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「皆さん、何人いらっしゃいます?」
すまん、お前が会った事があるやつ全員いる。
お答え頂いたのは、申し訳ないような時空神様だ。
了解しました。
まずはお子様御膳は、えーっと、樹の神様以下の神様だね。合計6人ね。
「神様にお供えしますから手伝ってください」
振り返ると、既にチュアンさんがスタンバってる。キラキラしてるよ。
「どんどん出すので、お願いします」
「はい、ユイさん」
私は液晶画面をタップ。お子様御膳がポンポン出る。1つのお皿に色々並んでいる。握りエビと卵。そしていなり寿司、レタス巻き。フライドポテト。エビとなすびの天麩羅。かしわの味噌焼き、彩り野菜添え。お子様サイズでかわいか。チュアンさんが慎重にお地蔵さんの前に並べていく。空になるのを晃太が回収。最後にソフトクリームを並べて、よし、終了。
ありがとーっ
すごーいっ
わーいっ
わーいっ
わーいっ
食べるっ
かわいか。
次は大人様ようね。メニュー色々あるけど、よし、豪勢に行こう。
特別海鮮釜飯膳に決定。
タップ。
まずは先付けが出てくる。胡麻豆腐や白身魚の南蛮漬け、空豆、鴨のロースト、椎茸やニンジンなどの炊き合わせ。彩り豊かだ。次は椀物、いい匂いやあ。刺身の盛り合わせ、白身魚の西京焼き、そして釜飯が出てくる。卓上で固形燃料で炊き上げるやつ。多分、炊き上がるのに20分はかかる。
チュアンさんが不思議そうな顔している。こちらにはやはりないのかな?
「チュアンさん、これ知っています?」
「いえ、見たことはありません」
あ、やっぱり。なら、神様に説明しないと。
「時空神様、こちらはご飯ですがまだ出来上がっていません。この水色の塊に火を付けたら、蓋を取らずにそのままにしてください。20分程で出来上がります。出来上がったら、付属のしゃもじで混ぜてから食べてください」
分かった
チュアンさんが慎重に釜飯を上げる。
次は天麩羅、茶碗蒸しが出る。いい匂いや。
漬物とお味噌汁が出て、最後のデザートは抹茶の寒天と果物だ。温かいほうじ茶もでる。
まあ、凄い豪勢ね
いい香り
美味しそう~
女神様にも好評だ。良かった良かった。
………………………………足りる? マジックバッグコンビ。
「追加を出しますね」
ありがとうございますっ
ありがとうございますっ
いい返事。
別メニューもある。
釜飯は本日イサキ、鯛の2種類だから、それぞれ3つずつね。豆腐のサラダ×3、天麩羅盛り合わせ×3、アジフライ×3、鰤の照り焼き×3、かしわの味噌焼き×5、鳥天×3、和牛サーロイン×3、だし巻き卵×3。こんなものかね?
たくさんありがとう、ほらっ
ありがとうございますっ
ありがとうございますっ
お嬢さん、いつもありがとう。ご馳走になるぞう。
いつもありがとう。
わーいっ
わーいっ
わーいっ
いろんな声が響く。喜んで貰えて。
さあ、我々もご飯にしよう。まずはビアンカとルージュね。涎だらだらしてるし。イサキと鯛の釜飯をタップタップタップ。台所の作業台に乗せて、マデリーンさんに火を付けてもらう。時間かかるからね。
それから単品メニューをタップ。2人専用の大皿に、豆腐サラダ、和牛サーロイン、かしわの味噌焼き、季節の天麩羅を並べる。
『ガブガブ、ガブガブッ。このお肉の香りが気に入ったのですっ』
『ガブガブッ、あ、エビだわっ』
いいたべっぷり。
「晃太は?」
「寿司御膳な」
「やっぱりな。皆さんどうしますか?」
鷹の目の皆さんも御膳に興味津々だ。
私は何にしようかな? やっぱり釜飯御膳やな。こちらはメインが魚かお肉を選べる。かしわの味噌焼きの香りがいいから、それにしようかな。
「ねえ、ユイさん、たくさんあって悩んじゃう」
ニコニコしながらエマちゃんが聞いてくる。
「何が気になるね?」
「んっとね。あれ」
示したのはずらーっと流しに並んだ釜飯。
「あの中にはご飯が入っていて、出汁や魚や野菜が入ってるんよ。炊き込みご飯やね。時間はかかるけど、炊き上がり前に、他の食事を食べるんよ」
「美味しそうっ」
「私はあれにするけど、どうする?」
「じゃあ、私もそれにするっ」
皆さん色々悩んで、結局私と同じ釜飯御膳になった。お寿司は説明したけど、いまいちピンと来なかったみたいだ。酢飯がよく分からないみたい。こちらの酢は、米酢ではなく、黒っぽい色のビネガーだからね。
釜飯御膳の内容は、サラダと炊き合わせと白和えの小鉢。季節の天麩羅、メイン料理は魚かお肉。本日はアジフライかかしわの味噌焼きだ。チュアンさんとマデリーンさんはアジフライ。私とホークさん、ミゲル君、エマちゃん、テオ君はかしわの味噌焼きだ。漬物と味噌汁、デザートは果物だ。
晃太の寿司御膳は、サラダと小鉢と天麩羅、漬物、味噌汁、デザートは一緒。刺身、10貫の握り、茶碗蒸しが付いてる。
いつもなら順番で運んでくれるのだけど、一辺に出る。仕方ないことやね。
さ、固形燃料に火を付けて、と。
「ご飯が炊き上がるまで、食べましょう」
「「「「「「はーい」」」」」」
「頂きます」
「「「「「「頂きます」」」」」」
うん、豪華和食御膳。
マデリーンさんとチュアンさんが頼んだアジフライ。サクサク言ってるし、立派な鯵や。次はあれにしようかな。
ミゲル君が、ああ、ビールと呟く。次の瞬間、チュアンさんが肩を掴んで沈黙する。本当になんの魔法やねん。
「姉ちゃん、ノンアルコールならよくないね?」
「そうやね。あんたも飲むね?」
「そやな」
では、液晶をタップ。ビールを飲むのはうちの両親とホークさん、ミゲル君、晃太が気分で飲む。グラスで出てきたノンアルコールビールにびっくり。
「ユ、ユイさん、まだ昼間でダンジョン中で…………」
ホークさんが慌てるが、ミゲル君はきゅーん、みたいな視線が飛ぶ。
「これ、見た目はビールなんですけど、アルコールが入ってないんですよ」
「アルコールじゃない?」
「似せた飲み物、みたいな感じですね。向こうの技術ですよ」
「へえ」
「まあ、とりあえず出しちゃったし、一杯だけですよ」
「はい、ありがとうございます」
「頂きますっ、ぐびぐびっ」
ミゲル君、一気やね。ホークさんも一口。
「あ、でも味はちゃんとビールですね」
「これで、似せた飲み物なんですね」
「ええ、向こうではたくさん種類がありますよ」
それを見ながら、テオ君がぽつり。
「俺も早くのみたい」
「二十歳になったらね。今日はこれで我慢し」
私はブドウのサイダーをタップ。もちろんエマちゃんの分もだ。
「わあ、ありがとうユイさんっ」
「美味しそうっ、ありがとうユイさん」
素直でかわいかね。
「よかよ、午後からも頑張ってね」
「「うんっ」」
チュアンさんとマデリーンさんにも聞いて追加する。
それから和やかに食事が進む。本来ダンジョン内で、こんなにのんびりまったりなんて出来ないからね。
あ。そろそろビアンカとルージュの釜飯が出来上がったかな? さっきから皿を咥えて待機しているけど、するーしていた。
私は食事の手を止めて、蓋を開ける。くわあ、いい匂いっ。
薄茶に炊き上がったご飯にイサキ、グリーンピース、ニンジン、生姜が入っている。ミトンして、しゃもじで混ぜる。ああ、いい香り。
鷹の目の皆さんも手伝ってくれて、ビアンカとルージュが咥えていた皿に盛る。
「熱いよ」
『あっついのですーっ』
『熱いわっ』
「変わらんね」
がつがつ食べてる。さ、食事に戻ろう。
私達の釜飯が炊き上がり、お茶碗に盛る。私はそこそこお腹一杯なので、晃太に少し食べてもらう。マデリーンさんもそうみたいで、チュアンさんにお裾分けしている。
あ、そう言えば、確か食べきれなかった時、お店の人がおにぎりにしてくれていたなあ。波音に言った時に、隣のテーブルの人達がそうしてた。おにぎり、あ、よかやん。
私は液晶画面を連続タップ。
釜飯がずらーっと並ぶ。
「ね、姉ちゃんどうしたん?」
「これでおにぎり作っておこうって思ってね。あんたのアイテムボックスに入れとったら、すぐに食べれるやろ」
「なるほどやな」
『ユイ、おにぎりなのです』
『食べたいわ』
「もうダメよ、そんだけ食べてなんば言いようと」
きゅるんと訴えるビアンカとルージュを無視。仔達が従魔の部屋から大合唱。仕方なか、成長期やしね。おやつ、おにぎりにしようかね。
午後から、ボス部屋挑んだり、皆でわいわいおにぎり握ったりして忙しく過ごした。
すまん、お前が会った事があるやつ全員いる。
お答え頂いたのは、申し訳ないような時空神様だ。
了解しました。
まずはお子様御膳は、えーっと、樹の神様以下の神様だね。合計6人ね。
「神様にお供えしますから手伝ってください」
振り返ると、既にチュアンさんがスタンバってる。キラキラしてるよ。
「どんどん出すので、お願いします」
「はい、ユイさん」
私は液晶画面をタップ。お子様御膳がポンポン出る。1つのお皿に色々並んでいる。握りエビと卵。そしていなり寿司、レタス巻き。フライドポテト。エビとなすびの天麩羅。かしわの味噌焼き、彩り野菜添え。お子様サイズでかわいか。チュアンさんが慎重にお地蔵さんの前に並べていく。空になるのを晃太が回収。最後にソフトクリームを並べて、よし、終了。
ありがとーっ
すごーいっ
わーいっ
わーいっ
わーいっ
食べるっ
かわいか。
次は大人様ようね。メニュー色々あるけど、よし、豪勢に行こう。
特別海鮮釜飯膳に決定。
タップ。
まずは先付けが出てくる。胡麻豆腐や白身魚の南蛮漬け、空豆、鴨のロースト、椎茸やニンジンなどの炊き合わせ。彩り豊かだ。次は椀物、いい匂いやあ。刺身の盛り合わせ、白身魚の西京焼き、そして釜飯が出てくる。卓上で固形燃料で炊き上げるやつ。多分、炊き上がるのに20分はかかる。
チュアンさんが不思議そうな顔している。こちらにはやはりないのかな?
「チュアンさん、これ知っています?」
「いえ、見たことはありません」
あ、やっぱり。なら、神様に説明しないと。
「時空神様、こちらはご飯ですがまだ出来上がっていません。この水色の塊に火を付けたら、蓋を取らずにそのままにしてください。20分程で出来上がります。出来上がったら、付属のしゃもじで混ぜてから食べてください」
分かった
チュアンさんが慎重に釜飯を上げる。
次は天麩羅、茶碗蒸しが出る。いい匂いや。
漬物とお味噌汁が出て、最後のデザートは抹茶の寒天と果物だ。温かいほうじ茶もでる。
まあ、凄い豪勢ね
いい香り
美味しそう~
女神様にも好評だ。良かった良かった。
………………………………足りる? マジックバッグコンビ。
「追加を出しますね」
ありがとうございますっ
ありがとうございますっ
いい返事。
別メニューもある。
釜飯は本日イサキ、鯛の2種類だから、それぞれ3つずつね。豆腐のサラダ×3、天麩羅盛り合わせ×3、アジフライ×3、鰤の照り焼き×3、かしわの味噌焼き×5、鳥天×3、和牛サーロイン×3、だし巻き卵×3。こんなものかね?
たくさんありがとう、ほらっ
ありがとうございますっ
ありがとうございますっ
お嬢さん、いつもありがとう。ご馳走になるぞう。
いつもありがとう。
わーいっ
わーいっ
わーいっ
いろんな声が響く。喜んで貰えて。
さあ、我々もご飯にしよう。まずはビアンカとルージュね。涎だらだらしてるし。イサキと鯛の釜飯をタップタップタップ。台所の作業台に乗せて、マデリーンさんに火を付けてもらう。時間かかるからね。
それから単品メニューをタップ。2人専用の大皿に、豆腐サラダ、和牛サーロイン、かしわの味噌焼き、季節の天麩羅を並べる。
『ガブガブ、ガブガブッ。このお肉の香りが気に入ったのですっ』
『ガブガブッ、あ、エビだわっ』
いいたべっぷり。
「晃太は?」
「寿司御膳な」
「やっぱりな。皆さんどうしますか?」
鷹の目の皆さんも御膳に興味津々だ。
私は何にしようかな? やっぱり釜飯御膳やな。こちらはメインが魚かお肉を選べる。かしわの味噌焼きの香りがいいから、それにしようかな。
「ねえ、ユイさん、たくさんあって悩んじゃう」
ニコニコしながらエマちゃんが聞いてくる。
「何が気になるね?」
「んっとね。あれ」
示したのはずらーっと流しに並んだ釜飯。
「あの中にはご飯が入っていて、出汁や魚や野菜が入ってるんよ。炊き込みご飯やね。時間はかかるけど、炊き上がり前に、他の食事を食べるんよ」
「美味しそうっ」
「私はあれにするけど、どうする?」
「じゃあ、私もそれにするっ」
皆さん色々悩んで、結局私と同じ釜飯御膳になった。お寿司は説明したけど、いまいちピンと来なかったみたいだ。酢飯がよく分からないみたい。こちらの酢は、米酢ではなく、黒っぽい色のビネガーだからね。
釜飯御膳の内容は、サラダと炊き合わせと白和えの小鉢。季節の天麩羅、メイン料理は魚かお肉。本日はアジフライかかしわの味噌焼きだ。チュアンさんとマデリーンさんはアジフライ。私とホークさん、ミゲル君、エマちゃん、テオ君はかしわの味噌焼きだ。漬物と味噌汁、デザートは果物だ。
晃太の寿司御膳は、サラダと小鉢と天麩羅、漬物、味噌汁、デザートは一緒。刺身、10貫の握り、茶碗蒸しが付いてる。
いつもなら順番で運んでくれるのだけど、一辺に出る。仕方ないことやね。
さ、固形燃料に火を付けて、と。
「ご飯が炊き上がるまで、食べましょう」
「「「「「「はーい」」」」」」
「頂きます」
「「「「「「頂きます」」」」」」
うん、豪華和食御膳。
マデリーンさんとチュアンさんが頼んだアジフライ。サクサク言ってるし、立派な鯵や。次はあれにしようかな。
ミゲル君が、ああ、ビールと呟く。次の瞬間、チュアンさんが肩を掴んで沈黙する。本当になんの魔法やねん。
「姉ちゃん、ノンアルコールならよくないね?」
「そうやね。あんたも飲むね?」
「そやな」
では、液晶をタップ。ビールを飲むのはうちの両親とホークさん、ミゲル君、晃太が気分で飲む。グラスで出てきたノンアルコールビールにびっくり。
「ユ、ユイさん、まだ昼間でダンジョン中で…………」
ホークさんが慌てるが、ミゲル君はきゅーん、みたいな視線が飛ぶ。
「これ、見た目はビールなんですけど、アルコールが入ってないんですよ」
「アルコールじゃない?」
「似せた飲み物、みたいな感じですね。向こうの技術ですよ」
「へえ」
「まあ、とりあえず出しちゃったし、一杯だけですよ」
「はい、ありがとうございます」
「頂きますっ、ぐびぐびっ」
ミゲル君、一気やね。ホークさんも一口。
「あ、でも味はちゃんとビールですね」
「これで、似せた飲み物なんですね」
「ええ、向こうではたくさん種類がありますよ」
それを見ながら、テオ君がぽつり。
「俺も早くのみたい」
「二十歳になったらね。今日はこれで我慢し」
私はブドウのサイダーをタップ。もちろんエマちゃんの分もだ。
「わあ、ありがとうユイさんっ」
「美味しそうっ、ありがとうユイさん」
素直でかわいかね。
「よかよ、午後からも頑張ってね」
「「うんっ」」
チュアンさんとマデリーンさんにも聞いて追加する。
それから和やかに食事が進む。本来ダンジョン内で、こんなにのんびりまったりなんて出来ないからね。
あ。そろそろビアンカとルージュの釜飯が出来上がったかな? さっきから皿を咥えて待機しているけど、するーしていた。
私は食事の手を止めて、蓋を開ける。くわあ、いい匂いっ。
薄茶に炊き上がったご飯にイサキ、グリーンピース、ニンジン、生姜が入っている。ミトンして、しゃもじで混ぜる。ああ、いい香り。
鷹の目の皆さんも手伝ってくれて、ビアンカとルージュが咥えていた皿に盛る。
「熱いよ」
『あっついのですーっ』
『熱いわっ』
「変わらんね」
がつがつ食べてる。さ、食事に戻ろう。
私達の釜飯が炊き上がり、お茶碗に盛る。私はそこそこお腹一杯なので、晃太に少し食べてもらう。マデリーンさんもそうみたいで、チュアンさんにお裾分けしている。
あ、そう言えば、確か食べきれなかった時、お店の人がおにぎりにしてくれていたなあ。波音に言った時に、隣のテーブルの人達がそうしてた。おにぎり、あ、よかやん。
私は液晶画面を連続タップ。
釜飯がずらーっと並ぶ。
「ね、姉ちゃんどうしたん?」
「これでおにぎり作っておこうって思ってね。あんたのアイテムボックスに入れとったら、すぐに食べれるやろ」
「なるほどやな」
『ユイ、おにぎりなのです』
『食べたいわ』
「もうダメよ、そんだけ食べてなんば言いようと」
きゅるんと訴えるビアンカとルージュを無視。仔達が従魔の部屋から大合唱。仕方なか、成長期やしね。おやつ、おにぎりにしようかね。
午後から、ボス部屋挑んだり、皆でわいわいおにぎり握ったりして忙しく過ごした。
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