 見ないで…」




羞恥心に…身動ぐ。



「……ダメじゃない… 

前から言ってるじゃん?

小さい子が… 好きだって…」



語尾にそっと口角を上げ




申しわけばかりの膨らみの間に



キスを落とす。




「………ッぅ…」



そのまま、



脇、お腹、脇腹…



既に感じだした 胸の先には触れないまま



腰…太腿…脚…



順に口づけられていく…




「……綺麗だね…」



そして



状態を起こそうとしてようやく気付く。



ーーーーー!!! 




天井ーーーーー鏡張りーーー




ベッドの真上は、天窓のように高くなっていて





2人の姿が そのまま映っている。




「…Rさん…っ」



さも大切な作品を扱うように



足首に口付ける彼が動きを止め



こちらを見遣る。




「いい部屋だったでしょ?」



その目は嬉しそうに言う



「美雨ちゃんも、自分がどんな顔するのか、

俺に何をされてるか、 よく覚えておいて^^」




ーーーーーーッ



「Rさん… そんな…ずるすぎる……」




ずっと共に過ごしてきた人…だけど



……まるで 別人みたいに……



聞いて… ないよ………



これが……男の人……なの……?




Rさんは 私の爪先に口付けると


そのまま足先を 口に含んだ。



「や…っ 足… 汚いよぅ…」



「んー? 汚い所なんて ないよ… 

チュっ…クチュっ

ここ… 皮膚が薄い…」



足の指の又… 舌で舐められる感触…



………ぁぁ…っ




起こしかけていた上体の力が抜ける




ベッドに背を預けると




息を荒げている自分が見える。



「ぁぁ……ーーっ」



手で目を覆う。




視界が遮られると 



与えられる刺激に意識が向く



~~~~ッァ



ーーーーこんなの、どっちも耐えられないよ…




彼に目を向けると




満足気な様子で私を見ていた。




ーーぁぁ…… そんな眼……



私の脚の間に膝をついて 唇に戻される口付け。



「やっぱり…敏感だね…」



笑みを含んだまま



私の胸元にキスを落とし



既に尖った先端を舌で転がした



「ふぁぁ……ッ!」



跳ねる体に 出てきた声に



思わず口を手で塞ぐ。




それでめも容赦なく愛撫は続けられる…




声を我慢すると 体に走る刺激が



どんどん体内に溜まっていくようだった




……苦しい…っ




舐められたり…吸われたり…




指先でも触れられて…




身体がおかしくなりそうなほど 快感を感じる。




「声… 我慢しないで…


聞かせて…? もっと聞きたい… 」




……もぅ…ーーー




~~~~~


……つづく☆
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