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スライムダンジョン⑨
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「ぶひひんっ」
ノワールが嬉しそうに嘶く。
結局、ノワールはホークさんにペタペタと甘えて、ホークさんも困った顔になってた。一応、私か主人なわけよノワール君。ホークさんに甘えちゃって、私だって甘えたいんやっ、あ、違う違う。
こほん。
ノワールの馬力には頼ってばかりだしね。
「では、ユイさん、近くを一周してすぐ戻ってきます」
「お願いしますね」
ホークさんが颯爽と騎乗する。
最初は渋ったホークさん、従魔ズの誰もいないので、自分まで離れられないって。心配してくれるのが嬉しい。そこにアリスがシルフィ達と一緒に帰って来た。
「きゅーんっ」
と、ウインディが私に飛びかかる。くわっ、流石に重かっ。よしよし。きゅんきゅんなくウインディをよしよし。
アリスが帰って来たので、ホークさんは甘えるノワールに鞍をつけて騎乗する。アレスと共に駆けていくのを見送り、私は帰って来たアリスとシルフィ達に、手分けして水分補給をする。ウインディが私の膝に頭をぴたっ、とくっついて離れない。おそらく、鬼教官アリスのボス部屋スパルタなのが分かっているんかな。しかしなあ、こればっかりは、通るべき道やしなあ。
アリスがいるので、チュアンさんだけ残り、マデリーンさん、ミゲル君、エマちゃん、テオ君は薬草採取に出かける。前にならんでいる冒険者パーティも代表者が並び、残りメンバーが空き時間に薬草採取に向かっている。私達も予め話しているので、マデリーンさん達をお見送り。私はチュアンさんとシルフィ達のブラッシングしながら過ごす。前に並んでいる冒険者の方も、ぷりぷりとご挨拶に行ったシルフィに、笑顔で撫でてくれた。それをきっかけに談笑する。
「可愛いですね」
私達のすぐ前に並んでいたパーティ。ニコニコとシルフィを撫でているのは女性冒険者さん、矢筒を背負っている。もう一人、若い男性剣士だ。イフリィとノームは気持ちよさそうにチュアンさんのブラッシングを受けている。私はウインディをブラッシングと撫で撫で。
「ふふっ、モノコにいらしているとは聞いていましたが、まさか触らせてもらえるなんて。ふわふわしてますね」
女性冒険者はニコニコだ。私はシルフィが褒められて鼻が伸びる。
私達の事は、ギルドから通達があったみたい。下手に絡まないようにって。もともとスライムダンジョンに挑むつもりで、パーティハウスも借りているしね。ありがたいなあ。
「流石にあの大きいのは迫力凄くてさわれないけど、こっちは可愛いなぁ」
と、若い男性冒険者もシルフィを撫でてくれる。
「一緒にいて、怖いとかないんですか?」
「こら」
素朴な質問みたいな事を投げかける若い男性冒険者に、女性冒険者がたしなめる。
「怖くはないですよ。まあ、たまに我ながら恐ろしいのを従魔にしたなって思いますけど、皆、可愛いですから」
ビアンカとルージュ、仔達は言わずもがな。ノワールも何だかんだと甘えん坊だしね。アレスはたまにバトルジャンキーが過ぎて困るが基本的にかわいかし、アリスはたまに見せる細やかなお強請りが堪らないしね。イシスもあの「太った?」騒ぎで、纏っていた王者の風格が剥がれ落ちたしね。オシリスも芸達者でお茶目にお強請りしてくるし。シルフィ達は本当に赤ちゃんの頃からいるからね。可愛いと言うより、情が深くある。
理由は何だかんだとつけるが、私にしたら、皆、無条件にかわいかのよ。
だけど、それを聞いてきょとんとする二人。
「そうですね、可愛いですよね」
そう言って女性冒険者はシルフィを撫でている。
私はピッタリ張り付くウインディを撫でる。
それからゆっくりお話したり、アリスをブラッシングすると、昼食時間になる。ホークさん達、マデリーンさん達も戻ってきた。
『主よ、帰って来たのだ、腹が減ったのだ』
帰って来て直ぐに私にきゅるんしてくる。もう。
シートを敷いて、私は母が作ってくれたパンランチを、マジックバッグから取り出し簡易テーブルに。マデリーンさんが飲み物を準備してくれた。アレス達には丼ご飯だ。親子丼だ。シルフィ達も離乳がほぼ済み、親子丼をばくばく。ノワールもてんこ盛りの野菜。
私達のパンランチは、麦美ちゃんのロールパンと首都のマルシェで購入した白パンで作ったサンドイッチだ。炊飯器で作るウサギ肉のハムや、ローストワイバーン、私が作った卵サラダ、セレクトショップダリアのスモークサーモンを挟んでいる。野菜もたっぷり挟んである。
私は卵サラダの挟んだロールパンを手にする。飲み物は定番のオレンジジュース。私の隣を陣取ったエマちゃんも同じチョイスだ。ホークさんは白パンにローストワイバーン、アイスティー。チュアンさんは白パンにウサギ肉のハム、リンゴジュース。マデリーンさんはロールパンにスモークサーモン、彩りのよくトマトとモッツァレラ挟んである、アイスティーをチョイスしている。ミゲル君は白パンにローストワイバーン、アイスコーヒー。テオ君は白パンにローストワイバーンに、オレンジジュースだ。
頂きますして、ぱくり。
うん、麦美ちゃんのパンは柔らかくて美味しい。白パンはみっちりしていて、噛めば噛むほど麦の香りがするんだよね。卵サラダも白身を粗めに刻んだのが良かった。我ながら上出来。ゆで卵にして、白身刻んで、黄身とマヨネーズと塩コショウ混ぜただけだけどね。
並んでいる冒険者パーティから、凄い視線が集まったけど、気にせずパンランチを楽しんだ。
ノワールが嬉しそうに嘶く。
結局、ノワールはホークさんにペタペタと甘えて、ホークさんも困った顔になってた。一応、私か主人なわけよノワール君。ホークさんに甘えちゃって、私だって甘えたいんやっ、あ、違う違う。
こほん。
ノワールの馬力には頼ってばかりだしね。
「では、ユイさん、近くを一周してすぐ戻ってきます」
「お願いしますね」
ホークさんが颯爽と騎乗する。
最初は渋ったホークさん、従魔ズの誰もいないので、自分まで離れられないって。心配してくれるのが嬉しい。そこにアリスがシルフィ達と一緒に帰って来た。
「きゅーんっ」
と、ウインディが私に飛びかかる。くわっ、流石に重かっ。よしよし。きゅんきゅんなくウインディをよしよし。
アリスが帰って来たので、ホークさんは甘えるノワールに鞍をつけて騎乗する。アレスと共に駆けていくのを見送り、私は帰って来たアリスとシルフィ達に、手分けして水分補給をする。ウインディが私の膝に頭をぴたっ、とくっついて離れない。おそらく、鬼教官アリスのボス部屋スパルタなのが分かっているんかな。しかしなあ、こればっかりは、通るべき道やしなあ。
アリスがいるので、チュアンさんだけ残り、マデリーンさん、ミゲル君、エマちゃん、テオ君は薬草採取に出かける。前にならんでいる冒険者パーティも代表者が並び、残りメンバーが空き時間に薬草採取に向かっている。私達も予め話しているので、マデリーンさん達をお見送り。私はチュアンさんとシルフィ達のブラッシングしながら過ごす。前に並んでいる冒険者の方も、ぷりぷりとご挨拶に行ったシルフィに、笑顔で撫でてくれた。それをきっかけに談笑する。
「可愛いですね」
私達のすぐ前に並んでいたパーティ。ニコニコとシルフィを撫でているのは女性冒険者さん、矢筒を背負っている。もう一人、若い男性剣士だ。イフリィとノームは気持ちよさそうにチュアンさんのブラッシングを受けている。私はウインディをブラッシングと撫で撫で。
「ふふっ、モノコにいらしているとは聞いていましたが、まさか触らせてもらえるなんて。ふわふわしてますね」
女性冒険者はニコニコだ。私はシルフィが褒められて鼻が伸びる。
私達の事は、ギルドから通達があったみたい。下手に絡まないようにって。もともとスライムダンジョンに挑むつもりで、パーティハウスも借りているしね。ありがたいなあ。
「流石にあの大きいのは迫力凄くてさわれないけど、こっちは可愛いなぁ」
と、若い男性冒険者もシルフィを撫でてくれる。
「一緒にいて、怖いとかないんですか?」
「こら」
素朴な質問みたいな事を投げかける若い男性冒険者に、女性冒険者がたしなめる。
「怖くはないですよ。まあ、たまに我ながら恐ろしいのを従魔にしたなって思いますけど、皆、可愛いですから」
ビアンカとルージュ、仔達は言わずもがな。ノワールも何だかんだと甘えん坊だしね。アレスはたまにバトルジャンキーが過ぎて困るが基本的にかわいかし、アリスはたまに見せる細やかなお強請りが堪らないしね。イシスもあの「太った?」騒ぎで、纏っていた王者の風格が剥がれ落ちたしね。オシリスも芸達者でお茶目にお強請りしてくるし。シルフィ達は本当に赤ちゃんの頃からいるからね。可愛いと言うより、情が深くある。
理由は何だかんだとつけるが、私にしたら、皆、無条件にかわいかのよ。
だけど、それを聞いてきょとんとする二人。
「そうですね、可愛いですよね」
そう言って女性冒険者はシルフィを撫でている。
私はピッタリ張り付くウインディを撫でる。
それからゆっくりお話したり、アリスをブラッシングすると、昼食時間になる。ホークさん達、マデリーンさん達も戻ってきた。
『主よ、帰って来たのだ、腹が減ったのだ』
帰って来て直ぐに私にきゅるんしてくる。もう。
シートを敷いて、私は母が作ってくれたパンランチを、マジックバッグから取り出し簡易テーブルに。マデリーンさんが飲み物を準備してくれた。アレス達には丼ご飯だ。親子丼だ。シルフィ達も離乳がほぼ済み、親子丼をばくばく。ノワールもてんこ盛りの野菜。
私達のパンランチは、麦美ちゃんのロールパンと首都のマルシェで購入した白パンで作ったサンドイッチだ。炊飯器で作るウサギ肉のハムや、ローストワイバーン、私が作った卵サラダ、セレクトショップダリアのスモークサーモンを挟んでいる。野菜もたっぷり挟んである。
私は卵サラダの挟んだロールパンを手にする。飲み物は定番のオレンジジュース。私の隣を陣取ったエマちゃんも同じチョイスだ。ホークさんは白パンにローストワイバーン、アイスティー。チュアンさんは白パンにウサギ肉のハム、リンゴジュース。マデリーンさんはロールパンにスモークサーモン、彩りのよくトマトとモッツァレラ挟んである、アイスティーをチョイスしている。ミゲル君は白パンにローストワイバーン、アイスコーヒー。テオ君は白パンにローストワイバーンに、オレンジジュースだ。
頂きますして、ぱくり。
うん、麦美ちゃんのパンは柔らかくて美味しい。白パンはみっちりしていて、噛めば噛むほど麦の香りがするんだよね。卵サラダも白身を粗めに刻んだのが良かった。我ながら上出来。ゆで卵にして、白身刻んで、黄身とマヨネーズと塩コショウ混ぜただけだけどね。
並んでいる冒険者パーティから、凄い視線が集まったけど、気にせずパンランチを楽しんだ。
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