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第二章 王都

あふれる※

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ごめんなさい、レオさんの念願なのでR続きます!



――――――――――――――――――――




 ――自分の不甲斐なさに頭を抱えたくなった。


 はじめてだと俯いて俺の腕に縋り付くカレンを見て、心臓がもの凄く縮んだ。魔物の討伐だってこんなに身の竦む思いをしたことはない。

 カレンが成人した女性だと聞き、初めてドレス姿を見て。その美しさと色香に胸が高鳴った。
「わるいことばのいみ」が分からなくていいと話す、優しく真っ直ぐなカレンの言葉に心が震えた。

 普段の素直で真っ直ぐなカレンも、ドレス姿の色香漂うカレンも、どちらも抗い難いほど美しく、心惹かれて止まない。
 そんなカレンだからこそ、既に誰かのものになった事があるのではないかと思っていた。

 ハインリクのギフトによって得たカレンの欲するものがここの言葉であった事から、突然姿を消してしまう事はないのだろうと安堵すると共に、この先、カレンと生きていく事に迷いのない俺はすぐにでもカレンを手に入れたかった。
 他の男の事など思い出せないくらい抱き潰し、俺の愛を覚えさせればいい。

 ところがどうだ。

 カレンにとって大切な事だと言うのに、確認もせず始めてしまった。
 本当なら愛を囁き、花を贈り、甘い雰囲気から始めたかった。
 貪るように激しく抱くのではなく、怖がらせず痛みを伴わないように。

 だがもう、後戻りは出来ない。互いの内に灯ってしまった熱は冷める事などない。

 許しを乞うと、カレンは真っ赤な顔でひとつ、頷いてくれた。



 カレンはどこもかしこも甘い。身体中、全てにキスをして痕をつけたい。

 本人は何故か大きさを気にしているようだが、仰向けでも美しく形が整った胸にはピンク色の果実がツンと上を向いてついている。
 艶々と光る肌は薄っすらと色付き、呼吸に合わせ震えるそれは美しく、簡単に理性が吹っ飛びそうだった。
 指先で優しく肌をなぞるとふるりと身体を震わせ身を捩る。恥ずかしさから赤い顔で目には涙を浮かべ、こちらを上目遣いで見る姿に俺の下半身はそれだけで暴発しそうだった。
 あり得ない。十代か。

 しなやかに筋肉のついた身体はだが、触れれば柔らかく貪りつきたくなる。

 激しく乱暴な抱き方などしない。
 怖がらせないよう、優しく、痛みや恐怖を覚えさせないよう、カレンの感じる箇所を探るように、ゆっくりゆっくり、ほぐしていく。

 この手で甘やかしたい。
 優しくしたい。
 抱きしめて愛を囁きたい。
 愛していると、何度でも伝えたい。



 ――カレンの身体に残る暴力の痕。
 カレンの中でまだ燻っている恐怖はそう簡単に消えるものではない。訳もなく不安に駆られる夜もあるだろう。そんな時は頼ってほしい。
 俺はいつでも、これからもずっと、カレンと共にありたいのだから。
 そう願いを込めて伝えると、カレンは腕の中で、幸せだと言った。



 胸の愛撫に甘い声を上げるが、緊張からかあまり声を上げることはない。我慢しているのだろう、それでも押さえた呼吸から時々漏れるように溢れる嬌声が堪らなく興奮する。

 早く中に入りたい。カレンの喘ぐ声をもっと聞きたい。
 だがダメだ。
 ゆっくり、ゆっくり。

 白く薄い肌に赤い痕をつけていく。キスをして、舌で宥めるように舐め上げ、その柔肌を味わうように。膝裏に手を当て高く持ち上げる。
 しなやかで引き締まった美しい脚は、それでも柔らかく。
 膝の内側から順にキスをしていくと、ビクビクと身体を震わせる。じっと顔を見つめながら時々強く吸い上げ、その赤い痕を舐める時も目を逸らさずカレンを見つめる。
 羞恥に染まる赤い顔も快楽に溺れる手前の瞳も、全て見ていたい。
 俺の手で開かれていくカレンを。

 脚の付け根に舌を這わせると大きく腰が跳ねた。
 そろそろ次の段階かと、もう片方の脚にも手を掛け大きく開く。

 服を脱がせた時から下生えが控え目だとは思っていたが、現れた蜜口には下生えは一切なく、ぷっくりと柔らかそうなあわいを愛液で艶めかせ、固く閉じられてはいるが濃いピンクのヒダがヒクヒクと蠢いている。

 ゴクリと喉が鳴った。
 カレンから何やら抗議の声が上がった気がするが返事ができない。その美しさに身体が震えた。

「……、カレン、凄く綺麗だ」

 指であわいをつうっと撫でる。ヒクヒクと震えるそこはまだ固く閉じられたまま。
 十分に濡れてはいるがこのままでは痛みを伴うだろう。掌で大きく包み込んで捏ねるように柔らかさを堪能する。       
 花芽の辺りに力を入れるとビクンと身体が反応した。
 先程より喘ぎ声が増えてきて、それを聞く俺の理性もそろそろ限界だ。痛い程反り返っている下半身は先走りで下衣が濡れている。

 慎ましやかなあわいから花芽を剥き出しにして指で捏ねた。
 一際大きな嬌声をあげ真っ白な首を仰け反らせて喘ぐ姿を目に焼き付けて、ピンクから赤へと色付いていく蜜口から溢れ出る愛液を絡め取り花芽に纏わせる。

「カレン」

 耳元で囁くと、きゅうっと俺の腕に縋る手に力が入った。
 なんだその可愛さは。

「我慢するな。気持ちいいなら、そのままイクんだ」

 上体を乗り出しカレンに深くキスをする。舌をねじ込み口内を味わい尽くし、カレンの舌をじゅうっと吸い上げながら、花芽を重点的に弄る。
 指でぐりぐりと捏ね、グイッと押す。捏ねる指を早くするとやがて、カレンの身体が小刻みに震え出した。カレンはもうキスに応える余裕もなく、嬌声は俺の口内に飲まれていった。


「いい子だ」

 口の端から溢れる唾液を舐め取りながら、花芽を弄っていた指を移動させ、隘路につぷっと浅く埋める。
 はくはくと浅い呼吸を繰り返しくったりと力が抜けていたカレンがその動きにピクリと反応した。
 埋めた指を浅いところでぐるりと掻き回し、中を押しながらつぷり、と深く挿入した。中を捏ね、指で引っ掻きながら、胸や腹部にキスをして赤い華を散らしながら下へ下へと移動していく。
 指であわいを開き花芽を剥き出しにして、ぷっくりと膨らんだあまりに可愛らしい花芽にすぐに唇を寄せた。

「まっ、……って、あっ、ああっ……!」

 ぬるぬると花芽を舐め上げちゅうっと吸い上げる。

「や、やだ……っ、れお……っ」

 花芽を吸い上げ舌で転がしながら、指を一本から二本、三本と増やしていき、ぐちゅぐちゅと音を立てて中を掻き回し出し入れする。
 じゅるっと一際大きな音を立てて花芽を強く吸うと、カレンの脚がピンと伸びた。


「カレン」

 頭を撫でながら耳元で名前を囁いた。
 息も荒くぼんやりとこちらを見上げるカレンに、俺はもう余裕なんて全くないが何とか湧き上がる欲情をなけなしの理性で抑え込む。

「大分解れたと思うが……」

 ちゅ、と音を立ててキスをして上体を起こした。

「ゆっくり進めるから、痛かったら言ってくれ」


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