371 / 848
連載
確保と依頼⑤
しおりを挟む
次の春祭りの準備をしながら、日々が過ぎていく。依頼の為にダンジョンに行ったり、孤児院の炊き出しの手伝いをしたり、薬草を摘んだり、アノに魚介類を買いに行ったり、教会の戦闘部隊の皆さんと冷蔵庫ダンジョン10階で共闘したりと何だかんだと忙しい日々。
寒さも随分いいけど。
私と晃太もせっせとフライパンを振り回す。
「だあああぁぁぁぁぁっ」
「ひいいぃぃぃぃぃぃっ」
20階のボス部屋で、私と晃太は悲鳴を上げる。嫌な手応えがっ。
てってれってー
【レベルが81にアップしました】
レベルが上がったけど、ひー、ひー。息が上がる。
『ユイ、これくらいで悲鳴を上げてはいけないのですよ』
『そうよ、魔境に行く途中、こんな蛇なんてわんさかいるんだから』
やめて、その情報。
だいたいね、レベル500が何ばいいようとよ。毎回ちゅどん、ドカンしているけどさ。今さらだけど、その魔境に行くのに不安が。例の『彼女さん』にたどり着くまでに、喉が悲鳴で潰れんかね? わんさかといるなんて、物凄く嫌やなあ。まあ、一番大変なのは、手綱を握るホークさんだけどさ。
「わい、ルームにおる」
おのれ。
ルーム内にいれば、自動的に私と一緒に移動できるからね。
ぶーぶー、と思いながらせっせとドロップ品を拾う。
みてません、目玉なんて見てません。
それからも戦闘したけど、なかなかレベルが上がらず。まあ、しょうがないか、なんだかんだと私のレベルはかなり高い。レベルって高くなると上がりにくくなる。神様から頂いた経験値5倍があるからね。それにかなりずるいレベルアップをしている。ビアンカとルージュのガッチリ援護の、接待戦闘だもんね。ホークさんに聞いたら、私のレベルにびっくりされた。ちなみに自分のレベルは他の人には話さない。それ以前に自分のレベルは、大まかにしか分からない。中にはレベルを詐称して、色々やらかす冒険者がいたらしく、しゃべらないんだって。それに私達には自己鑑定Sがあるから分かるだけ。ある程度の実力を確認したい場合は、冒険者ギルドにレベルを鑑定する魔道具がある。多少の誤差があるが分かるそうだ。
レベルの話は置いとこう。私の場合はルームや『異世界のメニュー』絡みが多いからね。
「ユイさん、宝箱出ました」
ミゲル君が教えてくれる。
「ありがとう、ルージュ、お願い」
『分かったわ』
さ、何が出るかな。
「姉ちゃん、今回のドロップ品どうする?」
「そうやね」
私は夕飯のカレーを準備しながら思案する。そろそろノワールの装具品が出来上がり、晃太の支援魔法のスキルアップもしそうだし。うーん、そうなればカルーラに移動だ。準備出来次第出発したい、下手したら魔境にいる『彼女さん』に会いに行くのが冬になる。それだけは避けたいし。冬は魔境の天候が厳しいから。
マーファには戻るつもりだけど、移動期間を考える。アルブレンを経由してカルーラへの移動、ノワールの馬力で約1ヶ月。それからノワールに乗って、ビアンカとルージュに守られて魔境を目指す。最低4~5ヵ月。もし、途中で天候やトラブルがあれば、半年は越す。無事に『彼女さん』に会えて、戦力強化のお願いがスムーズに出来れば問題ないけど。下手したら、断られる可能性もある。無理なら、時間をおいてもう一度お願いするしかないと、ビアンカとルージュから言われた。下手したら、次年度にまたお伺いだ。
『彼女さん』も気になるが、そのちょーっとシスコン臭のするお兄さんにもお会いしたい。きっとビアンカ以上の体躯のもふもふフォレストガーディアンウルフだしね。
そうそうドロップ品。
おそらくお祭りの終わった後くらいに、装備品が出来上がる。お祭りのバザーに私達は参加予定だから、しばらくその準備で冷蔵庫ダンジョンには来ない。つまり今回が、じっくり臨む最後になる。ビアンカとルージュ、サイズアップした仔達、そしてノワールの為にたくさんゲットしないと。ダンジョン内にあちこち植えた果樹がたわわに実っている。それも回収しなくては。甘い果実はみんな大好きだ。特にノワールが食べるからね。私達が派手にちゅどん、ドカン、バキバキしているからか、次の日には同じ量が実っている。試しに苺やメロンも植えてみたら、ちゃんと実っていたから、せっせと収穫しなくては。不思議とダンジョンの魔物は、果物は食べていない。お腹減らないのかね?
「残りの日程で出る、食べ物系ドロップ品は出来るだけ引き取るかね。果物の収穫しながらね。晃太、引き取る分のリストは別に作ってくれる?」
「ん」
夕食時に説明すると、みんな理解してくれた。
「ブヒヒヒン、バリバリ」
収穫という名の摘まみ食いをしているノワール、いい音立てて、実っているリンゴをそのまま食べている。もう。
『戦闘モード使った後だから、何時もより美味しいって言っているのです』
『確かに、ノワールは肉は食べないから消費が違うのかしらね』
ノワールは草食魔物だから、ルージュの言うように、エネルギーの消費が違うのかね? 以前より、運動力の多いノワールを心配して、たんぱく質を補う為に、食事に大豆とか混ぜてるけど、足りないかもしれない。よし、大豆、増やそう。そう思いながら、視界の隅で仔達がモグモグ。あーあー、苺をたべて口の回りが真っ赤やん。もう、かわいかね。
「ユイさん、リンゴ、洋梨、無花果、みかん、柿、キウイ、バナナ、苺、メロンの収穫終わりました」
ホークさんが報告に来てくれる。試しに色々植えたけど、季節感無視して実ってくれてありがたい。
「ありがとうございます。この辺りの果物は収穫終了ですね。晃太、次」
「場所覚える気はないんやね」
リストに書き加えていた晃太がぽつり。
「地図読めんもん、さ、次々」
「はいはい」
私達はダンジョン内をぞろぞろ移動。上層階なので、他の冒険者は皆さんもいないので気楽だ。次では巨峰やマスカット、梨、マンゴーを収穫。
「ブヒヒヒン、バリバリ」
収穫している横で、ノワールが景気よく食べている。ま、いっか、食べ盛りの男の子やからね。
残り日程を果物収穫と、食品系ドロップ品のボス部屋に挑んだりして過ごす。
「わうん、わうん」
「がうぅ」
「くうーん」
「くうーん」
『ねえね、いちご、いちご食べたい』
「はいはい」
仔達がすっかり苺の味をしめて、よくおねだりに来る。かわいかね、おっとっ、押し潰されそうっ。やめて、元気や、あんた体重いくらやと。すでに大型犬で表現していいものか。コハクもだ、2人とも無事に?なのかな、体重がなんと100キロ越えた。すでに抱っこ出来ない。すくすく成長していると思おう。
……………………………………………………………………
よく考えたら、ビアンカもルージュもでかいから、そのうちみんなこれくらいにはなるよね? あ、元気、下手したらビアンカより大きくなるかもって。コハクもルージュより大きくなる? ルリとクリスとヒスイもいるから、わー、もふもふー、海が発生するもふもふの海が。いや、大海が。じゃない、神様のお陰で従魔の部屋は拡張して今は問題ないけど、いずれ更なる拡張必要やな。ポイント大事にせんと。
仔達の催促大合唱。はいはい、分かったがな、私はおやつの苺を洗った。
最終日、コラーゲン部屋。
「ブヒヒヒーンッ」
支援を受けたノワールが風蹄(ヴァンオーブ)で大爆走。フレアタートルの首がへし折れ、あっという間にドロップ品に。合掌。
晃太はデバフを連発。ルージュが援護に回り、仔達は魔法を連発し、鷹の目の皆さんも奮闘している。私にはビアンカが付いてくれる。目の前で氷漬け状態のフレアタートルが転がる。完全に接待だよ。だけど、申し訳ないが、すまん、コラーゲンよ。私はフライパンでちょいちょい。ドロップ品になる。あー、罪悪感ー。
てってれってー
【レベルが82にアップしました】
あー、罪悪感ー。
すべてのフレアタートルがドロップ品になった瞬間。
「ブヒヒヒーンッ」
「来たーッ」
ノワールとフライパンを掲げて晃太が叫ぶ。
どうした、どうした。
「ブヒヒン、ブヒヒヒンッ」
『レベルが上がったようなのです』
『200になったみたい』
「そうね」
ノワールは確か、馬車牽くための、いや、もう違うね。戦車馬(チャリオット・ホース)やもんね。
「で、晃太は?」
「支援魔法のスキルがDになったばいっ」
「おおっ、やったやん」
かなり詰め込みでやったけど、凄かやん。本来なら15年コースなのに。
「なら帰ってからお祝いかね」
なんて言いながら、『彼女さん』に会いに行くのが、実感が沸いてきた。後はノワールの装備品だけだ。アトリスさんに確認せんと。あ、リティアさんにも言わんとね。祭りもあるし、春先の薬草もゲットせんと。やっぱり忙しかな。
後ろで、ビアンカとルージュとノワールの荒い鼻息をスルーしながら、頭の中で簡単な行動計画を立てた。
寒さも随分いいけど。
私と晃太もせっせとフライパンを振り回す。
「だあああぁぁぁぁぁっ」
「ひいいぃぃぃぃぃぃっ」
20階のボス部屋で、私と晃太は悲鳴を上げる。嫌な手応えがっ。
てってれってー
【レベルが81にアップしました】
レベルが上がったけど、ひー、ひー。息が上がる。
『ユイ、これくらいで悲鳴を上げてはいけないのですよ』
『そうよ、魔境に行く途中、こんな蛇なんてわんさかいるんだから』
やめて、その情報。
だいたいね、レベル500が何ばいいようとよ。毎回ちゅどん、ドカンしているけどさ。今さらだけど、その魔境に行くのに不安が。例の『彼女さん』にたどり着くまでに、喉が悲鳴で潰れんかね? わんさかといるなんて、物凄く嫌やなあ。まあ、一番大変なのは、手綱を握るホークさんだけどさ。
「わい、ルームにおる」
おのれ。
ルーム内にいれば、自動的に私と一緒に移動できるからね。
ぶーぶー、と思いながらせっせとドロップ品を拾う。
みてません、目玉なんて見てません。
それからも戦闘したけど、なかなかレベルが上がらず。まあ、しょうがないか、なんだかんだと私のレベルはかなり高い。レベルって高くなると上がりにくくなる。神様から頂いた経験値5倍があるからね。それにかなりずるいレベルアップをしている。ビアンカとルージュのガッチリ援護の、接待戦闘だもんね。ホークさんに聞いたら、私のレベルにびっくりされた。ちなみに自分のレベルは他の人には話さない。それ以前に自分のレベルは、大まかにしか分からない。中にはレベルを詐称して、色々やらかす冒険者がいたらしく、しゃべらないんだって。それに私達には自己鑑定Sがあるから分かるだけ。ある程度の実力を確認したい場合は、冒険者ギルドにレベルを鑑定する魔道具がある。多少の誤差があるが分かるそうだ。
レベルの話は置いとこう。私の場合はルームや『異世界のメニュー』絡みが多いからね。
「ユイさん、宝箱出ました」
ミゲル君が教えてくれる。
「ありがとう、ルージュ、お願い」
『分かったわ』
さ、何が出るかな。
「姉ちゃん、今回のドロップ品どうする?」
「そうやね」
私は夕飯のカレーを準備しながら思案する。そろそろノワールの装具品が出来上がり、晃太の支援魔法のスキルアップもしそうだし。うーん、そうなればカルーラに移動だ。準備出来次第出発したい、下手したら魔境にいる『彼女さん』に会いに行くのが冬になる。それだけは避けたいし。冬は魔境の天候が厳しいから。
マーファには戻るつもりだけど、移動期間を考える。アルブレンを経由してカルーラへの移動、ノワールの馬力で約1ヶ月。それからノワールに乗って、ビアンカとルージュに守られて魔境を目指す。最低4~5ヵ月。もし、途中で天候やトラブルがあれば、半年は越す。無事に『彼女さん』に会えて、戦力強化のお願いがスムーズに出来れば問題ないけど。下手したら、断られる可能性もある。無理なら、時間をおいてもう一度お願いするしかないと、ビアンカとルージュから言われた。下手したら、次年度にまたお伺いだ。
『彼女さん』も気になるが、そのちょーっとシスコン臭のするお兄さんにもお会いしたい。きっとビアンカ以上の体躯のもふもふフォレストガーディアンウルフだしね。
そうそうドロップ品。
おそらくお祭りの終わった後くらいに、装備品が出来上がる。お祭りのバザーに私達は参加予定だから、しばらくその準備で冷蔵庫ダンジョンには来ない。つまり今回が、じっくり臨む最後になる。ビアンカとルージュ、サイズアップした仔達、そしてノワールの為にたくさんゲットしないと。ダンジョン内にあちこち植えた果樹がたわわに実っている。それも回収しなくては。甘い果実はみんな大好きだ。特にノワールが食べるからね。私達が派手にちゅどん、ドカン、バキバキしているからか、次の日には同じ量が実っている。試しに苺やメロンも植えてみたら、ちゃんと実っていたから、せっせと収穫しなくては。不思議とダンジョンの魔物は、果物は食べていない。お腹減らないのかね?
「残りの日程で出る、食べ物系ドロップ品は出来るだけ引き取るかね。果物の収穫しながらね。晃太、引き取る分のリストは別に作ってくれる?」
「ん」
夕食時に説明すると、みんな理解してくれた。
「ブヒヒヒン、バリバリ」
収穫という名の摘まみ食いをしているノワール、いい音立てて、実っているリンゴをそのまま食べている。もう。
『戦闘モード使った後だから、何時もより美味しいって言っているのです』
『確かに、ノワールは肉は食べないから消費が違うのかしらね』
ノワールは草食魔物だから、ルージュの言うように、エネルギーの消費が違うのかね? 以前より、運動力の多いノワールを心配して、たんぱく質を補う為に、食事に大豆とか混ぜてるけど、足りないかもしれない。よし、大豆、増やそう。そう思いながら、視界の隅で仔達がモグモグ。あーあー、苺をたべて口の回りが真っ赤やん。もう、かわいかね。
「ユイさん、リンゴ、洋梨、無花果、みかん、柿、キウイ、バナナ、苺、メロンの収穫終わりました」
ホークさんが報告に来てくれる。試しに色々植えたけど、季節感無視して実ってくれてありがたい。
「ありがとうございます。この辺りの果物は収穫終了ですね。晃太、次」
「場所覚える気はないんやね」
リストに書き加えていた晃太がぽつり。
「地図読めんもん、さ、次々」
「はいはい」
私達はダンジョン内をぞろぞろ移動。上層階なので、他の冒険者は皆さんもいないので気楽だ。次では巨峰やマスカット、梨、マンゴーを収穫。
「ブヒヒヒン、バリバリ」
収穫している横で、ノワールが景気よく食べている。ま、いっか、食べ盛りの男の子やからね。
残り日程を果物収穫と、食品系ドロップ品のボス部屋に挑んだりして過ごす。
「わうん、わうん」
「がうぅ」
「くうーん」
「くうーん」
『ねえね、いちご、いちご食べたい』
「はいはい」
仔達がすっかり苺の味をしめて、よくおねだりに来る。かわいかね、おっとっ、押し潰されそうっ。やめて、元気や、あんた体重いくらやと。すでに大型犬で表現していいものか。コハクもだ、2人とも無事に?なのかな、体重がなんと100キロ越えた。すでに抱っこ出来ない。すくすく成長していると思おう。
……………………………………………………………………
よく考えたら、ビアンカもルージュもでかいから、そのうちみんなこれくらいにはなるよね? あ、元気、下手したらビアンカより大きくなるかもって。コハクもルージュより大きくなる? ルリとクリスとヒスイもいるから、わー、もふもふー、海が発生するもふもふの海が。いや、大海が。じゃない、神様のお陰で従魔の部屋は拡張して今は問題ないけど、いずれ更なる拡張必要やな。ポイント大事にせんと。
仔達の催促大合唱。はいはい、分かったがな、私はおやつの苺を洗った。
最終日、コラーゲン部屋。
「ブヒヒヒーンッ」
支援を受けたノワールが風蹄(ヴァンオーブ)で大爆走。フレアタートルの首がへし折れ、あっという間にドロップ品に。合掌。
晃太はデバフを連発。ルージュが援護に回り、仔達は魔法を連発し、鷹の目の皆さんも奮闘している。私にはビアンカが付いてくれる。目の前で氷漬け状態のフレアタートルが転がる。完全に接待だよ。だけど、申し訳ないが、すまん、コラーゲンよ。私はフライパンでちょいちょい。ドロップ品になる。あー、罪悪感ー。
てってれってー
【レベルが82にアップしました】
あー、罪悪感ー。
すべてのフレアタートルがドロップ品になった瞬間。
「ブヒヒヒーンッ」
「来たーッ」
ノワールとフライパンを掲げて晃太が叫ぶ。
どうした、どうした。
「ブヒヒン、ブヒヒヒンッ」
『レベルが上がったようなのです』
『200になったみたい』
「そうね」
ノワールは確か、馬車牽くための、いや、もう違うね。戦車馬(チャリオット・ホース)やもんね。
「で、晃太は?」
「支援魔法のスキルがDになったばいっ」
「おおっ、やったやん」
かなり詰め込みでやったけど、凄かやん。本来なら15年コースなのに。
「なら帰ってからお祝いかね」
なんて言いながら、『彼女さん』に会いに行くのが、実感が沸いてきた。後はノワールの装備品だけだ。アトリスさんに確認せんと。あ、リティアさんにも言わんとね。祭りもあるし、春先の薬草もゲットせんと。やっぱり忙しかな。
後ろで、ビアンカとルージュとノワールの荒い鼻息をスルーしながら、頭の中で簡単な行動計画を立てた。
2,373
お気に入りに追加
7,874
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
修道院送り
章槻雅希
ファンタジー
第二王子とその取り巻きを篭絡したヘシカ。第二王子は彼女との真実の愛のために婚約者に婚約破棄を言い渡す。結果、第二王子は王位継承権を剥奪され幽閉、取り巻きは蟄居となった。そして、ヘシカは修道院に送られることになる。
『小説家になろう』様・『アルファポリス』様に重複投稿、自サイトにも掲載。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
逆行転生って胎児から!?
章槻雅希
ファンタジー
冤罪によって処刑されたログス公爵令嬢シャンセ。母の命と引き換えに生まれた彼女は冷遇され、その膨大な魔力を国のために有効に利用する目的で王太子の婚約者として王家に縛られていた。家族に冷遇され王家に酷使された彼女は言われるままに動くマリオネットと化していた。
そんな彼女を疎んだ王太子による冤罪で彼女は処刑されたのだが、気づけば時を遡っていた。
そう、胎児にまで。
別の連載ものを書いてる最中にふと思いついて書いた1時間クオリティ。
長編予定にしていたけど、プロローグ的な部分を書いているつもりで、これだけでも短編として成り立つかなと、一先ずショートショートで投稿。長編化するなら、後半の国王・王妃とのあれこれは無くなる予定。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔道具作ってたら断罪回避できてたわw
かぜかおる
ファンタジー
転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
断罪茶番で命拾いした王子
章槻雅希
ファンタジー
アルファーロ公爵嫡女エルネスタは卒業記念パーティで婚約者の第三王子パスクワルから婚約破棄された。そのことにエルネスタは安堵する。これでパスクワルの命は守られたと。
5年前、有り得ないほどの非常識さと無礼さで王命による婚約が決まった。それに両親祖父母をはじめとした一族は怒り狂った。父公爵は王命を受けるにあたってとんでもない条件を突きつけていた。『第三王子は婚姻後すぐに病に倒れ、数年後に病死するかもしれないが、それでも良いのなら』と。
『小説家になろう』(以下、敬称略)・『アルファポリス』・『Pixiv』・自サイトに重複投稿。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
嘘つきと呼ばれた精霊使いの私
ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢は蚊帳の外です。
豆狸
ファンタジー
「グローリア。ここにいるシャンデは隣国ツヴァイリングの王女だ。隣国国王の愛妾殿の娘として生まれたが、王妃によって攫われ我がシュティーア王国の貧民街に捨てられた。侯爵令嬢でなくなった貴様には、これまでのシャンデに対する暴言への不敬罪が……」
「いえ、違います」
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。