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7話 速水さんとセクシー美女?
《7》
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お兄ちゃんが帰って来たのは私が帰宅してから二時間後だった。いくちゃんの事を聞こうと思ったけど、気まずくて聞けない。でも、気になる。おかげで木曜日の朝は寝不足。今日は速水さんに会うというのに。
「顔、むくんでるぞ。お菓子の食べ過ぎだろ」
ダイニングでヨーグルトを食べていたら、スーツ姿のお兄ちゃんに言われた。
むくんでるなんて酷い。お菓子食べ過ぎたの誰のせいだと思ってるのよ! お兄ちゃんといくちゃんの事が気になって、ついポテチに手が伸びたんじゃない。気づいたら夜中に一袋開けちゃったんだからね!
という言葉を胸の中で言い返して、じっとお兄ちゃんを見た。
なんかお兄ちゃん、機嫌が良さそう。
「今日も、外で食べてくるから」
お兄ちゃんがお母さんに言う。
「今日は芳樹も美樹も家で夕飯食べないのね」
お母さんの一言にお兄ちゃんが反応する。
「美樹、誰かとご飯行くのか?」
速水さんとご飯を食べる約束はしていないけど、会うのが午後6時だったから、その可能性もあると思い、夕飯はいらないと言った。
「えーと、いく……」
いくちゃんと言いそうになって止めた。お兄ちゃんが夕飯を食べる相手はいくちゃんかもしれない。
「バイトの人」
「男か?」
「大勢。男の人も女の人もいるよ」
そう答えておくのが無難だと思った。お兄ちゃんはそれ以上は突っ込まず、食後のコーヒーを飲むと家を出て行った。
「顔、むくんでるぞ。お菓子の食べ過ぎだろ」
ダイニングでヨーグルトを食べていたら、スーツ姿のお兄ちゃんに言われた。
むくんでるなんて酷い。お菓子食べ過ぎたの誰のせいだと思ってるのよ! お兄ちゃんといくちゃんの事が気になって、ついポテチに手が伸びたんじゃない。気づいたら夜中に一袋開けちゃったんだからね!
という言葉を胸の中で言い返して、じっとお兄ちゃんを見た。
なんかお兄ちゃん、機嫌が良さそう。
「今日も、外で食べてくるから」
お兄ちゃんがお母さんに言う。
「今日は芳樹も美樹も家で夕飯食べないのね」
お母さんの一言にお兄ちゃんが反応する。
「美樹、誰かとご飯行くのか?」
速水さんとご飯を食べる約束はしていないけど、会うのが午後6時だったから、その可能性もあると思い、夕飯はいらないと言った。
「えーと、いく……」
いくちゃんと言いそうになって止めた。お兄ちゃんが夕飯を食べる相手はいくちゃんかもしれない。
「バイトの人」
「男か?」
「大勢。男の人も女の人もいるよ」
そう答えておくのが無難だと思った。お兄ちゃんはそれ以上は突っ込まず、食後のコーヒーを飲むと家を出て行った。
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