3 / 36
一日目 夜のコンサバトリーと愛犬マーロウ1
しおりを挟む
「きゃ……っ」
「バーセル嬢!」
夜の薄暗い庭を歩いていると石畳に足を取られた。添えていた騎士マリウスの腕に力が入り転倒はしなかったけれど。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫、慣れていなくて」
「すみません、やはり正門から回った方が……」
「違うわ、道じゃなくて靴に!」
「え?」
「こんなヒールの高い靴に慣れていないの。領地ではいつも走りやすい靴だから疲れちゃって」
「走るのですか?」
「そう。動きやすくないと草花のお世話ができないもの」
「なるほど……あの、でもとりあえず、そこのベンチに座りましょう」
マリウスは生垣の傍のベンチに私を座らせると目の前に跪いた。
「ビューロウ卿!? そんなことしないで!」
「お怪我がないかだけ確認させてください」
「本当に大丈夫よ、痛くないわ!」
「……でも、これはダメみたいです」
マリウスが視線で示した先を見ると、右足のヒールが根元から取れかかっている。
「石畳の隙間に挟まって折れたのね」
「すみません、足元に気を付けていたつもりだったんですが」
「ビューロウ卿のせいではないわ。これはもう仕方ないから……」
靴を脱いでぶら下がっているだけのヒールをグイっと引っ張ると簡単に取れた。
マリウスが驚いて目を見張る。
「ビューロウ卿、もう片方のヒールを折ってくださる?」
「え?」
「裸足で歩くよりはましだわ」
「いやでも……僕が抱えて移動してもよろしければ」
「な、何言ってるの!」
いたって真面目な顔でそう言うマリウスに思わず顔が熱くなる。
真剣な眼差しで、上目遣いで見つめてくるマリウスに慌てて脱いだもう片方の靴を押し付けた。
そんな犬みたいな瞳で見ないで欲しい!
「……分かりました、では」
マリウスはそう言うと渋々、ものすごく渋々、いとも簡単にヒールを折った。どうしてそんなに嫌そうな顔をしてるのか分からない。
「ありがとう……って、ビューロウ卿待って、自分で履けるわ!」
「大丈夫です、お気になさらず」
マリウスは私の足をそっと壊れ物を扱うように持ち上げると、ヒールを折った靴を履かせてくれた。
もう色々気になるし何が大丈夫なのか分からない。
「あ、貴方は騎士なのだから……従者のようなことまでしなくていいのよ」
「普段からしている訳ではありませんよ」
マリウスは立ち上がりにっこりと笑うと、手を差し出した。手を載せ立ち上がると、多少ドレスは引きずるけれどものすごく歩きやすい。
「どうですか?」
「とっても歩きやすいわ! 生き返った気持ち」
「ふふっ! 生き返った」
「だって本当に足が痛かったんだもの! 世の中のご令嬢は毎日こんなものを履いてすごいわね」
「……素敵な靴なのに、僕のせいで申し訳ありません」
「いいのよ、修理にちゃんと出すわ。それにこのまま裸足で帰る方が問題だし、歩くのも楽になったからこれが最善よ。ありがとう、ビューロウ卿」
「……女性のヒールを折ってお礼を言われるなんて」
「貴方くらいでしょうね」
ははっとマリウスは声を上げて笑うと、諦めたのか仕切り直すように私に笑顔を向けた。
「では、改めて行きましょうか、バーセル嬢」
「アメリアでいいわ」
「え? そ、そういう訳にはいきません!」
「あら、私みたいな田舎の男爵家の女に気を使わなくていいのよ。ちょっと今年は頑張って王都まで来ただけだから」
「やはり秋の晩餐会は初めてでしたか」
「やはり?」
「はい。僕は毎年ここの警備にあたっていますが、バ……アメリア嬢は初めてお見かけした気がして」
「呼び捨てでいいのに」
正直、二十八歳にもなって嬢、なんて呼ばれるのはかなりくすぐったい。けれどマリウスは顔を赤くしてぶんぶんと横に大きく振った。
「そういう訳には!」
「そう?」
ここで押し問答をしても彼に敬称なしで呼ばせることは難しそう。
どうせ今だけだし、ちょっとそっとしておこう……。
「参加者の顔を全員覚えてるの?」
「あの、アメリア嬢はご入場された時からとても注目を浴びていましたから」
「まあ」
「濃紺の夜空みたいなドレスに金色のストールがとても美しいと思ったんです。背の高いアメリア嬢にぴったりだと、思って」
まさか男性にドレスを評されるとは思っていなかった。変わったものを見るような男性の視線しか感じなかったから。
嬉しくてつい顔がニヤけてしまう。どうしよう、嬉しいわ!
「ふふっ、ありがとう! よかったわ、ドレスが目立っていたのは分かっていたんだけれど、いい評価をいただけて嬉しいわ」
「本当に! その、とてもお似合いです」
恐らく顔が赤いのだろうマリウスは、俯いてぽりぽりと頬を掻く。
「これはね、領地のレースを使用したドレスなの。もっと色んな人に知ってもらいたくて、今年は晩餐会に参加してみたのよ。手応えがあってよかったわ」
「お一人で王都までいらしたのですか?」
「ええ、そうよ」
「あの……パートナーは」
確かに、私くらいの年齢ともなると夫を連れているのが普通。けれど、誰も伴わず一人で参加している私が目立つのも当然かしら。
「私は独身だし婚約者もいない職業婦人よ。そう言うビューロウ卿は? 婚約者はいらっしゃるの?」
「いえ、僕はまだ」
「まあ。でも貴方ならご令嬢たちから人気でしょうね」
「そんなことは」
またぽりぽりと頬を掻く。
騎士とは言え未婚の女性と暗い庭で二人で歩いていては醜聞が悪いけれど、見るからに年が離れているのだから、そんな心配もなさそうだ。中庭を歩いている最中に挨拶を交わした他の騎士や貴族たちも、不躾な視線で見てくるとこはなかった。
二人で他愛もない話をしていると、目の前が急に明るくなり黒い木々の間からガラスのコンサバトリーが現れた。
「バーセル嬢!」
夜の薄暗い庭を歩いていると石畳に足を取られた。添えていた騎士マリウスの腕に力が入り転倒はしなかったけれど。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫、慣れていなくて」
「すみません、やはり正門から回った方が……」
「違うわ、道じゃなくて靴に!」
「え?」
「こんなヒールの高い靴に慣れていないの。領地ではいつも走りやすい靴だから疲れちゃって」
「走るのですか?」
「そう。動きやすくないと草花のお世話ができないもの」
「なるほど……あの、でもとりあえず、そこのベンチに座りましょう」
マリウスは生垣の傍のベンチに私を座らせると目の前に跪いた。
「ビューロウ卿!? そんなことしないで!」
「お怪我がないかだけ確認させてください」
「本当に大丈夫よ、痛くないわ!」
「……でも、これはダメみたいです」
マリウスが視線で示した先を見ると、右足のヒールが根元から取れかかっている。
「石畳の隙間に挟まって折れたのね」
「すみません、足元に気を付けていたつもりだったんですが」
「ビューロウ卿のせいではないわ。これはもう仕方ないから……」
靴を脱いでぶら下がっているだけのヒールをグイっと引っ張ると簡単に取れた。
マリウスが驚いて目を見張る。
「ビューロウ卿、もう片方のヒールを折ってくださる?」
「え?」
「裸足で歩くよりはましだわ」
「いやでも……僕が抱えて移動してもよろしければ」
「な、何言ってるの!」
いたって真面目な顔でそう言うマリウスに思わず顔が熱くなる。
真剣な眼差しで、上目遣いで見つめてくるマリウスに慌てて脱いだもう片方の靴を押し付けた。
そんな犬みたいな瞳で見ないで欲しい!
「……分かりました、では」
マリウスはそう言うと渋々、ものすごく渋々、いとも簡単にヒールを折った。どうしてそんなに嫌そうな顔をしてるのか分からない。
「ありがとう……って、ビューロウ卿待って、自分で履けるわ!」
「大丈夫です、お気になさらず」
マリウスは私の足をそっと壊れ物を扱うように持ち上げると、ヒールを折った靴を履かせてくれた。
もう色々気になるし何が大丈夫なのか分からない。
「あ、貴方は騎士なのだから……従者のようなことまでしなくていいのよ」
「普段からしている訳ではありませんよ」
マリウスは立ち上がりにっこりと笑うと、手を差し出した。手を載せ立ち上がると、多少ドレスは引きずるけれどものすごく歩きやすい。
「どうですか?」
「とっても歩きやすいわ! 生き返った気持ち」
「ふふっ! 生き返った」
「だって本当に足が痛かったんだもの! 世の中のご令嬢は毎日こんなものを履いてすごいわね」
「……素敵な靴なのに、僕のせいで申し訳ありません」
「いいのよ、修理にちゃんと出すわ。それにこのまま裸足で帰る方が問題だし、歩くのも楽になったからこれが最善よ。ありがとう、ビューロウ卿」
「……女性のヒールを折ってお礼を言われるなんて」
「貴方くらいでしょうね」
ははっとマリウスは声を上げて笑うと、諦めたのか仕切り直すように私に笑顔を向けた。
「では、改めて行きましょうか、バーセル嬢」
「アメリアでいいわ」
「え? そ、そういう訳にはいきません!」
「あら、私みたいな田舎の男爵家の女に気を使わなくていいのよ。ちょっと今年は頑張って王都まで来ただけだから」
「やはり秋の晩餐会は初めてでしたか」
「やはり?」
「はい。僕は毎年ここの警備にあたっていますが、バ……アメリア嬢は初めてお見かけした気がして」
「呼び捨てでいいのに」
正直、二十八歳にもなって嬢、なんて呼ばれるのはかなりくすぐったい。けれどマリウスは顔を赤くしてぶんぶんと横に大きく振った。
「そういう訳には!」
「そう?」
ここで押し問答をしても彼に敬称なしで呼ばせることは難しそう。
どうせ今だけだし、ちょっとそっとしておこう……。
「参加者の顔を全員覚えてるの?」
「あの、アメリア嬢はご入場された時からとても注目を浴びていましたから」
「まあ」
「濃紺の夜空みたいなドレスに金色のストールがとても美しいと思ったんです。背の高いアメリア嬢にぴったりだと、思って」
まさか男性にドレスを評されるとは思っていなかった。変わったものを見るような男性の視線しか感じなかったから。
嬉しくてつい顔がニヤけてしまう。どうしよう、嬉しいわ!
「ふふっ、ありがとう! よかったわ、ドレスが目立っていたのは分かっていたんだけれど、いい評価をいただけて嬉しいわ」
「本当に! その、とてもお似合いです」
恐らく顔が赤いのだろうマリウスは、俯いてぽりぽりと頬を掻く。
「これはね、領地のレースを使用したドレスなの。もっと色んな人に知ってもらいたくて、今年は晩餐会に参加してみたのよ。手応えがあってよかったわ」
「お一人で王都までいらしたのですか?」
「ええ、そうよ」
「あの……パートナーは」
確かに、私くらいの年齢ともなると夫を連れているのが普通。けれど、誰も伴わず一人で参加している私が目立つのも当然かしら。
「私は独身だし婚約者もいない職業婦人よ。そう言うビューロウ卿は? 婚約者はいらっしゃるの?」
「いえ、僕はまだ」
「まあ。でも貴方ならご令嬢たちから人気でしょうね」
「そんなことは」
またぽりぽりと頬を掻く。
騎士とは言え未婚の女性と暗い庭で二人で歩いていては醜聞が悪いけれど、見るからに年が離れているのだから、そんな心配もなさそうだ。中庭を歩いている最中に挨拶を交わした他の騎士や貴族たちも、不躾な視線で見てくるとこはなかった。
二人で他愛もない話をしていると、目の前が急に明るくなり黒い木々の間からガラスのコンサバトリーが現れた。
28
お気に入りに追加
301
あなたにおすすめの小説
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。

神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
所詮、わたしは壁の花 〜なのに辺境伯様が溺愛してくるのは何故ですか?〜
しがわか
ファンタジー
刺繍を愛してやまないローゼリアは父から行き遅れと罵られていた。
高貴な相手に見初められるために、とむりやり夜会へ送り込まれる日々。
しかし父は知らないのだ。
ローゼリアが夜会で”壁の花”と罵られていることを。
そんなローゼリアが参加した辺境伯様の夜会はいつもと雰囲気が違っていた。
それもそのはず、それは辺境伯様の婚約者を決める集まりだったのだ。
けれど所詮”壁の花”の自分には関係がない、といつものように会場の隅で目立たないようにしているローゼリアは不意に手を握られる。
その相手はなんと辺境伯様で——。
なぜ、辺境伯様は自分を溺愛してくれるのか。
彼の過去を知り、やがてその理由を悟ることとなる。
それでも——いや、だからこそ辺境伯様の力になりたいと誓ったローゼリアには特別な力があった。
天啓<ギフト>として女神様から賜った『魔力を象るチカラ』は想像を創造できる万能な能力だった。
壁の花としての自重をやめたローゼリアは天啓を自在に操り、大好きな人達を守り導いていく。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる