56 / 63
16.準備と混雑
しおりを挟む
訳の分からないままだが、スタッフが俺達の為に用意してくれた席まで案内してくれた。
「こちらが席です」
「ありがとうございます」
代表者でもある勝平は気にしてもないのか、荷物を置いて身支度を始めたので肩に手を置いた。
「おい、何かおかしいと思わないのか?」
「おかしいって……何が?」
「こんなに人数が来てるのに席を用意してくれてるなんて……疑問に思わないのか?」
「ん~…………スタッフが客がいっぱい来ることを見越して席を取っといてくれたんじゃない」
「まぁそれもありそうだけど……前回はそんなことなかったよな?」
「翔也は考え過ぎ。さっさと用意を済ませてユーミンに会いに行こうぜ!」
ユーミンとサバゲーが出来るってことが嬉しいのか、鼻歌混じりにバックから道具を取り出す姿を、翔也は呆れた顔で見つめていた。
「勝平の言う通り気にせず用意した方がいい」
「祐二の言う通りね。時間は有限なんだから、早くしないと始まっちゃうわよ」
「彩さんまで言いますか」
そんなことを言っていると、今度は莉央さんが俺の肩に手を置いて話し掛けて来た。
「フィールドによっては席を用意してくれている場所もあるので、気にせず座りましょうよ」
莉央さんはそう言ってから荷物をテーブルに置くと、手招きしてくる。
「まぁ…そうだよな」
夕月社長と違ってサバイバルゲームのスタッフ達の方が、こうなる事態を予測していたっぽいしな。
そう思った後、鞄をテーブルに置いて準備を始めた。
※サバゲーフィールドによっては予約するときに座席も用意してくれるところもあるぞ!
しかしその場合は定例会で予約人数が満員で、当日参加する客が来そうって場合が多い!
朝早くフィールドに着くことが出来れば、自由に席を選べることが出来るぞ!
装備品を付け終わった後、新品のLCT AK-12を持って勝平に話し掛ける。
「勝平。シューティングレンジに行くけど、お前はどうする?」
「俺もちょうど準備が出来たから一緒に行こうぜ!」
勝平と共にシューティングレンジへと行くのだが、シューティングレンジに弾速測定待ちしている人達の長い行列をみた瞬間、勝平と翔也は足を止めてしまった。
「何これ?」
「こんなことってあり得るのか?」
「あり得るからこんな光景になってるんですよ」
準備が出来た莉央さんが話し掛けて来た。
「こんなことってあんの?」
「大きなイベントのときは、こういうふうになりますよ。まぁレアケースですけど」
「へぇ~……そうなんだぁ…………」
弾速測定する場所が3つも用意されることなんてあるんだ。
そんなことを言っていると、フィールドスタッフと思わしき人が周りに聞こえるぐらいの声で話し始める。
「弾速測定をお済みでない方はこちらの3列にお並び下さい! HOP調整をしたい方はフィールド内も開放しているので、そちらもご利用して下さい!
なおシューティングレンジのご利用をする際もそうですが、ゴーグル等を着用してから並ぶようにして下さい!」
フィールドスタッフは他のお客に知らせる為か他のところに行き、同じことを言い始める。
「参加者が多過ぎてフィールドもシューティングレンジとして利用出来るようにしたみたいですね」
「こういうことってあるの?」
「たまにありますよ。そんなことよりも、早く並んで弾速測定を終わらせましょう」
「あ、ああ…」
「そう…だね」
莉央さんに付いて行くようにして弾速測定の列に並んだ。
「…あれ? 莉央さん、そのエアガンって…エアコキショットガンですよね?」
「違うよ勝平くん。これは東京マルイが出してるガスコキショットガン! M870だよ!」
「ガスコキショットガン?」
「そうガスコキショットガン! エアコキと違ってガスの圧力で弾を発射させるエアガン!」
※エアコキショットガンとガスコキショットガンの違いに付いて説明しよう!
以前にも説明したがエアコキショットガンはボルトをなどを自分の手で引っ張り次弾装填をする!
それに対してガスコキショットガンの場合は装填の仕方はエアコキと変わらないが、ストックやグリップなどに入っているガスタンクのガス圧でBB弾を発射させる!
ガスコキショットガンはエアコキショットガンと違いコッキングを行うときは軽く感じるので扱いやすい! そして冬でも使える!
デメリットとしては東京マルイ製のエアコキショットガンと同じことを言えるが、可変HOP機能を搭載してないのでHOP調整は出来ない!
ガスタンクを使っているから、ショットシェルがあってもガス切れを起こしたら撃てなくなってしまう!
いくら冬でも使えると言っても、冬になるとパワーが落ちてしまい弾速と飛距離が出なくなってしまうぞ!
ガスコキはガスブロと同じで暖かい季節に使うってヤツが多いぞ!
莉央さんと勝平と話していたら、自分達の番がやって来て弾速チェックを行った。
「……はい。大丈夫です! エアガンお返し致します!」
「弾速チェック終わった!」
「やっと終わったぁ~……。なぁ翔也。シューティングレンジも人がいっぱいだからさ、フィールドでHOP調整しよか」
「それもそうだな」
鮨詰め状態のシューティングレンジを見て、すぐに使えそうにないな。と思った翔也は勝平の提案にのることにした。
「こちらが席です」
「ありがとうございます」
代表者でもある勝平は気にしてもないのか、荷物を置いて身支度を始めたので肩に手を置いた。
「おい、何かおかしいと思わないのか?」
「おかしいって……何が?」
「こんなに人数が来てるのに席を用意してくれてるなんて……疑問に思わないのか?」
「ん~…………スタッフが客がいっぱい来ることを見越して席を取っといてくれたんじゃない」
「まぁそれもありそうだけど……前回はそんなことなかったよな?」
「翔也は考え過ぎ。さっさと用意を済ませてユーミンに会いに行こうぜ!」
ユーミンとサバゲーが出来るってことが嬉しいのか、鼻歌混じりにバックから道具を取り出す姿を、翔也は呆れた顔で見つめていた。
「勝平の言う通り気にせず用意した方がいい」
「祐二の言う通りね。時間は有限なんだから、早くしないと始まっちゃうわよ」
「彩さんまで言いますか」
そんなことを言っていると、今度は莉央さんが俺の肩に手を置いて話し掛けて来た。
「フィールドによっては席を用意してくれている場所もあるので、気にせず座りましょうよ」
莉央さんはそう言ってから荷物をテーブルに置くと、手招きしてくる。
「まぁ…そうだよな」
夕月社長と違ってサバイバルゲームのスタッフ達の方が、こうなる事態を予測していたっぽいしな。
そう思った後、鞄をテーブルに置いて準備を始めた。
※サバゲーフィールドによっては予約するときに座席も用意してくれるところもあるぞ!
しかしその場合は定例会で予約人数が満員で、当日参加する客が来そうって場合が多い!
朝早くフィールドに着くことが出来れば、自由に席を選べることが出来るぞ!
装備品を付け終わった後、新品のLCT AK-12を持って勝平に話し掛ける。
「勝平。シューティングレンジに行くけど、お前はどうする?」
「俺もちょうど準備が出来たから一緒に行こうぜ!」
勝平と共にシューティングレンジへと行くのだが、シューティングレンジに弾速測定待ちしている人達の長い行列をみた瞬間、勝平と翔也は足を止めてしまった。
「何これ?」
「こんなことってあり得るのか?」
「あり得るからこんな光景になってるんですよ」
準備が出来た莉央さんが話し掛けて来た。
「こんなことってあんの?」
「大きなイベントのときは、こういうふうになりますよ。まぁレアケースですけど」
「へぇ~……そうなんだぁ…………」
弾速測定する場所が3つも用意されることなんてあるんだ。
そんなことを言っていると、フィールドスタッフと思わしき人が周りに聞こえるぐらいの声で話し始める。
「弾速測定をお済みでない方はこちらの3列にお並び下さい! HOP調整をしたい方はフィールド内も開放しているので、そちらもご利用して下さい!
なおシューティングレンジのご利用をする際もそうですが、ゴーグル等を着用してから並ぶようにして下さい!」
フィールドスタッフは他のお客に知らせる為か他のところに行き、同じことを言い始める。
「参加者が多過ぎてフィールドもシューティングレンジとして利用出来るようにしたみたいですね」
「こういうことってあるの?」
「たまにありますよ。そんなことよりも、早く並んで弾速測定を終わらせましょう」
「あ、ああ…」
「そう…だね」
莉央さんに付いて行くようにして弾速測定の列に並んだ。
「…あれ? 莉央さん、そのエアガンって…エアコキショットガンですよね?」
「違うよ勝平くん。これは東京マルイが出してるガスコキショットガン! M870だよ!」
「ガスコキショットガン?」
「そうガスコキショットガン! エアコキと違ってガスの圧力で弾を発射させるエアガン!」
※エアコキショットガンとガスコキショットガンの違いに付いて説明しよう!
以前にも説明したがエアコキショットガンはボルトをなどを自分の手で引っ張り次弾装填をする!
それに対してガスコキショットガンの場合は装填の仕方はエアコキと変わらないが、ストックやグリップなどに入っているガスタンクのガス圧でBB弾を発射させる!
ガスコキショットガンはエアコキショットガンと違いコッキングを行うときは軽く感じるので扱いやすい! そして冬でも使える!
デメリットとしては東京マルイ製のエアコキショットガンと同じことを言えるが、可変HOP機能を搭載してないのでHOP調整は出来ない!
ガスタンクを使っているから、ショットシェルがあってもガス切れを起こしたら撃てなくなってしまう!
いくら冬でも使えると言っても、冬になるとパワーが落ちてしまい弾速と飛距離が出なくなってしまうぞ!
ガスコキはガスブロと同じで暖かい季節に使うってヤツが多いぞ!
莉央さんと勝平と話していたら、自分達の番がやって来て弾速チェックを行った。
「……はい。大丈夫です! エアガンお返し致します!」
「弾速チェック終わった!」
「やっと終わったぁ~……。なぁ翔也。シューティングレンジも人がいっぱいだからさ、フィールドでHOP調整しよか」
「それもそうだな」
鮨詰め状態のシューティングレンジを見て、すぐに使えそうにないな。と思った翔也は勝平の提案にのることにした。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】知られてはいけない
ひなこ
ホラー
中学一年の女子・遠野莉々亜(とおの・りりあ)は、黒い封筒を開けたせいで仮想空間の学校へ閉じ込められる。
他にも中一から中三の男女十五人が同じように誘拐されて、現実世界に帰る一人になるために戦わなければならない。
登録させられた「あなたの大切なものは?」を、互いにバトルで当てあって相手の票を集めるデスゲーム。
勝ち残りと友情を天秤にかけて、ゲームは進んでいく。
一つ年上の男子・加川準(かがわ・じゅん)は敵か味方か?莉々亜は果たして、元の世界へ帰ることができるのか?
心理戦が飛び交う、四日間の戦いの物語。
(第二回きずな文学賞で奨励賞受賞)

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる