709 / 831
連載
白夜⑫
しおりを挟む
「儂がしたのは、きっかけじゃよ」
ふふふ、と微笑む始祖神様。
「お嬢さんがかつて、リルの娘達の救いを求める声に答えた時のように。神子の願いに適合したお嬢さんに」
「え?」
どういう事?
「お嬢さん、あの集落での神子の役割は象徴であった。こちらの世界に実際に移住してきたことができたから、余計に神へ信仰心は強く、その神への祈りを捧げる神子達は誰からも敬愛されたのじゃ。役割、象徴だったが、年月の流れで、ある時、本物の神子が生まれた」
神子。
聖女とのよく間違えられるが、その違いははっきりしている。神子も聖女も、神様にお願いして色々な奇跡を起こす。違いは生まれだ。神子はこちらの世界で、おぎゃあ、と生まれること。聖女は異世界からの転移者がその奇跡を起こす事ができる者だ。こちらの世界の人達もよく分かってない人が多く、いまでも混合されて使われている。
「神子はな、遠い未来を予見しておた。いずれ自分達は、あの白蛇、白夜じゃな、それを残して全滅してしまうと。神子にはその全滅してしまう理由が分からなかったが、ただ、気がかりは、残される白夜じゃった。自分達にしては守り神のような存在じゃが、もし、外の世界の誰かに見つかり、敵とみなされ、害をなされては、と」
確かに、私が見た、あの光景の中でも、討伐対象のようなサイズやったもん。
「だから、儂ら神へ願った。白夜がひとりぼっちになってしまったら、どうか、救いの神子を遣わして欲しい、と」
まさか、それって。
「もちろん、条件付きで儂らは答えた。同じ世界からの転移者、黒い髪を持ち、僅かでもいい、集落を守り続けていた白夜に思いを寄せてくれる者」
あ、確かに、イシス達が頑張っているってのに、ぼろぼろになっていくヤマタノオロチに、いたたまれない気持ちになってしまった。
「まあ、そう簡単に現れるわけもない。そうしているうちに時が経ちすぎ、白蛇がヤマタノオロチにまで進化してしもうたがな。皇帝竜との戦いで休眠状態になり儂はダンジョンの中で静かに朽ちて、いずれ神子達の元に逝くであるなら、それまで見守っているつもりであったが、あの地脈の乱れじゃ」
ああ、あの華憐が起こした厄災ね。
「儂ら神は、下界にできるとなら、介入できん。ただ下手な半覚醒をしてしまったヤマタノオロチは、確かに大惨事にしかならぬ。じゃが、もしかしたら、お嬢さんなら、神子の条件に合うのではないか? 長い時の中で、たった一人で誰もいない集落を守り続けていた、白夜と呼ばれた、ヤマタノオロチを救い上げてくれるのではないか、と。だから、儂は神子の願いに答えた。きっかけ、その鍵は、その神秘の紫水晶(ミスティック・アメジスト)じゃ、それ自体に神子の願いを宿し、必要時過去を見せる。そしてお嬢さんの側におる従魔達じゃ」
始祖神様は一区切り置く。
「ヤマタノオロチは皇帝竜と激しくぶつかり合ってしまったこと、長く眠りすぎてしまったことで、混乱の極みじゃった。そんな状況では、とてもじゃないがお嬢さんに白夜を説得しろ、なんて言えんじゃろ? それに下手に儂から頼めば、お嬢さんなら真っ先に自分からヤマタノオロチを説得しそうじゃからな」
うっ。確かに、もし最初から始祖神様から言われたら、そうしたかも、取り敢えず説得してみようかなって。
「その神秘の紫水晶(ミスティック・アメジスト)は、確かに神子達が代々引き継いで来たもの。ヤマタノオロチの記憶をつつき、かつての賑やかな景色を見せるが、何よりいずれお嬢さんのその後に役にたつじゃろうと儂が作った。それにかなり、ガツン、とせんとヤマタノオロチも正気にならん。そのガツンできる強者となると限られてしまう。以前、ヤマタノオロチと対立した皇帝竜に神託を下せば、王冠山は吹き飛び、あたり一面焦土になりかねん。お嬢さんの従魔達の力なら、儂らのブーストを与えればなんとか出来そうじゃった。被害が最小限にできると、な。もし、従魔達でも歯が立たなければ、お嬢さん達をルームで守り、皇帝竜に神託の下すしかなかった。これはすべては賭けじゃった。無事にヤマタノオロチは正気に戻り、次の神子を見つけた、それがお嬢さんじゃ。そして理解した、自分のできる最良の方法で、外の世界に行く神子を守るには、代償魔法が最良だと、な。それで、お嬢さんの中に入り込んだんじゃ」
始祖神様が優しく笑う。
ヤマタノオロチに、神子認定されてしまった。
正気に戻ったヤマタノオロチが、始祖神様から神秘の紫水晶(ミスティック・アメジスト)と、私の黒い髪、そして神子様が実際語った夢を、言葉に出した。それで、私を神子認定したんやろうなあ。あの時ちょっと夢中やったし、神子様から救って伝えてなんて言われて、無意識に足が外に向かっていたし。
つまり結局、あの神子様の願いを叶えるために、神様が色んな事をして、私達に賭けたんだ。イシスやアレスに始祖神様直々にブーストをくれた、冒険者の皆さんも説得してくれた。神への祈りもスムーズに発動した。神様ができる限りの介入。
以前聞いた、ある世界の神様が良かれと介入してしまい、世界が破壊するという最悪の結果になった。
始祖神様が皇帝竜に神託を下せば、王冠山周囲が焦土になり、魔の森や町が壊滅する。そして逃げ惑う人達は、願う『神様、助けて』と。でも、神様が直接の介入ができない。限られた能力がある人に、限られた力しか与えられない。そうしなければ、世界が壊れてしまうからだ。でも始祖神様が歯がゆい思いをする。それを避ける為に、神様ができるギリギリの介入だったはず。
ヤマタノオロチにしてもそうだ。気が遠くなる時間を待ち続けて、やっと思い出した。かつて、神子様が語った夢を、実現させるために、最良の方法を取り、私に神聖魔法という形で、いま、ここにいるんや。
「お嬢さん、無理難題を押し付けてしまって申し訳なかったなあ。じゃが、最高の結果じゃ」
始祖神様は、再びそっと私の手を包み込む。
「本来であれば討伐するしかない、ヤマタノオロチじゃが。そのヤマタノオロチの目を覚まし、本来の白肌の姿に戻し、お嬢さんの言葉に惹き付けられた。神子が帰って来たのだと、山の向こうに行けるのだと。お嬢さん、ありがとうなあ、神子を願いを叶え、白夜を救ってくれた事を、そして何より大惨事となるはずじゃったのに、防いでくれた事に」
「いえ、そんな、私は、その迷ってばっかりで」
イシス達が必死に戦ってくれているのに、怪我してほしくないと思っていたのに、ほんの一瞬、思ってしまった。
甘い、いや、あの時、そんな風に思ってはいけなかったのに。
我ながら、自分に幻滅する。
「お嬢さんらしい、人らしい感情じゃろう。迷い、思考し、後悔し、後ろに向かい、前に進み、迷走する。儂をそれを生きると言う事に必要だと思うがの」
ニコニコと笑う始祖神様。
「儂はそれを美しいと思う。さあ、お嬢さん、よくやってくれた。ああ、表だってのご褒美はやれんが、いくつかの情報を開示しよう」
「情報?」
神様からのご褒美になるような情報? え? 何?
「まず、脱出用の魔法陣じゃが、さっきの戦闘で壊れたぞ」
…………………………………………
「はいーっ」
私は思わず叫んだ。
ふふふ、と微笑む始祖神様。
「お嬢さんがかつて、リルの娘達の救いを求める声に答えた時のように。神子の願いに適合したお嬢さんに」
「え?」
どういう事?
「お嬢さん、あの集落での神子の役割は象徴であった。こちらの世界に実際に移住してきたことができたから、余計に神へ信仰心は強く、その神への祈りを捧げる神子達は誰からも敬愛されたのじゃ。役割、象徴だったが、年月の流れで、ある時、本物の神子が生まれた」
神子。
聖女とのよく間違えられるが、その違いははっきりしている。神子も聖女も、神様にお願いして色々な奇跡を起こす。違いは生まれだ。神子はこちらの世界で、おぎゃあ、と生まれること。聖女は異世界からの転移者がその奇跡を起こす事ができる者だ。こちらの世界の人達もよく分かってない人が多く、いまでも混合されて使われている。
「神子はな、遠い未来を予見しておた。いずれ自分達は、あの白蛇、白夜じゃな、それを残して全滅してしまうと。神子にはその全滅してしまう理由が分からなかったが、ただ、気がかりは、残される白夜じゃった。自分達にしては守り神のような存在じゃが、もし、外の世界の誰かに見つかり、敵とみなされ、害をなされては、と」
確かに、私が見た、あの光景の中でも、討伐対象のようなサイズやったもん。
「だから、儂ら神へ願った。白夜がひとりぼっちになってしまったら、どうか、救いの神子を遣わして欲しい、と」
まさか、それって。
「もちろん、条件付きで儂らは答えた。同じ世界からの転移者、黒い髪を持ち、僅かでもいい、集落を守り続けていた白夜に思いを寄せてくれる者」
あ、確かに、イシス達が頑張っているってのに、ぼろぼろになっていくヤマタノオロチに、いたたまれない気持ちになってしまった。
「まあ、そう簡単に現れるわけもない。そうしているうちに時が経ちすぎ、白蛇がヤマタノオロチにまで進化してしもうたがな。皇帝竜との戦いで休眠状態になり儂はダンジョンの中で静かに朽ちて、いずれ神子達の元に逝くであるなら、それまで見守っているつもりであったが、あの地脈の乱れじゃ」
ああ、あの華憐が起こした厄災ね。
「儂ら神は、下界にできるとなら、介入できん。ただ下手な半覚醒をしてしまったヤマタノオロチは、確かに大惨事にしかならぬ。じゃが、もしかしたら、お嬢さんなら、神子の条件に合うのではないか? 長い時の中で、たった一人で誰もいない集落を守り続けていた、白夜と呼ばれた、ヤマタノオロチを救い上げてくれるのではないか、と。だから、儂は神子の願いに答えた。きっかけ、その鍵は、その神秘の紫水晶(ミスティック・アメジスト)じゃ、それ自体に神子の願いを宿し、必要時過去を見せる。そしてお嬢さんの側におる従魔達じゃ」
始祖神様は一区切り置く。
「ヤマタノオロチは皇帝竜と激しくぶつかり合ってしまったこと、長く眠りすぎてしまったことで、混乱の極みじゃった。そんな状況では、とてもじゃないがお嬢さんに白夜を説得しろ、なんて言えんじゃろ? それに下手に儂から頼めば、お嬢さんなら真っ先に自分からヤマタノオロチを説得しそうじゃからな」
うっ。確かに、もし最初から始祖神様から言われたら、そうしたかも、取り敢えず説得してみようかなって。
「その神秘の紫水晶(ミスティック・アメジスト)は、確かに神子達が代々引き継いで来たもの。ヤマタノオロチの記憶をつつき、かつての賑やかな景色を見せるが、何よりいずれお嬢さんのその後に役にたつじゃろうと儂が作った。それにかなり、ガツン、とせんとヤマタノオロチも正気にならん。そのガツンできる強者となると限られてしまう。以前、ヤマタノオロチと対立した皇帝竜に神託を下せば、王冠山は吹き飛び、あたり一面焦土になりかねん。お嬢さんの従魔達の力なら、儂らのブーストを与えればなんとか出来そうじゃった。被害が最小限にできると、な。もし、従魔達でも歯が立たなければ、お嬢さん達をルームで守り、皇帝竜に神託の下すしかなかった。これはすべては賭けじゃった。無事にヤマタノオロチは正気に戻り、次の神子を見つけた、それがお嬢さんじゃ。そして理解した、自分のできる最良の方法で、外の世界に行く神子を守るには、代償魔法が最良だと、な。それで、お嬢さんの中に入り込んだんじゃ」
始祖神様が優しく笑う。
ヤマタノオロチに、神子認定されてしまった。
正気に戻ったヤマタノオロチが、始祖神様から神秘の紫水晶(ミスティック・アメジスト)と、私の黒い髪、そして神子様が実際語った夢を、言葉に出した。それで、私を神子認定したんやろうなあ。あの時ちょっと夢中やったし、神子様から救って伝えてなんて言われて、無意識に足が外に向かっていたし。
つまり結局、あの神子様の願いを叶えるために、神様が色んな事をして、私達に賭けたんだ。イシスやアレスに始祖神様直々にブーストをくれた、冒険者の皆さんも説得してくれた。神への祈りもスムーズに発動した。神様ができる限りの介入。
以前聞いた、ある世界の神様が良かれと介入してしまい、世界が破壊するという最悪の結果になった。
始祖神様が皇帝竜に神託を下せば、王冠山周囲が焦土になり、魔の森や町が壊滅する。そして逃げ惑う人達は、願う『神様、助けて』と。でも、神様が直接の介入ができない。限られた能力がある人に、限られた力しか与えられない。そうしなければ、世界が壊れてしまうからだ。でも始祖神様が歯がゆい思いをする。それを避ける為に、神様ができるギリギリの介入だったはず。
ヤマタノオロチにしてもそうだ。気が遠くなる時間を待ち続けて、やっと思い出した。かつて、神子様が語った夢を、実現させるために、最良の方法を取り、私に神聖魔法という形で、いま、ここにいるんや。
「お嬢さん、無理難題を押し付けてしまって申し訳なかったなあ。じゃが、最高の結果じゃ」
始祖神様は、再びそっと私の手を包み込む。
「本来であれば討伐するしかない、ヤマタノオロチじゃが。そのヤマタノオロチの目を覚まし、本来の白肌の姿に戻し、お嬢さんの言葉に惹き付けられた。神子が帰って来たのだと、山の向こうに行けるのだと。お嬢さん、ありがとうなあ、神子を願いを叶え、白夜を救ってくれた事を、そして何より大惨事となるはずじゃったのに、防いでくれた事に」
「いえ、そんな、私は、その迷ってばっかりで」
イシス達が必死に戦ってくれているのに、怪我してほしくないと思っていたのに、ほんの一瞬、思ってしまった。
甘い、いや、あの時、そんな風に思ってはいけなかったのに。
我ながら、自分に幻滅する。
「お嬢さんらしい、人らしい感情じゃろう。迷い、思考し、後悔し、後ろに向かい、前に進み、迷走する。儂をそれを生きると言う事に必要だと思うがの」
ニコニコと笑う始祖神様。
「儂はそれを美しいと思う。さあ、お嬢さん、よくやってくれた。ああ、表だってのご褒美はやれんが、いくつかの情報を開示しよう」
「情報?」
神様からのご褒美になるような情報? え? 何?
「まず、脱出用の魔法陣じゃが、さっきの戦闘で壊れたぞ」
…………………………………………
「はいーっ」
私は思わず叫んだ。
2,055
お気に入りに追加
7,796
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は始祖竜の母となる
葉柚
ファンタジー
にゃんこ大好きな私はいつの間にか乙女ゲームの世界に転生していたようです。
しかも、なんと悪役令嬢として転生してしまったようです。
どうせ転生するのであればモブがよかったです。
この乙女ゲームでは精霊の卵を育てる必要があるんですが・・・。
精霊の卵が孵ったら悪役令嬢役の私は死んでしまうではないですか。
だって、悪役令嬢が育てた卵からは邪竜が孵るんですよ・・・?
あれ?
そう言えば邪竜が孵ったら、世界の人口が1/3まで減るんでした。
邪竜が生まれてこないようにするにはどうしたらいいんでしょう!?
【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!
宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。
そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。
慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。
貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。
しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。
〰️ 〰️ 〰️
中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。
完結しました。いつもありがとうございます!
とある断罪劇の一夜
雪菊
恋愛
公爵令嬢エカテリーナは卒業パーティーで婚約者の第二王子から婚約破棄宣言された。
しかしこれは予定通り。
学園入学時に前世の記憶を取り戻した彼女はこの世界がゲームの世界であり自分が悪役令嬢であることに気づいたのだ。
だから対策もばっちり。準備万端で断罪を迎え撃つ。
現実のものとは一切関係のない架空のお話です。
初投稿作品です。短編予定です。
誤字脱字矛盾などありましたらこっそり教えてください。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
【完結】妹に全部奪われたので、公爵令息は私がもらってもいいですよね。
曽根原ツタ
恋愛
ルサレテには完璧な妹ペトロニラがいた。彼女は勉強ができて刺繍も上手。美しくて、優しい、皆からの人気者だった。
ある日、ルサレテが公爵令息と話しただけで彼女の嫉妬を買い、階段から突き落とされる。咄嗟にペトロニラの腕を掴んだため、ふたり一緒に転落した。
その後ペトロニラは、階段から突き落とそうとしたのはルサレテだと嘘をつき、婚約者と家族を奪い、意地悪な姉に仕立てた。
ルサレテは、妹に全てを奪われたが、妹が慕う公爵令息を味方にすることを決意して……?
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~
紫月 由良
恋愛
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。