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連載
スカイランへ⑥
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今回、スカイランへは、アルブレンを経由する。出発前日に、晃太はギルドで細々と多種類の荷物を受け取り、確認しながらアイテムボックスへ。搬送先はアルブレン、ノータ、スカイランだ。
そして『群青の空』のイザヤさんとヴォーンさんが、パーティーハウスを御用聞きの冒険者を経由して訪ねてきた。
「テイマーさんのおかげで、無事にミハが回復して退院しました」
「後遺症もないようで、しばらく静養したら復帰できます。ありがとうございます」
良かった。無事にミハさんが上級ポーションで回復したんやね。あの羊のドロップ品もいい額で買取してもらい、入院費としばらくの生活費に充てられるそうだ。良かった。
「ささやかですが。気持ちです」
と、イザヤさんが差し出したのは、ドライフルーツだ。イザヤさんの奥さんの手作りだそうだ。手作りって言葉に弱いのよ。私もよく使うけどさ。
有り難く受け取ろう。イザヤさんとヴォーンさんを見送り、ドライフルーツを母に渡す。
「パウンドケーキにしようかね」
『ふごふご、ケーキッ、食べたいのですっ』
『ふごふご、食べた分、ちゃんと動くわっ』
「はいはい」
ビアンカとルージュが母にすり寄っている。必死やね。
うう、風がそこそこ冷たく感じる。
そんなこんなでいざ出発。
『ノワール、これも訓練なのです。自分だけではなく、馬車を覆うように風の結界を張り、維持するのです』
『そうすれば、属性魔法を操りやすくなるわ。しばらくは細かなコントロールに集中しましょう』
「ブヒヒン」
ビアンカとルージュ曰く、これが出来たら馭者台にかかる風圧がぐっと少なくなるそうだ。頑張ってノワール。
抱っこ紐に花を抱えた母と休みの父、フィナさんに連れられたダイアナちゃんが見送りに来てくれた。きゅう、と抱き着いて来たので、きゅう、と抱き締める。
「お姉ちゃん、いつ帰って来るの?」
「うーん、年明けかな?」
「また、おうちに来てね」
「分かった。ダイアナちゃんもいい子でね」
「うんっ」
「ミズサワさん、お気をつけてください」
本日ダイアナちゃんはぺんたごんのみどりの花柄のスカート。フィナさんは同じ生地のブラウスだ。同じ生地を使って親子コーデみたいな事をしている。最近、ちょっと裕福なご家庭が依頼に来るそうだ。きっかけはシエナ様。母がパーカーさんのお店に並べていた、タチアナちゃんとリザベルちゃんとお揃いの衣装で親子コーデしてお茶会に出てから、一気に知名度があがったと。私もエマちゃんと姉妹コーデ、と思ったら、晃太が鼻で嗤った。
「無理無理、歳的に無理や」
張り倒したい。
まあ。そんなこんなでパーカーさんの仕立て屋さんは忙しいそうだ。母もせっせとミシンを踏んでいる。
「気をつけるんよ」
「くうん、くうーん」
花を撫で回して、いざ、出発。
特に問題なく馬車は進む。
ノワールの風の結界は、毎日ビアンカとルージュの指導が行われて少しだけど、体感的に風圧は以前より減っている気がする。
無事にアルブレンに到着。バラダーさんが対応してくれた。
「お帰りなさい、テイマーさん」
お元気そうなバラダーさん。お帰りなさいなんて言われたら、なんだかくすぐったくて嬉しか。
何度か来たことのあるアルブレン、なので特に問題なくギルドに到着。到着報告と晃太は荷物の受け渡し。晃太にはチュアンさんとマデリーンさんが付いてくれる。私にはルージュとホークさんが付いて到着報告。ウルススさんが対応してくれる。ちら、とホークさんを確認していた。残りのメンバーは外で待ってくれる。
「はい、確認しました」
「ありがとうございます。ウルススさん、冷蔵庫ダンジョンのドロップ品を持ってきました」
「それは是非に買い取らせて頂けますか? どうぞこちらに」
「はい」
何度も通された応接室。ルージュがごろり。話を聞いたか、私達の到着を知っていたのかバーズさんがすぐに来た。
「こちらがリストです」
「拝見します」
ウルススさんがにこやかにリストを受け取り、バーズさんとリストを覗き込む。一瞬、お二人の顔の彫りが深くなる。もしかしたら、思ったより少なかったのかな? 蛇の目玉は、マーファの薬師ギルドが依頼を出していたので、残ってないし。
「あの………………」
「ミズサワ様、お時間を頂けませんか? 他のギルドとも話し合い出来るだけ買い取らせてください」
と、ウルススさん。
「明後日、いや、明明後日までお時間を頂けませんか?」
「あ、はい、大丈夫です」
少ない訳じゃないのね、良かった。
ドロップ品はすべて晃太のアイテムボックス内。乳製品やお肉や魚介類は何回かに分けて買い取らせて欲しいと。そうだよね、生鮮食品だもん。バーズさんが素早く今欲しい生鮮食品をピックアップと、別の職員さんに旗の準備を指示する為に、挨拶して退室していく。
そこに女性職員さんがお茶を出してくれた。頂きます、ふーふー。
「しかし、これだけのドロップ品の数々。ずいぶん冷蔵庫ダンジョンに潜られたのですね」
改めて感心したようにリストを見ているウルススさん。
「はい、2週間程」
私の言葉にぴしい、と止まるウルススさん。
うちには、レベルの高いビアンカとルージュがいますからね、はい。ボス部屋開けると、半端ない数が出ますからね。
「左様でございますか」
何となく察してくれたのか、それ以上は聞かれなかった。
晃太を待っている間に、バーズさんが戻ってくる。
「お待たせしましたミズサワ様、本日の買取はこちらをお願いしたいのですが」
「ドロップ品はすべて弟が持っています」
「はい」
リストを見ると、本日今から販売される予定のお肉と乳製品。それから革系が並ぶ。革はやはり冒険者の装備品や、日常品に使われる為に出来るだけ欲しいと。以前に比べて、マーファから回ってくるけど、やはり需要にたいして、供給が追い付いていないんだ。
「街を守る警備の者の装備品も、これでかなり新調出きるでしょう」
「良かったです」
出されたお茶を飲んだ頃に、晃太がやって来た。私が説明すると、リストに沿って確認しながらお肉や乳製品を出す。
「はい、確認しました。すべてで合計85万5800になります。明日もお願いできますか?」
「晃太、よか?」
「ん」
明明後日までに、毎日ギルド通いだ。残りの革や牙、骨や毛皮、鱗等は明明後日、まとめて買い取ると。今回のドロップ品買取の1%はホークさんは辞退。電気髭剃りや日本酒などで今回は十分だと。約束なんだけどなあ、よし、今日は張り切ってご馳走にしよう。アルコールも解禁して、と。
ウルススさんがギルド入り口までお見送りしてくれた。バーズさんは販売準備の為に奔走している。挨拶を済ませて、待ってくれたメンバーと合流し、宿を探す。
案内所にはおばあちゃん。こちらもお元気そうだ。
「にぁあん、にぁあん」
ヒスイがご挨拶している。
「まあまあ、美人さんになって。テイマー様。お帰りなさい。宿でございますね」
猫派の受付のおばあちゃんはヒスイを目を細めて見ている。鼻がどどーん、と伸びる。元気が入り口でわんわん。
「まあ、ウルフの坊や。立派になりましたねえ」
「体は大きいですが、やんちゃなんです。大きめの宿を、3泊です」
「はい、承知しました。えーっ、と、3泊でしたら以前のログハウスが空いておりますが」
「そこで大丈夫です」
私は即決。おばあちゃんはヒスイを優しく撫でてくれた。
見覚えのあるログハウスにチェックイン。散歩散歩ブヒヒンと繰り返す稼ぎ頭達にダメよと釘を刺す。
まだ、夕御飯にするには早いかな。とりあえず休憩休憩。
ルームを開けて、皆で入る。仔達は中庭で走り回る。ホークさんはノワールのブラッシング。エマちゃんとテオ君はマデリーンさんの指導で魔力操作訓練。チュアンさんは仔達を見てくれる。ミゲル君は母の手伝いで、裁断作業に入っている。
「さあ、今日は何にしようかね」
『肉がいいのです。チーズ乗せてなのです、あ、唐揚げもいいのです』
『私はエビね。エビチリでもエビマヨでもいいわ』
コレステロールの塊やんね。
「考えとこうね」
気のない返事をする。分かっているのか、ぶーぶー、とブーイング。
なめ茸大根たっぷりで、赤みのステーキでも焼くかね。後はサラダは、と。
おーい、そっちに行ってもいいかー?
つらつら考えていると、久しぶりの神託がっ。な、何かあったのかな?
「はい、どうぞ。ホークさん、みなさーん、神様見えますよー」
そして『群青の空』のイザヤさんとヴォーンさんが、パーティーハウスを御用聞きの冒険者を経由して訪ねてきた。
「テイマーさんのおかげで、無事にミハが回復して退院しました」
「後遺症もないようで、しばらく静養したら復帰できます。ありがとうございます」
良かった。無事にミハさんが上級ポーションで回復したんやね。あの羊のドロップ品もいい額で買取してもらい、入院費としばらくの生活費に充てられるそうだ。良かった。
「ささやかですが。気持ちです」
と、イザヤさんが差し出したのは、ドライフルーツだ。イザヤさんの奥さんの手作りだそうだ。手作りって言葉に弱いのよ。私もよく使うけどさ。
有り難く受け取ろう。イザヤさんとヴォーンさんを見送り、ドライフルーツを母に渡す。
「パウンドケーキにしようかね」
『ふごふご、ケーキッ、食べたいのですっ』
『ふごふご、食べた分、ちゃんと動くわっ』
「はいはい」
ビアンカとルージュが母にすり寄っている。必死やね。
うう、風がそこそこ冷たく感じる。
そんなこんなでいざ出発。
『ノワール、これも訓練なのです。自分だけではなく、馬車を覆うように風の結界を張り、維持するのです』
『そうすれば、属性魔法を操りやすくなるわ。しばらくは細かなコントロールに集中しましょう』
「ブヒヒン」
ビアンカとルージュ曰く、これが出来たら馭者台にかかる風圧がぐっと少なくなるそうだ。頑張ってノワール。
抱っこ紐に花を抱えた母と休みの父、フィナさんに連れられたダイアナちゃんが見送りに来てくれた。きゅう、と抱き着いて来たので、きゅう、と抱き締める。
「お姉ちゃん、いつ帰って来るの?」
「うーん、年明けかな?」
「また、おうちに来てね」
「分かった。ダイアナちゃんもいい子でね」
「うんっ」
「ミズサワさん、お気をつけてください」
本日ダイアナちゃんはぺんたごんのみどりの花柄のスカート。フィナさんは同じ生地のブラウスだ。同じ生地を使って親子コーデみたいな事をしている。最近、ちょっと裕福なご家庭が依頼に来るそうだ。きっかけはシエナ様。母がパーカーさんのお店に並べていた、タチアナちゃんとリザベルちゃんとお揃いの衣装で親子コーデしてお茶会に出てから、一気に知名度があがったと。私もエマちゃんと姉妹コーデ、と思ったら、晃太が鼻で嗤った。
「無理無理、歳的に無理や」
張り倒したい。
まあ。そんなこんなでパーカーさんの仕立て屋さんは忙しいそうだ。母もせっせとミシンを踏んでいる。
「気をつけるんよ」
「くうん、くうーん」
花を撫で回して、いざ、出発。
特に問題なく馬車は進む。
ノワールの風の結界は、毎日ビアンカとルージュの指導が行われて少しだけど、体感的に風圧は以前より減っている気がする。
無事にアルブレンに到着。バラダーさんが対応してくれた。
「お帰りなさい、テイマーさん」
お元気そうなバラダーさん。お帰りなさいなんて言われたら、なんだかくすぐったくて嬉しか。
何度か来たことのあるアルブレン、なので特に問題なくギルドに到着。到着報告と晃太は荷物の受け渡し。晃太にはチュアンさんとマデリーンさんが付いてくれる。私にはルージュとホークさんが付いて到着報告。ウルススさんが対応してくれる。ちら、とホークさんを確認していた。残りのメンバーは外で待ってくれる。
「はい、確認しました」
「ありがとうございます。ウルススさん、冷蔵庫ダンジョンのドロップ品を持ってきました」
「それは是非に買い取らせて頂けますか? どうぞこちらに」
「はい」
何度も通された応接室。ルージュがごろり。話を聞いたか、私達の到着を知っていたのかバーズさんがすぐに来た。
「こちらがリストです」
「拝見します」
ウルススさんがにこやかにリストを受け取り、バーズさんとリストを覗き込む。一瞬、お二人の顔の彫りが深くなる。もしかしたら、思ったより少なかったのかな? 蛇の目玉は、マーファの薬師ギルドが依頼を出していたので、残ってないし。
「あの………………」
「ミズサワ様、お時間を頂けませんか? 他のギルドとも話し合い出来るだけ買い取らせてください」
と、ウルススさん。
「明後日、いや、明明後日までお時間を頂けませんか?」
「あ、はい、大丈夫です」
少ない訳じゃないのね、良かった。
ドロップ品はすべて晃太のアイテムボックス内。乳製品やお肉や魚介類は何回かに分けて買い取らせて欲しいと。そうだよね、生鮮食品だもん。バーズさんが素早く今欲しい生鮮食品をピックアップと、別の職員さんに旗の準備を指示する為に、挨拶して退室していく。
そこに女性職員さんがお茶を出してくれた。頂きます、ふーふー。
「しかし、これだけのドロップ品の数々。ずいぶん冷蔵庫ダンジョンに潜られたのですね」
改めて感心したようにリストを見ているウルススさん。
「はい、2週間程」
私の言葉にぴしい、と止まるウルススさん。
うちには、レベルの高いビアンカとルージュがいますからね、はい。ボス部屋開けると、半端ない数が出ますからね。
「左様でございますか」
何となく察してくれたのか、それ以上は聞かれなかった。
晃太を待っている間に、バーズさんが戻ってくる。
「お待たせしましたミズサワ様、本日の買取はこちらをお願いしたいのですが」
「ドロップ品はすべて弟が持っています」
「はい」
リストを見ると、本日今から販売される予定のお肉と乳製品。それから革系が並ぶ。革はやはり冒険者の装備品や、日常品に使われる為に出来るだけ欲しいと。以前に比べて、マーファから回ってくるけど、やはり需要にたいして、供給が追い付いていないんだ。
「街を守る警備の者の装備品も、これでかなり新調出きるでしょう」
「良かったです」
出されたお茶を飲んだ頃に、晃太がやって来た。私が説明すると、リストに沿って確認しながらお肉や乳製品を出す。
「はい、確認しました。すべてで合計85万5800になります。明日もお願いできますか?」
「晃太、よか?」
「ん」
明明後日までに、毎日ギルド通いだ。残りの革や牙、骨や毛皮、鱗等は明明後日、まとめて買い取ると。今回のドロップ品買取の1%はホークさんは辞退。電気髭剃りや日本酒などで今回は十分だと。約束なんだけどなあ、よし、今日は張り切ってご馳走にしよう。アルコールも解禁して、と。
ウルススさんがギルド入り口までお見送りしてくれた。バーズさんは販売準備の為に奔走している。挨拶を済ませて、待ってくれたメンバーと合流し、宿を探す。
案内所にはおばあちゃん。こちらもお元気そうだ。
「にぁあん、にぁあん」
ヒスイがご挨拶している。
「まあまあ、美人さんになって。テイマー様。お帰りなさい。宿でございますね」
猫派の受付のおばあちゃんはヒスイを目を細めて見ている。鼻がどどーん、と伸びる。元気が入り口でわんわん。
「まあ、ウルフの坊や。立派になりましたねえ」
「体は大きいですが、やんちゃなんです。大きめの宿を、3泊です」
「はい、承知しました。えーっ、と、3泊でしたら以前のログハウスが空いておりますが」
「そこで大丈夫です」
私は即決。おばあちゃんはヒスイを優しく撫でてくれた。
見覚えのあるログハウスにチェックイン。散歩散歩ブヒヒンと繰り返す稼ぎ頭達にダメよと釘を刺す。
まだ、夕御飯にするには早いかな。とりあえず休憩休憩。
ルームを開けて、皆で入る。仔達は中庭で走り回る。ホークさんはノワールのブラッシング。エマちゃんとテオ君はマデリーンさんの指導で魔力操作訓練。チュアンさんは仔達を見てくれる。ミゲル君は母の手伝いで、裁断作業に入っている。
「さあ、今日は何にしようかね」
『肉がいいのです。チーズ乗せてなのです、あ、唐揚げもいいのです』
『私はエビね。エビチリでもエビマヨでもいいわ』
コレステロールの塊やんね。
「考えとこうね」
気のない返事をする。分かっているのか、ぶーぶー、とブーイング。
なめ茸大根たっぷりで、赤みのステーキでも焼くかね。後はサラダは、と。
おーい、そっちに行ってもいいかー?
つらつら考えていると、久しぶりの神託がっ。な、何かあったのかな?
「はい、どうぞ。ホークさん、みなさーん、神様見えますよー」
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