612 / 820
連載
総仕上げ⑪
しおりを挟む
「ふー、ふー」
おでんの味見。うん、母のレシピが再現出来てる。只今冷蔵庫ダンジョン。異世界の湯で、まったりした数日後、ロッシュさんと相談し、冷蔵庫ダンジョンに再び1週間挑むことに。このダンジョンアタックの後、数日間の休みを挟んでからまた挑む。そうしたら春祭りだ。出る日を間違えないようにしないと。ロッシュさんの長男マシュー君の晴れ舞台だからね。
私は食事作りと移動に集中。ルームは開けっ放しだ。ビービー言うけど気にしない。ドアの向こうで、ちゅどん、ドカンやってる。
蓋をして、と。よし、いいかな。我が家のおでんは練り物中心なんだけど、他の皆さんいるからね。エマちゃんとテオ君に好評なロールキャベツ。エドワルドさんやツヴァイクさんに好評だった巾着類も入れた。豪華にセレクトショップダリアの鮑なんかも入れてみたが、柔らかくて美味しかった。神様用の土鍋もいいかな。
「ユイさん」
お手伝いしてくれていたシュタインさんが、そっと聞いてくる。
「はい?」
なんや、シュタインさん、久しぶりやけど、ちょっと心配そう。どうしたんやろ?
声をかけてきたけど、言い淀むシュタインさん。
「どうしました?」
「いや、あの………………ユイさん」
意を決したようなシュタインさん。
「あいつと上手くいってます?」
ブハアッ。
私は噴き出す。心の中でね。噎せそうになるけど、頭に先日の異世界の湯での出来事が沸き上がる。
そう、物凄く久しぶりに、ホークさんと2人だけになった。で、
「少し、触れてもいいですか?」
と、聞かれたので、学習能力の低い私は、どうぞ。本当に久しぶりだし、ちょっと、ちゅ、てしてほしかったし、なんてね。
ちょうど晃太とチュアンさんはサウナ、両親は仔達に囲まれて昼寝。ミゲル君はマッサージ機。エマちゃん、テオ君も寝ていた。エドワルドさんとツヴァイクさんはお風呂、マデリーンさんは岩盤浴中。
で、個室に手を引かれていって、まあ、色々あったんですよ。
ぎゅー、とされて、ちゅ、ああ、安心感ー、って思っていた。まさか、館内着の中に、ホークさんの手が入って来たのにびっくり。結局、びびりな私はストップかけてしまった。あの時のホークさんの目が、忘れらない。凄く切なそうで。思い返せば、しっかりした成人男性のホークさんにしては、色々言いたかったんやろうけど、私のびびり具合に合わせてくれて、引いてくれた。私は、そんなホークさんの気遣いに甘えてばっかりで、申し訳ない。いつかは、と、思っている。
あの日見た、おくるみ抱いてる姿。ああ、なりたい自分がいるが、現在それになれないのは、わかっているし、覚悟する暇がない。もっとホークさんと2人になれる時間があれば、違うのかもしれないが、なんせ今は忙しい。ホークさんもブラックギリギリに動いている。もちろん、私やホークさん以外もバタバタ忙しい。おそらく、ヤマタノオロチの件が終わるまで、バタバタのはず。落ち着いたら、そのね、ゆっくりね、時間をね、なんて思っている。
あの後、ただひたすら抱き締めてくれたのが、とにかく嬉しかった。短い時間だけど、ぽつぽつと、2人だけで話をしたのが、なにより嬉しかった。素直に伝えたら、ホークさんも凄く穏やかに笑ってくれた。ずいぶん、ちゅ、としてくれて、凄く嬉しかった。
なんて事が起こりまして、はい、数日前の話。
「な、な、な、何故にっ」
小さく動揺した。まさかシュタインさんから、そんな言葉が出てくるとは思わず動揺。はっ、自意識過剰やっ。平常心ー、ふー、ふー。
「いやあ、変な噂がですね」
そんな私の内心を知ってか知らずか、シュタインさんが続ける。
またそれっ。最近、ちょっと出歩かなかっただけで、私の死亡説やら重症説がでたばかりなのにっ。
「どういった内容が?」
落ち着いて聞く。
「あー、聞き齧っただけなんですけど。とうとうユイさんが、その、相手を決めたって」
「相手?」
えっ? ホークさんは絶対に外や人目がある所は、きちんと立場を弁えている。私だってさ、気をつけているのにっ。
「あのエドワルド・ウルガーを、相手に選んだって」
「はあぁっ」
思わず地が出る。
なんで、エドワルドさんっ? 建前上マーファで一緒に行動しているが、それだって数えるほどしかないはずなのにっ。
「ほら、あの変な言い掛かりを付けて来た女達がいたじゃないですか?」
「はい」
つい最近決着が着いた。ハルスフォン侯爵家、ウルガー子爵家、名誉伯爵の父には、それぞれに迷惑料や慰謝料の支払いが下った。元凶のギーリアッシュ伯爵の支払い額が多い上に、喧嘩を売った相手が悪い。国王陛下が溺愛している一人娘のフェリアレーナ様が嫁ぎ、長年の功績により侯爵となったハルスフォン家相手に勝てっこない。ピンクの女性達は無一文なんて甘い、借金を背負ったみたい。女性達がどうなるかは、私にはわからないが過酷な肉体労働だろうって。ギーリアッシュは借金までにはならないが、かなりの支払いが生じていて、家屋敷を手離すかも知れないって聞いたけど。
「それで、あのSランクエドワルド・ウルガーが、ユイさんの近くにいるってのが知れ渡ったでしょ」
「でも別に隠してた訳じゃないし」
そう。カルーラの大討伐の休息期のみの同行なんやし。
「事情を、皆が皆知ってる訳じゃない。勝手に勘違いされたみたいで、それが膨らんだみたいです」
「えぇー」
なんや、げんなりしてきた。ちょっとしたことで変な噂が立つ。それだけ、注目されとるってわけやけど。なんや、エドワルドさんに申し訳ないというか、はぁ。
ため息。
「シュタインさん、何か聞かれたりしました」
最近山風の皆さんとよく行動しているし、こんな話を持ってくるって事は、もしかしたら誰かに聞かれたのかな?
「実はそうなんです。聞いてきた人達には、体裁上の目的は話しましたが、あえてあちこちに言い触らしていません。実際話の中心にいるユイさんが知らない所で話していいわけないですし」
ありがたい対応。
「だけど、聞かれたの、俺だけなんですよ」
「え? なんで?」
シュタインさんは頬をかく。
「一応俺もユイさんの男候補になりましたから」
なにそれっ。
「あ、あの時」
カルーラに出発するのを見送った時の、あれっ。あれで勘違いされたんやな。
「まあ、すぐになくなりましたけど。あのエドワルド・ウルガーが出てきたんじゃ、名前だけでも太刀打ち出来ないし」
「なんだか、ご迷惑を…………」
も、申し訳ない。シュタインさんもそうだけど、エドワルドさんにもますます申し訳ない。
「別に迷惑なんて思ってませんよ。ただ、火がないところにって言うし、完全にお節介なんですが、ちょっと気になって」
シュタインさんが一息つく。
「もし、上手く行ってなかったら、付け入る隙あるかなって」
ブハアッ。
「何の話をしているんですか?」
ドキイッ。
話に集中していて気が付かなかったっ。心臓がばくばくしている。シュタインさんの後ろに、ボス部屋に行っていたはずのホークさんが立っていた。
おでんの味見。うん、母のレシピが再現出来てる。只今冷蔵庫ダンジョン。異世界の湯で、まったりした数日後、ロッシュさんと相談し、冷蔵庫ダンジョンに再び1週間挑むことに。このダンジョンアタックの後、数日間の休みを挟んでからまた挑む。そうしたら春祭りだ。出る日を間違えないようにしないと。ロッシュさんの長男マシュー君の晴れ舞台だからね。
私は食事作りと移動に集中。ルームは開けっ放しだ。ビービー言うけど気にしない。ドアの向こうで、ちゅどん、ドカンやってる。
蓋をして、と。よし、いいかな。我が家のおでんは練り物中心なんだけど、他の皆さんいるからね。エマちゃんとテオ君に好評なロールキャベツ。エドワルドさんやツヴァイクさんに好評だった巾着類も入れた。豪華にセレクトショップダリアの鮑なんかも入れてみたが、柔らかくて美味しかった。神様用の土鍋もいいかな。
「ユイさん」
お手伝いしてくれていたシュタインさんが、そっと聞いてくる。
「はい?」
なんや、シュタインさん、久しぶりやけど、ちょっと心配そう。どうしたんやろ?
声をかけてきたけど、言い淀むシュタインさん。
「どうしました?」
「いや、あの………………ユイさん」
意を決したようなシュタインさん。
「あいつと上手くいってます?」
ブハアッ。
私は噴き出す。心の中でね。噎せそうになるけど、頭に先日の異世界の湯での出来事が沸き上がる。
そう、物凄く久しぶりに、ホークさんと2人だけになった。で、
「少し、触れてもいいですか?」
と、聞かれたので、学習能力の低い私は、どうぞ。本当に久しぶりだし、ちょっと、ちゅ、てしてほしかったし、なんてね。
ちょうど晃太とチュアンさんはサウナ、両親は仔達に囲まれて昼寝。ミゲル君はマッサージ機。エマちゃん、テオ君も寝ていた。エドワルドさんとツヴァイクさんはお風呂、マデリーンさんは岩盤浴中。
で、個室に手を引かれていって、まあ、色々あったんですよ。
ぎゅー、とされて、ちゅ、ああ、安心感ー、って思っていた。まさか、館内着の中に、ホークさんの手が入って来たのにびっくり。結局、びびりな私はストップかけてしまった。あの時のホークさんの目が、忘れらない。凄く切なそうで。思い返せば、しっかりした成人男性のホークさんにしては、色々言いたかったんやろうけど、私のびびり具合に合わせてくれて、引いてくれた。私は、そんなホークさんの気遣いに甘えてばっかりで、申し訳ない。いつかは、と、思っている。
あの日見た、おくるみ抱いてる姿。ああ、なりたい自分がいるが、現在それになれないのは、わかっているし、覚悟する暇がない。もっとホークさんと2人になれる時間があれば、違うのかもしれないが、なんせ今は忙しい。ホークさんもブラックギリギリに動いている。もちろん、私やホークさん以外もバタバタ忙しい。おそらく、ヤマタノオロチの件が終わるまで、バタバタのはず。落ち着いたら、そのね、ゆっくりね、時間をね、なんて思っている。
あの後、ただひたすら抱き締めてくれたのが、とにかく嬉しかった。短い時間だけど、ぽつぽつと、2人だけで話をしたのが、なにより嬉しかった。素直に伝えたら、ホークさんも凄く穏やかに笑ってくれた。ずいぶん、ちゅ、としてくれて、凄く嬉しかった。
なんて事が起こりまして、はい、数日前の話。
「な、な、な、何故にっ」
小さく動揺した。まさかシュタインさんから、そんな言葉が出てくるとは思わず動揺。はっ、自意識過剰やっ。平常心ー、ふー、ふー。
「いやあ、変な噂がですね」
そんな私の内心を知ってか知らずか、シュタインさんが続ける。
またそれっ。最近、ちょっと出歩かなかっただけで、私の死亡説やら重症説がでたばかりなのにっ。
「どういった内容が?」
落ち着いて聞く。
「あー、聞き齧っただけなんですけど。とうとうユイさんが、その、相手を決めたって」
「相手?」
えっ? ホークさんは絶対に外や人目がある所は、きちんと立場を弁えている。私だってさ、気をつけているのにっ。
「あのエドワルド・ウルガーを、相手に選んだって」
「はあぁっ」
思わず地が出る。
なんで、エドワルドさんっ? 建前上マーファで一緒に行動しているが、それだって数えるほどしかないはずなのにっ。
「ほら、あの変な言い掛かりを付けて来た女達がいたじゃないですか?」
「はい」
つい最近決着が着いた。ハルスフォン侯爵家、ウルガー子爵家、名誉伯爵の父には、それぞれに迷惑料や慰謝料の支払いが下った。元凶のギーリアッシュ伯爵の支払い額が多い上に、喧嘩を売った相手が悪い。国王陛下が溺愛している一人娘のフェリアレーナ様が嫁ぎ、長年の功績により侯爵となったハルスフォン家相手に勝てっこない。ピンクの女性達は無一文なんて甘い、借金を背負ったみたい。女性達がどうなるかは、私にはわからないが過酷な肉体労働だろうって。ギーリアッシュは借金までにはならないが、かなりの支払いが生じていて、家屋敷を手離すかも知れないって聞いたけど。
「それで、あのSランクエドワルド・ウルガーが、ユイさんの近くにいるってのが知れ渡ったでしょ」
「でも別に隠してた訳じゃないし」
そう。カルーラの大討伐の休息期のみの同行なんやし。
「事情を、皆が皆知ってる訳じゃない。勝手に勘違いされたみたいで、それが膨らんだみたいです」
「えぇー」
なんや、げんなりしてきた。ちょっとしたことで変な噂が立つ。それだけ、注目されとるってわけやけど。なんや、エドワルドさんに申し訳ないというか、はぁ。
ため息。
「シュタインさん、何か聞かれたりしました」
最近山風の皆さんとよく行動しているし、こんな話を持ってくるって事は、もしかしたら誰かに聞かれたのかな?
「実はそうなんです。聞いてきた人達には、体裁上の目的は話しましたが、あえてあちこちに言い触らしていません。実際話の中心にいるユイさんが知らない所で話していいわけないですし」
ありがたい対応。
「だけど、聞かれたの、俺だけなんですよ」
「え? なんで?」
シュタインさんは頬をかく。
「一応俺もユイさんの男候補になりましたから」
なにそれっ。
「あ、あの時」
カルーラに出発するのを見送った時の、あれっ。あれで勘違いされたんやな。
「まあ、すぐになくなりましたけど。あのエドワルド・ウルガーが出てきたんじゃ、名前だけでも太刀打ち出来ないし」
「なんだか、ご迷惑を…………」
も、申し訳ない。シュタインさんもそうだけど、エドワルドさんにもますます申し訳ない。
「別に迷惑なんて思ってませんよ。ただ、火がないところにって言うし、完全にお節介なんですが、ちょっと気になって」
シュタインさんが一息つく。
「もし、上手く行ってなかったら、付け入る隙あるかなって」
ブハアッ。
「何の話をしているんですか?」
ドキイッ。
話に集中していて気が付かなかったっ。心臓がばくばくしている。シュタインさんの後ろに、ボス部屋に行っていたはずのホークさんが立っていた。
1,552
お気に入りに追加
7,674
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
別に構いませんよ、離縁するので。
杉本凪咲
恋愛
父親から告げられたのは「出ていけ」という冷たい言葉。
他の家族もそれに賛同しているようで、どうやら私は捨てられてしまうらしい。
まあいいですけどね。私はこっそりと笑顔を浮かべた。
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
【完結】虐げられた令嬢の復讐劇 〜聖女より格上の妖精の愛し子で竜王様の番は私です~
大福金
ファンタジー
10歳の時、床掃除をしている時に水で足を滑らせ前世の記憶を思い出した。侯爵家令嬢ルチア
8さいの時、急に現れた義母に義姉。
あれやこれやと気がついたら部屋は義姉に取られ屋根裏に。
侯爵家の娘なのに、使用人扱い。
お母様が生きていた時に大事にしてくれた。使用人たちは皆、義母が辞めさせた。
義母が連れてきた使用人達は私を義母と一緒になってこき使い私を馬鹿にする……
このままじゃ先の人生詰んでる。
私には
前世では25歳まで生きてた記憶がある!
義母や義姉!これからは思い通りにさせないんだから!
義母達にスカッとざまぁしたり
冒険の旅に出たり
主人公が妖精の愛し子だったり。
竜王の番だったり。
色々な無自覚チート能力発揮します。
竜王様との溺愛は後半第二章からになります。
※完結まで執筆済みです。(*´꒳`*)10万字程度。
※後半イチャイチャ多めです♡
※R18描写♡が入るシーンはタイトルに★マークをいれています。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。