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夢1一1
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――冷え込んだ十一月、晩秋。
薄暗い廊下を照らす蛍光灯がチカチカとちらつくのをぼんやりと見上げた。
ダウンジャケットを持ってきてよかった。こんなに遅くなるなんて、絶対に外は寒い。
黒いダウンをスーツの上に着こみ、懐かしい廊下を歩いて玄関へ向かうと、紺色のウールのベストを着た教師が一人、昔と変わらない笑顔で声を掛けてくれた。少しだけ、髪が心許なくなった気がする。
「ゆふ先生、お疲れさん」
その変わらない優しい笑顔に、疲れていた頭がふわりと緩んだ気がした。
先生、なんて今日はたくさん呼ばれたけれど、昔を知る人に呼ばれるとむず痒い。
「田中先生、お世話になります」
高校時代お世話になった恩師に頭を下げると、嬉しそうに破顔する。
「悪かったね、こんな時期まで受け入れができなくて」
「いいえ、母校で、しかも先生にお会いできたので却って良かったと思っています」
「そう言ってくれると嬉しいけどなあ」
「本当ですよ」
「そうか、そうか。君がこうして教師を目指してくれるなんてなぁ……。嬉しいよ」
「先生のおかげです」
偽りはない。真剣にそういうと、田中先生は照れくさそうにあはは、と笑い声をあげ「じゃあ頑張って」と片手をひらりと振って職員室へと戻っていった。
「うわ、さむ~」
玄関を出ると案の定凍えるような寒さだった。
畑が広がるだけの周囲には遮るものが何もなく、校門を出ると冷たい風の直撃を受ける。あまりの寒さにダウンのフードを被った。
「明日から帽子と手袋もいるなぁ」
十一月ともなれば、そろそろ初雪が降ってもおかしくない季節。空を見上げると新月だろうか、真っ暗な空に切り落とした爪のような月が浮かんでいる。
「あれ、教育実習のセンセーだ」
突然、玄関から明るい声がかけられた。
振り返ると背の高い男子生徒が一人、同じく寒そうに上着の前を合わせポケットに手を入れて出てくるところだった。
「やっぱり! 今朝の朝礼で挨拶してたよね」
「……こんばんは」
「こんばんはー!」
ニコニコと人懐っこい顔で近づいてくる彼は、見るからに陽キャ、だ。
「……こんな遅い時間までどうしたの?」
「生徒会の引継ぎ。もう引退したんだけどわかんないことあるって後輩が言うからさ、色々話してたらこんな時間」
そう言って赤くなった鼻先をすん、と鳴らす。
「そう。もう暗いから気を付けて帰ってね」
「え~? いやいやいや、それは俺のセリフじゃん。センセ、真っ暗で危ないよ? 歩いて帰んの?」
「バス停すぐそこだから大丈夫」
「あのねセンセ、今年に入ってからこの辺のバス路線、本数激減したんだよ」
「えっ!」
「やっぱ知らなかったんだ」
あらら、と言いながら近づいてくる彼を見上げる。
背も高いし、うん、これは陽キャなだけでなく一軍だな。華やかな顔をしていて女子にモテそう。
彫りの深い目許に高い鼻筋、大きな瞳。薄暗い外でも肌が白いのがわかる。ハーフの子かな。
「バスで駅まで行くの? だったらここのバス停まで行かないとこの時間は無理だよ」
そういってスマホで見せてくれた地図を確認する。歩いて三、四十分はかかる。
「ええ……」
どうしよう、迎えに来てもらうにも、お父さんはまだ帰ってないかな。自転車で来ればよかった。でもこの寒さじゃ凍えてしまう。
「教えてくれてありがとう。君も気を付けて帰って」
「あ、方向一緒だから俺も行くよ」
「え?」
「これ持ってて」
「あ、ちょっと……!」
男子生徒は私の手に無理やり自分が背負っていたリュックを押し付けた。
「お、重……!」
タブレットを使うようになったとは言え、まだ高校生のリュックってこんなに重いの!?
暗闇を駆けていった彼を引き止めることもできず、呆然とその背中を見送ってしまった。
(なんなの、もう……)
まさかリュックを置いて帰るわけにもいかない。寒空の下、校門にひとつだけある街灯の下で重たいリュックを抱えて待っていると、暗闇からキコキコと自転車を押して先程の生徒が現れた。
「よし、俺が送りますよ!」
ヒョイッと私の手からリュックを取ると、自転車の籠に入れる。
「いやでも」
「同じ方向だし。前後に歩くのもおかしくない?」
「自転車に乗って先に帰ればいいでしょう」
「だって寒いし」
ほら、と突然頬に冷たい手が触れる。
「ひゃあっ!」
「あははっ、ひゃあ、だって、かわいー」
「突然やめなさい!」
ごめんごめん、と笑うと、歩き出した私の横を自転車を押しながら彼が付いてくる。
「こんな暗い道を女性一人で歩かせたなんて母さんに知られたら、マジでボコられるから。明るいとこまで一緒なんだしいいじゃん」
「……はあ、もう……好きにして」
「そうするー」
なんだろうこのコミュ力……。
もう今日はとにかく疲れていて、どうでも良くなってくる。
暗闇を少ない街灯を頼りに進む。車通りもほとんどなく、確かに一人で歩くには少々怖い。
「センセはどうしてセンセーになろうと思ったの?」
「どうしてって……、いい先生に出会えたから、だよ」
「へー! 高校で? やっぱりうちの高校出身?」
「そうだよ」
「先輩だね」
高校時代、田中先生に救われたことがあった。それが原動力で、ここまで来ることができた。いつか私も、誰かの人生を照らしてあげられたら。そう思って。
「ねえ、ゆふって本名なの? かーわい」
「よく言われる」
「あはは! マジか~」
「一回聞いたら忘れないしね」
「確かに!」
キコキコと自転車を押す音が暗い道に響く。
なんだか懐かしくて、今自分がどんな立場でここにいるのか忘れてしまいそう。笑顔で話し続ける彼の声にだんだん楽しくなってくる私がいた。
暗い道もこうして話せば怖くないし、あっという間に進むことができる。
薄暗い廊下を照らす蛍光灯がチカチカとちらつくのをぼんやりと見上げた。
ダウンジャケットを持ってきてよかった。こんなに遅くなるなんて、絶対に外は寒い。
黒いダウンをスーツの上に着こみ、懐かしい廊下を歩いて玄関へ向かうと、紺色のウールのベストを着た教師が一人、昔と変わらない笑顔で声を掛けてくれた。少しだけ、髪が心許なくなった気がする。
「ゆふ先生、お疲れさん」
その変わらない優しい笑顔に、疲れていた頭がふわりと緩んだ気がした。
先生、なんて今日はたくさん呼ばれたけれど、昔を知る人に呼ばれるとむず痒い。
「田中先生、お世話になります」
高校時代お世話になった恩師に頭を下げると、嬉しそうに破顔する。
「悪かったね、こんな時期まで受け入れができなくて」
「いいえ、母校で、しかも先生にお会いできたので却って良かったと思っています」
「そう言ってくれると嬉しいけどなあ」
「本当ですよ」
「そうか、そうか。君がこうして教師を目指してくれるなんてなぁ……。嬉しいよ」
「先生のおかげです」
偽りはない。真剣にそういうと、田中先生は照れくさそうにあはは、と笑い声をあげ「じゃあ頑張って」と片手をひらりと振って職員室へと戻っていった。
「うわ、さむ~」
玄関を出ると案の定凍えるような寒さだった。
畑が広がるだけの周囲には遮るものが何もなく、校門を出ると冷たい風の直撃を受ける。あまりの寒さにダウンのフードを被った。
「明日から帽子と手袋もいるなぁ」
十一月ともなれば、そろそろ初雪が降ってもおかしくない季節。空を見上げると新月だろうか、真っ暗な空に切り落とした爪のような月が浮かんでいる。
「あれ、教育実習のセンセーだ」
突然、玄関から明るい声がかけられた。
振り返ると背の高い男子生徒が一人、同じく寒そうに上着の前を合わせポケットに手を入れて出てくるところだった。
「やっぱり! 今朝の朝礼で挨拶してたよね」
「……こんばんは」
「こんばんはー!」
ニコニコと人懐っこい顔で近づいてくる彼は、見るからに陽キャ、だ。
「……こんな遅い時間までどうしたの?」
「生徒会の引継ぎ。もう引退したんだけどわかんないことあるって後輩が言うからさ、色々話してたらこんな時間」
そう言って赤くなった鼻先をすん、と鳴らす。
「そう。もう暗いから気を付けて帰ってね」
「え~? いやいやいや、それは俺のセリフじゃん。センセ、真っ暗で危ないよ? 歩いて帰んの?」
「バス停すぐそこだから大丈夫」
「あのねセンセ、今年に入ってからこの辺のバス路線、本数激減したんだよ」
「えっ!」
「やっぱ知らなかったんだ」
あらら、と言いながら近づいてくる彼を見上げる。
背も高いし、うん、これは陽キャなだけでなく一軍だな。華やかな顔をしていて女子にモテそう。
彫りの深い目許に高い鼻筋、大きな瞳。薄暗い外でも肌が白いのがわかる。ハーフの子かな。
「バスで駅まで行くの? だったらここのバス停まで行かないとこの時間は無理だよ」
そういってスマホで見せてくれた地図を確認する。歩いて三、四十分はかかる。
「ええ……」
どうしよう、迎えに来てもらうにも、お父さんはまだ帰ってないかな。自転車で来ればよかった。でもこの寒さじゃ凍えてしまう。
「教えてくれてありがとう。君も気を付けて帰って」
「あ、方向一緒だから俺も行くよ」
「え?」
「これ持ってて」
「あ、ちょっと……!」
男子生徒は私の手に無理やり自分が背負っていたリュックを押し付けた。
「お、重……!」
タブレットを使うようになったとは言え、まだ高校生のリュックってこんなに重いの!?
暗闇を駆けていった彼を引き止めることもできず、呆然とその背中を見送ってしまった。
(なんなの、もう……)
まさかリュックを置いて帰るわけにもいかない。寒空の下、校門にひとつだけある街灯の下で重たいリュックを抱えて待っていると、暗闇からキコキコと自転車を押して先程の生徒が現れた。
「よし、俺が送りますよ!」
ヒョイッと私の手からリュックを取ると、自転車の籠に入れる。
「いやでも」
「同じ方向だし。前後に歩くのもおかしくない?」
「自転車に乗って先に帰ればいいでしょう」
「だって寒いし」
ほら、と突然頬に冷たい手が触れる。
「ひゃあっ!」
「あははっ、ひゃあ、だって、かわいー」
「突然やめなさい!」
ごめんごめん、と笑うと、歩き出した私の横を自転車を押しながら彼が付いてくる。
「こんな暗い道を女性一人で歩かせたなんて母さんに知られたら、マジでボコられるから。明るいとこまで一緒なんだしいいじゃん」
「……はあ、もう……好きにして」
「そうするー」
なんだろうこのコミュ力……。
もう今日はとにかく疲れていて、どうでも良くなってくる。
暗闇を少ない街灯を頼りに進む。車通りもほとんどなく、確かに一人で歩くには少々怖い。
「センセはどうしてセンセーになろうと思ったの?」
「どうしてって……、いい先生に出会えたから、だよ」
「へー! 高校で? やっぱりうちの高校出身?」
「そうだよ」
「先輩だね」
高校時代、田中先生に救われたことがあった。それが原動力で、ここまで来ることができた。いつか私も、誰かの人生を照らしてあげられたら。そう思って。
「ねえ、ゆふって本名なの? かーわい」
「よく言われる」
「あはは! マジか~」
「一回聞いたら忘れないしね」
「確かに!」
キコキコと自転車を押す音が暗い道に響く。
なんだか懐かしくて、今自分がどんな立場でここにいるのか忘れてしまいそう。笑顔で話し続ける彼の声にだんだん楽しくなってくる私がいた。
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