145 / 150
7話 速水さんとセクシー美女?
《19》
しおりを挟む
リビングのテーブルにIHクッキングヒーターを設置して、その上に土鍋を置いてぐつぐつ煮込む事10分。美味しそうな匂いが漂い始める。
煮込んでいる間に速水さんがコブサラダを作ってくれた。具材はレタス、トマト、アボカド、きゅうり、ゆで卵。全部、綺麗な角切りになっている。当然、サラダも速水さんコレクションとして、写真を撮らせて頂いた。
最後にお肉屋さんで買って来た唐揚げをテーブルの上に置いて、今夜の夕飯が全部並ぶ。
どれも美味しそう。
「美樹ちゃん、お酒は飲む? ビールぐらいしかないけど」
キッチンにいる速水さんに聞かれた。
「速水さんが飲むなら飲みます」
「今日はやめておこうかな。いろいろと危なくなりそうだから」
「危なくなる? 何がです?」
「あ、いや、ほら、美樹ちゃんを車で送っていくつもりだから」
「電車で一人で帰れますよ」
「危ないよ。お肉を切っている美樹ちゃんを見て一人で帰せないと思ったよ」
「そんなに私、危ない感じでした?」
「うん。本当、顔、切りそうだったから」
「速水さん、意外と心配症ですね」
「とにかく送っていくから。眼鏡を壊したのは僕だし、責任取らせて下さい」
速水さんが頭を下げる。
まだ眼鏡の事を気にしているんだ。速水さんって誠実な人だな。
「そんなに責任感じないで下さい。スペアの眼鏡があるから大丈夫ですから」
「今度新しい眼鏡を買いに行こう」
「いいのに」
「僕の気が済まない。美樹ちゃん、今度の日曜日は空いてる?」
「日曜日は午後バイトですけど、その前なら」
「じゃあ、午前中にメガネ屋ね」
「本当にいいのに」
「僕は全然よくないから」
速水さんって、ちょっと頑固かも。
でも、日曜日も会えるんだ。嬉しい。
煮込んでいる間に速水さんがコブサラダを作ってくれた。具材はレタス、トマト、アボカド、きゅうり、ゆで卵。全部、綺麗な角切りになっている。当然、サラダも速水さんコレクションとして、写真を撮らせて頂いた。
最後にお肉屋さんで買って来た唐揚げをテーブルの上に置いて、今夜の夕飯が全部並ぶ。
どれも美味しそう。
「美樹ちゃん、お酒は飲む? ビールぐらいしかないけど」
キッチンにいる速水さんに聞かれた。
「速水さんが飲むなら飲みます」
「今日はやめておこうかな。いろいろと危なくなりそうだから」
「危なくなる? 何がです?」
「あ、いや、ほら、美樹ちゃんを車で送っていくつもりだから」
「電車で一人で帰れますよ」
「危ないよ。お肉を切っている美樹ちゃんを見て一人で帰せないと思ったよ」
「そんなに私、危ない感じでした?」
「うん。本当、顔、切りそうだったから」
「速水さん、意外と心配症ですね」
「とにかく送っていくから。眼鏡を壊したのは僕だし、責任取らせて下さい」
速水さんが頭を下げる。
まだ眼鏡の事を気にしているんだ。速水さんって誠実な人だな。
「そんなに責任感じないで下さい。スペアの眼鏡があるから大丈夫ですから」
「今度新しい眼鏡を買いに行こう」
「いいのに」
「僕の気が済まない。美樹ちゃん、今度の日曜日は空いてる?」
「日曜日は午後バイトですけど、その前なら」
「じゃあ、午前中にメガネ屋ね」
「本当にいいのに」
「僕は全然よくないから」
速水さんって、ちょっと頑固かも。
でも、日曜日も会えるんだ。嬉しい。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる