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別行動④
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わいわいとお茶とケーキを食べる。痩せの大食いアルスさんはなんとフルーツたっぷりのホールケーキを、ハジェル君はイチゴのロールケーキ丸々一本。そして甘味大好きエルフのケルンさんは次々にケーキを平らげている。ホークさんとノワールがいないのを聞かれた。
「マーファの騎士団の牧場で、お見合いしてます」
で、納得してくれた。やっぱり、こちらの魔法馬の血筋問題を皆さん知っていた。交通手段が狭いこちらでは、近しい血筋で番になる事がよくあり、それがあまりよろしくないからね。
食べながら近況報告。
私達は本日、冷蔵庫ダンジョンで得た武器類やマジックアイテムの配布。ちょうどいいから、他の皆さんにも選んでもらうことに。
「皆さんは、ボス部屋ですか?」
「それもありますが」
フェリクスさんが紅茶のカップを置く。
ルーティのダンジョンは薬草が採れる。そして、外の季節に従って薬草が芽吹く。冷蔵庫ダンジョンは季節感無視して果物実っていたけど、ダンジョンが皆そんな風に実りが得られるわけではなく、それぞれ違うんだって。中には外は真夏なのに、ダンジョン内では真冬にしか採れない薬草が採れる所があるらしい。
「クラインのポーションダンジョンは、下層になればそんな階があります。年中真冬だったり、真夏だったり、春だったり、雨だったり」
「へー。ダンジョンにも色々なんですね」
私はイチゴをぱくり。
フェリクスさん達は今回冬に採取される薬草目的でダンジョンに潜った。
「今回これが出来たのは、ミズサワ殿から頂いた転移石と簡易セーフティがあったからです」
ルーティのダンジョンは下層になればなるだけ、ワンフロアが広大になる。私の渡した転移石は、それをショートカットできるしね。
簡易セーフティは展開すると半径3メートルは、セーフティゾーンになる。だけど、その更に5メートルは準セーフティゾーンになる。このセーフティ内は温度調整がなされ、冬場だと外気より10℃程温かくなる。そして焚き火をして、テントを張ると、かなり過ごしやすい。ダンジョン潜って凍死なんて洒落にならないからね。
「建前上そうですが、もしかしたらミズサワ殿達と合流出来るかも、と思っていたのが本音ですけどね」
フェリクスさんがアクション俳優みたいなイケメン顔で、ちょっぴりいたずらがばれた様な子供な顔。イケメンや。眼福。
「皆さん、後、何日位ダンジョンに?」
「予定としては3日ですね」
今回の薬草採取は見習いのヘルト君とドロテアちゃんのお勉強もある。
「良かったらコテージ使ってください。せっかくサブ・ドアで繋がっていますし。皆さん、ダンジョンだからお風呂入ってないでしょう? ゆっくりしてください」
私の提案に、もっふもっふとしていたケルンさんと、フェリクスさん、オレンジシフォンケーキを食べていたファングさんが相談。
「「「お世話になります」」」
予定は3日だったけど、コテージ使用するから一週間延長するって。せっかくだから、ボス部屋挑む時、晃太も支援魔法スキルアップの為に参戦。
これだけは譲れないと、コテージ使用料を渡される。
「フェリクスさん、本当にいいんですか?」
「構わないさ、2人教えるのも、4人教えるのも、6人教えるのも」
なんと薬草採取に関して、見習いのエマちゃん、テオ君、マアデン君、ハジェル君も加わる事になった。ロッシュさんがフェリクスさんにお礼言ってる。私もチュアンさんと一緒にお礼を言う。
お茶とケーキを食べた後、武器類をルームの床に広げる。花とシルフィ達は危ないからね、花はケージ、シルフィ達は従魔の部屋だ。
晃太のアイテムボックスから、次々に出てくる武器類とマジックアイテム。何が付与されているか、付箋紙が付いているからね、皆さん真剣だ。私はフライパンあるから、必要はない。と、言うか扱えない。
さっきまで、リスみたいな頬っぺただったケルンさんは真剣に細身の剣を手にしている。流石最年長なのかな、父の鑑定で一番豪勢な付与と造りの剣をすぐに手にしている。ヒェリさんは火と土の属性のあるナイフや小型の斧をチョイス。
フェリクスさんは刀身が黒く光るロングソード、高ランクの闇属性のあるやつね。それからナイフと盾を選んでいる。エリアンさんは風属性のあるショートソードと弓、無属性のナイフ。ドーラさんは水属性のある槍と無属性のある小型斧、綺麗な人なのにしっかり武器。アンドレアスさんは火属性のある片刃の大きな剣とナイフ。ヘルト君は無属性のあるショートソードとナイフ。ドロテアちゃんは風属性のあるショートソードとナイフ。
ファングさんは無属性のあるロングソードを2本とナイフ。ガリストさんは土属性のある斧とナイフ。リィマさんは無属性のあるショートソードとナイフ。フリンダさんは光属性のあるナイフ。アルスさんは風属性のあるロングソードとショートソード。
ロッシュさんは無属性のあるロングソード、そして盾。ラーヴさんは無属性のあるショートソードとナイフ。シュタインさんは火属性のあるロングソードとナイフ。マアデン君は無属性のある槍とナイフ。ハジェル君は無属性のある弓とナイフ。
やっぱりサブ・ウェポンにナイフは大人気や。属性の付与がないナイフもすべて引き取り手がある。私は持つつもりはないけどね。
鷹の目の皆さんには、ちょいちょい各自にサブ・ウェポンを複数渡してある。
無属性の武器類とナイフはすべて貰い手があったが、他の属性のある余りの武器は教会の戦闘部隊に寄付しよう。
マジックアイテムに関してもすべて配布が済んだ。解毒の指輪は男性に無理なサイズだったので、すべて女性陣に配布。火属性補助のペンダントはシュタインさん。水属性補助のピアスはドーラさん。光属性補助の指輪はフリンダさんに、風属性補助の指輪はアルスさんに渡る。無属性補助の指輪は3つ。サイズが合う人達が話し合い配布先が決定。ファングさんとリィマさん、ラーヴさんが持つことになる。
武器類の配布は済んだ。防具類が心配だけど、蒼の麓は全員にブーツ。それからアンドレアスさん、ヘルト君、ドロテアちゃんにはルーティのダンジョンで得た革で、鎧を作成依頼をしてもうすぐ出来上がるそうだ。金の虎もファングさんは胸当てや籠手、ガリストさんには籠手とブーツ、リィマさんとフリンダさんにはベストとブーツ。アルスさんはパーカーだけど、ただのパーカーでない。カラーシープの毛が織り込まれている特製パーカーだ。
ラスチャーニエはもともとの防具類はオーダーメイドでしっかり作っているため、新たに作ってない。流石近隣諸国でも最強クラスの冒険者パーティーだ。
さ、配布が無事に終わった。
一休憩してから、新しく得た武器でお試し戦闘することになる。挑むのはルーティダンジョンの最下層ウサギ部屋だけど、オシリスとアリスに援護に行ってもらうことにした。もちろん晃太の支援魔法もあるし。
いざ、ウサギ部屋に向かう準備をしていたら、中庭を爆走していたアレスが戻って来た。
『主よ、主よ、我も我も~』
「あんたは次よ」
『そんな~』
ごろりん、とされたが、私は鋼の意思でもふもふを我慢した。
「マーファの騎士団の牧場で、お見合いしてます」
で、納得してくれた。やっぱり、こちらの魔法馬の血筋問題を皆さん知っていた。交通手段が狭いこちらでは、近しい血筋で番になる事がよくあり、それがあまりよろしくないからね。
食べながら近況報告。
私達は本日、冷蔵庫ダンジョンで得た武器類やマジックアイテムの配布。ちょうどいいから、他の皆さんにも選んでもらうことに。
「皆さんは、ボス部屋ですか?」
「それもありますが」
フェリクスさんが紅茶のカップを置く。
ルーティのダンジョンは薬草が採れる。そして、外の季節に従って薬草が芽吹く。冷蔵庫ダンジョンは季節感無視して果物実っていたけど、ダンジョンが皆そんな風に実りが得られるわけではなく、それぞれ違うんだって。中には外は真夏なのに、ダンジョン内では真冬にしか採れない薬草が採れる所があるらしい。
「クラインのポーションダンジョンは、下層になればそんな階があります。年中真冬だったり、真夏だったり、春だったり、雨だったり」
「へー。ダンジョンにも色々なんですね」
私はイチゴをぱくり。
フェリクスさん達は今回冬に採取される薬草目的でダンジョンに潜った。
「今回これが出来たのは、ミズサワ殿から頂いた転移石と簡易セーフティがあったからです」
ルーティのダンジョンは下層になればなるだけ、ワンフロアが広大になる。私の渡した転移石は、それをショートカットできるしね。
簡易セーフティは展開すると半径3メートルは、セーフティゾーンになる。だけど、その更に5メートルは準セーフティゾーンになる。このセーフティ内は温度調整がなされ、冬場だと外気より10℃程温かくなる。そして焚き火をして、テントを張ると、かなり過ごしやすい。ダンジョン潜って凍死なんて洒落にならないからね。
「建前上そうですが、もしかしたらミズサワ殿達と合流出来るかも、と思っていたのが本音ですけどね」
フェリクスさんがアクション俳優みたいなイケメン顔で、ちょっぴりいたずらがばれた様な子供な顔。イケメンや。眼福。
「皆さん、後、何日位ダンジョンに?」
「予定としては3日ですね」
今回の薬草採取は見習いのヘルト君とドロテアちゃんのお勉強もある。
「良かったらコテージ使ってください。せっかくサブ・ドアで繋がっていますし。皆さん、ダンジョンだからお風呂入ってないでしょう? ゆっくりしてください」
私の提案に、もっふもっふとしていたケルンさんと、フェリクスさん、オレンジシフォンケーキを食べていたファングさんが相談。
「「「お世話になります」」」
予定は3日だったけど、コテージ使用するから一週間延長するって。せっかくだから、ボス部屋挑む時、晃太も支援魔法スキルアップの為に参戦。
これだけは譲れないと、コテージ使用料を渡される。
「フェリクスさん、本当にいいんですか?」
「構わないさ、2人教えるのも、4人教えるのも、6人教えるのも」
なんと薬草採取に関して、見習いのエマちゃん、テオ君、マアデン君、ハジェル君も加わる事になった。ロッシュさんがフェリクスさんにお礼言ってる。私もチュアンさんと一緒にお礼を言う。
お茶とケーキを食べた後、武器類をルームの床に広げる。花とシルフィ達は危ないからね、花はケージ、シルフィ達は従魔の部屋だ。
晃太のアイテムボックスから、次々に出てくる武器類とマジックアイテム。何が付与されているか、付箋紙が付いているからね、皆さん真剣だ。私はフライパンあるから、必要はない。と、言うか扱えない。
さっきまで、リスみたいな頬っぺただったケルンさんは真剣に細身の剣を手にしている。流石最年長なのかな、父の鑑定で一番豪勢な付与と造りの剣をすぐに手にしている。ヒェリさんは火と土の属性のあるナイフや小型の斧をチョイス。
フェリクスさんは刀身が黒く光るロングソード、高ランクの闇属性のあるやつね。それからナイフと盾を選んでいる。エリアンさんは風属性のあるショートソードと弓、無属性のナイフ。ドーラさんは水属性のある槍と無属性のある小型斧、綺麗な人なのにしっかり武器。アンドレアスさんは火属性のある片刃の大きな剣とナイフ。ヘルト君は無属性のあるショートソードとナイフ。ドロテアちゃんは風属性のあるショートソードとナイフ。
ファングさんは無属性のあるロングソードを2本とナイフ。ガリストさんは土属性のある斧とナイフ。リィマさんは無属性のあるショートソードとナイフ。フリンダさんは光属性のあるナイフ。アルスさんは風属性のあるロングソードとショートソード。
ロッシュさんは無属性のあるロングソード、そして盾。ラーヴさんは無属性のあるショートソードとナイフ。シュタインさんは火属性のあるロングソードとナイフ。マアデン君は無属性のある槍とナイフ。ハジェル君は無属性のある弓とナイフ。
やっぱりサブ・ウェポンにナイフは大人気や。属性の付与がないナイフもすべて引き取り手がある。私は持つつもりはないけどね。
鷹の目の皆さんには、ちょいちょい各自にサブ・ウェポンを複数渡してある。
無属性の武器類とナイフはすべて貰い手があったが、他の属性のある余りの武器は教会の戦闘部隊に寄付しよう。
マジックアイテムに関してもすべて配布が済んだ。解毒の指輪は男性に無理なサイズだったので、すべて女性陣に配布。火属性補助のペンダントはシュタインさん。水属性補助のピアスはドーラさん。光属性補助の指輪はフリンダさんに、風属性補助の指輪はアルスさんに渡る。無属性補助の指輪は3つ。サイズが合う人達が話し合い配布先が決定。ファングさんとリィマさん、ラーヴさんが持つことになる。
武器類の配布は済んだ。防具類が心配だけど、蒼の麓は全員にブーツ。それからアンドレアスさん、ヘルト君、ドロテアちゃんにはルーティのダンジョンで得た革で、鎧を作成依頼をしてもうすぐ出来上がるそうだ。金の虎もファングさんは胸当てや籠手、ガリストさんには籠手とブーツ、リィマさんとフリンダさんにはベストとブーツ。アルスさんはパーカーだけど、ただのパーカーでない。カラーシープの毛が織り込まれている特製パーカーだ。
ラスチャーニエはもともとの防具類はオーダーメイドでしっかり作っているため、新たに作ってない。流石近隣諸国でも最強クラスの冒険者パーティーだ。
さ、配布が無事に終わった。
一休憩してから、新しく得た武器でお試し戦闘することになる。挑むのはルーティダンジョンの最下層ウサギ部屋だけど、オシリスとアリスに援護に行ってもらうことにした。もちろん晃太の支援魔法もあるし。
いざ、ウサギ部屋に向かう準備をしていたら、中庭を爆走していたアレスが戻って来た。
『主よ、主よ、我も我も~』
「あんたは次よ」
『そんな~』
ごろりん、とされたが、私は鋼の意思でもふもふを我慢した。
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