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推しとこれは別ですから!
しおりを挟むそれから暫く、アデルと私は二人で会うのを禁止された。
当然なのだけれど。
一晩中私と過ごしたアデルは、何のためらいもなく動けない私を抱き上げたまま我が家へ私を送った。
心配で眠れなかった様子のお父様と、何かしら分かっている様子のお母様に出迎えられて、メグに身支度を手伝われて、顔から火が出るほど恥ずかしかった。私の人生で、あの日程恥ずかしい思いをしたことはないと思う。
翌日、お父様の手に昨日はなかった怪我があったのでどうしたのか聞いてみたけれど、お父様は何も言わずアデルとの婚約をやめることはない、とだけ言うと肩を落としていた。すぐに満面の笑みで花束を持ってやってきたアデルの口端が切れているのを見て、大体察しは付いた。
私はというと、特に何も変わらない日々を送っている。
友人たちとイヴァン様の邪魔をする不敬な輩がいないか騎士団に足を運ぶ日々。アデルとイヴァン様は比べるものではないのだ。
騎士団の入口で、女性たちに囲まれているアデルを見つけた。相変わらず黄色い歓声を浴び、平然と手を振っている。白けた気持ちでそれを見ていると、私に気が付いたアデルがぱっと顔を輝かせた。
……なんだか飼い主を見つけた犬みたいだわ。
「カタリーナ嬢!」
「アデル様、ごきげんよう」
「カタリーナ嬢、今日も綺麗だね」
「当然よ」
女性たちの輪から抜けたアデルは私の元までくると、そっと耳元に顔を寄せ囁いた。
「……今夜、レストランを予約しているから迎えに行くね。お母上の許可は貰ってるから」
「え?」
「ベルトじゃなくて、リボンで試そう。きっと気に入るよ」
「なっ! ななな何を言ってるの⁉」
「隊服はどうしようか。正装がいい?」
「バカなこと言わないで!」
思いっきりアデルの胸を押し返し、その場を走り去る。背後から「あとでね~」というのんびりした声が聞こえた。
悔しいけれど期待する私がいるのも事実。悔しいけれど! 違うわ期待なんてしてないけれど!
だって私の理想は、イヴァン様なんだから!
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私の推しも好きですが、こっちのお話の方の方がもっと好きです^ ^
アベルはカッコいいし、カタリーナは本当に可愛いですね♡
二人の関係、まさに憧れです^ ^
会話もとても面白かったです。
素敵なお話をありがとうございました✨
ブルーグラスさま
お読みいただき、ありがとうございます😊
アデルをかっこいいと言っていただけて嬉しいです!
カタリーナも可愛くなるよう書いたので、そう感じてもらえて幸せ😌
ありがとうございます!
こちらのストーリー大好きでです😆
本当に大好き💕です
何度も読み返しては萌えています
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ちゃんみんママさま
ありがとうございます!
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ちゃんみんママさま
お読みいただきありがとうございます!😊
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