88 / 820
連載
治験始動④
しおりを挟む
午後からパーカーさんのお店に。
私とビアンカとルージュのみ。両親と晃太は、孤児院に持っていく服や靴、タオル等の日用品を数えて、不足分のチェックだ。現在の孤児は80名。
「ミズサワさん、パンありがとうございます。どれも美味しかったです」
迎えに来てくれたロッシュさんが、お礼を言ってきた。
「良かったです。足りました?」
多分食べ盛り男性5人だから、足りなかったんじゃないかな?
「はい。ありがとうございます」
足りたようだ。良かった。
パーカーさんのお店に問題なく到着。
お店にお客さんがいないのを、確認する。
「ごめんください」
「ああ、ミズサワさんっ」
パーカーさんが駆け寄って来た。
「ダイアナがよくなったのは、すべてミズサワさんのお陰です。本当にありがとうございます」
深く頭を下げるパーカーさん、奥からジョシュアさんとパトリックさんが出てきて並んで頭を下げる。ダイアナちゃんは元気に無料の読み書き教室に、再び通っていると。
「皆さんが、看病したからですよ。それでですね。薬の件でご報告が」
店舗の奥の応接室に通され、私が企画書の件を説明。ビアンカとルージュは、外でロッシュさんとシュタインさんと待ってもらう。
「せっかくお知恵を借りたのですが、私達では荷が重くて、セザール様と薬師ギルドにおまかせすることになりました」
「そうですか。私達に異論はございません。ダイアナを救って頂いたお礼にもなりません」
パーカーさんは息をつく。
「これがうまく行けば、たくさんの子供が救われます。私達のように、救われる家族もいるでしょう。ぜひ、成功してほしいです」
心底そう思っているパーカーさんの言葉には、切実なものが滲んでいる。
「そうですね。そう、願います。あ、これダンジョンのお土産です」
私はアイテムボックスから果物や牛乳瓶、モッツァレラチーズを出す。
「そんな、こんな高価なもの頂けません」
「大丈夫ですよ。ビアンカとルージュのお陰で、とんでもない数が手に入りましたから」
ちゅどん、どかん、で。
私がこんな感じで拾いましたと、言うと、パーカーさん達の顔から表情が一瞬消える。
「多分また冷蔵庫ダンジョンに行くと思うので、どうぞどうぞ。ダイアナちゃんに食べさせてください」
「ミズサワさん、ありがとうございました」
受け取ってくれた。それからちょっとお話しして、お店を出る。パーカーさん達が、丁寧に見送ってくれた。
『ユイ、ユイ、いつダンジョン行くのです?』
『明日?』
さすがの聴覚だね。
「聞こえとったね? 来週ギルドに行かんといかんし、孤児院にも行かんといかんし。行けても2、3日よ」
『いいのです』
『ダンジョンダンジョン』
どんだけ戦いたいんね。
まあ、あの貝柱ほしいかな。
「ユイさん、ダンジョンに行かれるんですか?」
シュタインさんが聞いてくる。
「すぐには行きませんけど。近々行くと思います」
『『ダンジョンダンジョンダンジョン』』
「合唱せんで」
帰りにビアンカとルージュが屋台を覗くため、大量に購入。
『ユイ、あれも食べたいのです』
『あれも食べたいわ』
「無理たい、アイテムボックスがパンパンたい、もう入らんばい」
私のアイテムボックスの許容オーバーなのか、お肉の串焼きが途中で入らない。こんな時、晃太のアイテムボックスSSSがうらやましい。
他の屋台の主人らしき人が、がーん、みたいな顔だ。うちわでせっせと匂いを送ってくれていたのに。
「ユイさん、持ちますよ。俺達はそれも仕事ですから」
シュタインさんが言ってくれたが、申し訳ない。
『気が利くのです』
『そうね』
「あのね、お二人さん」
いくらなんでも、と思ったけど、キラキラなお目目に負けて、持てる範囲で購入してしまった。すみません、ロッシュさん、シュタインさん。
2日後。
私達は総出で孤児院へ。ノワールだけ、お留守番。ニンジンをあげたら、上機嫌でブヒヒヒンッ。
あの巨大貝柱で作ったクラムチャウダー持参して。
「あ、おばちゃんっ」
わー、と子供達が母に集まる。あははん、私じゃなくて良かった。
「おばちゃんっ」
「あの丸いお肉入ったシチュー食べたいっ」
「お腹すいたっ」
母は笑顔だ。
「今日はね、貝柱の入ったシチューよ~」
「「「わーいっ」」」
私とビアンカとルージュ、5匹の仔達、シュタインさんとハジェル君は庭に出る。元気とコハクはリード装着。ハジェル君と走り回る子供達は楽しそうだ。私とシュタインさんも一緒に遊ぶ。これは明日筋肉痛やな。ビアンカとルージュはおとなしくお座り。その背中によじ登る子供達にシスターが、落ちないように必死についている。ちょっと人見知りのルリとクリスには、説明したら、年長の子供達が優しく撫でている。ヒスイは私の足元にぴったりだ。子供達に飛びかかりそうな、元気とコハクのリードを握る。肩、抜けそう。途中でシュタインさんにもリードを持ってもらった。
しばらくして、シスターがお昼のお知らせ。
子供達が、わー、と向かって行く。
『やっと行ったのです』
『疲れるわ』
「あはは、お疲れさん」
ぺたり、となるビアンカとルージュ。
「あわわわッ」
ハジェル君が悲鳴を上げる。元気がポケットに食らいついている。好きねポケット。そして引っ張られるシュタインさん。
「こら、元気、ダメよ」
『元気、やめるのです』
必死にポケットに食らいつく元気。首と尻尾を左右に振って、生地が悲鳴を上げる。食らいつく元気の口を開けようとしたが、がっちり噛んでいる。
一気に首を振るパワーが増す。
あ、破れる。
ビリリリリッ
「あーッ」
あ、ポケットがっ。
ポケットを食いちぎった元気は、それを意気揚々と振り回す。リードを持ってもらっていたシュタインさんもどうしていいかわからない顔だ。コハクまでそのポケットの残骸目掛けて飛びかかり、しっちゃかめっちゃかだ。ビアンカに元気を押さえてもらい、やっとこさ無事にポケット回収。
「ごめんねハジェル君、弁償するけん」
その前に、母に直してもらえるか見てもらおう。微妙に肌色が覗いている。
「ポケットくらいですから、大丈夫です」
「そんな訳には行かないですよ。母にせめて応急措置してもらいますから」
ポケットの残骸に向かってジャンプする元気とコハクに、引き倒されそうになり、とりあえずアイテムボックスに入れる。
母達が来て、ポケットの件を説明。謝罪してチェックすると、なんとかなりそうだと。
元気に、め、していたけど、当人は分かってない。尻尾振って、へっへ言ってる。
帰り際、院長先生が来て、応接室に案内された。
シュタインさんとハジェル君には、そのまま庭にいてもらう。元気達がいるからね。ビアンカとルージュはそのままお昼寝してる。
「この度は本当にありがとうございます。デニスが元気になり、またたくさんの服や靴、食事と本当にありがとうございます」
深く感謝される。
シスターがハーブティーを淹れてくれる。
建物の件についても説明する。
「もしかしたら、業者さんが来るかもしれませんので」
「そんな。これだけの事をしてただいたのに」
「ほとんどが従魔が稼いだので、気にしないでください」
マーファに来て4億くらい転がり込んで来たけど、実感がないのが怖い。ドロップ品拾ったくらいだし。まだ、これからも入るだろう。そうなれば、何かおかしくなりそうで怖い。
恐縮する院長先生に、なんとか納得してもらい、庭に戻る。
そこには、もうひとつのハジェル君のポケットを食い千切り、咥えて走る元気がいた。
私とビアンカとルージュのみ。両親と晃太は、孤児院に持っていく服や靴、タオル等の日用品を数えて、不足分のチェックだ。現在の孤児は80名。
「ミズサワさん、パンありがとうございます。どれも美味しかったです」
迎えに来てくれたロッシュさんが、お礼を言ってきた。
「良かったです。足りました?」
多分食べ盛り男性5人だから、足りなかったんじゃないかな?
「はい。ありがとうございます」
足りたようだ。良かった。
パーカーさんのお店に問題なく到着。
お店にお客さんがいないのを、確認する。
「ごめんください」
「ああ、ミズサワさんっ」
パーカーさんが駆け寄って来た。
「ダイアナがよくなったのは、すべてミズサワさんのお陰です。本当にありがとうございます」
深く頭を下げるパーカーさん、奥からジョシュアさんとパトリックさんが出てきて並んで頭を下げる。ダイアナちゃんは元気に無料の読み書き教室に、再び通っていると。
「皆さんが、看病したからですよ。それでですね。薬の件でご報告が」
店舗の奥の応接室に通され、私が企画書の件を説明。ビアンカとルージュは、外でロッシュさんとシュタインさんと待ってもらう。
「せっかくお知恵を借りたのですが、私達では荷が重くて、セザール様と薬師ギルドにおまかせすることになりました」
「そうですか。私達に異論はございません。ダイアナを救って頂いたお礼にもなりません」
パーカーさんは息をつく。
「これがうまく行けば、たくさんの子供が救われます。私達のように、救われる家族もいるでしょう。ぜひ、成功してほしいです」
心底そう思っているパーカーさんの言葉には、切実なものが滲んでいる。
「そうですね。そう、願います。あ、これダンジョンのお土産です」
私はアイテムボックスから果物や牛乳瓶、モッツァレラチーズを出す。
「そんな、こんな高価なもの頂けません」
「大丈夫ですよ。ビアンカとルージュのお陰で、とんでもない数が手に入りましたから」
ちゅどん、どかん、で。
私がこんな感じで拾いましたと、言うと、パーカーさん達の顔から表情が一瞬消える。
「多分また冷蔵庫ダンジョンに行くと思うので、どうぞどうぞ。ダイアナちゃんに食べさせてください」
「ミズサワさん、ありがとうございました」
受け取ってくれた。それからちょっとお話しして、お店を出る。パーカーさん達が、丁寧に見送ってくれた。
『ユイ、ユイ、いつダンジョン行くのです?』
『明日?』
さすがの聴覚だね。
「聞こえとったね? 来週ギルドに行かんといかんし、孤児院にも行かんといかんし。行けても2、3日よ」
『いいのです』
『ダンジョンダンジョン』
どんだけ戦いたいんね。
まあ、あの貝柱ほしいかな。
「ユイさん、ダンジョンに行かれるんですか?」
シュタインさんが聞いてくる。
「すぐには行きませんけど。近々行くと思います」
『『ダンジョンダンジョンダンジョン』』
「合唱せんで」
帰りにビアンカとルージュが屋台を覗くため、大量に購入。
『ユイ、あれも食べたいのです』
『あれも食べたいわ』
「無理たい、アイテムボックスがパンパンたい、もう入らんばい」
私のアイテムボックスの許容オーバーなのか、お肉の串焼きが途中で入らない。こんな時、晃太のアイテムボックスSSSがうらやましい。
他の屋台の主人らしき人が、がーん、みたいな顔だ。うちわでせっせと匂いを送ってくれていたのに。
「ユイさん、持ちますよ。俺達はそれも仕事ですから」
シュタインさんが言ってくれたが、申し訳ない。
『気が利くのです』
『そうね』
「あのね、お二人さん」
いくらなんでも、と思ったけど、キラキラなお目目に負けて、持てる範囲で購入してしまった。すみません、ロッシュさん、シュタインさん。
2日後。
私達は総出で孤児院へ。ノワールだけ、お留守番。ニンジンをあげたら、上機嫌でブヒヒヒンッ。
あの巨大貝柱で作ったクラムチャウダー持参して。
「あ、おばちゃんっ」
わー、と子供達が母に集まる。あははん、私じゃなくて良かった。
「おばちゃんっ」
「あの丸いお肉入ったシチュー食べたいっ」
「お腹すいたっ」
母は笑顔だ。
「今日はね、貝柱の入ったシチューよ~」
「「「わーいっ」」」
私とビアンカとルージュ、5匹の仔達、シュタインさんとハジェル君は庭に出る。元気とコハクはリード装着。ハジェル君と走り回る子供達は楽しそうだ。私とシュタインさんも一緒に遊ぶ。これは明日筋肉痛やな。ビアンカとルージュはおとなしくお座り。その背中によじ登る子供達にシスターが、落ちないように必死についている。ちょっと人見知りのルリとクリスには、説明したら、年長の子供達が優しく撫でている。ヒスイは私の足元にぴったりだ。子供達に飛びかかりそうな、元気とコハクのリードを握る。肩、抜けそう。途中でシュタインさんにもリードを持ってもらった。
しばらくして、シスターがお昼のお知らせ。
子供達が、わー、と向かって行く。
『やっと行ったのです』
『疲れるわ』
「あはは、お疲れさん」
ぺたり、となるビアンカとルージュ。
「あわわわッ」
ハジェル君が悲鳴を上げる。元気がポケットに食らいついている。好きねポケット。そして引っ張られるシュタインさん。
「こら、元気、ダメよ」
『元気、やめるのです』
必死にポケットに食らいつく元気。首と尻尾を左右に振って、生地が悲鳴を上げる。食らいつく元気の口を開けようとしたが、がっちり噛んでいる。
一気に首を振るパワーが増す。
あ、破れる。
ビリリリリッ
「あーッ」
あ、ポケットがっ。
ポケットを食いちぎった元気は、それを意気揚々と振り回す。リードを持ってもらっていたシュタインさんもどうしていいかわからない顔だ。コハクまでそのポケットの残骸目掛けて飛びかかり、しっちゃかめっちゃかだ。ビアンカに元気を押さえてもらい、やっとこさ無事にポケット回収。
「ごめんねハジェル君、弁償するけん」
その前に、母に直してもらえるか見てもらおう。微妙に肌色が覗いている。
「ポケットくらいですから、大丈夫です」
「そんな訳には行かないですよ。母にせめて応急措置してもらいますから」
ポケットの残骸に向かってジャンプする元気とコハクに、引き倒されそうになり、とりあえずアイテムボックスに入れる。
母達が来て、ポケットの件を説明。謝罪してチェックすると、なんとかなりそうだと。
元気に、め、していたけど、当人は分かってない。尻尾振って、へっへ言ってる。
帰り際、院長先生が来て、応接室に案内された。
シュタインさんとハジェル君には、そのまま庭にいてもらう。元気達がいるからね。ビアンカとルージュはそのままお昼寝してる。
「この度は本当にありがとうございます。デニスが元気になり、またたくさんの服や靴、食事と本当にありがとうございます」
深く感謝される。
シスターがハーブティーを淹れてくれる。
建物の件についても説明する。
「もしかしたら、業者さんが来るかもしれませんので」
「そんな。これだけの事をしてただいたのに」
「ほとんどが従魔が稼いだので、気にしないでください」
マーファに来て4億くらい転がり込んで来たけど、実感がないのが怖い。ドロップ品拾ったくらいだし。まだ、これからも入るだろう。そうなれば、何かおかしくなりそうで怖い。
恐縮する院長先生に、なんとか納得してもらい、庭に戻る。
そこには、もうひとつのハジェル君のポケットを食い千切り、咥えて走る元気がいた。
2,071
お気に入りに追加
7,674
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
別に構いませんよ、離縁するので。
杉本凪咲
恋愛
父親から告げられたのは「出ていけ」という冷たい言葉。
他の家族もそれに賛同しているようで、どうやら私は捨てられてしまうらしい。
まあいいですけどね。私はこっそりと笑顔を浮かべた。
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
【完結】虐げられた令嬢の復讐劇 〜聖女より格上の妖精の愛し子で竜王様の番は私です~
大福金
ファンタジー
10歳の時、床掃除をしている時に水で足を滑らせ前世の記憶を思い出した。侯爵家令嬢ルチア
8さいの時、急に現れた義母に義姉。
あれやこれやと気がついたら部屋は義姉に取られ屋根裏に。
侯爵家の娘なのに、使用人扱い。
お母様が生きていた時に大事にしてくれた。使用人たちは皆、義母が辞めさせた。
義母が連れてきた使用人達は私を義母と一緒になってこき使い私を馬鹿にする……
このままじゃ先の人生詰んでる。
私には
前世では25歳まで生きてた記憶がある!
義母や義姉!これからは思い通りにさせないんだから!
義母達にスカッとざまぁしたり
冒険の旅に出たり
主人公が妖精の愛し子だったり。
竜王の番だったり。
色々な無自覚チート能力発揮します。
竜王様との溺愛は後半第二章からになります。
※完結まで執筆済みです。(*´꒳`*)10万字程度。
※後半イチャイチャ多めです♡
※R18描写♡が入るシーンはタイトルに★マークをいれています。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。