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ランクアップ⑬
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ノワールとオシリスの鞍に関してですが、それぞれ特注品の鞍を使用しているので、使いまわし的な事はしていません。
イシスとアレスがボス部屋にどちらが挑むかで、もめている。
はい、WINNERイシス。
見届けて、さ、私はサブ・ドアを抜けてルームに入る。
父は変わらず三人娘に囲まれて、口をとがさせている。嬉しい時の癖だが、晃太が同じことをやってる。
「姉ちゃんお疲れ」
「うん。乗ってただけやけどね。宝箱の罠は?」
「とっくに終わっとるよ」
彼方からちゅどん、ドカン、聞き流す。
「ありがとう。ルージュもありがとう。あのボス部屋何がいたか分かった?」
『それがはっきりしないのよ。変な靄で覆われていて』
「ふーん」
『もしかしたら、ランダムに出る魔物が変わるんだとおもうわ』
「そうね」
ボス部屋が終わったみたいや、晃太と鷹の目、山風がドロップ品拾いに行ってくれる。
さてはて、私はその間宝箱のチェックと参りますか。
物によれば、引き取ろう。
宝箱は合計20個。4つは19階フィールドにあった。それ以外にもあったが、擬態魔物だったそうだ。それに取り零しもある可能性がある。なんせ、広大だし嬉しね。
まずは一つ目、ワクワクオープン。
現金がびっしり詰まった革袋。金貨に銀貨、いくらやろ? 残っていたマデリーンさんに数えてもらう。
次、ワクワクオープン。
これは魔除けのランプが一つ。あと、一つ出んかなあ。
次は、ワクワクオープン。これは、バラエティーボックスみたいな感じ。上級ポーションが3本、中級ポーションが7本。解毒ポーションが5本、魔力回復ポーションが5本。びっしりと詰まったドライフルーツの大きな袋。魔法の水筒が1本。あ、底に隠れるようにあるこの袋は? 慎重に中身を確認、小粒サイズの金の塊がびっしり詰まったていた。リィマさんならいくらかわかるだろうが、仕方ない。
最後の宝箱、ワクワクオープン。上級ポーションが3本だ。
なかなか豪華な内容やな。
次の20階の岩山フィールドから10個の宝箱が見つかった。恐らくもっと詳しく探せば、また見つかる可能性がある。この階はフィールド自体か厳しいためか、魔物との遭遇率が他の階に比べて低い。ただ、21階へショートカットしようとしたから、ワイバーンが鎮座している。時間のかかる通常ルートは蜥蜴や小型ストーンゴーレム。足場さえ確保すれば、中級冒険者にも撃破可能だ。なんで、この階だけ? と、おもうが、ファンタジーだしね、で納得。
まずは1つ目、小さな宝箱をワクワクオープン。
木箱が更に入っている。取り出して開けると、色とりどりの石が。でも、いままでとちょっと違う。なんだが、くすんでいる感じ。
「ああ、原石ですな。これは研磨前ですな。職人ギルドに持ち込めば、研磨してもらえますぞ。ただ、信頼のある研磨師に依頼をオススメしますぞ」
と、ツヴァイクさん。
「どうしてですか?」
「例えば、これ、なんの原石は分かりますかな?」
「あー」
白っぽい感じだけど。
「ムーンストーン?」
「オパールですぞ。ギルド所属や、ギルドからの紹介された研磨師ならいいやもしれませんが、もぐりの研師ならチョロまかされる可能性があるというわけです」
予想以外の部分から出た宝石を懐にいれたり、別の安価な宝石にすり替える可能性がある。
「なら、ギルドに回した方がいいって事ですか」
「ミズサワ殿が個人的に付き合いがある研磨師がいなければ、ですがいないようでしたら、ギルドを通すのをオススメします」
「うーん」
ならギルドに持ち込もう。研磨にどれくらい時間がかかるか分からないし、よし、マーファに持って帰ろう。明日いきなりルーティのギルドに出しても、え? いつ手に入ったの? って思われたら嫌やし。はい、マーファのお持ち帰りエリアに。
次の小型宝箱をオープン。化粧ポーチサイズの革袋。マジックバッグ、サイズC時間停止。引き取りやな。
次々に5つの小型宝箱達を開ける。魔力回復の指輪、解毒の指輪が2つ、無属性魔法補助の指輪、小さなポーチは時間停止のマジックバッグ、Dサイズ。最後に初めて身代わりの石のネックレスが2つ。この身代わりのネックレスは、即死レベルの一撃を受けた時に、砕けて身代わりになる。2つ入っているので、ヤマタノオロチと対峙するルージュとシヴァのバンダナに着けることになった。残り、魔力回復の指輪は、若手で唯一治療魔法が使えるリオンのバンダナに。解毒の指輪は、父の鑑定で、若手の中で解毒能力がちょっと劣るアクエリアスとイクスィスに。無属性魔法補助の指輪は、サイズの問題でマデリーンさんとなる。マジックバッグは、Cはマアデン君が、Dはドロテアちゃんが持つことになる。
さ、残りを開けましょう。
ノワールとオシリスの鞍に関してですが、それぞれ特注品の鞍を使用しているので、使いまわし的な事はしていません。
イシスとアレスがボス部屋にどちらが挑むかで、もめている。
はい、WINNERイシス。
見届けて、さ、私はサブ・ドアを抜けてルームに入る。
父は変わらず三人娘に囲まれて、口をとがさせている。嬉しい時の癖だが、晃太が同じことをやってる。
「姉ちゃんお疲れ」
「うん。乗ってただけやけどね。宝箱の罠は?」
「とっくに終わっとるよ」
彼方からちゅどん、ドカン、聞き流す。
「ありがとう。ルージュもありがとう。あのボス部屋何がいたか分かった?」
『それがはっきりしないのよ。変な靄で覆われていて』
「ふーん」
『もしかしたら、ランダムに出る魔物が変わるんだとおもうわ』
「そうね」
ボス部屋が終わったみたいや、晃太と鷹の目、山風がドロップ品拾いに行ってくれる。
さてはて、私はその間宝箱のチェックと参りますか。
物によれば、引き取ろう。
宝箱は合計20個。4つは19階フィールドにあった。それ以外にもあったが、擬態魔物だったそうだ。それに取り零しもある可能性がある。なんせ、広大だし嬉しね。
まずは一つ目、ワクワクオープン。
現金がびっしり詰まった革袋。金貨に銀貨、いくらやろ? 残っていたマデリーンさんに数えてもらう。
次、ワクワクオープン。
これは魔除けのランプが一つ。あと、一つ出んかなあ。
次は、ワクワクオープン。これは、バラエティーボックスみたいな感じ。上級ポーションが3本、中級ポーションが7本。解毒ポーションが5本、魔力回復ポーションが5本。びっしりと詰まったドライフルーツの大きな袋。魔法の水筒が1本。あ、底に隠れるようにあるこの袋は? 慎重に中身を確認、小粒サイズの金の塊がびっしり詰まったていた。リィマさんならいくらかわかるだろうが、仕方ない。
最後の宝箱、ワクワクオープン。上級ポーションが3本だ。
なかなか豪華な内容やな。
次の20階の岩山フィールドから10個の宝箱が見つかった。恐らくもっと詳しく探せば、また見つかる可能性がある。この階はフィールド自体か厳しいためか、魔物との遭遇率が他の階に比べて低い。ただ、21階へショートカットしようとしたから、ワイバーンが鎮座している。時間のかかる通常ルートは蜥蜴や小型ストーンゴーレム。足場さえ確保すれば、中級冒険者にも撃破可能だ。なんで、この階だけ? と、おもうが、ファンタジーだしね、で納得。
まずは1つ目、小さな宝箱をワクワクオープン。
木箱が更に入っている。取り出して開けると、色とりどりの石が。でも、いままでとちょっと違う。なんだが、くすんでいる感じ。
「ああ、原石ですな。これは研磨前ですな。職人ギルドに持ち込めば、研磨してもらえますぞ。ただ、信頼のある研磨師に依頼をオススメしますぞ」
と、ツヴァイクさん。
「どうしてですか?」
「例えば、これ、なんの原石は分かりますかな?」
「あー」
白っぽい感じだけど。
「ムーンストーン?」
「オパールですぞ。ギルド所属や、ギルドからの紹介された研磨師ならいいやもしれませんが、もぐりの研師ならチョロまかされる可能性があるというわけです」
予想以外の部分から出た宝石を懐にいれたり、別の安価な宝石にすり替える可能性がある。
「なら、ギルドに回した方がいいって事ですか」
「ミズサワ殿が個人的に付き合いがある研磨師がいなければ、ですがいないようでしたら、ギルドを通すのをオススメします」
「うーん」
ならギルドに持ち込もう。研磨にどれくらい時間がかかるか分からないし、よし、マーファに持って帰ろう。明日いきなりルーティのギルドに出しても、え? いつ手に入ったの? って思われたら嫌やし。はい、マーファのお持ち帰りエリアに。
次の小型宝箱をオープン。化粧ポーチサイズの革袋。マジックバッグ、サイズC時間停止。引き取りやな。
次々に5つの小型宝箱達を開ける。魔力回復の指輪、解毒の指輪が2つ、無属性魔法補助の指輪、小さなポーチは時間停止のマジックバッグ、Dサイズ。最後に初めて身代わりの石のネックレスが2つ。この身代わりのネックレスは、即死レベルの一撃を受けた時に、砕けて身代わりになる。2つ入っているので、ヤマタノオロチと対峙するルージュとシヴァのバンダナに着けることになった。残り、魔力回復の指輪は、若手で唯一治療魔法が使えるリオンのバンダナに。解毒の指輪は、父の鑑定で、若手の中で解毒能力がちょっと劣るアクエリアスとイクスィスに。無属性魔法補助の指輪は、サイズの問題でマデリーンさんとなる。マジックバッグは、Cはマアデン君が、Dはドロテアちゃんが持つことになる。
さ、残りを開けましょう。
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