75 / 149
冬磨編
3 日だまりの笑顔
しおりを挟む
椅子に腰をかけながら「誰かと待ち合わせ?」と問いかけると「噂の美形を見に来た」と言う。
なるほど。それでさっきの「大袈裟ってわけでもない」の発言か。
俺を見に来た言われると、またか……といつもならうんざりするところだ。でも、見たあとの反応がほかと全く違うからか、少しも嫌悪感がない。そんな自分に少し驚いた。
「うーわ。いま自分で美形って認めたな?」
天音の言葉に、ああ確かにそうだな、と気がつく。
当たり前に自分のことだと思ってしまった。
そんな指摘すら初めてで、天音の何もかもが新鮮だった。
「そこはさぁ。普通『いや俺、全然美形じゃないし』とか謙遜しねぇ?」
と嫌味を言い放つ天音に、俺は楽しくなってわざとオウム返しをしてみる。
「いや俺、全然美形じゃないしー」
すると、天音が驚いた顔で「ぷはっ」と吹き出した。
さっきまでの無表情が嘘のようなその笑顔に、俺の胸がふわっとあたたかくなって、驚いて一瞬固まった。
天音の笑顔はまるで日だまりのようで、俺のモノクロの世界に色を加えた。その日だまりの笑顔だけが鮮やかに浮かび上がった。
こんなことは、あの吹雪の日に出会ったあの子以来だ。
天音の笑顔で思い出し、懐かしくなる。
あの日、俺は文哉と飲んでいた。隣の席で派手にお酒をこぼした彼の濡れた足を、俺がタオルで拭いてあげた。
『あ、あのっ、すみませんっ、ごめんなさいっ、すみませんっ』
何度も謝罪を繰り返す彼はとにかく一生懸命で、綺麗で真っ白な子だな、と思った。
そう、なんだかすごく綺麗で真っ白で……俺なんかがふれちゃいけない雰囲気の子だった。
『あなたは濡れてませんかっ?!』
『ほ、本当にっ? 良かった!』
あのときの彼の笑顔も、日だまりみたいだった。
パッと彼だけが鮮やかに色づいて、思わず釘付けになった。時が止まったように感じた。
純新無垢で、まるで天使みたいな子……。
彼の目から好意を感じ取った瞬間、俺は身構えた。彼には落胆したくない。なぜかそう思った。
でも、俺の胸の中はずっとあたたかくて、彼の好意を心地いいと感じていた。そんなところも本当に天使みたいだと思った。
もっとこの子のことを知りたい。そう思ったけれど、いや、だめだろ……俺みたいなゲスが穢しちゃだめな子だとすぐに思い直した。
そのあと忘れ物のマフラーを走って届け、俺が忘れかけていたあたたかい気持ちを思い出させてくれてありがとう、そんな思いを込めて彼の首にマフラーを巻いた。
あの時、自然に笑っている自分に気づいてハッとした。
作って貼り付けた笑顔じゃなく、あの子には自然に笑ってた。一生懸命な彼に自然と笑顔がこぼれた。
世界が色付くのも、胸があたたかくなるのも、自然と笑うのも、事故のあと初めてのことだった。
もう顔もよく覚えていないが、あの吹雪の子と天音はどこか雰囲気が似ている気がする。なにより笑顔が似ている。
タイプは全然違うのに、天音の笑顔を見るとあの子を思い出す。
俺の世界を色付けた、天音と吹雪の子……。
天音の笑顔は一瞬だった。スッと無表情に戻って、俺の世界もまたモノクロに戻る。
もう一度……笑ってくんねぇかな……。
天音は俺の噂を聞いて、気になりすぎて見に来たという。
噂は大袈裟ではなかったと言いながらも「神レベルはねぇな」と鼻で笑った。
これは本気で嬉しかった。わかってるじゃん、天音。俺に対するみんなの評価は高すぎる。神レベルってまじで意味がわからない。
天音とは仲良くなれそうだ、そう思ったのもつかの間、「満足したから帰る」と言い出した。
「えっ?」
俺が声を上げる前にマスターに先を越された。
「なに?」
驚くマスターに、腰を上げかけた天音がまた座り直す。なぜか俺はホッとした。
「え? いや、てっきり冬磨にお誘いかけると思ってた」
「は? なんで?」
「大袈裟じゃなかったってことは美形だって認めたんだろ? 流れ的にそうかなって思って」
「ないね。それはない」
完全否定されて、どこかガッカリしてる自分がいた。
「はは。俺、天音にとってはないんだ」
「うん、ないね。だって俺、病気うつされたくねぇし」
「は…………」
今……なんて言った?
病気をうつす? 俺が?
マスターが、こらえきれないというようにぶはっと吹き出した。
「だって。絶対相手にしてもらえないって噂だけどさ。会ってみてわかったわ。あんた、セフレ多すぎて忙しいから新しい人相手にできねぇだけだろ?」
病気うんぬんは置いといて、今の天音の言葉は図星すぎて苦笑しかでない。
マスターが、いよいよ腹を抱えて笑いだす。
笑いすぎだろ……。
「まぁ、正解かな」
「やっぱりね。俺そこまでの奴は無理。信用出来ねぇし」
その言葉を聞いたとたん、無性に天音がほしくなった。
吹雪の子と同じように、俺の世界を色付けてくれる存在。
俺には興味もないと言わんばかりの態度。
天音以上に理想の相手はもう現れないかもしれない。
「天音は、セフレとかいないタイプ?」
「いや? てかセフレしかいない。俺は誰も好きにならないから」
無表情で言い放たれた『誰も好きにならない』という言葉が気になった。
天音もなにか訳ありだろうか。
どこか自分と似たものを感じる。
「俺を病原菌みたいに言うってことは、天音はよっぽどちゃんとしてるんだな?」
「当たり前だろ? ゴム付けない奴とはしたこともねぇよ」
やっぱり理想的だ。絶対に天音がほしい。
吹雪の子にはふれちゃだめだったけど、セフレのいる天音ならいいかな……。
「ふぅん。俺もそこはちゃんとしてるぞ?」
「あっそ。じゃあ病原菌扱いは訂正してやるよ」
「それはよかった」
病原菌は訂正してもらえた。なら、いいよな?
「天音。俺をセフレの一人に追加しない?」
「…………は?」
天音が、何言ってんだ? と言いたそうな顔で俺を見て固まった。
嘘だろ? とでも言うように。
「ぶっはっ!」
思わず派手に吹き出した。
天音は本当に俺に興味がないんだな。ここまでの奴はなかなかいない。ますます天音がほしくなる。
マスターも一緒になって笑い転げた。
「まさか冬磨の誘い受けて唖然とする奴がいるなんてな?」
「すげぇ。俺、今日日記つけっかな。誘ったら唖然とされました、マルって」
冗談を言いながら天音を観察した。
自分から誘うなんて、もういつぶりかも覚えてない。
こんなに自信がないのは初めてだった。
「天音、俺を追加してくれる?」
いつまでも唖然と固まっている天音に、もう一度たずねた。
いいって言ってくれ、天音。
「……いい……けど……」
複雑そうな表情で天音が答える。
よし、言質は取った。
天音の気が変わらないうちにさっさとホテルに行こう。
「じゃあ天音。行く?」
「行く……?」
この流れでも、どこに行くのかと不思議そうにする天音を可愛いと思った。
ただ、本当に無表情で感情が読めない。
誰も好きにならないという言葉もそうだし、天音はいったい何を抱えているんだろう。
自分とどこか似たものを感じる天音が、少し心配になった。
なるほど。それでさっきの「大袈裟ってわけでもない」の発言か。
俺を見に来た言われると、またか……といつもならうんざりするところだ。でも、見たあとの反応がほかと全く違うからか、少しも嫌悪感がない。そんな自分に少し驚いた。
「うーわ。いま自分で美形って認めたな?」
天音の言葉に、ああ確かにそうだな、と気がつく。
当たり前に自分のことだと思ってしまった。
そんな指摘すら初めてで、天音の何もかもが新鮮だった。
「そこはさぁ。普通『いや俺、全然美形じゃないし』とか謙遜しねぇ?」
と嫌味を言い放つ天音に、俺は楽しくなってわざとオウム返しをしてみる。
「いや俺、全然美形じゃないしー」
すると、天音が驚いた顔で「ぷはっ」と吹き出した。
さっきまでの無表情が嘘のようなその笑顔に、俺の胸がふわっとあたたかくなって、驚いて一瞬固まった。
天音の笑顔はまるで日だまりのようで、俺のモノクロの世界に色を加えた。その日だまりの笑顔だけが鮮やかに浮かび上がった。
こんなことは、あの吹雪の日に出会ったあの子以来だ。
天音の笑顔で思い出し、懐かしくなる。
あの日、俺は文哉と飲んでいた。隣の席で派手にお酒をこぼした彼の濡れた足を、俺がタオルで拭いてあげた。
『あ、あのっ、すみませんっ、ごめんなさいっ、すみませんっ』
何度も謝罪を繰り返す彼はとにかく一生懸命で、綺麗で真っ白な子だな、と思った。
そう、なんだかすごく綺麗で真っ白で……俺なんかがふれちゃいけない雰囲気の子だった。
『あなたは濡れてませんかっ?!』
『ほ、本当にっ? 良かった!』
あのときの彼の笑顔も、日だまりみたいだった。
パッと彼だけが鮮やかに色づいて、思わず釘付けになった。時が止まったように感じた。
純新無垢で、まるで天使みたいな子……。
彼の目から好意を感じ取った瞬間、俺は身構えた。彼には落胆したくない。なぜかそう思った。
でも、俺の胸の中はずっとあたたかくて、彼の好意を心地いいと感じていた。そんなところも本当に天使みたいだと思った。
もっとこの子のことを知りたい。そう思ったけれど、いや、だめだろ……俺みたいなゲスが穢しちゃだめな子だとすぐに思い直した。
そのあと忘れ物のマフラーを走って届け、俺が忘れかけていたあたたかい気持ちを思い出させてくれてありがとう、そんな思いを込めて彼の首にマフラーを巻いた。
あの時、自然に笑っている自分に気づいてハッとした。
作って貼り付けた笑顔じゃなく、あの子には自然に笑ってた。一生懸命な彼に自然と笑顔がこぼれた。
世界が色付くのも、胸があたたかくなるのも、自然と笑うのも、事故のあと初めてのことだった。
もう顔もよく覚えていないが、あの吹雪の子と天音はどこか雰囲気が似ている気がする。なにより笑顔が似ている。
タイプは全然違うのに、天音の笑顔を見るとあの子を思い出す。
俺の世界を色付けた、天音と吹雪の子……。
天音の笑顔は一瞬だった。スッと無表情に戻って、俺の世界もまたモノクロに戻る。
もう一度……笑ってくんねぇかな……。
天音は俺の噂を聞いて、気になりすぎて見に来たという。
噂は大袈裟ではなかったと言いながらも「神レベルはねぇな」と鼻で笑った。
これは本気で嬉しかった。わかってるじゃん、天音。俺に対するみんなの評価は高すぎる。神レベルってまじで意味がわからない。
天音とは仲良くなれそうだ、そう思ったのもつかの間、「満足したから帰る」と言い出した。
「えっ?」
俺が声を上げる前にマスターに先を越された。
「なに?」
驚くマスターに、腰を上げかけた天音がまた座り直す。なぜか俺はホッとした。
「え? いや、てっきり冬磨にお誘いかけると思ってた」
「は? なんで?」
「大袈裟じゃなかったってことは美形だって認めたんだろ? 流れ的にそうかなって思って」
「ないね。それはない」
完全否定されて、どこかガッカリしてる自分がいた。
「はは。俺、天音にとってはないんだ」
「うん、ないね。だって俺、病気うつされたくねぇし」
「は…………」
今……なんて言った?
病気をうつす? 俺が?
マスターが、こらえきれないというようにぶはっと吹き出した。
「だって。絶対相手にしてもらえないって噂だけどさ。会ってみてわかったわ。あんた、セフレ多すぎて忙しいから新しい人相手にできねぇだけだろ?」
病気うんぬんは置いといて、今の天音の言葉は図星すぎて苦笑しかでない。
マスターが、いよいよ腹を抱えて笑いだす。
笑いすぎだろ……。
「まぁ、正解かな」
「やっぱりね。俺そこまでの奴は無理。信用出来ねぇし」
その言葉を聞いたとたん、無性に天音がほしくなった。
吹雪の子と同じように、俺の世界を色付けてくれる存在。
俺には興味もないと言わんばかりの態度。
天音以上に理想の相手はもう現れないかもしれない。
「天音は、セフレとかいないタイプ?」
「いや? てかセフレしかいない。俺は誰も好きにならないから」
無表情で言い放たれた『誰も好きにならない』という言葉が気になった。
天音もなにか訳ありだろうか。
どこか自分と似たものを感じる。
「俺を病原菌みたいに言うってことは、天音はよっぽどちゃんとしてるんだな?」
「当たり前だろ? ゴム付けない奴とはしたこともねぇよ」
やっぱり理想的だ。絶対に天音がほしい。
吹雪の子にはふれちゃだめだったけど、セフレのいる天音ならいいかな……。
「ふぅん。俺もそこはちゃんとしてるぞ?」
「あっそ。じゃあ病原菌扱いは訂正してやるよ」
「それはよかった」
病原菌は訂正してもらえた。なら、いいよな?
「天音。俺をセフレの一人に追加しない?」
「…………は?」
天音が、何言ってんだ? と言いたそうな顔で俺を見て固まった。
嘘だろ? とでも言うように。
「ぶっはっ!」
思わず派手に吹き出した。
天音は本当に俺に興味がないんだな。ここまでの奴はなかなかいない。ますます天音がほしくなる。
マスターも一緒になって笑い転げた。
「まさか冬磨の誘い受けて唖然とする奴がいるなんてな?」
「すげぇ。俺、今日日記つけっかな。誘ったら唖然とされました、マルって」
冗談を言いながら天音を観察した。
自分から誘うなんて、もういつぶりかも覚えてない。
こんなに自信がないのは初めてだった。
「天音、俺を追加してくれる?」
いつまでも唖然と固まっている天音に、もう一度たずねた。
いいって言ってくれ、天音。
「……いい……けど……」
複雑そうな表情で天音が答える。
よし、言質は取った。
天音の気が変わらないうちにさっさとホテルに行こう。
「じゃあ天音。行く?」
「行く……?」
この流れでも、どこに行くのかと不思議そうにする天音を可愛いと思った。
ただ、本当に無表情で感情が読めない。
誰も好きにならないという言葉もそうだし、天音はいったい何を抱えているんだろう。
自分とどこか似たものを感じる天音が、少し心配になった。
93
お気に入りに追加
2,094
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる