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閑話 特別な子供達①
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そこはルーティに向かう街道の結界石のそばだった。たまたま、指定された魔物の駆除を受けて、やっと一区切りしての夜営している最中だった。リィマは、アルストリアを抱えて、すぐ近くの森から飛び出してきた。
「じっとしてっ、治療するわっ」
そう言って、素早く動いたのはフリンダだった。いつもファングとガリストの後ろで、邪魔にならないように隠れていた、物静かなフリンダが真っ先に飛び出した。
フリンダはまさに必死の形相で治療魔法をアルストリアにかけている。赤虎の男児、フリンダの子が生きていたらまさにそんな年頃の男児が、フリンダを突き動かした。依頼を終えたばかりで、くたくたで、日頃から体力のないフリンダから想像できない動きだ。
赤虎の姉弟に一瞬警戒したファングとガリスト。周囲をチェックしたが、何者かが潜んでいる事はなかった。
「俺は警戒しておく」
ガリストは武器を持ち、周囲を警戒。
「どうした? 何があった」
涙と土で汚れていた当時15歳のリィマは、弟のアルストリアの手当てをしてもらい安堵したのか、震えるように泣き出す。それでも、腕にしっかりアルストリアを抱えたまま。
よくみたら、リィマ自身もあちこちキズだらけだ。両膝に派手な擦り傷、腕には転んでできたキズではない、真っ直ぐなキズ。そして、左頬には内出血、唇は切れて血が固まっている。
誰かに襲われて、男児を連れて逃げ延びた。そうファングは判断した。
「俺達はお前達に害はなさない。どこかに逃げたいのか? それか帰りたいなら手を貸そう」
リィマは肩を震わせてファングを見上げるが、その顔に恐怖が浮かぶ。警戒心を高くしていたファングの耳が、微かな足音をキャッチする。
「ファングッ」
警戒していたガリストが小さく声をあげる。
「ちっ、おい、相手は盗賊か?」
「盗賊、もしくは追い剥ぎ、強盗っ」
震えるリィマに申し訳ないが強く聞くと、リィマは首を左右に振る。
「隠すから、喋るなっ」
ファングは毛布でリィマとアルストリアを覆い隠す。自身が近くに座り、他の荷物を集めて周りを固める。フリンダはファングに張り付くように隣に座る。少しでも毛布を隠すように。ガリストは斧を持ったまま立つ。
ガサガサッ
音を立てて、数人の獣人達が飛び出してきたが、目の前に、斧を持って立ちはだかるガリストに、ひ、と怯む。
それと獣人達の格好を見たファングとガリストは、一般人だと判断。変装した盗賊という線もなかったが、連中は独特の臭いと雰囲気を持つ。当時既に対人戦に遭遇し、中堅冒険者だったファングとガリストが気がつかない訳がない。
「なんだ?」
普段は穏やかなガリストが、睨み殺さんばかりの顔で斧を持つ。ファングも剣を握り、睨み付ける。
「ひっ、ひぃっ」
獣人達は後退り。一人が必死に声をあげる。
「あ、赤虎の女と子供を見なかったか? こっちに来たはずなんだが?」
「知らん」
ガリストが吐き捨てる。
「こっちに来たはずなんだっ」
ガリストに睨まれて、獣人達は怯むが、諦めがつかないようだ。
「ねぇ、さっきの影がそうじゃないかしら?」
フリンダがとぼけたように言う。
視線が、フリンダに集まる。いつもなら、そんな視線が集まれば、下を向くフリンダが、平気な顔をしている。
「ほら、さっき。タトン方向に走っている後ろ姿があったじゃない」
「ああ、そうだったな」
咄嗟にファングが乗る。タトンとはルーティから、アスラ王国首都に向かう道の先にある最初の町。
「こんな時間に移動するなんて変ね、って話していたの」
のんびり、フリンダは続ける。
「ならっ、赤虎だったかっ」
一人がフリンダに掴みかかる勢いだったが、ガリストが腕を掴み、地面に引き倒す。
「な、何をっ」
周囲にいた獣人達がさらに後退り。夜営中に、いきなり掴みかかる。当然警戒・迎撃対象だ。どんな武器を忍ばせているかわからないからだ。特にフリンダは女で、獣人は皆、男だったから。
「うちのメンバーに触れるな」
ドスを効かせたガリストに、獣人は必死にもがき離れる。
「赤虎かどうかも分からないわ、遠かったし。だけど、それ以外見かけた?」
フリンダがいまだに睨み付けるファングとガリストに、おっとり聞く。
「さあ、知らんな」
「それ以外は見てないな」
ファングとガリストがそう答えると、獣人達は、頭を寄せ合い小さく話す。
「すまない。迷惑をかけた」
ぺこり、として去ろうとして、フリンダがおっとり聞く。
「あら? なんの説明もないの?」
ぐっ、と詰まる獣人達。
「関係はないだろ」
「子供連れの女を男数人かけて追い回している。とても紳士のする事じゃないわね。それに貴方達はどこかの商会でしょう?」
と、フリンダは獣人達の襟に着いてるピンバッチを指し示す。アスラ王国では、中規模の商会、もしくは工房には社員証になる標を作ることが許される。所謂、それはステータスだ。
「へえ、虎にハイビスカスなんて、珍しいわね。それともその女が犯罪者なのかしら? なら、私達ルーティに向かうから、警備に警告しなきゃね」
いつものフリンダから想像できない饒舌さ。
さ、と隠すがもうバレバレだ。
「待ってくれっ、それは困るっ」
「あら? どうして?」
「そ、それはっ、み、見なかったことにしてくれっ」
獣人達は慌てて、何かをかき集めた。
「これで見なかったことにしてくれっ」
ハンカチに包んだそれは、硬貨だった。
一瞬、顔を見合わせる三人。
「頼むっ、見なかったことにしてくれっ」
近くに立つガリストに押し付ける。ガリストは斧を手放さず、それをファングに投げて渡す。受け取って中身を一瞥すると、ファングは鼻で嗤う。
「お互い、関わりを持たないって訳だな。しけてるな」
獣人達の顔が歪む。結局、再度、硬貨をかき集め、ハンカチに包む。
「頼むっ、今はこれ以上はないんだっ」
ファングはちら、と一瞥して、鼻をならす。
獣人達がバタバタと去っていき、耳を澄ませたファングがやっと息を吐き出した。そっと毛布を剥がすと、リィマが息もしていないように固まっていた。
「もう、大丈夫だ」
フリンダがアルストリアの治療を再開する。ファングは荷物から、ポーションを取り出す。ガリストは水の入った革袋を差し出す。
「ほら、飲め」
「喉が渇いてないか? ポーションは不味いから、先に飲んだ方がいい」
リィマもあちこちキズだらけだった。
だが、リィマは表情を硬くして受け取ろうとしない。
「なんで、そこまでしてくれる?」
その顔には、助かった安堵、戸惑い、それから生まれた猜疑心。腕には未だに気絶しているアルストリアを離さない。まだ成人したばかりのリィマは、幼いとは言えアルストリアを抱えて、あの獣人達から逃げていた。膝の擦り傷は転んだんだろう。着ている服は泥だらけだ。腕のキズは明らかに刀キズ、キズ自体浅いにしても子供を抱えて、痛みだってあったはずなのに。顔の内出血と唇に固まっている血は容易に想像できる。殴られたのだ。
どんな目に合って、ここまで逃げてきたのか。恐らく、その恐怖で、目の前に差し出された手を、信じきれない。
それでも、リィマはアルストリアを離そうとしない。
その姿に、ファングは亡くした妻を、ガリストは元婚約者を無意識に重ねていた。
ファングとガリストは顔を見合わせた。それだけで、お互いに何を思っていたか分かった。
後悔したくない
ファングは息を吐き出す。
「言ったろ。害はなさない、手を貸すって」
「ほら、君も無傷ではないんだ」
それでやっと、ファング達に助けられたと思えたリィマはぼろぼろと泣いた。
「じっとしてっ、治療するわっ」
そう言って、素早く動いたのはフリンダだった。いつもファングとガリストの後ろで、邪魔にならないように隠れていた、物静かなフリンダが真っ先に飛び出した。
フリンダはまさに必死の形相で治療魔法をアルストリアにかけている。赤虎の男児、フリンダの子が生きていたらまさにそんな年頃の男児が、フリンダを突き動かした。依頼を終えたばかりで、くたくたで、日頃から体力のないフリンダから想像できない動きだ。
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「俺は警戒しておく」
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「どうした? 何があった」
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よくみたら、リィマ自身もあちこちキズだらけだ。両膝に派手な擦り傷、腕には転んでできたキズではない、真っ直ぐなキズ。そして、左頬には内出血、唇は切れて血が固まっている。
誰かに襲われて、男児を連れて逃げ延びた。そうファングは判断した。
「俺達はお前達に害はなさない。どこかに逃げたいのか? それか帰りたいなら手を貸そう」
リィマは肩を震わせてファングを見上げるが、その顔に恐怖が浮かぶ。警戒心を高くしていたファングの耳が、微かな足音をキャッチする。
「ファングッ」
警戒していたガリストが小さく声をあげる。
「ちっ、おい、相手は盗賊か?」
「盗賊、もしくは追い剥ぎ、強盗っ」
震えるリィマに申し訳ないが強く聞くと、リィマは首を左右に振る。
「隠すから、喋るなっ」
ファングは毛布でリィマとアルストリアを覆い隠す。自身が近くに座り、他の荷物を集めて周りを固める。フリンダはファングに張り付くように隣に座る。少しでも毛布を隠すように。ガリストは斧を持ったまま立つ。
ガサガサッ
音を立てて、数人の獣人達が飛び出してきたが、目の前に、斧を持って立ちはだかるガリストに、ひ、と怯む。
それと獣人達の格好を見たファングとガリストは、一般人だと判断。変装した盗賊という線もなかったが、連中は独特の臭いと雰囲気を持つ。当時既に対人戦に遭遇し、中堅冒険者だったファングとガリストが気がつかない訳がない。
「なんだ?」
普段は穏やかなガリストが、睨み殺さんばかりの顔で斧を持つ。ファングも剣を握り、睨み付ける。
「ひっ、ひぃっ」
獣人達は後退り。一人が必死に声をあげる。
「あ、赤虎の女と子供を見なかったか? こっちに来たはずなんだが?」
「知らん」
ガリストが吐き捨てる。
「こっちに来たはずなんだっ」
ガリストに睨まれて、獣人達は怯むが、諦めがつかないようだ。
「ねぇ、さっきの影がそうじゃないかしら?」
フリンダがとぼけたように言う。
視線が、フリンダに集まる。いつもなら、そんな視線が集まれば、下を向くフリンダが、平気な顔をしている。
「ほら、さっき。タトン方向に走っている後ろ姿があったじゃない」
「ああ、そうだったな」
咄嗟にファングが乗る。タトンとはルーティから、アスラ王国首都に向かう道の先にある最初の町。
「こんな時間に移動するなんて変ね、って話していたの」
のんびり、フリンダは続ける。
「ならっ、赤虎だったかっ」
一人がフリンダに掴みかかる勢いだったが、ガリストが腕を掴み、地面に引き倒す。
「な、何をっ」
周囲にいた獣人達がさらに後退り。夜営中に、いきなり掴みかかる。当然警戒・迎撃対象だ。どんな武器を忍ばせているかわからないからだ。特にフリンダは女で、獣人は皆、男だったから。
「うちのメンバーに触れるな」
ドスを効かせたガリストに、獣人は必死にもがき離れる。
「赤虎かどうかも分からないわ、遠かったし。だけど、それ以外見かけた?」
フリンダがいまだに睨み付けるファングとガリストに、おっとり聞く。
「さあ、知らんな」
「それ以外は見てないな」
ファングとガリストがそう答えると、獣人達は、頭を寄せ合い小さく話す。
「すまない。迷惑をかけた」
ぺこり、として去ろうとして、フリンダがおっとり聞く。
「あら? なんの説明もないの?」
ぐっ、と詰まる獣人達。
「関係はないだろ」
「子供連れの女を男数人かけて追い回している。とても紳士のする事じゃないわね。それに貴方達はどこかの商会でしょう?」
と、フリンダは獣人達の襟に着いてるピンバッチを指し示す。アスラ王国では、中規模の商会、もしくは工房には社員証になる標を作ることが許される。所謂、それはステータスだ。
「へえ、虎にハイビスカスなんて、珍しいわね。それともその女が犯罪者なのかしら? なら、私達ルーティに向かうから、警備に警告しなきゃね」
いつものフリンダから想像できない饒舌さ。
さ、と隠すがもうバレバレだ。
「待ってくれっ、それは困るっ」
「あら? どうして?」
「そ、それはっ、み、見なかったことにしてくれっ」
獣人達は慌てて、何かをかき集めた。
「これで見なかったことにしてくれっ」
ハンカチに包んだそれは、硬貨だった。
一瞬、顔を見合わせる三人。
「頼むっ、見なかったことにしてくれっ」
近くに立つガリストに押し付ける。ガリストは斧を手放さず、それをファングに投げて渡す。受け取って中身を一瞥すると、ファングは鼻で嗤う。
「お互い、関わりを持たないって訳だな。しけてるな」
獣人達の顔が歪む。結局、再度、硬貨をかき集め、ハンカチに包む。
「頼むっ、今はこれ以上はないんだっ」
ファングはちら、と一瞥して、鼻をならす。
獣人達がバタバタと去っていき、耳を澄ませたファングがやっと息を吐き出した。そっと毛布を剥がすと、リィマが息もしていないように固まっていた。
「もう、大丈夫だ」
フリンダがアルストリアの治療を再開する。ファングは荷物から、ポーションを取り出す。ガリストは水の入った革袋を差し出す。
「ほら、飲め」
「喉が渇いてないか? ポーションは不味いから、先に飲んだ方がいい」
リィマもあちこちキズだらけだった。
だが、リィマは表情を硬くして受け取ろうとしない。
「なんで、そこまでしてくれる?」
その顔には、助かった安堵、戸惑い、それから生まれた猜疑心。腕には未だに気絶しているアルストリアを離さない。まだ成人したばかりのリィマは、幼いとは言えアルストリアを抱えて、あの獣人達から逃げていた。膝の擦り傷は転んだんだろう。着ている服は泥だらけだ。腕のキズは明らかに刀キズ、キズ自体浅いにしても子供を抱えて、痛みだってあったはずなのに。顔の内出血と唇に固まっている血は容易に想像できる。殴られたのだ。
どんな目に合って、ここまで逃げてきたのか。恐らく、その恐怖で、目の前に差し出された手を、信じきれない。
それでも、リィマはアルストリアを離そうとしない。
その姿に、ファングは亡くした妻を、ガリストは元婚約者を無意識に重ねていた。
ファングとガリストは顔を見合わせた。それだけで、お互いに何を思っていたか分かった。
後悔したくない
ファングは息を吐き出す。
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