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新階層①

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 新しい階に脚を踏み入れる。
 林だ。
 あら? なんだか、何本か蠢いているように見えるが。
「あれなんなん?」
『木の魔物なのです』
『本来なら、大人しいのよ。魔の森に溶け込むように生息しているのよ』
「襲って来る?」
『そうなのです。ダンジョンの魔物は基本的に襲って来るのです』
『それが、ダンジョンの魔物よ。本来なら、私達から隠れるけど、向かってくるわ』
「そう。怖かね」
 チラチラと見てくる。
『ちょっと待ってなのです』
『すぐ済むわ』
「ブヒヒンッ」
 ルージュがカボチャサイズの光を出し、さっ、と走り出す。
 わさわさ、木の魔物が蠢くが、ビアンカとルージュ、ノワールが薙ぎ倒していく。
 あっという間に終わる。
 ドロップ品は様々なサイズの板だ。それから丸く包まった布。中身は木の実、胡桃のようだ。もう一つは木葉だ。何に使うんだろう? まあ、ドロップ品としてでるなら、何かに使われるんだろう。
 それから、周りに警戒しながらボス部屋に向かう。この階は木の魔物ばかりみたいだ。
 念のため仔達はルームに待機している。
 晃太は画板を首にかけ、メモをしながら進む。
 慎重に進んだので3時間ほどでボス部屋到着。
 あら、この階のボス部屋は木製だ。
 近くにセーフティゾーンあり。かなり広く、湧水があり、リンゴや洋梨、無花果の木が1本ずつ。魔物じゃないよね?
『あれは違うのです』
『大丈夫よ』
「ブヒヒンッ」
 セーフティゾーンに入るビアンカとルージュ、ノワール。そう言えば、魔物なのにセーフティゾーンに入って大丈夫なんだ。
『従魔になると平気なのです』
『母様が言っていたわ、従魔であればセーフティゾーンに入れるけど、従魔でなければ入れないって』
「へー」
 感心しながら聞いていると、ノワールが生っているリンゴをバリバリそのまま食べてる。
「少し休憩しようか?」
『? すぐに行けるのです』
『大丈夫よ』
「バリバリッ、ブヒヒンッ、ゲフウッ」
 ノワール、ゲフウッて何?
「はいはい。初回は私が開けるからね」
『『ぶーぶー』』
 ビアンカとルージュを宥める。
 まず、ルージュが黒い霞を出して、中を調べる。
『広いわね。中には木の魔物ね』
「階層からしてそうだね」
 私は木製の扉に両手をついて、魔力を流す。力一杯に押すがなかなか開かない。
『ユイ、もっと魔力を流すのです』
『扉全体に染み込ませる様に流すのよ』
「うーッ。難しかあッ」
『全身で魔力を感じるのです』
『手先だけで魔力を流してもダメよ。扉に流れる魔力も感じて』
「ひーッ」
 ビアンカとルージュのアドバイスを受けながら四苦八苦しながら、やっとこさ扉を開いた。魔力、ほとんど注ぎ込んだけど。ひぃひぃ。
 ちら、と見たボス部屋は木の魔物が蠢いている。
 ビアンカとルージュが飛び込み、支援を受けたノワールが続く。
 程なくして終了。
『終わったのです』
『やっぱり木の魔物ばかりだったわ』
「ブヒヒン」
「はい、お疲れ様。晃太、お茶ば。ねえ、落ち着いたら元気達ばセーフティゾーンで遊ばせてよか? そろそろ外で遊ばせたいんよ、ストレス溜まりそうやし」
『いいのです』
『そうね。ルームの中庭広くなったけど、飽きているみたいだしね』
 私はルームの元気達を外に誘導、飛び出していく。晃太はビアンカとルージュにお茶を出して、私とボス部屋に。木材にいくつかの白い袋だ。袋の中身は胡桃のような木の実、木葉と。あ、オリーブだ。え、この世界のオリーブって魔物から採るの? 確かマルシェでオリーブがあって、国営農場産だって聞いたけど。わからん。
 最後に出てきた宝箱をルージュにチェックしてもらう。
『罠があるわね、ちょっと待って……………はい、いいわ』
「ありがとうルージュ。さて、開けましょう」
 パカリ、と開けると、中級ポーションが3本と、ショートソードが1本、ショートソードには柄と鞘の部分に凝った木葉の彫刻が施されている。ポーション類は引き取りだ。
「さて、晃太いくつね?」
「えーっと、木材が大小合わせて11、胡桃が6キロ、木葉が18キロ、オリーブが3キロ。魔石が8」
 宝箱を開けた後に、奥に階段と脱出用魔法陣が出現する。スキップシステムが繋がったのかね? まだ、上層階があるんやね。でも、まだ、25階の調査終わっとらんし。
「よし。じゃあ、次はボス部屋復活時間の確認やね」
「わい、地図作らんといかんけん、回ってくる」
 少し休憩してから晃太はビアンカとノワールを連れて25階を回る。ルージュは残ってもらった、いくら広いセーフティゾーンでも、飛び出したら私ではどうしようもないしね。林のフィールドなら、ビアンカの得意フィールドだから、大丈夫だと。
 私はルームのドアを開けっ放しにして、ダイニングキッチンでカレーや肉じゃがを作る。冷蔵庫ダンジョンの不思議だが、外が暑い時は更に暑く、寒い時は少し暖かいと聞いたがそのようだ。ちょっと寒いくらいで済んでいる。時折ボス部屋をチェック。
『ユイ、コハク達が小腹が減ったみたい』
 ルージュがダイニングキッチン前で教えてくれる。
「あ、そう。おやつにしようかね」
 シェルフにある、仔達のおやつの箱からいくつか取り出す。父の鑑定でオッケーが出たおやつだ。小さなパンとゼリーだ。今回手に入れた牛乳も器に入れて、と。準備オッケー。
「ルージュ、呼んでー」
『分かったわ、いらっしゃいみんな』
 ルージュが呼ぶと、元気を先頭にルームに飛び込んで来て、おやつにがっつく。おやつが終わりしばらくお昼寝タイムに。うふふふん、かわいかあ。
 残りの料理作業をしていると、ボス部屋が閉まる。
 時間は2時間3分。
「ボス部屋復活したね。ルージュ、みんな寝とるけん、ビアンカ達の方に行ってくれる?」
『任せて』
 颯爽とルージュが駆けていく。
 しばらくして晃太達が戻って来る。
 休憩して、いざ、ボス部屋に。
 晃太が、ひーこら言いながらボス部屋の扉を押し開ける。
「なんか、今までの扉と違うな………」
 ちゅどん、どかんしている間に息を整える晃太。
 確かに、24階までの扉は案外簡単に開いたのに。
 なんでやろうね、と考えていると、終わったようだ。
 とことこと出てくる。
「お疲れ、大丈夫ね?」
『これくらい平気なのです』
『動き足りないわ』
「ブルブルッ」
「はいはい。次はノワールに開けてもらうけんね。ねえ、ビアンカ、ルージュ、この階から扉が開けにくいけど、やっぱり上層階やからかね?」
『そうなのですね』
『母様が言っていたわ。ダンジョンは深くなるに連れて、ボス部屋に臨む為に資格を試す扉があるって。珍しいらしいわ。ダンジョンに一つか二つしかないって』
『そうなのです。その試す扉を開けなければ、先に進むことが許されないって聞いたのです』
「それが、この扉ってこと?」
『可能性があるのです』
『私達が開けられない扉はないと思うけど。ユイやコウタが開けられないのなら、そうじゃないかしら?』
「デスヨネ」
 扉はさておき。ドロップ品を拾い、復活時間をチェック。
 次のノワールが開けたけど、前肢の一撃で開きましたよ。
「「なんでや?」」
『ノワールの方が魔力を流すのが、ユイやコウタより一枚上手なのです』
『そうね。魔力の保有量も多いし、無属性の身体強化も出来るくらいだから、扉に魔力を流し易いんだと思うわ』
「「ソウデスカ」」
 それからも私や晃太が開けると一苦労した。
『魔力を流す訓練をするのです』
『そうね。後々便利よ』
 ビアンカとルージュが親切心で言って来てくれたが、スパルタになりそうな予感がひしひしする。
「えー…………、具体的になんばすると?」
『ひたすら身体中に魔力を流すのです』
『隅々に、ね。指先、毛の一本に至るまでね』
「なかなか難しかね」
『とにかく、繰り返すのです』
『そうね。コウタの支援魔法にもいいはずよ』
 晃太は黙ってリストを書いている。
 最後に宝箱が出てきた。
 ルージュがチェック、罠があり、黒い霞が覆うと、ぱきり、と音がする。
『大丈夫よ』
「ありがとう、晃太どうぞ」
「ん」
 ワクワク。
 中には綺麗な箱。開けるとバイオリンだ。
 買い取りやね。
「晃太、全部でいくつね?」
「木材大小合わせて20、胡桃が10キロ、木葉が33キロ、オリーブが5キロ、魔石が17」
「倍やね」
 それからも階層調査、ボス部屋復活時間確認。なんと冷蔵庫ダンジョンでは初めてボス部屋以外に宝箱があった。ただし、3つのうち2つは擬態魔物だったと。本物の宝箱にはポーションが2本、中級ポーションが1本、魔力回復ポーションが1本。フィールドにある宝箱は時間が経つと復活するが、その時間はランダム。そして同じ場所に出るとは限らないと、リティアさん情報です。
 晃太の製図も進む。毎日夜遅くまで自室に籠っている。
 階層調査は2日、作図には更に2日かかる。
 ボス部屋復活時間は、2時間プラス3~25分。
 私と晃太が開けると、中の魔物は7~12匹。
 ノワールが開けると、10~21匹。大型が1匹。
 ビアンカとルージュが開けると、95~140匹。大型が7~10匹。桁違い。
 宝箱もグレードアップ。
 私と晃太の時は、中級ポーションが数本。それと宝飾品か武器が1つ、もしくは現金30~50万。
 ノワールの時は、上級ポーション、中級ポーション、解毒ポーション、魔力回復ポーションが数本セット。まるでお中元のように並んでいる。もしくは宝飾品が指輪やネックレスみたいにセットで出てきた、楽器や懐中時計が出てきた。現金も出たが50~80万。
 ビアンカとルージュは、現金は出ないが、出るのは桁違い。上級ポーションがズラリと並んでいたり、宝飾品の石もでかかあ。武器類も何種類も一気に出たり、楽器も出ましたグランドピアノ。それ以外にもシルクの布が巻物のように多量に出てきた。このモスグリーンの生地いいなあ。春先にワンピース的な、あ、私の顔に合わないかな? うーん、似合わんかなあ?
「どうしたん姉ちゃん? さっきからおかしかばい」
「ん? ほらこの淡い緑の生地さ、ワンピースにさ」
「どこに着てくん?」
「ですよね」
 だよねえ、着てくところがないよね。向こうならH駅やT周辺にお出掛けとかするのが、細やかな楽しみだったんだけどね。寂しかなあ。
「パーカーさんにお願いしたら? ダイアナちゃんの半成人見に行くんやろ?」
「それや、それ、じゃあ、これは引き取りで」
 急に楽しみになってきた。この色が合うか分からんけん、全部引き取ろう。
 うふふふ、楽しみになってきた。
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