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騒ぎの後⑥
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本を手にとって頂きありがとうございます。
報告を見る度にとても嬉しいです。
次の日。
クレイ港に向かう。
本日はアレスが船に乗るので、大人しく静かに終わるわけない。なので、ほぼ総出で船に乗ることになる。ゲストハウスには両親とシルフィ達、お留守番にチュアンさんとマデリーンさんが残ってくれる。オスヴァルドさんも何度も同行してくれているので、分かってくれている。人員を二人追加してくれている。なのでオスヴァルドさん、ブエルさん、ゲオルグさん、ベテラン感溢れる赤騎士団の二名。船酔いに強いメンバーだって。よろしくお願いします。
「お待ちしておりましたテイマー様。解体の準備は整っております」
手もみ職員さんが直ぐに出迎えてくれて、晃太がミゲル君とテオ君に付き添われて倉庫に。
わっふわっふと興奮気味のアレスを宥める。
さて、そろそろ来るかな。
『ユイ、来るのです』
『ツナの雄よ』
船長さんね。
「テイマー様ーっ、お待ちしておりましたーっ」
船長さんが高速スキップのような走り方でやって来た。
『テンション高いのですねー』
『害意がないからいいけどー』
ご近所さんの奥様の会話みたいなを聞きながら、私は船長さんとご挨拶する。
「船長さん、今日もよろしくお願いします。今回同行します。アレスとアリスです」
アリスはとっても大人しくおすわりしている。
「これはこれは立派なウルフでございますね。こちらはウルフの坊やにそっくりですねー」
船長さんがアレスを見てにっこにこ。
『ダダ漏れなのですー』
『ダダ漏れねー』
しー。
ノワールを預けると、晃太達が戻って来て、船長さんがウキウキテンションで船まで案内してくれる。
『楽しみなのだー』
同様にウキウキテンションのアレス。じわじわと嫌な予感が湧き上がる。
「なんや、嫌な予感がするんやけど」
晃太がぽつり。
「偶然やね、私もよ」
ま、現実になるやろうけどね。
ビアンカの比較的安全運転で、船が進む。
『主よ、主よ』
さっきからアレスがふんがふんがと、デカい鼻面を寄せてくる。かわいかけど、首が折れそう。
「はいはい、行ってよかよ。元気はダメよ、巻き込まれるからね」
元気は、キョトンとしているが、しっかりルージュが見ている。
『行って来るのだーっ』
わーい、と言わんばかりのアレスは、先日の元気と同じフォームで甲板から海にダイブ。どぼーんっ。
「「「「「おーっ」」」」」
船員さんが歓声を上げる。
「野郎どもっ、さっさと準備しろっ」
船長さんが檄を飛ばす。船員さん達が機敏に動く。
「皆さん、お願いします。おそらく前回以上になるはずです」
予め同行してくれる冒険者の皆さんには、マジックバッグは渡してある。
「ユイさん、こちらに」
「はい」
私はおそらく足手まといになるので、安心安全のホークさんの近くに。晃太にはミゲル君、そしてすっかりたくましくなったエマちゃんとテオ君がしっかり守ってくれる。
『ねえね、ヒスイが守ってあげるねっ』
『ルリもいるからねっ』
『クリスだっているもんっ。ねーね、心配ないからね』
「皆、ありがとう」
かわいかっ。ビアンカも近くに来てくれる。
バタバタと準備が整った。船員さん達は銛や網を構えている。赤騎士団の皆さんは、オスヴァルドさんはしっかり戦闘態勢で、ブエルさんとゲオルグさんはマジックバッグ、ベテラン感のある赤騎士団二名は銛を借りている。
私はマジックバッグを構えてみる。
ホルスが甲板に着陸する。
どうしたんやろ?
『アレスが水を巻き上げたら、ホルスでは避けられないのです』
「どんな水柱を上げる気?」
嫌な予感が跳ね上がった瞬間に、船が揺れる。
あ、これは、前回の比ではない揺れ。
ドドドドドドッ
うねる海が鳴る。
思わずホークさんの差し出された腕に掴まると、まるで爆発音が響く。
グラリッ、と船が傾げる。
ホークさんの腕をつかんでて良かった。数人の船員さん達がヨロヨロしている。
で、海面から吹き出した渦巻く水柱は、先日の元気が巻き上げたものより、勢いも水量も倍近くある。当然降りかかる水しぶきも、巻き上げられる魚達も増えてる。
ぶはっ、覚悟はしていたけど、冷たかっ。
『皆っ、狙うのですっ、元気っ、魔法の精度を上げるのですっ』
『アリス、私達は回収よっ』
「わふんっ」
こうして、再びの大漁祭が始まった。
報告を見る度にとても嬉しいです。
次の日。
クレイ港に向かう。
本日はアレスが船に乗るので、大人しく静かに終わるわけない。なので、ほぼ総出で船に乗ることになる。ゲストハウスには両親とシルフィ達、お留守番にチュアンさんとマデリーンさんが残ってくれる。オスヴァルドさんも何度も同行してくれているので、分かってくれている。人員を二人追加してくれている。なのでオスヴァルドさん、ブエルさん、ゲオルグさん、ベテラン感溢れる赤騎士団の二名。船酔いに強いメンバーだって。よろしくお願いします。
「お待ちしておりましたテイマー様。解体の準備は整っております」
手もみ職員さんが直ぐに出迎えてくれて、晃太がミゲル君とテオ君に付き添われて倉庫に。
わっふわっふと興奮気味のアレスを宥める。
さて、そろそろ来るかな。
『ユイ、来るのです』
『ツナの雄よ』
船長さんね。
「テイマー様ーっ、お待ちしておりましたーっ」
船長さんが高速スキップのような走り方でやって来た。
『テンション高いのですねー』
『害意がないからいいけどー』
ご近所さんの奥様の会話みたいなを聞きながら、私は船長さんとご挨拶する。
「船長さん、今日もよろしくお願いします。今回同行します。アレスとアリスです」
アリスはとっても大人しくおすわりしている。
「これはこれは立派なウルフでございますね。こちらはウルフの坊やにそっくりですねー」
船長さんがアレスを見てにっこにこ。
『ダダ漏れなのですー』
『ダダ漏れねー』
しー。
ノワールを預けると、晃太達が戻って来て、船長さんがウキウキテンションで船まで案内してくれる。
『楽しみなのだー』
同様にウキウキテンションのアレス。じわじわと嫌な予感が湧き上がる。
「なんや、嫌な予感がするんやけど」
晃太がぽつり。
「偶然やね、私もよ」
ま、現実になるやろうけどね。
ビアンカの比較的安全運転で、船が進む。
『主よ、主よ』
さっきからアレスがふんがふんがと、デカい鼻面を寄せてくる。かわいかけど、首が折れそう。
「はいはい、行ってよかよ。元気はダメよ、巻き込まれるからね」
元気は、キョトンとしているが、しっかりルージュが見ている。
『行って来るのだーっ』
わーい、と言わんばかりのアレスは、先日の元気と同じフォームで甲板から海にダイブ。どぼーんっ。
「「「「「おーっ」」」」」
船員さんが歓声を上げる。
「野郎どもっ、さっさと準備しろっ」
船長さんが檄を飛ばす。船員さん達が機敏に動く。
「皆さん、お願いします。おそらく前回以上になるはずです」
予め同行してくれる冒険者の皆さんには、マジックバッグは渡してある。
「ユイさん、こちらに」
「はい」
私はおそらく足手まといになるので、安心安全のホークさんの近くに。晃太にはミゲル君、そしてすっかりたくましくなったエマちゃんとテオ君がしっかり守ってくれる。
『ねえね、ヒスイが守ってあげるねっ』
『ルリもいるからねっ』
『クリスだっているもんっ。ねーね、心配ないからね』
「皆、ありがとう」
かわいかっ。ビアンカも近くに来てくれる。
バタバタと準備が整った。船員さん達は銛や網を構えている。赤騎士団の皆さんは、オスヴァルドさんはしっかり戦闘態勢で、ブエルさんとゲオルグさんはマジックバッグ、ベテラン感のある赤騎士団二名は銛を借りている。
私はマジックバッグを構えてみる。
ホルスが甲板に着陸する。
どうしたんやろ?
『アレスが水を巻き上げたら、ホルスでは避けられないのです』
「どんな水柱を上げる気?」
嫌な予感が跳ね上がった瞬間に、船が揺れる。
あ、これは、前回の比ではない揺れ。
ドドドドドドッ
うねる海が鳴る。
思わずホークさんの差し出された腕に掴まると、まるで爆発音が響く。
グラリッ、と船が傾げる。
ホークさんの腕をつかんでて良かった。数人の船員さん達がヨロヨロしている。
で、海面から吹き出した渦巻く水柱は、先日の元気が巻き上げたものより、勢いも水量も倍近くある。当然降りかかる水しぶきも、巻き上げられる魚達も増えてる。
ぶはっ、覚悟はしていたけど、冷たかっ。
『皆っ、狙うのですっ、元気っ、魔法の精度を上げるのですっ』
『アリス、私達は回収よっ』
「わふんっ」
こうして、再びの大漁祭が始まった。
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