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短期の滞在予定?⑪
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そんなこんなで冷蔵庫ダンジョンアタックは、無事?に最終日を迎えた。
結局、コハクの水中活動は出来なかった。まあ、本来なら、もっと魔力操作の鍛練してからじゃないと無理なんだけどね。元気がすいすいやっちゃうから、自分も、と思ってしまったんだろう。ビアンカも、コハクにまだ早いと諭していたが、逆にヤル気満々になってしまうし。私としては、もう少し、成長してからって思うが、本人のやる気を削ぐのは躊躇われる。もちろん、ルージュの監視下でやっているし、心配だから、アレスも近くで待機してもらっだけどね。
そして今回初の収穫物が。
珊瑚だ。
アレスと元気が海中探検したさいに持ち帰って来たが、リィマさん曰く高級品だって。元の世界でも、珊瑚は保護対象なんだけど、こちらは珊瑚のある場所にたどり着くのが困難。スキューバみたいな装備品はないし、魔物もいるしね。リィマさんも、加工前のむき出し珊瑚の価格はわからないって、なら、タージェルさんにお任せしよう。
冷蔵庫ダンジョンを出ると、直ぐにリティアさんが飛んで来た。晃太とイシス、チュアンさん、ミゲル君が行き、ヒェリさん、フェリクスさん、ファングさんが向かう。残りは一旦パーティーハウスだ。コハクがくたくたの様子。そして指導していたルージュもだ。
リティアさんにお断りして、パーティーハウスに戻る。
パーティーハウスに戻ると、花がわがままボディでお出迎えしてくれる。たまらん、かわいか。ぽちゃぽちゃ。母も出てきた。
「お帰り、どうやったな?」
「貝柱も牛乳もたっぷり手に入ったよ」
「そうね良かったね。皆さん、お疲れ様です」
皆さんがパーティーハウスに入り、まず、私はノワールや体躯のいいメンバーを倉庫に誘導し、ルームをあける。
「さ、お疲れ様」
「ぶひひん」
『疲れたのです』
『我は走り足りないのだ』
「わふーん」
ビアンカとアリスがあきれている。ノワールはホークさんが誘導してくれる。アレスは中庭に走り出していった。
「ほら、コハク着いたよ」
「がうぅ」
『頑張ってコハク』
くたくたのコハクが従魔の部屋にたどり着き、定位置で丸くなると、瞬で寝ている。ルージュはそれを確認。
『ユイ、私も疲れちゃったわ』
「じゃあ、休んどき」
『夕御飯になったら起こしてね』
「はいはい」
ルージュはコハクの側で丸くなる。
それから、パーティーハウス内に戻り、皆さんを誘導。
「あら、コハクとルージュは寝たんね?」
「今回、色々あってね。皆さん、お疲れ様です、夕御飯になったらお呼びしますねー」
「「「お世話になりまーす」」」
慣れたもので、皆さん各コテージに向かう。こちらで引きとり用の牛乳や貝柱類は、マジックバッグに入れてあるので、母に渡す。
「ごめんけど、私、ギルドに行ってくるね」
「よかよ。エマちゃんとテオ君は明日よね?」
「うん。予定通りならね」
「分かった」
「唐揚げとハンバーグば」
「下拵えは済んどるよ。海老フライとポテトサラダも作っとるけん」
さすが。
「せっかくやけん、貝柱たっぷりのシチューも作ろうかね。エマちゃんとテオ君、好きやもんね」
エマちゃんとテオ君は、基本的に母の料理は何でも大好きだ。
『ばあば、ヒスイもシチューたべたーい』
『ルリもばぁばのシチュー大好きー』
『クリスもクリスもー、ばーば、貝のシチューたべたーい』
「はいはい、作ろうねー」
『『『わーいっ』』』
三人娘が母に集まる。大きくなったなあ、花が三人娘の足の隙間をチョロチョロしている。マデリーンさんがお手伝いに入ってくれる。
「ホークさん、お願いします」
「はい、お供します」
私はホークさんとビアンカとギルドに向かう。
他愛ない話をしながらギルドに、直ぐにいつもの応接室に通される。そこには、ゆったりお茶を飲んでいるヒェリさん達。熱心に宝飾品を見ているタージェルさん。
「ミズサワ様、お帰りなさいませ」
「はい、タージェルさん」
「お座りください。すぐに事務局長も参りますよ」
リティアさんの事ね。
私もソファーに座り、ビアンカはごろり、ホークさんはソファーの後ろに立つ。
すぐにスマイルリティアさんがやってきた。
結局、コハクの水中活動は出来なかった。まあ、本来なら、もっと魔力操作の鍛練してからじゃないと無理なんだけどね。元気がすいすいやっちゃうから、自分も、と思ってしまったんだろう。ビアンカも、コハクにまだ早いと諭していたが、逆にヤル気満々になってしまうし。私としては、もう少し、成長してからって思うが、本人のやる気を削ぐのは躊躇われる。もちろん、ルージュの監視下でやっているし、心配だから、アレスも近くで待機してもらっだけどね。
そして今回初の収穫物が。
珊瑚だ。
アレスと元気が海中探検したさいに持ち帰って来たが、リィマさん曰く高級品だって。元の世界でも、珊瑚は保護対象なんだけど、こちらは珊瑚のある場所にたどり着くのが困難。スキューバみたいな装備品はないし、魔物もいるしね。リィマさんも、加工前のむき出し珊瑚の価格はわからないって、なら、タージェルさんにお任せしよう。
冷蔵庫ダンジョンを出ると、直ぐにリティアさんが飛んで来た。晃太とイシス、チュアンさん、ミゲル君が行き、ヒェリさん、フェリクスさん、ファングさんが向かう。残りは一旦パーティーハウスだ。コハクがくたくたの様子。そして指導していたルージュもだ。
リティアさんにお断りして、パーティーハウスに戻る。
パーティーハウスに戻ると、花がわがままボディでお出迎えしてくれる。たまらん、かわいか。ぽちゃぽちゃ。母も出てきた。
「お帰り、どうやったな?」
「貝柱も牛乳もたっぷり手に入ったよ」
「そうね良かったね。皆さん、お疲れ様です」
皆さんがパーティーハウスに入り、まず、私はノワールや体躯のいいメンバーを倉庫に誘導し、ルームをあける。
「さ、お疲れ様」
「ぶひひん」
『疲れたのです』
『我は走り足りないのだ』
「わふーん」
ビアンカとアリスがあきれている。ノワールはホークさんが誘導してくれる。アレスは中庭に走り出していった。
「ほら、コハク着いたよ」
「がうぅ」
『頑張ってコハク』
くたくたのコハクが従魔の部屋にたどり着き、定位置で丸くなると、瞬で寝ている。ルージュはそれを確認。
『ユイ、私も疲れちゃったわ』
「じゃあ、休んどき」
『夕御飯になったら起こしてね』
「はいはい」
ルージュはコハクの側で丸くなる。
それから、パーティーハウス内に戻り、皆さんを誘導。
「あら、コハクとルージュは寝たんね?」
「今回、色々あってね。皆さん、お疲れ様です、夕御飯になったらお呼びしますねー」
「「「お世話になりまーす」」」
慣れたもので、皆さん各コテージに向かう。こちらで引きとり用の牛乳や貝柱類は、マジックバッグに入れてあるので、母に渡す。
「ごめんけど、私、ギルドに行ってくるね」
「よかよ。エマちゃんとテオ君は明日よね?」
「うん。予定通りならね」
「分かった」
「唐揚げとハンバーグば」
「下拵えは済んどるよ。海老フライとポテトサラダも作っとるけん」
さすが。
「せっかくやけん、貝柱たっぷりのシチューも作ろうかね。エマちゃんとテオ君、好きやもんね」
エマちゃんとテオ君は、基本的に母の料理は何でも大好きだ。
『ばあば、ヒスイもシチューたべたーい』
『ルリもばぁばのシチュー大好きー』
『クリスもクリスもー、ばーば、貝のシチューたべたーい』
「はいはい、作ろうねー」
『『『わーいっ』』』
三人娘が母に集まる。大きくなったなあ、花が三人娘の足の隙間をチョロチョロしている。マデリーンさんがお手伝いに入ってくれる。
「ホークさん、お願いします」
「はい、お供します」
私はホークさんとビアンカとギルドに向かう。
他愛ない話をしながらギルドに、直ぐにいつもの応接室に通される。そこには、ゆったりお茶を飲んでいるヒェリさん達。熱心に宝飾品を見ているタージェルさん。
「ミズサワ様、お帰りなさいませ」
「はい、タージェルさん」
「お座りください。すぐに事務局長も参りますよ」
リティアさんの事ね。
私もソファーに座り、ビアンカはごろり、ホークさんはソファーの後ろに立つ。
すぐにスマイルリティアさんがやってきた。
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