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妖精女王様とご対面
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サニーさんと別れてから後日。妖精女王様と謁見する日がやって来た。
「妖精女王様と会いに行くと思うと、なんか緊張してくるなぁ~……」
「~~~♪」
ファニーちゃんが「優しい人だから大丈夫だよ」と言いたそうな声を掛けて来た。
「ファニーちゃんは妖精女王様と会ったことあるの?」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「あるよ!」と言った後に、今すぐにでも会いたいのか服を引っ張って急かして来る。
ファニーちゃんがこんなにも会いたがるとなると、結構優しい人……じゃなくて! 妖精なのかもな。
そんなことを思っていたら、プル太郎とルルが脇道をジッと見つめていたのに気付いた。
「2人共どうしたんだ?」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「男性と女性が自分達のことを、あの場所から見つめていた?」
疑問に思いつつプル太郎達が見つめていた脇道に顔を向けて見てみるが、そこには人影すら見当たらない。
う~ん……ここ最近のルルとプル太郎の気配探知能力が上がっているから、誰かが向こうで見ていたのは間違いなさそうだけど……。
「きっとルル達が可愛いから見ていたんじゃないか?」
「クゥ~ン?」
プルンッ?
ルル達が「そうかなぁ?」何て言いたそうな返事を返す。
「そんなことよりも、サニーさんと妖精女王様を待たせたらいけないから錬金術ギルドに行こう!」
「……キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
ルルとプル太郎は「そうだね!」と納得した声を上げた後、錬金術ギルドに向かう。
錬金術ギルドに着くと人集りが出来ていた。
「人が多いなぁ~……」
「~~~?」
ファニーちゃんが「今日何かあったっけ?」なんて言いたそうな声を出す。
「今日何かあったら、サニーさんが教えてくれると思うんだけど」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「それもそうかぁ~」なんて言いたそうなことを言った後、錬金術ギルドの入り口を確認する為か高く飛んだ。
ファニーちゃん空飛べるから羨ましいなぁ~……あ、戻って来た。
「~~~♪」
戻って来たファニーちゃんが「錬金術ギルドの人達がこっちに来る!」と言いたそうな声を出した。
「こっちに来ている? もしかしたら俺達が来たことに気付いたのかもな」
てか、そうもしてくれないと人混みの中を通り抜けられないよな。
なんて思っていたら、人混みの中から「いたいた!」と言う声と共に錬金術ギルドの職員2人が人混みの中をかき分けてやって来た。
「カイリさん、お待ちしておりました!」
「お待ちしておりました。って……2人共大丈夫ですか?」
まだ午前中なのにゲッソリとした顔をしている。
「ええ、まぁ……これだけ野次馬がいると少々……」
「妖精女王様の姿を一眼見ようとしている人がいて大変です……そんなことよりも、ご案内するので我々に付いて来て下さい」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
ルル達が「この中を通って行くのぉ⁉︎」と言いたそうなことを職員達に言う。
「ルル達の気持ちはわかるけど、この中をかき分けて行くしか方法はないよ」
「クゥ~ン……」
ルルがちょっと嫌そうな顔をさせる。俺だってこの中を通るのは嫌だよ。
「ルル、我慢してね」
俺はそう言うとルルを抱っこして職員に身体を向ける。
「そんじゃあ、行きましょうか」
「はい。すみません! 通して下さい!」
「今日の面談で重要な方達が通ります! なので通して下さい!」
重要な方達って何だ? 重要な方達って?
そんなことを思いながら人混みの中をかき分けて行くと、「あの子が?」とか「本当に妖精を連れてる⁉︎」とか「妖精女王様に会えるなんて羨ましい!」なんて声が聞こえて来た。
「フゥ~……何とか抜けたぁ」
「お疲れ様です。サニー様と妖精女王様は応接室にいらっしゃるので、このまま付いて来て下さい」
「えっ⁉︎ 錬金術ギルドにいるんですかぁ⁉︎」
「はい。妖精女王様はファニーちゃんと早く会いたい気持ちが抑え切れなかったみたいなので、予定していた場所ではなく錬金術ギルドに来てしまったみたいです」
それでサニーさんが対応しなきゃいけなくなったって訳かぁ~……。
「困っているサニーさんの姿が目に浮かぶから、早く行きましょうか」
「案外違うかもしれないです」
違うかも?
そんなことを思いながら応接室へと向かうと、ドア越しに楽しそうな声が聞こえて来る。
そんな声を知ってか知らずか、ギルド職員の人はドアをノックしてから話し掛ける。
「カイリ様と従魔様達がご到着しました!」
『あっ⁉︎ もう来たのね。入って来てちょうだい!』
何かサニーさんの声が浮いているような気がする。
何て思いながら応接室へと入って行くと、ソファーに座っているサニーさんが手を振った。
「やっと主役達が来たのね。アステル様、彼女がファニーちゃんの主人のカイリです」
「アナタがカイリなのぉ!」
冠を被った妖精がそう言いながら近づいて来た!
「……ファニーちゃん。もしかしてこの方が妖精女王様なの?」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「そうだよ!」と言いたそうな声を出すと、妖精女王様の下へ飛んで行き手をつなぎ合った。
「ファニーちゃん! 無事でよかったわぁ! アナタが突然いなくなったって聞いたときは、本当に心配したんだからぁ!」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「心配かけてごめんなさい……」と言いたそうな声を出しながら、妖精女王様に頭を下げた。
そしてその様子を見ていた妖精女王様は、ファニーちゃんの身体を抱きしめて頭を優しく撫でた。
「無事でいてくれて本当によかったわぁ……カイリさんだよね?」
「あ、はい!」
「私ね、アステルって言うの! この度はファニーちゃんを助けてくれて、本当にありがとうね!」
「いえ、大したことではありませんよ。……あっ⁉ 俺の名前はカイリと言います。こっちがルルで上に乗っているスライムが」
「女王様。色々お話したいお気持ちは分かりますが、お茶しながら話しませんか?」
「立ち話させるのも失礼よね。ゴメンなさい、私達って人と違って基本的に飛んでるから、こんな風に話していてもつらくならないから……」
「ああ~……なるほど」
ファニーちゃんもそうだったが、ずっと飛んでいても辛くなさそうにしている。
もしかしたら魔法が関係しているかもしれないな……っと、このままじゃ話が脱線し続けちゃうな。
「そうなんですかぁ~」と言いながらソファーに腰掛けた。
「えっとぉ……妖精女王様はファニーちゃんを連れ戻しに来たんですよね?」
「そうだね!」
やっぱり。
そんなことを思いながらファニーちゃんの方に顔を向けると、ファニーちゃんも不安そうな顔で俺達の方を見つめる。
「そんな不安そうな顔をしないで。ファニーちゃんがカイリちゃん達と一緒にいたいって言うのなら、妖精国に連れて帰ることはしないわ」
「えっ⁉︎」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達も俺のように驚いた様子で妖精女王様を見つめていると、クスクスッと笑った後に話始める。
「カイリちゃんが悪そうな人だったら、ファニーちゃんを引き取っていたわよぉ。でも仲良さそうだからカイリちゃんの下でも大丈夫かなぁ。って思ったの。ファニーちゃんもカイリちゃんと一緒にいたいのよね?」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「うん」と言いたそうな声を出しながら頷いた。
「そう言うことだから、ファニーちゃんのことをよろしくね」
「あ、はい。分かりました」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
ルル達は「ファニ~~~ッ⁉︎」と嬉しそうな声を上げながら、ファニーちゃんの下へ行き、じゃれ合い始めた。
ルル達もファニーちゃんと共にいられるのが嬉しいんだなぁ。
カイリはルル達がじゃれ合う姿を微笑ましく見ていたのであった。
「妖精女王様と会いに行くと思うと、なんか緊張してくるなぁ~……」
「~~~♪」
ファニーちゃんが「優しい人だから大丈夫だよ」と言いたそうな声を掛けて来た。
「ファニーちゃんは妖精女王様と会ったことあるの?」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「あるよ!」と言った後に、今すぐにでも会いたいのか服を引っ張って急かして来る。
ファニーちゃんがこんなにも会いたがるとなると、結構優しい人……じゃなくて! 妖精なのかもな。
そんなことを思っていたら、プル太郎とルルが脇道をジッと見つめていたのに気付いた。
「2人共どうしたんだ?」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「男性と女性が自分達のことを、あの場所から見つめていた?」
疑問に思いつつプル太郎達が見つめていた脇道に顔を向けて見てみるが、そこには人影すら見当たらない。
う~ん……ここ最近のルルとプル太郎の気配探知能力が上がっているから、誰かが向こうで見ていたのは間違いなさそうだけど……。
「きっとルル達が可愛いから見ていたんじゃないか?」
「クゥ~ン?」
プルンッ?
ルル達が「そうかなぁ?」何て言いたそうな返事を返す。
「そんなことよりも、サニーさんと妖精女王様を待たせたらいけないから錬金術ギルドに行こう!」
「……キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
ルルとプル太郎は「そうだね!」と納得した声を上げた後、錬金術ギルドに向かう。
錬金術ギルドに着くと人集りが出来ていた。
「人が多いなぁ~……」
「~~~?」
ファニーちゃんが「今日何かあったっけ?」なんて言いたそうな声を出す。
「今日何かあったら、サニーさんが教えてくれると思うんだけど」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「それもそうかぁ~」なんて言いたそうなことを言った後、錬金術ギルドの入り口を確認する為か高く飛んだ。
ファニーちゃん空飛べるから羨ましいなぁ~……あ、戻って来た。
「~~~♪」
戻って来たファニーちゃんが「錬金術ギルドの人達がこっちに来る!」と言いたそうな声を出した。
「こっちに来ている? もしかしたら俺達が来たことに気付いたのかもな」
てか、そうもしてくれないと人混みの中を通り抜けられないよな。
なんて思っていたら、人混みの中から「いたいた!」と言う声と共に錬金術ギルドの職員2人が人混みの中をかき分けてやって来た。
「カイリさん、お待ちしておりました!」
「お待ちしておりました。って……2人共大丈夫ですか?」
まだ午前中なのにゲッソリとした顔をしている。
「ええ、まぁ……これだけ野次馬がいると少々……」
「妖精女王様の姿を一眼見ようとしている人がいて大変です……そんなことよりも、ご案内するので我々に付いて来て下さい」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
ルル達が「この中を通って行くのぉ⁉︎」と言いたそうなことを職員達に言う。
「ルル達の気持ちはわかるけど、この中をかき分けて行くしか方法はないよ」
「クゥ~ン……」
ルルがちょっと嫌そうな顔をさせる。俺だってこの中を通るのは嫌だよ。
「ルル、我慢してね」
俺はそう言うとルルを抱っこして職員に身体を向ける。
「そんじゃあ、行きましょうか」
「はい。すみません! 通して下さい!」
「今日の面談で重要な方達が通ります! なので通して下さい!」
重要な方達って何だ? 重要な方達って?
そんなことを思いながら人混みの中をかき分けて行くと、「あの子が?」とか「本当に妖精を連れてる⁉︎」とか「妖精女王様に会えるなんて羨ましい!」なんて声が聞こえて来た。
「フゥ~……何とか抜けたぁ」
「お疲れ様です。サニー様と妖精女王様は応接室にいらっしゃるので、このまま付いて来て下さい」
「えっ⁉︎ 錬金術ギルドにいるんですかぁ⁉︎」
「はい。妖精女王様はファニーちゃんと早く会いたい気持ちが抑え切れなかったみたいなので、予定していた場所ではなく錬金術ギルドに来てしまったみたいです」
それでサニーさんが対応しなきゃいけなくなったって訳かぁ~……。
「困っているサニーさんの姿が目に浮かぶから、早く行きましょうか」
「案外違うかもしれないです」
違うかも?
そんなことを思いながら応接室へと向かうと、ドア越しに楽しそうな声が聞こえて来る。
そんな声を知ってか知らずか、ギルド職員の人はドアをノックしてから話し掛ける。
「カイリ様と従魔様達がご到着しました!」
『あっ⁉︎ もう来たのね。入って来てちょうだい!』
何かサニーさんの声が浮いているような気がする。
何て思いながら応接室へと入って行くと、ソファーに座っているサニーさんが手を振った。
「やっと主役達が来たのね。アステル様、彼女がファニーちゃんの主人のカイリです」
「アナタがカイリなのぉ!」
冠を被った妖精がそう言いながら近づいて来た!
「……ファニーちゃん。もしかしてこの方が妖精女王様なの?」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「そうだよ!」と言いたそうな声を出すと、妖精女王様の下へ飛んで行き手をつなぎ合った。
「ファニーちゃん! 無事でよかったわぁ! アナタが突然いなくなったって聞いたときは、本当に心配したんだからぁ!」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「心配かけてごめんなさい……」と言いたそうな声を出しながら、妖精女王様に頭を下げた。
そしてその様子を見ていた妖精女王様は、ファニーちゃんの身体を抱きしめて頭を優しく撫でた。
「無事でいてくれて本当によかったわぁ……カイリさんだよね?」
「あ、はい!」
「私ね、アステルって言うの! この度はファニーちゃんを助けてくれて、本当にありがとうね!」
「いえ、大したことではありませんよ。……あっ⁉ 俺の名前はカイリと言います。こっちがルルで上に乗っているスライムが」
「女王様。色々お話したいお気持ちは分かりますが、お茶しながら話しませんか?」
「立ち話させるのも失礼よね。ゴメンなさい、私達って人と違って基本的に飛んでるから、こんな風に話していてもつらくならないから……」
「ああ~……なるほど」
ファニーちゃんもそうだったが、ずっと飛んでいても辛くなさそうにしている。
もしかしたら魔法が関係しているかもしれないな……っと、このままじゃ話が脱線し続けちゃうな。
「そうなんですかぁ~」と言いながらソファーに腰掛けた。
「えっとぉ……妖精女王様はファニーちゃんを連れ戻しに来たんですよね?」
「そうだね!」
やっぱり。
そんなことを思いながらファニーちゃんの方に顔を向けると、ファニーちゃんも不安そうな顔で俺達の方を見つめる。
「そんな不安そうな顔をしないで。ファニーちゃんがカイリちゃん達と一緒にいたいって言うのなら、妖精国に連れて帰ることはしないわ」
「えっ⁉︎」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達も俺のように驚いた様子で妖精女王様を見つめていると、クスクスッと笑った後に話始める。
「カイリちゃんが悪そうな人だったら、ファニーちゃんを引き取っていたわよぉ。でも仲良さそうだからカイリちゃんの下でも大丈夫かなぁ。って思ったの。ファニーちゃんもカイリちゃんと一緒にいたいのよね?」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「うん」と言いたそうな声を出しながら頷いた。
「そう言うことだから、ファニーちゃんのことをよろしくね」
「あ、はい。分かりました」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
ルル達は「ファニ~~~ッ⁉︎」と嬉しそうな声を上げながら、ファニーちゃんの下へ行き、じゃれ合い始めた。
ルル達もファニーちゃんと共にいられるのが嬉しいんだなぁ。
カイリはルル達がじゃれ合う姿を微笑ましく見ていたのであった。
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