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魔境⑦
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「と、言うことで、『彼女さん』達にご馳走しようと思います。戦力として参加してもらいたいので」
私はルーム内で提案。
「よかやない。色々出そうかね」
と、母がエプロンを着ける。
『ユイ~、私は油淋鶏なのです~』
『私はエビ~』
「はいはい」
仔達も大合唱だ。
「わんわんっ」
「がるうっ」
『ねえね~、ひすい、おさしみ』
『るりはたまご~』
『くりちゅもたまご~』
「はいはい」
因みに元気はステーキ、コハクは貝柱だって。準備しますがな。
私は卵焼きを作成する。えーっと、卵、足りるかな? エマちゃんが私の手伝いをしてくれる。それぞれ手分けして手伝ってくれる。
あ、そうだ。
「ねえ、お父さん」
「ん?」
父は大根おろしを、フードプロセッサーで作成している。
「ビアンカとルージュのお兄さんなんやけど」
聞いておきたい事があった。【厄災クラス】だとか、あのびーびーだ。ビアンカとルージュを助ける時に熊をルームに入れたけど、警報なかったことが事が気になっていた。
「ああ、そうな」
父が私に向かって、ルームの鑑定する。
「うん。あの熊の時は優衣が自分の意思で、ルームを武器として使って入れたから鳴らんかっただけやな。お兄さんは、優衣が知らん間に入ったからなったようや。それ以外なら、どんなにレベルが低くても従魔契約しとらんかったらずっと鳴るばい」
「そうな」
毎回びーびーきついかなあ。でもご馳走するって決めたし。
「で、お兄さんの【厄災クラス】はレベルと種族性やな。上位種族であることと、レベルが最低700以上や」
「ソウナ」
て、ことは『彼女さん』もレベル700以上か。うわあ、怖かあ。ビアンカとルージュが、確か魔境に向かう前に聞いたら、レベル520台だったはず。あれだけ、ちゅどん、どかんしているのに。
ま、いいや。ダイニングキッチンの前でウキウキしているのが、かわいかけんね。
今すぐではないが、原始のダンジョンに快くご同行いただきたい。お兄さんも強いようだし、良かったら。いや、ビアンカとルージュ以上にダンジョンダンジョンボス部屋ボス部屋言いそう。しかも、見てない場所で、あちこちでちゅどん、どかんしてそう。とても困ったことになりそうや。
買い物やら準備やらして、よし、いいかな。お母さんウルフのご飯もいいみたい。最近になってやっと鍋を差し出すと、すぐに食べるようになった。懐いてくれたのか、信用してくれたのか。赤ちゃんかわいか。尻尾、ぽてん、ぽてん、しながらお乳に吸い付いてる。あはははん、あのお尻かわいかあ。
テーブルの上にはたっぷりのご馳走がならぶ。ノワールにもたっぷり野菜と果物。仔達には海鮮+ステーキ丼。海鮮とステーキの間には卵焼きを挟む。豪勢や。『彼女』さんの仔もこれにした。
大量に焼いたお肉、お刺身の山、紫竜の中華料理、八陣の天麩羅や月見つくね等々。みつよしからもフライドチキンやエビのフリッター、Cafe&sandwich蒼空からは多種類のサンドウィッチ。松ぼっくりからもピザを数種類確保。
うーん、いい匂い~。
「さて、ご案内しようかね」
私はルームから顔を出す。ちゃんといてくれた『彼女さん』ご一家。向こうで、お兄さんがお母さんウルフにすり寄っていて、パンチを食らってる。日常の風景だよ。
「さあ、ルームにどうぞ~。ささやかですが、召し上がってください」
『早く来るのですっ』
『たまらないわっ』
ビアンカとルージュもウェルカム状態。
『ウム』
大きいドアにして、誘導。ぬっふっふ。ポイント。よし、覚悟もしてます。
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【厄災クラスの魔物侵入を確認しました】
【エリアボスの侵入確認しました】
【特別ボーナスポイント500000追加されます】
く、きつかけど、ポイントッ。
ポイント来た。
私は蟀谷(こめかみ)をごりごりして、やり過ごす。
『ヌウ、コレハ、オモシロイナ』
『彼女さん』はキョロキョロ。伴侶さんも仔もキョロキョロ。
しかし、神様のお陰で、ルーム自体が広がってくれているから有難い。ちょっとした宴会場くらいの広さがある。
だが、ダイニングキッチンの前で立ち止まる。
『ヌ、ココニハ、ハイレヌナ』
ですと。
やっぱり神様関連かな? 初めて神様達がいらっしゃった時から、ビアンカとルージュ達も入れなくなったし。あれから食事の準備が捗るようになったけどね。今、思うと本当にありがたい。だって、加減をしらない元気が横から入って来たら、包丁とか誤って落としそうなんやもん。
「わんわんっ、わんわんっ」
必死に花が吠える。『彼女さん』は歯牙にもかけない。ん? みたいな視線を投げられると、花は竦み上がり、自分のゲージに逃げ込みプルプル。よしよし、大丈夫やからね。
さ、ご馳走しましょう。
ビアンカとルージュもそわそわしてるし。仔達とノワールのご飯も準備したし。
「ビアンカ、ルージュ。まずは『彼女さん』達からよ」
『分かっているのです』
『ええ、いいわ』
てんこ盛りに盛りに持ったお皿を運ぶ。
うわあ、『彼女さん』の体積が一気に膨らむ。あれば、羽が膨らんでいる感じ。黄金色の目も全開して、微妙に前進しようとしているけど、ダイニングキッチンの境目でモジモジしている。なんや、エリアボスやけど、かわいかね。伴侶さんもそんな感じだ。
「さ、どうぞー」
お皿を出すと、一気にがっつくように食べ出す『彼女さん』と伴侶さん。従魔の部屋では仔達が仲良くもくもくしている。
『ヌッ、コレハッ、ナンテウマイッ』
「グルッ、グルッ」
まあ、食べる。よう食べる。
『ユイユイ』
『エビエビ』
「はいはい」
ホークさんとチュアンさんが運んでくれる。
『コレハッ、只ノ肉ナノニッ』
『それは、焼いてくれたからなのです』
『肉だけではないのよ。ソースも肝心なんだから』
得意気に説明するビアンカとルージュ。
いや、作ったのは母なんですが。まあ、お肉は冷蔵庫ダンジョン産だし、なめ茸大根の材料費はビアンカとルージュのちゅどん、どかんのお陰だけどさ。
『コレハ、肉デナイナ? 魚カ?』
『貝柱なのです』
『人の巣のダンジョンから手に入れたのよ』
説明しながらも、せっせと食べている。
『ユイ~』
『エビ~』
きゅるん、きゅるん、きゅるーん。
はいはい。
『オ前達、プライドハドウシタ?』
『そんなので腹は膨らまないのです、お乳も出なかったのです』
『そうよ。あんなに小さかったヒスイも無事に育ったわ』
『それに私達はユイの従魔なのです』
『これは私達の特権よ』
なかなか嬉しかことを言ってくれる。おかわりね、はいはい。
従魔の部屋では、仔達がわんわんぐるぐるに、クルクルッが加わる。ノワールだって負けてないけど。はいはい、待ってね。
私はひたすらタップ。母とマデリーンさんはお肉や貝柱や魚を焼いていく。皿に乗せたら父がソースをかける。晃太とエマちゃんとテオ君は私が出した食事を皿に移していく。ホークさんとチュアンさん、ミゲル君はせっせと運ぶ。
食べながらもビアンカとルージュの説明が続く。『彼女さん』はヌッ、ヌッ、と返事をする。Lサイズのピザが吸い込まれるようになくなっている。
『ウム、コレハウマイ、気ニイッタ』
ピザが吸い込まれる様になくなる。
『これは、ユイのルームのスキルでないと手に入らないのですよ』
『色んな種類があるのよ。エビ以外にも、甘いケーキもあるんだから』
『ヌッ』
『もし、一緒に行ってくれたら~』
『きっと、ユイが色々出してくれるのです~』
ビアンカとルージュが悪い顔をする。口元、いろんなソースが付いてて、悪い顔しているはずなのに、かわいか。
『彼女さん』は迷う様子。エリアボスと言う立場が迷わせているんだね。
さ、油淋鶏やエビチリをてんこ盛りの皿を持ち、運ぶの手伝おう。
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
【魔物侵入を確認しました】
【厄災クラスの魔物侵入しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
きつかっ。
頭に響き渡る警報音に、頭痛を伴い、私たまらず皿を落としてしまった。
私はルーム内で提案。
「よかやない。色々出そうかね」
と、母がエプロンを着ける。
『ユイ~、私は油淋鶏なのです~』
『私はエビ~』
「はいはい」
仔達も大合唱だ。
「わんわんっ」
「がるうっ」
『ねえね~、ひすい、おさしみ』
『るりはたまご~』
『くりちゅもたまご~』
「はいはい」
因みに元気はステーキ、コハクは貝柱だって。準備しますがな。
私は卵焼きを作成する。えーっと、卵、足りるかな? エマちゃんが私の手伝いをしてくれる。それぞれ手分けして手伝ってくれる。
あ、そうだ。
「ねえ、お父さん」
「ん?」
父は大根おろしを、フードプロセッサーで作成している。
「ビアンカとルージュのお兄さんなんやけど」
聞いておきたい事があった。【厄災クラス】だとか、あのびーびーだ。ビアンカとルージュを助ける時に熊をルームに入れたけど、警報なかったことが事が気になっていた。
「ああ、そうな」
父が私に向かって、ルームの鑑定する。
「うん。あの熊の時は優衣が自分の意思で、ルームを武器として使って入れたから鳴らんかっただけやな。お兄さんは、優衣が知らん間に入ったからなったようや。それ以外なら、どんなにレベルが低くても従魔契約しとらんかったらずっと鳴るばい」
「そうな」
毎回びーびーきついかなあ。でもご馳走するって決めたし。
「で、お兄さんの【厄災クラス】はレベルと種族性やな。上位種族であることと、レベルが最低700以上や」
「ソウナ」
て、ことは『彼女さん』もレベル700以上か。うわあ、怖かあ。ビアンカとルージュが、確か魔境に向かう前に聞いたら、レベル520台だったはず。あれだけ、ちゅどん、どかんしているのに。
ま、いいや。ダイニングキッチンの前でウキウキしているのが、かわいかけんね。
今すぐではないが、原始のダンジョンに快くご同行いただきたい。お兄さんも強いようだし、良かったら。いや、ビアンカとルージュ以上にダンジョンダンジョンボス部屋ボス部屋言いそう。しかも、見てない場所で、あちこちでちゅどん、どかんしてそう。とても困ったことになりそうや。
買い物やら準備やらして、よし、いいかな。お母さんウルフのご飯もいいみたい。最近になってやっと鍋を差し出すと、すぐに食べるようになった。懐いてくれたのか、信用してくれたのか。赤ちゃんかわいか。尻尾、ぽてん、ぽてん、しながらお乳に吸い付いてる。あはははん、あのお尻かわいかあ。
テーブルの上にはたっぷりのご馳走がならぶ。ノワールにもたっぷり野菜と果物。仔達には海鮮+ステーキ丼。海鮮とステーキの間には卵焼きを挟む。豪勢や。『彼女』さんの仔もこれにした。
大量に焼いたお肉、お刺身の山、紫竜の中華料理、八陣の天麩羅や月見つくね等々。みつよしからもフライドチキンやエビのフリッター、Cafe&sandwich蒼空からは多種類のサンドウィッチ。松ぼっくりからもピザを数種類確保。
うーん、いい匂い~。
「さて、ご案内しようかね」
私はルームから顔を出す。ちゃんといてくれた『彼女さん』ご一家。向こうで、お兄さんがお母さんウルフにすり寄っていて、パンチを食らってる。日常の風景だよ。
「さあ、ルームにどうぞ~。ささやかですが、召し上がってください」
『早く来るのですっ』
『たまらないわっ』
ビアンカとルージュもウェルカム状態。
『ウム』
大きいドアにして、誘導。ぬっふっふ。ポイント。よし、覚悟もしてます。
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ビーッビーッビーッビーッビーッ
ビーッビーッビーッビーッビーッ
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【厄災クラスの魔物侵入を確認しました】
【エリアボスの侵入確認しました】
【特別ボーナスポイント500000追加されます】
く、きつかけど、ポイントッ。
ポイント来た。
私は蟀谷(こめかみ)をごりごりして、やり過ごす。
『ヌウ、コレハ、オモシロイナ』
『彼女さん』はキョロキョロ。伴侶さんも仔もキョロキョロ。
しかし、神様のお陰で、ルーム自体が広がってくれているから有難い。ちょっとした宴会場くらいの広さがある。
だが、ダイニングキッチンの前で立ち止まる。
『ヌ、ココニハ、ハイレヌナ』
ですと。
やっぱり神様関連かな? 初めて神様達がいらっしゃった時から、ビアンカとルージュ達も入れなくなったし。あれから食事の準備が捗るようになったけどね。今、思うと本当にありがたい。だって、加減をしらない元気が横から入って来たら、包丁とか誤って落としそうなんやもん。
「わんわんっ、わんわんっ」
必死に花が吠える。『彼女さん』は歯牙にもかけない。ん? みたいな視線を投げられると、花は竦み上がり、自分のゲージに逃げ込みプルプル。よしよし、大丈夫やからね。
さ、ご馳走しましょう。
ビアンカとルージュもそわそわしてるし。仔達とノワールのご飯も準備したし。
「ビアンカ、ルージュ。まずは『彼女さん』達からよ」
『分かっているのです』
『ええ、いいわ』
てんこ盛りに盛りに持ったお皿を運ぶ。
うわあ、『彼女さん』の体積が一気に膨らむ。あれば、羽が膨らんでいる感じ。黄金色の目も全開して、微妙に前進しようとしているけど、ダイニングキッチンの境目でモジモジしている。なんや、エリアボスやけど、かわいかね。伴侶さんもそんな感じだ。
「さ、どうぞー」
お皿を出すと、一気にがっつくように食べ出す『彼女さん』と伴侶さん。従魔の部屋では仔達が仲良くもくもくしている。
『ヌッ、コレハッ、ナンテウマイッ』
「グルッ、グルッ」
まあ、食べる。よう食べる。
『ユイユイ』
『エビエビ』
「はいはい」
ホークさんとチュアンさんが運んでくれる。
『コレハッ、只ノ肉ナノニッ』
『それは、焼いてくれたからなのです』
『肉だけではないのよ。ソースも肝心なんだから』
得意気に説明するビアンカとルージュ。
いや、作ったのは母なんですが。まあ、お肉は冷蔵庫ダンジョン産だし、なめ茸大根の材料費はビアンカとルージュのちゅどん、どかんのお陰だけどさ。
『コレハ、肉デナイナ? 魚カ?』
『貝柱なのです』
『人の巣のダンジョンから手に入れたのよ』
説明しながらも、せっせと食べている。
『ユイ~』
『エビ~』
きゅるん、きゅるん、きゅるーん。
はいはい。
『オ前達、プライドハドウシタ?』
『そんなので腹は膨らまないのです、お乳も出なかったのです』
『そうよ。あんなに小さかったヒスイも無事に育ったわ』
『それに私達はユイの従魔なのです』
『これは私達の特権よ』
なかなか嬉しかことを言ってくれる。おかわりね、はいはい。
従魔の部屋では、仔達がわんわんぐるぐるに、クルクルッが加わる。ノワールだって負けてないけど。はいはい、待ってね。
私はひたすらタップ。母とマデリーンさんはお肉や貝柱や魚を焼いていく。皿に乗せたら父がソースをかける。晃太とエマちゃんとテオ君は私が出した食事を皿に移していく。ホークさんとチュアンさん、ミゲル君はせっせと運ぶ。
食べながらもビアンカとルージュの説明が続く。『彼女さん』はヌッ、ヌッ、と返事をする。Lサイズのピザが吸い込まれるようになくなっている。
『ウム、コレハウマイ、気ニイッタ』
ピザが吸い込まれる様になくなる。
『これは、ユイのルームのスキルでないと手に入らないのですよ』
『色んな種類があるのよ。エビ以外にも、甘いケーキもあるんだから』
『ヌッ』
『もし、一緒に行ってくれたら~』
『きっと、ユイが色々出してくれるのです~』
ビアンカとルージュが悪い顔をする。口元、いろんなソースが付いてて、悪い顔しているはずなのに、かわいか。
『彼女さん』は迷う様子。エリアボスと言う立場が迷わせているんだね。
さ、油淋鶏やエビチリをてんこ盛りの皿を持ち、運ぶの手伝おう。
ビーッビーッビーッビーッビーッ
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【魔物侵入を確認しました】
【厄災クラスの魔物侵入しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
【魔物侵入を確認しました】
きつかっ。
頭に響き渡る警報音に、頭痛を伴い、私たまらず皿を落としてしまった。
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