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第5話 神殿遺跡壁外にまさかの鉱脈。
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─────まえおき─────
お気に入り有り難う御座います。
正直小説の書き方なんて知らない程拙い作品なので嬉しいです。
そう言えばエトランゼシュバル(異世界からの馬)の更新が・・・。
まあ最期の大決戦で完結前なんですけどね。
今回は昭和30年代迄残ってた山家と言う独特な人達をモチーフにしています。
蟲師と言うアニメでは、蟲と言う謎の生命体の流れを追う民として出て来ます。
日本の山家は主に木地師が生活の糧だった様ですが、食えない時は盗みとかもしていたみたいです。(一部の人だけど)
狩猟や木地の器だけでは生活は厳しかったでしょうね。
ただ何の為に移動生活をしていたのかは謎です。
住民登録しないといけないので、余部や隠れ里(コオロギ橋なんかに出て来ますね)、山家と言うのは無くなって行きました。
そこで魔素を追う民として設定してみた訳です。(うん、蟲師の影響だねこれ)🤣
あっ、このストーリーの絵、スマホで似顔絵が描けるかに挑戦したモノです。
え~と・・・似て無くてすいません🙏。
本田翼です。悪しからず。
────まえおきおわり────
古代遺跡探索隊は山地の裾野の通路の入り口に来た。
隠していた木々や土を退かすと入り口が現れる。
「鉱山技師の我々が護衛と一緒に先に入りますから、冒険者の方達はその後から来て貰えますか。突発的なガスや水の噴出とか毒ガス等の危険が有りますので」
護衛の人達も命懸けで、今回は土竜の魔物の危険性も有る上に、悪いガスや水も有る。
今回私はその先遣隊の後ろにいる。
「綺麗だわね」
「恐ろしく綺麗に残っているな」
護衛のゴドルフさんとアラルさんが話す通り、見事に遺跡としては綺麗に残っていて頑丈そうだ。
魔法の光で進む。
松明は二酸化炭素を調べるには良いがブタンガスなんかだと危険だ。
硫化系ガスの為に鳥も連れている。
一酸化炭素なら早くに人も意識を失いかねない。
なので後方の風魔法に優れた冒険者は絶えず入り口から風を送っている。
私はこっそりその風に魔素を載せていた。
魔素は生物や水の中を好む。
何度か洞窟等で魔素を先に送ると、魔素が片寄る事が有った。
毒性のガスを避けたりする様なのだ。
魔素は有る意味生命体の性質を少し持っている気はするのだが、詳しくはわからない。
レイナは酸素と言う物を何故か記憶していて、魔素が酸素を好み一酸化炭素等を嫌う事を知っていた。
これはレイナ自身何故か知らない内に。
・・・毒性のガスは無さそうね。
同時に酸素と反応するガスも溜まっている所は酸素が無いので、魔素も近付かない。
爆発の危険性も大丈夫みたい。
そんなんだからゆっくり進む。
うん?・・・。
魔素が両脇の下方向に少し集まっているけど・・・あっ、水が流れている。
どうやら側溝が有るようだ。
入り口の前から地下に染み込んでたのかな?。
入り口には側溝が無かったものね。
土に埋もれてしまったのだろう。
つまり水量も少ないって事かな。
側溝を良く見るとほんのチョロチョロしか流れていない。
あの山の様な岩盤で両脇に水が流れ去っているようだ。
古代人は賢いなあ。
良くこんな地下道を掘ったものだ。
水が出にくくガスも少ないなんて。
更にこの遺跡には換気システムでも有るのだろうか?。
そんな気がして来た。
「「「うわっ!!」」」
「凄い」
そんな声が先遣隊から聞こえて来た。
魔物の気配は無いので何だろうかと思っていたら。
巨大な空間に出た。
微かに魔石には魔力が残り淡く光っている。
いちおう聞いとこう。
「あの~、魔石に魔力流して良いですか。ちょっと暗いので」
「光の魔石かあ。大丈夫だろう」
直ぐ横の光の魔石に魔力を流すと全体に行き渡った。
「「「「「おお~」」」」」
これはシンプルな造りだが、巨大な石造りのドームだ。
「アーチ橋の下みたいな感じですね」
「二千年の間には大きな地震とかも有ったろうに、良く残ったなあ」
ゴドルフさんの言う通りだ。
「ガルシュさんこの部屋に入る前に気に成る所が有ったんですが」
「ああ、入る手前の右の通路だろ」
「はい。何であんな意味の無い同じ道に繋がる小道なのかと思ったから、そっと魔力を壁に流してみたんです。そしたら数ヶ所魔力がかなり奥まで流れたんです」
「んっ?、どういう事」
「鉱脈かと思います。ちょっと調べて良いですか」
「それは是非ともお願いしたい」
「アラルついて行ってくれ」
ゴドルフさんに言われてアラルさんが念の為に護衛してくれる。
「これトイレでも無いし何の通路かしら?」
「謎ですよね。わざわざ作るには」
気に成った場所に魔力を通す。
「えっ!・・・」
「どうしたの?」
「これ、かなりの鉱脈です」
「何の鉱脈」
「奥の高い山地付近迄有る・・・魔銀」
「はっ?、うそ!、ミスリル」
「この国にはミスリル鉱山は無かった筈なので大発見かも知れません。魔力の流れがスムーズ過ぎるので水でもその他の鉱石でも有りませんよ。これは皆さんに箝口令を敷く必要が有りますので、未だ絶対に話しては駄目です」
「分かったわ。話したら首が飛ぶわね」
「はい、間違いなく」
それからは古代遺跡のドーム内で魔法契約が全員に成された。
漏れると一大事な案件である。
直ぐ様トンボ帰りして領主に報告した。
領主やその他の関係者全員に新たに魔法契約が成された。
ミスリル鉱脈の大箝口令である。
純度も高く産出量も多いので、領主は市井に少しずつ長年に渡り流す様だ。
他国のミスリルの価値が下がり過ぎない様にする為に。
国同士の軋轢に火が着きかねないので。
何せ金より高いからね。
それから実際に壁の煉瓦を取り外し掘り進めると直ぐにミスリルが出て来た。
おそらく百年以上この領の経済は持つだろう。
お気に入り有り難う御座います。
正直小説の書き方なんて知らない程拙い作品なので嬉しいです。
そう言えばエトランゼシュバル(異世界からの馬)の更新が・・・。
まあ最期の大決戦で完結前なんですけどね。
今回は昭和30年代迄残ってた山家と言う独特な人達をモチーフにしています。
蟲師と言うアニメでは、蟲と言う謎の生命体の流れを追う民として出て来ます。
日本の山家は主に木地師が生活の糧だった様ですが、食えない時は盗みとかもしていたみたいです。(一部の人だけど)
狩猟や木地の器だけでは生活は厳しかったでしょうね。
ただ何の為に移動生活をしていたのかは謎です。
住民登録しないといけないので、余部や隠れ里(コオロギ橋なんかに出て来ますね)、山家と言うのは無くなって行きました。
そこで魔素を追う民として設定してみた訳です。(うん、蟲師の影響だねこれ)🤣
あっ、このストーリーの絵、スマホで似顔絵が描けるかに挑戦したモノです。
え~と・・・似て無くてすいません🙏。
本田翼です。悪しからず。
────まえおきおわり────
古代遺跡探索隊は山地の裾野の通路の入り口に来た。
隠していた木々や土を退かすと入り口が現れる。
「鉱山技師の我々が護衛と一緒に先に入りますから、冒険者の方達はその後から来て貰えますか。突発的なガスや水の噴出とか毒ガス等の危険が有りますので」
護衛の人達も命懸けで、今回は土竜の魔物の危険性も有る上に、悪いガスや水も有る。
今回私はその先遣隊の後ろにいる。
「綺麗だわね」
「恐ろしく綺麗に残っているな」
護衛のゴドルフさんとアラルさんが話す通り、見事に遺跡としては綺麗に残っていて頑丈そうだ。
魔法の光で進む。
松明は二酸化炭素を調べるには良いがブタンガスなんかだと危険だ。
硫化系ガスの為に鳥も連れている。
一酸化炭素なら早くに人も意識を失いかねない。
なので後方の風魔法に優れた冒険者は絶えず入り口から風を送っている。
私はこっそりその風に魔素を載せていた。
魔素は生物や水の中を好む。
何度か洞窟等で魔素を先に送ると、魔素が片寄る事が有った。
毒性のガスを避けたりする様なのだ。
魔素は有る意味生命体の性質を少し持っている気はするのだが、詳しくはわからない。
レイナは酸素と言う物を何故か記憶していて、魔素が酸素を好み一酸化炭素等を嫌う事を知っていた。
これはレイナ自身何故か知らない内に。
・・・毒性のガスは無さそうね。
同時に酸素と反応するガスも溜まっている所は酸素が無いので、魔素も近付かない。
爆発の危険性も大丈夫みたい。
そんなんだからゆっくり進む。
うん?・・・。
魔素が両脇の下方向に少し集まっているけど・・・あっ、水が流れている。
どうやら側溝が有るようだ。
入り口の前から地下に染み込んでたのかな?。
入り口には側溝が無かったものね。
土に埋もれてしまったのだろう。
つまり水量も少ないって事かな。
側溝を良く見るとほんのチョロチョロしか流れていない。
あの山の様な岩盤で両脇に水が流れ去っているようだ。
古代人は賢いなあ。
良くこんな地下道を掘ったものだ。
水が出にくくガスも少ないなんて。
更にこの遺跡には換気システムでも有るのだろうか?。
そんな気がして来た。
「「「うわっ!!」」」
「凄い」
そんな声が先遣隊から聞こえて来た。
魔物の気配は無いので何だろうかと思っていたら。
巨大な空間に出た。
微かに魔石には魔力が残り淡く光っている。
いちおう聞いとこう。
「あの~、魔石に魔力流して良いですか。ちょっと暗いので」
「光の魔石かあ。大丈夫だろう」
直ぐ横の光の魔石に魔力を流すと全体に行き渡った。
「「「「「おお~」」」」」
これはシンプルな造りだが、巨大な石造りのドームだ。
「アーチ橋の下みたいな感じですね」
「二千年の間には大きな地震とかも有ったろうに、良く残ったなあ」
ゴドルフさんの言う通りだ。
「ガルシュさんこの部屋に入る前に気に成る所が有ったんですが」
「ああ、入る手前の右の通路だろ」
「はい。何であんな意味の無い同じ道に繋がる小道なのかと思ったから、そっと魔力を壁に流してみたんです。そしたら数ヶ所魔力がかなり奥まで流れたんです」
「んっ?、どういう事」
「鉱脈かと思います。ちょっと調べて良いですか」
「それは是非ともお願いしたい」
「アラルついて行ってくれ」
ゴドルフさんに言われてアラルさんが念の為に護衛してくれる。
「これトイレでも無いし何の通路かしら?」
「謎ですよね。わざわざ作るには」
気に成った場所に魔力を通す。
「えっ!・・・」
「どうしたの?」
「これ、かなりの鉱脈です」
「何の鉱脈」
「奥の高い山地付近迄有る・・・魔銀」
「はっ?、うそ!、ミスリル」
「この国にはミスリル鉱山は無かった筈なので大発見かも知れません。魔力の流れがスムーズ過ぎるので水でもその他の鉱石でも有りませんよ。これは皆さんに箝口令を敷く必要が有りますので、未だ絶対に話しては駄目です」
「分かったわ。話したら首が飛ぶわね」
「はい、間違いなく」
それからは古代遺跡のドーム内で魔法契約が全員に成された。
漏れると一大事な案件である。
直ぐ様トンボ帰りして領主に報告した。
領主やその他の関係者全員に新たに魔法契約が成された。
ミスリル鉱脈の大箝口令である。
純度も高く産出量も多いので、領主は市井に少しずつ長年に渡り流す様だ。
他国のミスリルの価値が下がり過ぎない様にする為に。
国同士の軋轢に火が着きかねないので。
何せ金より高いからね。
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