157 / 853
連載
次への⑦
しおりを挟む
支援魔法のスキルアップに関しては、基本的には保持者の晃太の考えにお任せした。
あれからいろいろ考えているようだ。
時空神様の言い方だと、とにかく数をこなさなくてはならない。なので、常に私、晃太、ノワールには支援を心掛けることになる。
「後、スライム部屋や。元気達にもかけたら、かなり違わん?」
「そうやね」
「元気とコハクは走り回るから、攻撃力と防御力で、ルリ達には防御力メインにするかね」
そんなこんなで数日経過。
結局、ビアンカとルージュの強い希望で3日間延長をした。まあ、母達には数日の延長の可能性があるって言ってあったしね。
37階まで来た。
『ステーキなのですッ』
『ローストビーフになりなさいッ』
ワイバーンがパタパタ落ちてる。
相変わらず、凄かあ。
私達はルームに避難し、ダイニングキッチンからぼや~、と観戦。
「ブヒヒヒンッ」
ノワールが興奮、ダメだって、いくらなんでも空飛ぶ相手に分が悪いと、待機を言われてご不満のようだ。
私はコンロフル回転で、カレーを作っている。ワイバーンのランプ辺りのお肉を使用したカレー。ちゃんと父の鑑定付き、私達は、熱を通すこと。ビアンカとルージュは生でもいいそうだけど。
しかし、大量のお肉だなあ。そうだ、ステーキも乗せてあげよう。ワイバーンのお肉祭りだ。
「晃太、サーロインば出して」
「んー」
カレー+サーロイン祭りは大好評だった。
最後の最後の37階のボス部屋。
ビアンカが開けて、ルージュが光の貴婦人(リュミライトレディ)で光を放ち、飛び込む。ビアンカが風乙女(シルフィリア)で続く。
ちゅどん、どかん、ちゅどん、どかん。
相変わらず、凄かあ。
『終わったのです』
「お疲れさん、晃太お茶ば。なんやったね?」
『動く鎧(リビングアーマー)よ。今回はライダー系ね』
「ライダー?」
変身したの? とうっ、て。
『動く鎧(リビングアーマー)は人型だけではないのよ。ウルフ型、ジャガー型、馬型、サイ型なんかあるの。今回は馬型で突撃してきたわ。馬型は5匹だけだったけど。私達の敵ではないわ』
動く鎧が馬に乗って突撃って。想像したら恐ろしい。本当に軍隊ダンジョンだなあ。
もし、これが、普通に地上でみたら、軍隊にみえるだろう。
それが、敵ではないわって。
………………考えないようにしよう。
ビアンカやルージュより強いのおる。
ほら、フォレストガーディアンウルフお母さんとか、お兄さんとか、彼女さんとか。皇帝竜(カイザードラゴン)の主様とかね。
気をとりなおし、ボス部屋を覗く。
おびただしい数の武器が転がってる。
晃太と手分けして拾い集めた。今回は馬型のリビングアーマーだったせいか、鞍や馬具、蹄鉄が出てきた。
「晃太、いくつ?」
「えっとなあ。ロングソードが20、槍が16、ハルバートが6、メイスが34、斧が18、ナイフが49、盾が13、鞍が3、馬具類がいろいろ16、蹄鉄が8、魔石が150、ちょっと大きい魔石が25、大きい魔石が5」
凄か数。
最後の〆に出てきた宝箱。
ルージュがチェックして、罠があり。
『ちょっと待ってね。はい、大丈夫よ』
「ありがとう、晃太、どうぞ」
「ん」
ワクワク。
中にはビロードの箱が3つ。ペンダントサイズが1つと、平べったいサイズが2つ。
まずはペンダントサイズを開ける。小さな水晶のような石が下がったペンダント。
「魔力は?」
『感じるわ』
「なら、お父さんの鑑定待ちやね」
次に晃太が平べったい箱を開ける。
緑色の宝石、多分エメラルドとダイヤモンドのイヤリング、ネックレス、髪飾りだ。魔力はなし、買い取りやな。
最後の箱には、指輪が6つとシンプルなブレスレットが並ぶ。
「魔力は?」
『感じるわ』
「鑑定まちやね」
しかし、今回はマジックアイテムが多いなあ。
マジックバッグと予想される革のポーチはなんと10個もあるし、魔法の水筒も、ビールケース3個分72本もある。魔力を感じるという指輪等のアクセサリーも結構あるし。
すべてのドロップ品と、宝箱の中身を晃太のアイテムボックスに。
「さ、帰ろうか」
「そやな」
出てきた脱出用魔法陣に全員で乗る。元気のリードは晃太、コハクのリードは私が持つ。
『いいのですか?』
ビアンカが全員いるのを確認し、魔力を流した。
景色が変わる。
10日振りの外だ。
さて、まずはギルドかな? なんて思っていると。
『ユイ、マーファにいた雄達よ』
ルージュが注意してきた。
「雄って、ああ、そうか」
ここはスカイランだ。ここにいるマーファの人ってなると。
「「ミズサワさーん」」
手を振って駆け寄って来たのは、マアデン君とハジェル君だ。
後ろにはロッシュさん、シュタインさん、ラーヴさんがいる。
「お久し振りです、皆さん」
「「お久し振りですっ」」
元気やあ。
「わんわんっ」
うん、うちの元気がハジェル君のポケットに食らいつく。
「もう、やめんね元気、ごめんねハジェル君」
「いいっす。元気君変わらないっすね、あ、変わらないですね」
言い直している。元気は次にシュタインさんに飛びかかっている。リードを持った晃太が引き摺られていく。シュタインさんは、ちょっと驚いていたが、満面の笑みでもふもふ。
「元気君、大きくなったね」
撫でてくれるシュタインさんを、元気がペロペロ。
確かに元気、ちょっと大きくなったかな? 秋田犬でも大型秋田犬かな?
「ミズサワさん、お久し振りです。やっぱり、ミズサワさん達が先にスカイランに到着しましたね」
「ノワールが早いので」
ロッシュさんも挨拶してきた。コハクがロッシュさんの足にすりすりしている。
「皆さん、今、スカイランに?」
「一昨日です。今日、いろいろ調達して明日から軍隊ダンジョンにいく予定です」
「そうですか、お気をつけてくださいね。あ、魔法の水筒いります? たくさんあるので良かったら」
晃太がアイテムボックスに手を入れて探す。
「か、買い取りに出した方がいいんじゃないです? ミズサワさん達の功績になりませんよ」
「はあ、でも72本もあるし」
ロッシュさんの顔が停止する。強面が停止する。
「な、ななじゅう…………」
呟いて、強面の顔が再起動。
「ありがとうございますミズサワさん。実は一本あるんです。なので、お気持ちだけで十分です」
「そうなんですね」
なんて話していると、ルージュが少し低い唸り声を上げる。
『ユイ、妙な連中がいるわ、注意して』
「え?」
妙な連中? なにそれ?
ただ、低い唸り声を上げたので、ロッシュさんが後退り。
「あっ、元気っ」
リードを持っていた晃太が声を上げる。シュタインさんに撫でられていた元気が突然走り出す。リードを接続していた金具が、割れている。
いくらまだ生後半年とは言え、元気のサイズは秋田犬。しかもパワーは半端ないし、とにかくやんちゃ。飛びかかれたら転倒必須、高齢者なんか、骨折ものや。
私は血の気が引いて、追いかけようとする前に、ビアンカが素早く元気の前に。ああ、良かった、元気が止まる。回りはドン引きしてるけど。
『元気、人型がたくさんいるところでいきなり走ったらダメなのです。お前はまだ、力の使い方がわかっていないのですから、誰かにぶつかったりでもしたら、ケガをさせてしまうのですよ』
「わんわんっ」
本当にわかっているのかね元気君や。コハクはじっとそれを見ている。もちろんラーヴさんに撫でられていたルリやクリス、私にぴったりくっついているヒスイもだ。
まあ、大事にならんで良かった。
胸を撫で下ろす。
『ビアンカッ』
『わかっているのです』
ルージュとビアンカが、何やら分からないコンタクトを取っている。
「躾のなっていない従魔めッ」
見た感じ、まだ、若い子、格好からして冒険者みたいな子供が、ビアンカと元気に向かって剣を振り上げていた。
あれからいろいろ考えているようだ。
時空神様の言い方だと、とにかく数をこなさなくてはならない。なので、常に私、晃太、ノワールには支援を心掛けることになる。
「後、スライム部屋や。元気達にもかけたら、かなり違わん?」
「そうやね」
「元気とコハクは走り回るから、攻撃力と防御力で、ルリ達には防御力メインにするかね」
そんなこんなで数日経過。
結局、ビアンカとルージュの強い希望で3日間延長をした。まあ、母達には数日の延長の可能性があるって言ってあったしね。
37階まで来た。
『ステーキなのですッ』
『ローストビーフになりなさいッ』
ワイバーンがパタパタ落ちてる。
相変わらず、凄かあ。
私達はルームに避難し、ダイニングキッチンからぼや~、と観戦。
「ブヒヒヒンッ」
ノワールが興奮、ダメだって、いくらなんでも空飛ぶ相手に分が悪いと、待機を言われてご不満のようだ。
私はコンロフル回転で、カレーを作っている。ワイバーンのランプ辺りのお肉を使用したカレー。ちゃんと父の鑑定付き、私達は、熱を通すこと。ビアンカとルージュは生でもいいそうだけど。
しかし、大量のお肉だなあ。そうだ、ステーキも乗せてあげよう。ワイバーンのお肉祭りだ。
「晃太、サーロインば出して」
「んー」
カレー+サーロイン祭りは大好評だった。
最後の最後の37階のボス部屋。
ビアンカが開けて、ルージュが光の貴婦人(リュミライトレディ)で光を放ち、飛び込む。ビアンカが風乙女(シルフィリア)で続く。
ちゅどん、どかん、ちゅどん、どかん。
相変わらず、凄かあ。
『終わったのです』
「お疲れさん、晃太お茶ば。なんやったね?」
『動く鎧(リビングアーマー)よ。今回はライダー系ね』
「ライダー?」
変身したの? とうっ、て。
『動く鎧(リビングアーマー)は人型だけではないのよ。ウルフ型、ジャガー型、馬型、サイ型なんかあるの。今回は馬型で突撃してきたわ。馬型は5匹だけだったけど。私達の敵ではないわ』
動く鎧が馬に乗って突撃って。想像したら恐ろしい。本当に軍隊ダンジョンだなあ。
もし、これが、普通に地上でみたら、軍隊にみえるだろう。
それが、敵ではないわって。
………………考えないようにしよう。
ビアンカやルージュより強いのおる。
ほら、フォレストガーディアンウルフお母さんとか、お兄さんとか、彼女さんとか。皇帝竜(カイザードラゴン)の主様とかね。
気をとりなおし、ボス部屋を覗く。
おびただしい数の武器が転がってる。
晃太と手分けして拾い集めた。今回は馬型のリビングアーマーだったせいか、鞍や馬具、蹄鉄が出てきた。
「晃太、いくつ?」
「えっとなあ。ロングソードが20、槍が16、ハルバートが6、メイスが34、斧が18、ナイフが49、盾が13、鞍が3、馬具類がいろいろ16、蹄鉄が8、魔石が150、ちょっと大きい魔石が25、大きい魔石が5」
凄か数。
最後の〆に出てきた宝箱。
ルージュがチェックして、罠があり。
『ちょっと待ってね。はい、大丈夫よ』
「ありがとう、晃太、どうぞ」
「ん」
ワクワク。
中にはビロードの箱が3つ。ペンダントサイズが1つと、平べったいサイズが2つ。
まずはペンダントサイズを開ける。小さな水晶のような石が下がったペンダント。
「魔力は?」
『感じるわ』
「なら、お父さんの鑑定待ちやね」
次に晃太が平べったい箱を開ける。
緑色の宝石、多分エメラルドとダイヤモンドのイヤリング、ネックレス、髪飾りだ。魔力はなし、買い取りやな。
最後の箱には、指輪が6つとシンプルなブレスレットが並ぶ。
「魔力は?」
『感じるわ』
「鑑定まちやね」
しかし、今回はマジックアイテムが多いなあ。
マジックバッグと予想される革のポーチはなんと10個もあるし、魔法の水筒も、ビールケース3個分72本もある。魔力を感じるという指輪等のアクセサリーも結構あるし。
すべてのドロップ品と、宝箱の中身を晃太のアイテムボックスに。
「さ、帰ろうか」
「そやな」
出てきた脱出用魔法陣に全員で乗る。元気のリードは晃太、コハクのリードは私が持つ。
『いいのですか?』
ビアンカが全員いるのを確認し、魔力を流した。
景色が変わる。
10日振りの外だ。
さて、まずはギルドかな? なんて思っていると。
『ユイ、マーファにいた雄達よ』
ルージュが注意してきた。
「雄って、ああ、そうか」
ここはスカイランだ。ここにいるマーファの人ってなると。
「「ミズサワさーん」」
手を振って駆け寄って来たのは、マアデン君とハジェル君だ。
後ろにはロッシュさん、シュタインさん、ラーヴさんがいる。
「お久し振りです、皆さん」
「「お久し振りですっ」」
元気やあ。
「わんわんっ」
うん、うちの元気がハジェル君のポケットに食らいつく。
「もう、やめんね元気、ごめんねハジェル君」
「いいっす。元気君変わらないっすね、あ、変わらないですね」
言い直している。元気は次にシュタインさんに飛びかかっている。リードを持った晃太が引き摺られていく。シュタインさんは、ちょっと驚いていたが、満面の笑みでもふもふ。
「元気君、大きくなったね」
撫でてくれるシュタインさんを、元気がペロペロ。
確かに元気、ちょっと大きくなったかな? 秋田犬でも大型秋田犬かな?
「ミズサワさん、お久し振りです。やっぱり、ミズサワさん達が先にスカイランに到着しましたね」
「ノワールが早いので」
ロッシュさんも挨拶してきた。コハクがロッシュさんの足にすりすりしている。
「皆さん、今、スカイランに?」
「一昨日です。今日、いろいろ調達して明日から軍隊ダンジョンにいく予定です」
「そうですか、お気をつけてくださいね。あ、魔法の水筒いります? たくさんあるので良かったら」
晃太がアイテムボックスに手を入れて探す。
「か、買い取りに出した方がいいんじゃないです? ミズサワさん達の功績になりませんよ」
「はあ、でも72本もあるし」
ロッシュさんの顔が停止する。強面が停止する。
「な、ななじゅう…………」
呟いて、強面の顔が再起動。
「ありがとうございますミズサワさん。実は一本あるんです。なので、お気持ちだけで十分です」
「そうなんですね」
なんて話していると、ルージュが少し低い唸り声を上げる。
『ユイ、妙な連中がいるわ、注意して』
「え?」
妙な連中? なにそれ?
ただ、低い唸り声を上げたので、ロッシュさんが後退り。
「あっ、元気っ」
リードを持っていた晃太が声を上げる。シュタインさんに撫でられていた元気が突然走り出す。リードを接続していた金具が、割れている。
いくらまだ生後半年とは言え、元気のサイズは秋田犬。しかもパワーは半端ないし、とにかくやんちゃ。飛びかかれたら転倒必須、高齢者なんか、骨折ものや。
私は血の気が引いて、追いかけようとする前に、ビアンカが素早く元気の前に。ああ、良かった、元気が止まる。回りはドン引きしてるけど。
『元気、人型がたくさんいるところでいきなり走ったらダメなのです。お前はまだ、力の使い方がわかっていないのですから、誰かにぶつかったりでもしたら、ケガをさせてしまうのですよ』
「わんわんっ」
本当にわかっているのかね元気君や。コハクはじっとそれを見ている。もちろんラーヴさんに撫でられていたルリやクリス、私にぴったりくっついているヒスイもだ。
まあ、大事にならんで良かった。
胸を撫で下ろす。
『ビアンカッ』
『わかっているのです』
ルージュとビアンカが、何やら分からないコンタクトを取っている。
「躾のなっていない従魔めッ」
見た感じ、まだ、若い子、格好からして冒険者みたいな子供が、ビアンカと元気に向かって剣を振り上げていた。
2,447
お気に入りに追加
7,885
あなたにおすすめの小説

【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、 私は妹として生きる事になりました
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
*レンタル配信されました。
レンタルだけの番外編ssもあるので、お読み頂けたら嬉しいです。
【伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?】

落ちこぼれ公爵令息の真実
三木谷夜宵
ファンタジー
ファレンハート公爵の次男セシルは、婚約者である王女ジェニエットから婚約破棄を言い渡される。その隣には兄であるブレイデンの姿があった。セシルは身に覚えのない容疑で断罪され、魔物が頻繁に現れるという辺境に送られてしまう。辺境の騎士団の下働きとして物資の輸送を担っていたセシルだったが、ある日拠点の一つが魔物に襲われ、多数の怪我人が出てしまう。物資が足らず、騎士たちの応急処置ができない状態に陥り、セシルは祈ることしかできなかった。しかし、そのとき奇跡が起きて──。
設定はわりとガバガバだけど、楽しんでもらえると嬉しいです。
投稿している他の作品との関連はありません。
カクヨムにも公開しています。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。

〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……

あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。