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試運転④
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全員でぞろぞろとパーティーハウスに向かう。仔達はおねむなので、馬車の中で寝ている。
途中でアルスさんがくっついて来そうになるので、ファングさんとガリストさんがぴったり張り付いてくれてる。私はさりげなくホークさんとチュアンさんの影に隠れる。うーん、きゅーん、みたいな声が聞こえそう。
御用聞きの冒険者さんに声をかけて、無事に到着。
「わんわんっ、わんわんっ」
花がパーティーハウスから飛び出してくる。いつもならお腹を出して大歓迎してくれるけど、いつもはいない面々に、後退りしながら吠える。ちら、ちら、と顔見知りの山風の皆さんを見ながら、金の虎の皆さんに吼える。
「すみません、びびりで」
ファングさんに謝ると、ごつい肩をすくめる。その向こうで、アルスさんが興味深そうに、花を覗いている。
「いや、あんなに小さいんだ。怖がるのは仕方ない」
「すみません」
母も出てきて、大人数に驚いている。
「あ、ケイコお母さーん」
「ケイコお母さーん」
マアデン君とハジェル君がブンブンと手を振る。
お昼をご馳走する事になったことを説明。
「あらあらそうね、皆さんどうぞどうぞ」
吼える花を抱えて、母がパーティーハウスのドアを開ける。
ホークさんがノワールをパーティーハウスの厩舎に誘導。仔達は晃太、チュアンさん、ロッシュさん、ファングさん、ガリストさんが運んでくれる。
山風と金の虎の皆さんを居間にご案内する。
「すみません、大勢で押し掛けてしまって」
ロッシュさんは初め遠慮の姿勢だったけど、マアデン君とハジェル君の「えーっ」でげんこつを落とした。相変わらずで安心。
「まあまあ、前回の依頼延長をお断りしましたし。たいしたものじゃないですからどうぞどうぞ」
「そ、そうですか?」
涙目のマアデン君とハジェル君の視線にも負けて、結局パーティーハウスに。
初めてパーティーハウスに入った金の虎の皆さんは、キョロキョロ。
「皆さん、とりあえず座ってください。ホークさんはシャワー浴びて着替えてくださいね」
「はい」
「ビアンカ、ルージュ」
『なんなのです?』
『ユイ、どうしたの?』
私は小声で、パーティーハウスのキッチンでルームを開けるので、山風や金の虎の皆さんが誤って入らないように防いでもらうように伝える。仔達はチュアンさんとマデリーンさん、ミゲル君にお願いする。まあ、しばらくおねむかな?
キッチンでルームを開けて母と晃太、ホークさん、エマちゃんとテオ君で入る。ホークさんはシャワーを浴びに行く。
「優衣、なんにすると?」
「蒼空のサンドイッチにする。後は何か別のにするかね」
「そうね」
「エマちゃん、テオ君、お皿に並べてくれる?」
「「はーい」」
私は液晶画面を続けてタップ。母はパーティーハウスに備え付けられている食器を取り出していく。晃太はピッチャーにジュースや紅茶を補充。
次々出てくるサンドイッチ。
カツサンド、カツカレーサンド、チーズチキンカツサンド、ローストチキンサンド、ローストポークサンド、白身魚のフライサンド、サバのレモンサンド、ハムとチーズサンド、ハムとしゃきしゃき野菜サンド、ハムとトマトサンド、卵サンド、アボカドとエビサンド、ポテトサラダサンド、ハンバーグサンドをタップタップタップ。ランチタイムなので、人数分スープ・ミニサラダセットにする。ビアンカとルージュの分もタップ。エマちゃんとテオ君が大皿に並べていく。次にさくら庵のA産のミルクアイスを人数分タップ。晃太がアイテムボックスに入れる。
よし、次は小銭入れを握って、ディレックスに走る。
ビアンカとルージュの為に、サイズの大きめのアイスクリームを購入する。ディレックスから出るとずらりと並んだサンドイッチ。アイスクリームはビアンカとルージュの専用のお皿に乗せる。
「晃太、先に運んで」
「ん」
食器と共に全部アイテムボックスにいれて、そのままルームを出ていく。
「次に、うーん、エマちゃん、テオ君、唐揚げとフライドポテト食べる?」
「「うんっ」」
素直や。
かわいか双子が素直やけん、はい、タップと。
「運んでくれる?」
「「はーい」」
せっせと運んでくれる。私も両手にフライドポテトを持ち、居間に向かう。
ビアンカとルージュはすでに食べてる。もう、皆さんが間違ってキッチンに入ったらどうするんよ?
居間ではローテーブルにところ狭しと食事が並ぶ。足りずに、もう1つ、鷹の目の皆さんが初めに使っていたローテーブルを出す。皆さん手分けして皿やカップを並べてくれる。
「うまそうっ」
「いい匂いっす」
「食べたい」
未成年組が涎が流さんばかりの表情だ。
「あの、ユイさん、こんなにたくさん、いいんですか?」
「なんの手土産もないのに」
ロッシュさんとファングさんが、たくさん並んだランチに驚いている。
「いいですよ、さ、冷めないうちに食べましょう。皆さん、行き渡りましたか?」
「「「「「はーいっ」」」」」
ドリンクも行き渡ったね。鷹の目の皆さんはキッチンの隅に固まって食べる。私は気にしないけど、奴隷は本来は主人と同じ部屋では食事はしないそうだ。私は気にしないけど、今日は山風や金の虎の皆さんがいるから体裁上ね。
母は膝が悪いので、ソファーに座る。花はケージで、わんわん。後はラグに直に座っている。
私の隣には、晃太とシュタインさんが座る。
「では、いただきまーす」
「「「「「「頂きまーす」」」」」」
思い思いに大皿に盛られたサンドイッチに手を伸ばす。
私はローストポークサンドを手に取る。蒼空のサンドイッチは、2つに切られている。色々並んでいるから、次は別のにしよう。
モグモグ。
「ミズサワさんのご飯は本当に旨いな」
「ああ、本当に旨い」
ロッシュさんはカツサンド、ラーヴさんは白身魚のフライサンドを手にして、うんうん頷いている。
「これ、カレーの味がしますっ」
「旨いっすっ」
マアデン君とハジェル君は仲良くカツカレーサンドにかぶりついている。
「ユイさん、美味しいです」
シュタインさんは私と同じローストポークサンドを食べている。
「良かったです。たくさん食べてくださいね」
「はい」
シュタインさん、気にいってもらったのか、本当に嬉しそうだ。
金の虎の皆さんは?
「これは旨いな。具材もそうだが、パンが旨い」
ファングさんがローストチキンサンドを豪快にかぶりつく。
「そうね。美味しいわ」
リィマさんはハムとしゃきしゃき野菜のサンドを食べながら、口元を汚しているアルスさんのお世話をしている。アルスさんはチーズチキンカツサンドにかぶりついている。フリンダさんはセットのスープにほっとした表情だ。ガリストさんは黙々とフライドポテトを食べてる。好評みたいだ、良かった。
次々サンドイッチがなくなり、フライドポテトとフライドチキンもあっという間になくなっていく。この2種類は、こちらの世界にもメニューとして存在しているから、受け入れはいい。食べている途中で、シャワーを終えたホークさんが、開けっ放しにしていたルームから出てきたようだ。あ、閉めないと。私は一旦キッチンに。
キッチンでは、ホークさんが鎧の胸当てのベルトを締めてもらっていた。頭、乾いてない、水が滴ってるよ。
「ホークさん、頭、きれいに乾かさないといくら暑くてもよくないですよ」
「あ、すみませんユイさん」
私は胸当てを着けたホークさんに、タオルを渡す。ざっと拭いてから、サンドイッチを食べてもらう。
「皆さん、足ります?」
ルームのドアを閉めて確認する。
「はい、大丈夫です」
「お腹いっぱいです」
「フライドポテト美味しいです。ビールが飲みたい」
「モグモグ」
「モグモグ」
ビールのセリフはミゲル君だ。チュアンさんが肩を掴むと大人しくなる。微笑ましい。
エマちゃんとテオ君はモグモグ。かわいか。
なんて思っていると、居間から悲鳴が。
「わーっ、元気君、止めってっすーっ」
「元気、止めんねっ」
ハジェル君と晃太の悲鳴。いや、2人だけの悲鳴じゃない。
慌てて居間に戻ると、起きてきた仔達がローテーブルのサンドイッチをもくもく食べていた。え、寝室のドア閉めてたよね?
ハジェル君がパンのはしっこだけ持ち、元気にべろんべろんされている。晃太が引き剥がし、リードを着けてビアンカに。コハクはモグモグ、何を食べたの? ごっくんして、当たり前のようにロッシュさんのローストチキンサンドにかぶりつく。
「こら、コハク。すみません」
母がコハクにリードを着けてルージュに託す。
ルリとクリス、ヒスイは並んで大皿のサンドイッチをパクパク。近くにいるリィマさんとガリストさんがどうしたものかと戸惑い。フリンダさんはルリをもふもふしているアルスさんの口元を拭いている。
「こら、いかんよっ。ちゃんとご飯あるんやけん」
『ねえね~』
『ちゃりない~』
『じゅーすゅー』
く、かわいかっ。
母がアイテムボックスに予め準備していたご飯で誘導。
で、残ったのは仔達の食い散らかしだ。
「皆さん、すみません」
私は呆然とした皆さんに謝罪。
再びルームを開けて、液晶画面をタップした。
途中でアルスさんがくっついて来そうになるので、ファングさんとガリストさんがぴったり張り付いてくれてる。私はさりげなくホークさんとチュアンさんの影に隠れる。うーん、きゅーん、みたいな声が聞こえそう。
御用聞きの冒険者さんに声をかけて、無事に到着。
「わんわんっ、わんわんっ」
花がパーティーハウスから飛び出してくる。いつもならお腹を出して大歓迎してくれるけど、いつもはいない面々に、後退りしながら吠える。ちら、ちら、と顔見知りの山風の皆さんを見ながら、金の虎の皆さんに吼える。
「すみません、びびりで」
ファングさんに謝ると、ごつい肩をすくめる。その向こうで、アルスさんが興味深そうに、花を覗いている。
「いや、あんなに小さいんだ。怖がるのは仕方ない」
「すみません」
母も出てきて、大人数に驚いている。
「あ、ケイコお母さーん」
「ケイコお母さーん」
マアデン君とハジェル君がブンブンと手を振る。
お昼をご馳走する事になったことを説明。
「あらあらそうね、皆さんどうぞどうぞ」
吼える花を抱えて、母がパーティーハウスのドアを開ける。
ホークさんがノワールをパーティーハウスの厩舎に誘導。仔達は晃太、チュアンさん、ロッシュさん、ファングさん、ガリストさんが運んでくれる。
山風と金の虎の皆さんを居間にご案内する。
「すみません、大勢で押し掛けてしまって」
ロッシュさんは初め遠慮の姿勢だったけど、マアデン君とハジェル君の「えーっ」でげんこつを落とした。相変わらずで安心。
「まあまあ、前回の依頼延長をお断りしましたし。たいしたものじゃないですからどうぞどうぞ」
「そ、そうですか?」
涙目のマアデン君とハジェル君の視線にも負けて、結局パーティーハウスに。
初めてパーティーハウスに入った金の虎の皆さんは、キョロキョロ。
「皆さん、とりあえず座ってください。ホークさんはシャワー浴びて着替えてくださいね」
「はい」
「ビアンカ、ルージュ」
『なんなのです?』
『ユイ、どうしたの?』
私は小声で、パーティーハウスのキッチンでルームを開けるので、山風や金の虎の皆さんが誤って入らないように防いでもらうように伝える。仔達はチュアンさんとマデリーンさん、ミゲル君にお願いする。まあ、しばらくおねむかな?
キッチンでルームを開けて母と晃太、ホークさん、エマちゃんとテオ君で入る。ホークさんはシャワーを浴びに行く。
「優衣、なんにすると?」
「蒼空のサンドイッチにする。後は何か別のにするかね」
「そうね」
「エマちゃん、テオ君、お皿に並べてくれる?」
「「はーい」」
私は液晶画面を続けてタップ。母はパーティーハウスに備え付けられている食器を取り出していく。晃太はピッチャーにジュースや紅茶を補充。
次々出てくるサンドイッチ。
カツサンド、カツカレーサンド、チーズチキンカツサンド、ローストチキンサンド、ローストポークサンド、白身魚のフライサンド、サバのレモンサンド、ハムとチーズサンド、ハムとしゃきしゃき野菜サンド、ハムとトマトサンド、卵サンド、アボカドとエビサンド、ポテトサラダサンド、ハンバーグサンドをタップタップタップ。ランチタイムなので、人数分スープ・ミニサラダセットにする。ビアンカとルージュの分もタップ。エマちゃんとテオ君が大皿に並べていく。次にさくら庵のA産のミルクアイスを人数分タップ。晃太がアイテムボックスに入れる。
よし、次は小銭入れを握って、ディレックスに走る。
ビアンカとルージュの為に、サイズの大きめのアイスクリームを購入する。ディレックスから出るとずらりと並んだサンドイッチ。アイスクリームはビアンカとルージュの専用のお皿に乗せる。
「晃太、先に運んで」
「ん」
食器と共に全部アイテムボックスにいれて、そのままルームを出ていく。
「次に、うーん、エマちゃん、テオ君、唐揚げとフライドポテト食べる?」
「「うんっ」」
素直や。
かわいか双子が素直やけん、はい、タップと。
「運んでくれる?」
「「はーい」」
せっせと運んでくれる。私も両手にフライドポテトを持ち、居間に向かう。
ビアンカとルージュはすでに食べてる。もう、皆さんが間違ってキッチンに入ったらどうするんよ?
居間ではローテーブルにところ狭しと食事が並ぶ。足りずに、もう1つ、鷹の目の皆さんが初めに使っていたローテーブルを出す。皆さん手分けして皿やカップを並べてくれる。
「うまそうっ」
「いい匂いっす」
「食べたい」
未成年組が涎が流さんばかりの表情だ。
「あの、ユイさん、こんなにたくさん、いいんですか?」
「なんの手土産もないのに」
ロッシュさんとファングさんが、たくさん並んだランチに驚いている。
「いいですよ、さ、冷めないうちに食べましょう。皆さん、行き渡りましたか?」
「「「「「はーいっ」」」」」
ドリンクも行き渡ったね。鷹の目の皆さんはキッチンの隅に固まって食べる。私は気にしないけど、奴隷は本来は主人と同じ部屋では食事はしないそうだ。私は気にしないけど、今日は山風や金の虎の皆さんがいるから体裁上ね。
母は膝が悪いので、ソファーに座る。花はケージで、わんわん。後はラグに直に座っている。
私の隣には、晃太とシュタインさんが座る。
「では、いただきまーす」
「「「「「「頂きまーす」」」」」」
思い思いに大皿に盛られたサンドイッチに手を伸ばす。
私はローストポークサンドを手に取る。蒼空のサンドイッチは、2つに切られている。色々並んでいるから、次は別のにしよう。
モグモグ。
「ミズサワさんのご飯は本当に旨いな」
「ああ、本当に旨い」
ロッシュさんはカツサンド、ラーヴさんは白身魚のフライサンドを手にして、うんうん頷いている。
「これ、カレーの味がしますっ」
「旨いっすっ」
マアデン君とハジェル君は仲良くカツカレーサンドにかぶりついている。
「ユイさん、美味しいです」
シュタインさんは私と同じローストポークサンドを食べている。
「良かったです。たくさん食べてくださいね」
「はい」
シュタインさん、気にいってもらったのか、本当に嬉しそうだ。
金の虎の皆さんは?
「これは旨いな。具材もそうだが、パンが旨い」
ファングさんがローストチキンサンドを豪快にかぶりつく。
「そうね。美味しいわ」
リィマさんはハムとしゃきしゃき野菜のサンドを食べながら、口元を汚しているアルスさんのお世話をしている。アルスさんはチーズチキンカツサンドにかぶりついている。フリンダさんはセットのスープにほっとした表情だ。ガリストさんは黙々とフライドポテトを食べてる。好評みたいだ、良かった。
次々サンドイッチがなくなり、フライドポテトとフライドチキンもあっという間になくなっていく。この2種類は、こちらの世界にもメニューとして存在しているから、受け入れはいい。食べている途中で、シャワーを終えたホークさんが、開けっ放しにしていたルームから出てきたようだ。あ、閉めないと。私は一旦キッチンに。
キッチンでは、ホークさんが鎧の胸当てのベルトを締めてもらっていた。頭、乾いてない、水が滴ってるよ。
「ホークさん、頭、きれいに乾かさないといくら暑くてもよくないですよ」
「あ、すみませんユイさん」
私は胸当てを着けたホークさんに、タオルを渡す。ざっと拭いてから、サンドイッチを食べてもらう。
「皆さん、足ります?」
ルームのドアを閉めて確認する。
「はい、大丈夫です」
「お腹いっぱいです」
「フライドポテト美味しいです。ビールが飲みたい」
「モグモグ」
「モグモグ」
ビールのセリフはミゲル君だ。チュアンさんが肩を掴むと大人しくなる。微笑ましい。
エマちゃんとテオ君はモグモグ。かわいか。
なんて思っていると、居間から悲鳴が。
「わーっ、元気君、止めってっすーっ」
「元気、止めんねっ」
ハジェル君と晃太の悲鳴。いや、2人だけの悲鳴じゃない。
慌てて居間に戻ると、起きてきた仔達がローテーブルのサンドイッチをもくもく食べていた。え、寝室のドア閉めてたよね?
ハジェル君がパンのはしっこだけ持ち、元気にべろんべろんされている。晃太が引き剥がし、リードを着けてビアンカに。コハクはモグモグ、何を食べたの? ごっくんして、当たり前のようにロッシュさんのローストチキンサンドにかぶりつく。
「こら、コハク。すみません」
母がコハクにリードを着けてルージュに託す。
ルリとクリス、ヒスイは並んで大皿のサンドイッチをパクパク。近くにいるリィマさんとガリストさんがどうしたものかと戸惑い。フリンダさんはルリをもふもふしているアルスさんの口元を拭いている。
「こら、いかんよっ。ちゃんとご飯あるんやけん」
『ねえね~』
『ちゃりない~』
『じゅーすゅー』
く、かわいかっ。
母がアイテムボックスに予め準備していたご飯で誘導。
で、残ったのは仔達の食い散らかしだ。
「皆さん、すみません」
私は呆然とした皆さんに謝罪。
再びルームを開けて、液晶画面をタップした。
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