679 / 855
連載
フィールド型ダンジョン②
しおりを挟む
日本海側で発生した地震・津波、それに関連した火事など被害は甚大でニュースを介してした情報を得られませんが、どうか皆様、お身体をお大事にしてください。私ではこのようなことしかできません。申し訳ない思いです。
最初のボス部屋に着いたのは一週間だった。
で、ボス部屋、スライム。
とんでもないのが出たら嫌だったので、ノワールが開けたが、バトルジャンキー達の不満足で不完全燃焼な顔といったらない。ぶーぶー言ってる。王冠スライムも出たんだけど、元気が雷一発で撃破。最初はぽよん、と弾かれていたのに。
スライムのコアが20個、王冠スライムのコアが一個。宝箱も出たが、ポーションが4本とローズクオーツが1個。リィマさんの査定では2万くらいだって。ノワールで一週間もかかって来たのに。だが、この階層は初心者向けの様なのは、ボス部屋まで変わらなかった。
次の階層に進んだが、日が暮れかかっていたので、第二階層の入り口でルームを開けた。薄暗い中で見た第二階層は、隆起のある草原のような感じだった。
次の日は、お昼出発の、ゆっくり出発しようと言うことになった。そう、ゆっくりゆっくりなのだが。
ルーティのダンジョンに繋いだサブ・ドアに、バトルジャンキー達が朝から行ってる。この一週間で、ずいぶん宝箱が貯まっている。
罠はエリアンさんとアリスが解除してくれている。
色んな物が入っている。
ポーション類は引き取ろう。魔力を感じると装飾品と革のポーチや子供用のリュックもあるが、生憎鑑定出来る父がいないので見送り。私達のアイテムボックスには、リストアップの機能があるので、入れたら名前が分かるので簡易鑑定はできるが、詳しくは分からない。解毒や体力回復と出て大丈そうなのは、使用する事にした。これは本来職人ギルドか鍛冶ギルドに持ち込むと、調べてくれる。
宝石や宝飾品はリィマさんが調べてくれてある。宝石は50万~5000万。宝飾品は20万~2億と差が出た。これはいくつかは秋のグーテオークションに寄贈だね。1つだけ引き取ったのは、翡翠のピアスだ。ヒスイの目の色だからね。
武器類も出たので、希望者に配布。ワインの樽もあったり、革の束だったり、レースやシルク生地も出た。ドライフルーツや高級乾燥貝柱も出た。鮑は出なかった。うーん、母特製太平燕美味しかったんだけどなあ。それから胡椒の瓶も出たし、砂金の小袋もある。コーヒー豆にカカオもたっぷり出た。
ギルドに買い取りしてもらうものと、パーカーさんに見せるもの、寄付するもの、引き取るものを分ける。父の鑑定待ちもある。
若手達と、冒険者の皆さん、そして魔境のシヴァ、補佐ウルフ、お父さんウルフ、錆落としのお母さんウルフ達の研鑽も順調だ。
『ユイ、私は若手達を連れてしばらく19階に籠るのです』
ビアンカな若手達全員を連れて19階に向かう。今、日中が暑くなってきている。特にルーティのダンジョン19階はジャングルで、追加でじめじめしているが、色んな環境下で戦闘訓練させたいみたい。
「心配はしとらんけど、無理だけはせんでよ」
『分かっているのです。元気、ルージュの言うこと聞くのですよ』
「わんっ」
ビアンカと若手達を連れてサブ・ドアの向こうに。
本日冒険者の皆さんは、装備品のお手入れや、矢の製作、お洗濯をするそうだ。自動補填矢筒もあるが、無限にカートリッジがないので、現在弓を扱う人達は以前の矢筒を背負っている。
『ユイ、行けるわ』
「分かった。ホークさん、お願いします」
「はい、ユイさん」
今回はルージュとイシス、オシリス、仔達が着く。しっかり冷却機能のあるバンダナ巻いている。私とホークさんは小さな冷却材をタオルに包んで、首に巻いている。タオルに冷却の付与もつけられるが、こっちの方が気持ちいい。皆のバンダナにも冷却材を入れるポケットを、母が縫い付けてある。
アレス? 補佐ウルフ二匹連れて21階を爆走している。補佐ウルフ、鼻水垂らして情けない顔してた。
私とホークさんを乗せたぶひひん特急ノワールが発車。
第二階層も森フィールドに変わらないのだが、やはり難易度が上がってきている。目付きの悪い鹿や、耳障りな声をあげるエミューみたいなのが出てきた。ホークさんの研鑽もあるので、ノワールの上から矢を放っている。お見事っ、命中っ。私? 大人しくにするのが、ノワールの騎乗時大事な事。
時にGの集団が来たが、従魔ズに勝てっこない。
スピード重視で進む、ドロップ品は半分諦めた。
第二階層もやはり時間を要して進み、一週間後。やっとボス部屋。ノワールが開けて、中身、G。はい、ちゅどん、ドカン。宝箱出たね。ドロップ品は錆びたナイフや棍棒。魔石がいくつかの小さな魔石。
『ユイ、罠を解除したわ』
「ありがとう」
買い物かごサイズの宝箱だ。
ワクワクオープン。
おそらく新品のショートソードが一本。中級ポーションが1本、解毒ポーションが1本、魔力回復ポーション1本。あ、小さな巾着が。中身は空豆みたいな形の金塊が2個。
第一階層のボス部屋よりは豪華だ。
今日はこれくらいにしようかね。
『ゴブリンだったわね』
『ウム、シルフィ達ノ修練二イイヤモシレン』
「ちょっとそこ。何を物騒な井戸端会議やってんの?」
まだスライムやウサギしか相手してないやんっ。
『でもユイ、そろそろ別の魔物との戦闘訓練を入れたいわ。Gならちょうどいいわ』
『ソウダナ。二足歩行デ武器ヲ持ツ人型相手に経験ヲ積マセル必要ガアル』
うーん。きっとルージュとイシスの方が正論なんなろうやけど。
「なら、ホークさん、心配なので付き添ってくれます? シルフィ達がボス部屋に挑むみたいなので」
「承知しました」
私はボス部屋の扉の近くでルームを開けた。
最初のボス部屋に着いたのは一週間だった。
で、ボス部屋、スライム。
とんでもないのが出たら嫌だったので、ノワールが開けたが、バトルジャンキー達の不満足で不完全燃焼な顔といったらない。ぶーぶー言ってる。王冠スライムも出たんだけど、元気が雷一発で撃破。最初はぽよん、と弾かれていたのに。
スライムのコアが20個、王冠スライムのコアが一個。宝箱も出たが、ポーションが4本とローズクオーツが1個。リィマさんの査定では2万くらいだって。ノワールで一週間もかかって来たのに。だが、この階層は初心者向けの様なのは、ボス部屋まで変わらなかった。
次の階層に進んだが、日が暮れかかっていたので、第二階層の入り口でルームを開けた。薄暗い中で見た第二階層は、隆起のある草原のような感じだった。
次の日は、お昼出発の、ゆっくり出発しようと言うことになった。そう、ゆっくりゆっくりなのだが。
ルーティのダンジョンに繋いだサブ・ドアに、バトルジャンキー達が朝から行ってる。この一週間で、ずいぶん宝箱が貯まっている。
罠はエリアンさんとアリスが解除してくれている。
色んな物が入っている。
ポーション類は引き取ろう。魔力を感じると装飾品と革のポーチや子供用のリュックもあるが、生憎鑑定出来る父がいないので見送り。私達のアイテムボックスには、リストアップの機能があるので、入れたら名前が分かるので簡易鑑定はできるが、詳しくは分からない。解毒や体力回復と出て大丈そうなのは、使用する事にした。これは本来職人ギルドか鍛冶ギルドに持ち込むと、調べてくれる。
宝石や宝飾品はリィマさんが調べてくれてある。宝石は50万~5000万。宝飾品は20万~2億と差が出た。これはいくつかは秋のグーテオークションに寄贈だね。1つだけ引き取ったのは、翡翠のピアスだ。ヒスイの目の色だからね。
武器類も出たので、希望者に配布。ワインの樽もあったり、革の束だったり、レースやシルク生地も出た。ドライフルーツや高級乾燥貝柱も出た。鮑は出なかった。うーん、母特製太平燕美味しかったんだけどなあ。それから胡椒の瓶も出たし、砂金の小袋もある。コーヒー豆にカカオもたっぷり出た。
ギルドに買い取りしてもらうものと、パーカーさんに見せるもの、寄付するもの、引き取るものを分ける。父の鑑定待ちもある。
若手達と、冒険者の皆さん、そして魔境のシヴァ、補佐ウルフ、お父さんウルフ、錆落としのお母さんウルフ達の研鑽も順調だ。
『ユイ、私は若手達を連れてしばらく19階に籠るのです』
ビアンカな若手達全員を連れて19階に向かう。今、日中が暑くなってきている。特にルーティのダンジョン19階はジャングルで、追加でじめじめしているが、色んな環境下で戦闘訓練させたいみたい。
「心配はしとらんけど、無理だけはせんでよ」
『分かっているのです。元気、ルージュの言うこと聞くのですよ』
「わんっ」
ビアンカと若手達を連れてサブ・ドアの向こうに。
本日冒険者の皆さんは、装備品のお手入れや、矢の製作、お洗濯をするそうだ。自動補填矢筒もあるが、無限にカートリッジがないので、現在弓を扱う人達は以前の矢筒を背負っている。
『ユイ、行けるわ』
「分かった。ホークさん、お願いします」
「はい、ユイさん」
今回はルージュとイシス、オシリス、仔達が着く。しっかり冷却機能のあるバンダナ巻いている。私とホークさんは小さな冷却材をタオルに包んで、首に巻いている。タオルに冷却の付与もつけられるが、こっちの方が気持ちいい。皆のバンダナにも冷却材を入れるポケットを、母が縫い付けてある。
アレス? 補佐ウルフ二匹連れて21階を爆走している。補佐ウルフ、鼻水垂らして情けない顔してた。
私とホークさんを乗せたぶひひん特急ノワールが発車。
第二階層も森フィールドに変わらないのだが、やはり難易度が上がってきている。目付きの悪い鹿や、耳障りな声をあげるエミューみたいなのが出てきた。ホークさんの研鑽もあるので、ノワールの上から矢を放っている。お見事っ、命中っ。私? 大人しくにするのが、ノワールの騎乗時大事な事。
時にGの集団が来たが、従魔ズに勝てっこない。
スピード重視で進む、ドロップ品は半分諦めた。
第二階層もやはり時間を要して進み、一週間後。やっとボス部屋。ノワールが開けて、中身、G。はい、ちゅどん、ドカン。宝箱出たね。ドロップ品は錆びたナイフや棍棒。魔石がいくつかの小さな魔石。
『ユイ、罠を解除したわ』
「ありがとう」
買い物かごサイズの宝箱だ。
ワクワクオープン。
おそらく新品のショートソードが一本。中級ポーションが1本、解毒ポーションが1本、魔力回復ポーション1本。あ、小さな巾着が。中身は空豆みたいな形の金塊が2個。
第一階層のボス部屋よりは豪華だ。
今日はこれくらいにしようかね。
『ゴブリンだったわね』
『ウム、シルフィ達ノ修練二イイヤモシレン』
「ちょっとそこ。何を物騒な井戸端会議やってんの?」
まだスライムやウサギしか相手してないやんっ。
『でもユイ、そろそろ別の魔物との戦闘訓練を入れたいわ。Gならちょうどいいわ』
『ソウダナ。二足歩行デ武器ヲ持ツ人型相手に経験ヲ積マセル必要ガアル』
うーん。きっとルージュとイシスの方が正論なんなろうやけど。
「なら、ホークさん、心配なので付き添ってくれます? シルフィ達がボス部屋に挑むみたいなので」
「承知しました」
私はボス部屋の扉の近くでルームを開けた。
2,157
お気に入りに追加
7,902
あなたにおすすめの小説

家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。

押し付けられた仕事は致しません。
章槻雅希
ファンタジー
婚約者に自分の仕事を押し付けて遊びまくる王太子。王太子の婚約破棄茶番によって新たな婚約者となった大公令嬢はそれをきっぱり拒否する。『わたくしの仕事ではありませんので、お断りいたします』と。
書きたいことを書いたら、まとまりのない文章になってしまいました。勿体ない精神で投稿します。
『小説家になろう』『Pixiv』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?

【完結】聖女ディアの処刑
大盛★無料
ファンタジー
平民のディアは、聖女の力を持っていた。
枯れた草木を蘇らせ、結界を張って魔獣を防ぎ、人々の病や傷を癒し、教会で朝から晩まで働いていた。
「怪我をしても、鍛錬しなくても、きちんと作物を育てなくても大丈夫。あの平民の聖女がなんとかしてくれる」
聖女に助けてもらうのが当たり前になり、みんな感謝を忘れていく。「ありがとう」の一言さえもらえないのに、無垢で心優しいディアは奇跡を起こし続ける。
そんななか、イルミテラという公爵令嬢に、聖女の印が現れた。
ディアは偽物と糾弾され、国民の前で処刑されることになるのだが――
※ざまあちょっぴり!←ちょっぴりじゃなくなってきました(;´・ω・)
※サクッとかる~くお楽しみくださいませ!(*´ω`*)←ちょっと重くなってきました(;´・ω・)
★追記
※残酷なシーンがちょっぴりありますが、週刊少年ジャンプレベルなので特に年齢制限は設けておりません。
※乳児が地面に落っこちる、運河の氾濫など災害の描写が数行あります。ご留意くださいませ。
※ちょこちょこ書き直しています。セリフをカッコ良くしたり、状況を補足したりする程度なので、本筋には大きく影響なくお楽しみ頂けると思います。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。