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2話 速水さんからのオファー
《14》
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お断りするなら出来るだけ早い方がいいと思い、次の日、再びリクルートスーツに身を包んで、集学館に行った。
しかし、いきなり編集部に行っていいのかわからず、受付の人に聞いた。
「お約束はございますか?」
速水さんに何の連絡もせず来てしまった事にハッとした。
会社を訪問する時は必ず担当者にアポを取るという事を就活セミナーで習ったのに、自分の想いが強すぎて、完全に忘れていた。
「あの、約束はしていません。すみません。出直します」
慌ててビルを出ようとした時、エントランスから入ってくる速水さんと遭遇した。
「あ」
思わずそう口にすると、速水さんの視線がこっちに向く。
「卯月先生……」
速水さんが一目私を見て、私のペンネームを呼んでくれた事に感動する。
月曜日会っただけなのに、私、速水さんに認識されている。
う、うれしぃぃぃ!
心の中で絶叫していると、速水さんから接近してくれた。
今日は速水さん、チャコールグレーのスーツだ。
素敵♡
「私を訪ねて来てくれたんですよね?」
「は、はい」
速水さんに会うと覚悟して来たのに、もう心臓がバクバク鳴っている。
「あ、あの、てぃ、てぃ……」
TL小説、やっぱり書けませんと言おうとした時、「散歩しませんか?」と速水さんに言われた。
えー! 推しの速水さんと散歩!!
なんと尊い申し出!
しかし、いきなり編集部に行っていいのかわからず、受付の人に聞いた。
「お約束はございますか?」
速水さんに何の連絡もせず来てしまった事にハッとした。
会社を訪問する時は必ず担当者にアポを取るという事を就活セミナーで習ったのに、自分の想いが強すぎて、完全に忘れていた。
「あの、約束はしていません。すみません。出直します」
慌ててビルを出ようとした時、エントランスから入ってくる速水さんと遭遇した。
「あ」
思わずそう口にすると、速水さんの視線がこっちに向く。
「卯月先生……」
速水さんが一目私を見て、私のペンネームを呼んでくれた事に感動する。
月曜日会っただけなのに、私、速水さんに認識されている。
う、うれしぃぃぃ!
心の中で絶叫していると、速水さんから接近してくれた。
今日は速水さん、チャコールグレーのスーツだ。
素敵♡
「私を訪ねて来てくれたんですよね?」
「は、はい」
速水さんに会うと覚悟して来たのに、もう心臓がバクバク鳴っている。
「あ、あの、てぃ、てぃ……」
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えー! 推しの速水さんと散歩!!
なんと尊い申し出!
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