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連載
帰る準備⑪
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各パーティーリーダーが御用聞きの冒険者さんに伴われてやって来た。
「ミズサワ殿、こちらを」
話し合いなのにいつもお土産頂くけどいいのかな。ご好意だし、いただこう。ケルンさんが代表して渡してくれたのは、びっしり瓶詰めされているレーズンだ。わ、母が大好きなやつ。
「ありがとうございます。さ、皆さんどうぞ」
私は受け取り、母に、嬉しそうや。花が歓迎のはみはみ、ローリングを披露する。仔達もわらわらと寄るので、エマちゃんとテオ君に食パンで誘導してもらう。花も釣られてルームに。
いつもの定位置に座る。チュアンさんはホークさんの位置ね。ちなみに、仔達とシルフィ以外の従魔ズは、朝早くから、サブ・ドアの向こうでちゅどん、ドカンだ。
「皆さん、わざわざありがとうございます。出発日が決まりました」
昨日、ホークさんと話をしてある。心配だったレディ・ロストークも安定したみたい。で、明日の午前中には帰って来る。出発は明後日だ。本当なら1日ホークさんに休んで欲しいが、天候がそろそろ大雪になりそうなので、カルーラはマーファに比べて雪の比率が多い。今年はまだ降り始めが遅いから助かっているけど。
「明後日の午前中には発ちたいんですが、よろしいですか?」
「こちらは構いません」
「俺達もです」
さっそく銀の槌の焼き菓子で、リスみたいになってるケルンさんと、マデリーンさんから紅茶を受け取っているロッシュさん。
話し合いの後、ギルドに報告となる。
「それで、ですね。皆さんにお渡ししたいのがありまして。まずは」
置物のように座っていた父に合図。
「はい。これが例の矢筒です」
「おーっ」
ケルンさんの頬っぺた元の位置に戻る。昨日、リィマさんに行った同じ説明。
「仕組みはですね、底が」
「ミズサワ殿の父上、非常に興味はありますが、あまり話さない方がよろしいかと」
フェリクスさんが、さ、と止めた。
矢筒は合計4つ。ケルンさん、フェリクスさん、エリアンさん、ハジェル君のだ。
「え、ハジェルにも?」
「はい。できればサイズ展開したいので感想を」
戸惑いながらも矢筒を受け取るロッシュさん。ホークさんとハジェル君の身長差はおそらく20センチ以上ある。背負ったらかなり大きいかも。
「分かりました。本人に伝えておきます」
で、次は。
「これ、たくさん手に入ったので、皆さんどうぞ」
と、テーブルに出したのは、ルーティのダンジョンから出たマジックバッグ4つ。父の鑑定で、サイズはCより大きいけど、Bほどない時間停止だ。
「……………テイマーさん、これ、流石に受け取れないぞ……………」
ファングさんが、ちょいちょいあんた、みたいな感じで言ってくる。
「いえいえどうぞ。うちには晃太がいますし」
「「「「でしたね」」」」
揃った。
「いや、しかし、ほら、ミズサワ殿自身も」
ケルンさんが遠慮の姿勢。
「あ、私いくつか持ってるんです。母にもサイズの大きなマジックバッグ持たせてるし。鷹の目の皆さんも各自持ってるんですよ。今回の事に巻き込んじゃいましたから」
他にも時間停止じゃないけど、SとAのマジックバッグあるし。
うーん、と眉間に指を当てるフェリクスさん。
「販売価格少なくとも、800万以上……………」
「はい、気にしない気にしない。どうぞー」
と、然り気無く、魔法の水筒を3本ずつつける。
「え、ユイさんこれは?」
「気にしない気にしない。私にはルームありますし、まだ10本以上ありますから」
「「「「はあ」」」」
それから。
大きな玉子型の石。父の鑑定済み。
「ユイさん?」
ロッシュさんが訝しげに聞いてくる。
「ルーティのダンジョンの転移石です。ピンクのラインが入ってるのが15階入り口、青いラインのが12階の入り口に出ます。フル装備の男性冒険者、15人まで運べます」
「「「「…………………」」」」
で、次は。
昨日、最後の最後で出てきたご褒美。これしか出なかったけどね。チュアンさんとマデリーンさんに聞いたら、ものすごく貴重品だって。
「簡易セーフティゾーン」
ケルンさんが天を仰ぎ、フェリクスさんは両手で顔を覆う。ただ、ファングさんとロッシュさんは分かってない様子。
「実物初めて見た、初めて見た、初めて見た」
ぶつぶつと呟くケルンさん。フェリクスさんは沈黙。
この簡易セーフティゾーンは、小さな三角形で。地面に置き、先端をスイッチみたいに押すと半径3メートルの半球体状態になり、この中はセーフティゾーンになる。しかも湧水と焚き火する場所まで出てくるんだって。便利や。合計3つ出たので、1つは鷹の目が保有することになった。
「良かったら」
「「貰えんって」」
ケルンさんとフェリクスさんが切り返しが早い。
「ミズサワ殿、これ何か分かってます?」
「はい、父の鑑定で」
「どれだけ貴重品だと?」
「さあ、私にはルームがあるので」
堂々巡り。
はじめはよくわかっていなかったファングさんとロッシュさんも、説明を聞いて徐々にひきつってきた。
これが使用されるのは、魔の森やダンジョン内だ。どこでもセーフティゾーンができる。ルーティのようにワンフロアが広く、セーフティゾーンが少ない所では重宝する。だって、身体をしっかり休める場所が出きるんやもん。聞いたら転移門よりランクはちょっと落ちるけど、レアアイテムだって。当たり前だけど、市場に出ない。そして大事に使えば長持ちするものではなく、使用回数が限られている。これは放置していれば、自然に魔力を周囲から吸収してくれて、補填時間は18~20時間、1回使用時間は最大8時間、回数は100回。ただし、効果は魔物のみ、人が襲って来ても防げない。
私には、ルームあるからね。あんまりぴんと来ない。転移門が凄いことなら分かるけど。
「あのですね、ミズサワ殿、これ市場価値わかってますか?」
ピクピクしてるケルンさん。
「気軽に渡してはダメですって」
フェリクスさんまで。
ファングさんとロッシュさんにそっと差し出すと、首がもげるんじゃないかと思うくらい横に振る。
「えーっと、要りません?」
「「そりゃ欲しいですよ」」
「どうぞ」
「「貰えんって」」
ケルンさんとフェリクスさんの突っ込みのような切り返し早か。
結局。
私達がマーファに帰っている間に、ルーティのダンジョンに行くと言うので、1つだけ進呈。あと1つはどうしたものか。ファングさんもロッシュさんもいらない言うんやもん。
「あのですね、ミズサワ殿。これ、普通は王家とかが所有するものですよ。現在確認されているのはシーラのザイーム殿下がお持ちだと」
と、フェリクスさん。
「クラインの王家にもあると聞きましたけど、かなり前ですね」
と最高齢のケルンさんも。
「結構レアですね」
私にはルームあるから、ぴんと来ない。
本来なら個人で持ってたら、即狙われるそうだ。なるほど、私がルームばれたくないのと一緒ね。
うーん、あ、そうや、パーヴェルさんに進呈しよう。レディ・ロストークの事で、ノワールが無事にお父さんになれそうやしね。私も楽しみやもん。そうしよう。きっと騎士団のお仕事で、魔の森に入ったりするだろうからね。
お話合いは無事に終了し、私はチュアンさんとマデリーンさんに付き添われてギルドに。ケルンさんとロッシュさんも一緒に行く。ルーティのダンジョンのボス部屋の復活待ちをしていたビアンカも着いてきてくれた。
無事に報告も終了した。
さ、次はシスター・アモルとの面会や。
「ミズサワ殿、こちらを」
話し合いなのにいつもお土産頂くけどいいのかな。ご好意だし、いただこう。ケルンさんが代表して渡してくれたのは、びっしり瓶詰めされているレーズンだ。わ、母が大好きなやつ。
「ありがとうございます。さ、皆さんどうぞ」
私は受け取り、母に、嬉しそうや。花が歓迎のはみはみ、ローリングを披露する。仔達もわらわらと寄るので、エマちゃんとテオ君に食パンで誘導してもらう。花も釣られてルームに。
いつもの定位置に座る。チュアンさんはホークさんの位置ね。ちなみに、仔達とシルフィ以外の従魔ズは、朝早くから、サブ・ドアの向こうでちゅどん、ドカンだ。
「皆さん、わざわざありがとうございます。出発日が決まりました」
昨日、ホークさんと話をしてある。心配だったレディ・ロストークも安定したみたい。で、明日の午前中には帰って来る。出発は明後日だ。本当なら1日ホークさんに休んで欲しいが、天候がそろそろ大雪になりそうなので、カルーラはマーファに比べて雪の比率が多い。今年はまだ降り始めが遅いから助かっているけど。
「明後日の午前中には発ちたいんですが、よろしいですか?」
「こちらは構いません」
「俺達もです」
さっそく銀の槌の焼き菓子で、リスみたいになってるケルンさんと、マデリーンさんから紅茶を受け取っているロッシュさん。
話し合いの後、ギルドに報告となる。
「それで、ですね。皆さんにお渡ししたいのがありまして。まずは」
置物のように座っていた父に合図。
「はい。これが例の矢筒です」
「おーっ」
ケルンさんの頬っぺた元の位置に戻る。昨日、リィマさんに行った同じ説明。
「仕組みはですね、底が」
「ミズサワ殿の父上、非常に興味はありますが、あまり話さない方がよろしいかと」
フェリクスさんが、さ、と止めた。
矢筒は合計4つ。ケルンさん、フェリクスさん、エリアンさん、ハジェル君のだ。
「え、ハジェルにも?」
「はい。できればサイズ展開したいので感想を」
戸惑いながらも矢筒を受け取るロッシュさん。ホークさんとハジェル君の身長差はおそらく20センチ以上ある。背負ったらかなり大きいかも。
「分かりました。本人に伝えておきます」
で、次は。
「これ、たくさん手に入ったので、皆さんどうぞ」
と、テーブルに出したのは、ルーティのダンジョンから出たマジックバッグ4つ。父の鑑定で、サイズはCより大きいけど、Bほどない時間停止だ。
「……………テイマーさん、これ、流石に受け取れないぞ……………」
ファングさんが、ちょいちょいあんた、みたいな感じで言ってくる。
「いえいえどうぞ。うちには晃太がいますし」
「「「「でしたね」」」」
揃った。
「いや、しかし、ほら、ミズサワ殿自身も」
ケルンさんが遠慮の姿勢。
「あ、私いくつか持ってるんです。母にもサイズの大きなマジックバッグ持たせてるし。鷹の目の皆さんも各自持ってるんですよ。今回の事に巻き込んじゃいましたから」
他にも時間停止じゃないけど、SとAのマジックバッグあるし。
うーん、と眉間に指を当てるフェリクスさん。
「販売価格少なくとも、800万以上……………」
「はい、気にしない気にしない。どうぞー」
と、然り気無く、魔法の水筒を3本ずつつける。
「え、ユイさんこれは?」
「気にしない気にしない。私にはルームありますし、まだ10本以上ありますから」
「「「「はあ」」」」
それから。
大きな玉子型の石。父の鑑定済み。
「ユイさん?」
ロッシュさんが訝しげに聞いてくる。
「ルーティのダンジョンの転移石です。ピンクのラインが入ってるのが15階入り口、青いラインのが12階の入り口に出ます。フル装備の男性冒険者、15人まで運べます」
「「「「…………………」」」」
で、次は。
昨日、最後の最後で出てきたご褒美。これしか出なかったけどね。チュアンさんとマデリーンさんに聞いたら、ものすごく貴重品だって。
「簡易セーフティゾーン」
ケルンさんが天を仰ぎ、フェリクスさんは両手で顔を覆う。ただ、ファングさんとロッシュさんは分かってない様子。
「実物初めて見た、初めて見た、初めて見た」
ぶつぶつと呟くケルンさん。フェリクスさんは沈黙。
この簡易セーフティゾーンは、小さな三角形で。地面に置き、先端をスイッチみたいに押すと半径3メートルの半球体状態になり、この中はセーフティゾーンになる。しかも湧水と焚き火する場所まで出てくるんだって。便利や。合計3つ出たので、1つは鷹の目が保有することになった。
「良かったら」
「「貰えんって」」
ケルンさんとフェリクスさんが切り返しが早い。
「ミズサワ殿、これ何か分かってます?」
「はい、父の鑑定で」
「どれだけ貴重品だと?」
「さあ、私にはルームがあるので」
堂々巡り。
はじめはよくわかっていなかったファングさんとロッシュさんも、説明を聞いて徐々にひきつってきた。
これが使用されるのは、魔の森やダンジョン内だ。どこでもセーフティゾーンができる。ルーティのようにワンフロアが広く、セーフティゾーンが少ない所では重宝する。だって、身体をしっかり休める場所が出きるんやもん。聞いたら転移門よりランクはちょっと落ちるけど、レアアイテムだって。当たり前だけど、市場に出ない。そして大事に使えば長持ちするものではなく、使用回数が限られている。これは放置していれば、自然に魔力を周囲から吸収してくれて、補填時間は18~20時間、1回使用時間は最大8時間、回数は100回。ただし、効果は魔物のみ、人が襲って来ても防げない。
私には、ルームあるからね。あんまりぴんと来ない。転移門が凄いことなら分かるけど。
「あのですね、ミズサワ殿、これ市場価値わかってますか?」
ピクピクしてるケルンさん。
「気軽に渡してはダメですって」
フェリクスさんまで。
ファングさんとロッシュさんにそっと差し出すと、首がもげるんじゃないかと思うくらい横に振る。
「えーっと、要りません?」
「「そりゃ欲しいですよ」」
「どうぞ」
「「貰えんって」」
ケルンさんとフェリクスさんの突っ込みのような切り返し早か。
結局。
私達がマーファに帰っている間に、ルーティのダンジョンに行くと言うので、1つだけ進呈。あと1つはどうしたものか。ファングさんもロッシュさんもいらない言うんやもん。
「あのですね、ミズサワ殿。これ、普通は王家とかが所有するものですよ。現在確認されているのはシーラのザイーム殿下がお持ちだと」
と、フェリクスさん。
「クラインの王家にもあると聞きましたけど、かなり前ですね」
と最高齢のケルンさんも。
「結構レアですね」
私にはルームあるから、ぴんと来ない。
本来なら個人で持ってたら、即狙われるそうだ。なるほど、私がルームばれたくないのと一緒ね。
うーん、あ、そうや、パーヴェルさんに進呈しよう。レディ・ロストークの事で、ノワールが無事にお父さんになれそうやしね。私も楽しみやもん。そうしよう。きっと騎士団のお仕事で、魔の森に入ったりするだろうからね。
お話合いは無事に終了し、私はチュアンさんとマデリーンさんに付き添われてギルドに。ケルンさんとロッシュさんも一緒に行く。ルーティのダンジョンのボス部屋の復活待ちをしていたビアンカも着いてきてくれた。
無事に報告も終了した。
さ、次はシスター・アモルとの面会や。
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