87 / 820
連載
治験始動③
しおりを挟む
そのガーガリア妃がセザール様とフェリアレーナ様の結婚を2度も妨害。自分でマーファに嫁げって言っておいて。
1度目は5年前。その時既にフェリアレーナ様は、マーファのハルスフォン家で1年間、家風やマーファの習わし等のお勉強は済み、後は結婚式を挙げるだけになっていた時。自国が日照りとなったと言って、結婚式の延期を要求。しかし調べたらマーファの天災までではなく、帝国では、一部地域で雨が1ヶ月降らなかったそうで、乾燥の時期にはよくあることらしい。だけど、先代皇帝が行った援助を振りかざし、向こうからの駐在員みたいのまで乗り出し断念。
そして、2年前。
「結婚式前日、王家の人々が花嫁衣装を前に、穏やかに過ごしていた時に、いきなり割り込んで来て花嫁衣装に火をつけたのです」
花嫁衣装はあっという間に焼け、必死に避難をする中でガーガリア妃は狂ったように笑っていたそうだ。
「しかも、そこはマーファのハルスフォン家の中、下手したら大惨事なのに。すべてはフェリアレーナ様とカトリーナ様が悪いのだ、幸せな結婚式などさせてなるものかとまさに狂人だったと。そこには王や先代王妃様もいたのにです」
立派な犯罪者やん。
あまりのガーガリア妃の狂人振りに結婚式は延期。せっかくの花嫁衣装が焼けてしまったしね。
火は延焼しなかったからいいようなものの、下手したら大惨事。ガーガリア妃は今では年に1度の年始の挨拶以外、顔を出さず、王宮の奥に軟禁中。まあ、当然だね。もともと公務にきちんと顔を出すことはなかったらしいが、それでも発言力はあるそうだ。手に負えない人だね。
「そのガーガリア妃の出身国は、何も言わないんですか?」
「先代皇帝が生きていたら、ここまではならなかったと思いますが。いかんせん、現在の皇帝がガーガリア妃の肩を持つんです。何かあるとはと思いますがね。帝国も援助の件を振りかざしています。帝国は東大陸最強ですからね。こちらも強く言えない、向こうはそれが分かっているんです。せめて、援助分を返済出来れば、ガーガリア妃を帝国に返せるのですが。それで今でもセザール様はフェリアレーナ様を迎えられないのです」
さっき見た、イケメンセザール様、苦労しているんだね。
なんでもアルティーナ帝国は、ユリアレーナ王国の国土は10倍。国力も相応になり。国内事情も良質な鉱山をいくつも抱え、広大な農耕地帯もあり、軍隊も強く東大陸6割は帝国領。他の東大陸の国々とも、うまく付き合っているが、国力が半端ないから従っているのが実情。今は安全牌のガーガリア妃がこちらにいるのと、先代皇帝の威光や条約などで、ユリアレーナとは比較的穏やかなのだそうだ。
「大変な人が妃ですね」
話を聞いただけでの感想がポロリとでた。ただ、そのガーガリア妃に私が同情したのは、先の話となる。
「はい。せめてもの救いはセザール様とフェリアレーナ様がお互いを大事に想われていることです。今回のこの件が上手く行けば、フェリアレーナ様を迎える事に問題はないかと」
今でも色々ガーガリア妃は、フェリアレーナ様や、マーファに難癖つけているらしい。国王様、フェリアレーナ様のお父様は次こそは何があっても嫁がせる気でいる。色々あって、フェリアレーナ様は今年で25歳。早婚のこの世界では立派な行き遅れ。面倒な事に女性貴族や女性の王族の行き遅れは、手に職がなければ、ほとんどが修道院にいくと。リミットは30歳。
「そうですか。上手くいくといいですね」
「ええ、そう願います」
「でもリティアさん、ずいぶん詳しいですね」
特に放火の件とか、伏せられていると思うけど。いくら妃とはいえ、放火って重罪よね。今でも年始の挨拶して妃の座にいるなら、罪に問われてないわけよね。その帝国の圧力でそうなっているんだろうけど。自分の夫と義理の母親がいる前で火をつけたんだから。
「大概の事は知ってますよ。姉が先代王妃の侍女をしていますから。それに姪がフェリアレーナ様の侍女をしています。まあ、私だけではありません。この話はギルドの上の方なら大概知ってますよ。ガーガリア妃からの指示を受けないように、暗黙のルールを張ってますから」
へえ。
『ユイ、まだ、かかるのですか?』
『お腹空いたわ。コハク達のお乳も上げないと』
「あ、そうやね。そろそろ失礼します。じゃない、後もうひとつご相談が」
ビアンカとルージュにちょっと待ってね、と言って、宥める。
「実は」
ぼろぼろの孤児院の件だ。
「改修もしくは建て直ししてもらえる職人さんの紹介をしてほしくて。あ、それと果樹のお世話の仕方を教えてくれる方を紹介していただけると」
リティアさんは快く聞いてくれた。
「そうでございますか。私の一存ではできませんので、上の者と相談させてください。そうですね、来週の水曜日までに大工工房の選出、それからいくつかの案と、ある程度概算を出します」
「はい、お願いします」
来週ね。こちらの曜日は向こうと同じ、日、月、火、水、木、金、土だ。
その時に、蜂蜜なんかの買い取りもお願いしたら、これも快く受けてくれた。今は、私達が持ち込んだドロップ品の販売やらなんやらで忙しいはずだからね。
それから私達のランクが上がった。何もしてないのに。私はE、晃太がF。何にもしてないのに。
リティアさんによると、ビアンカとルージュがいる時点で、私の冒険者としてのランクは高いらしい。ただ、一般人以下の私が、いきなり従魔を得ただけで、高ランクになると色々周りがうるさいらしく。こうやって依頼をこなして、ランクアップした方が後々いいそうだ。別にランクはいいんだけどなあ。まあ、義務期間が長くなると思おう。
私達はリティアさんに挨拶してギルドを後にした。
「すみません、お待たせして」
「いいえ、大丈夫ですよ」
ドアで待機してくれていたロッシュさんとシュタインさんは、イヤな顔ひとつせず、パーティーハウスまで付き添ってくれた。
結構時間がかかってお昼近くになっていた。
お昼の後にパーカーさんのお店に行くことになる。企画書の作成に知恵を借りたし、セザール様と薬師ギルドがしてくれる事になった件を報告しないといけないしね。ロッシュさんとシュタインさんが同行してくれると言ってくれた。今、マーファにはあちこちの商人や貴族が集まって来ているので、狙うとしたら私らしい。まあ、ビアンカとルージュ欲しさにだろうけど。御用聞きと言えば、よほどのバカではない限り引いてくれるらしい。
ロッシュさんとシュタインさんが帰る時に、私はちょっと待ってもらって麦美ちゃんに行く。お世話になってるから、これくらいはしないと。お惣菜パン。カツサンド×2、エビカツサンド、照り焼きチキンサンド×3、たまごとチーズのサンド、カレーパン×2。菓子パン。クリームパン×3、メロンパン×2、ブルーベリーとクリームチーズ。ハード系パン。ドライトマトとバジル、ラズベリーとナッツ×2、チェダーチーズを購入。本当ならもっと種類と数があるんだけど、今の私のレベルではこれが限界。成人男性5人、足りるかな? 腹の足しにはなるかな?
「良かったら、皆さんで召し上がってください」
「そんな、頂けませんよ」
ロッシュさんが遠慮したけど、紙袋を渡す。花がひゃんひゃん言ってロッシュさんの足にすがり付く。元気とコハクも飛びかかりそうだ。ビアンカとルージュが押さえてる。
「冷蔵庫ダンジョンに潜っていたとき、両親が色々お世話になりましたし。お昼からもお願いしますから」
「あ、ありがとうございますミズサワさん」
ちょっと強面のロッシュさんが、嬉しそうに受け取ってくれた。
のたうち回る花を抱えて、見送って私達もいざお昼。
ルームを開けて入ると、早速おねだりビームが飛ぶ。
キラキラな目で訴えて、すりすり、ごろにゃん。
『ユイ、さっきあの雄にあげたいい匂いのが、いいのです』
『私もそれがいいわ』
「よかよ、ちょっと待ってね」
悪い飼い主はあっさり陥落。
私はせっせと麦美ちゃんに通った。
1度目は5年前。その時既にフェリアレーナ様は、マーファのハルスフォン家で1年間、家風やマーファの習わし等のお勉強は済み、後は結婚式を挙げるだけになっていた時。自国が日照りとなったと言って、結婚式の延期を要求。しかし調べたらマーファの天災までではなく、帝国では、一部地域で雨が1ヶ月降らなかったそうで、乾燥の時期にはよくあることらしい。だけど、先代皇帝が行った援助を振りかざし、向こうからの駐在員みたいのまで乗り出し断念。
そして、2年前。
「結婚式前日、王家の人々が花嫁衣装を前に、穏やかに過ごしていた時に、いきなり割り込んで来て花嫁衣装に火をつけたのです」
花嫁衣装はあっという間に焼け、必死に避難をする中でガーガリア妃は狂ったように笑っていたそうだ。
「しかも、そこはマーファのハルスフォン家の中、下手したら大惨事なのに。すべてはフェリアレーナ様とカトリーナ様が悪いのだ、幸せな結婚式などさせてなるものかとまさに狂人だったと。そこには王や先代王妃様もいたのにです」
立派な犯罪者やん。
あまりのガーガリア妃の狂人振りに結婚式は延期。せっかくの花嫁衣装が焼けてしまったしね。
火は延焼しなかったからいいようなものの、下手したら大惨事。ガーガリア妃は今では年に1度の年始の挨拶以外、顔を出さず、王宮の奥に軟禁中。まあ、当然だね。もともと公務にきちんと顔を出すことはなかったらしいが、それでも発言力はあるそうだ。手に負えない人だね。
「そのガーガリア妃の出身国は、何も言わないんですか?」
「先代皇帝が生きていたら、ここまではならなかったと思いますが。いかんせん、現在の皇帝がガーガリア妃の肩を持つんです。何かあるとはと思いますがね。帝国も援助の件を振りかざしています。帝国は東大陸最強ですからね。こちらも強く言えない、向こうはそれが分かっているんです。せめて、援助分を返済出来れば、ガーガリア妃を帝国に返せるのですが。それで今でもセザール様はフェリアレーナ様を迎えられないのです」
さっき見た、イケメンセザール様、苦労しているんだね。
なんでもアルティーナ帝国は、ユリアレーナ王国の国土は10倍。国力も相応になり。国内事情も良質な鉱山をいくつも抱え、広大な農耕地帯もあり、軍隊も強く東大陸6割は帝国領。他の東大陸の国々とも、うまく付き合っているが、国力が半端ないから従っているのが実情。今は安全牌のガーガリア妃がこちらにいるのと、先代皇帝の威光や条約などで、ユリアレーナとは比較的穏やかなのだそうだ。
「大変な人が妃ですね」
話を聞いただけでの感想がポロリとでた。ただ、そのガーガリア妃に私が同情したのは、先の話となる。
「はい。せめてもの救いはセザール様とフェリアレーナ様がお互いを大事に想われていることです。今回のこの件が上手く行けば、フェリアレーナ様を迎える事に問題はないかと」
今でも色々ガーガリア妃は、フェリアレーナ様や、マーファに難癖つけているらしい。国王様、フェリアレーナ様のお父様は次こそは何があっても嫁がせる気でいる。色々あって、フェリアレーナ様は今年で25歳。早婚のこの世界では立派な行き遅れ。面倒な事に女性貴族や女性の王族の行き遅れは、手に職がなければ、ほとんどが修道院にいくと。リミットは30歳。
「そうですか。上手くいくといいですね」
「ええ、そう願います」
「でもリティアさん、ずいぶん詳しいですね」
特に放火の件とか、伏せられていると思うけど。いくら妃とはいえ、放火って重罪よね。今でも年始の挨拶して妃の座にいるなら、罪に問われてないわけよね。その帝国の圧力でそうなっているんだろうけど。自分の夫と義理の母親がいる前で火をつけたんだから。
「大概の事は知ってますよ。姉が先代王妃の侍女をしていますから。それに姪がフェリアレーナ様の侍女をしています。まあ、私だけではありません。この話はギルドの上の方なら大概知ってますよ。ガーガリア妃からの指示を受けないように、暗黙のルールを張ってますから」
へえ。
『ユイ、まだ、かかるのですか?』
『お腹空いたわ。コハク達のお乳も上げないと』
「あ、そうやね。そろそろ失礼します。じゃない、後もうひとつご相談が」
ビアンカとルージュにちょっと待ってね、と言って、宥める。
「実は」
ぼろぼろの孤児院の件だ。
「改修もしくは建て直ししてもらえる職人さんの紹介をしてほしくて。あ、それと果樹のお世話の仕方を教えてくれる方を紹介していただけると」
リティアさんは快く聞いてくれた。
「そうでございますか。私の一存ではできませんので、上の者と相談させてください。そうですね、来週の水曜日までに大工工房の選出、それからいくつかの案と、ある程度概算を出します」
「はい、お願いします」
来週ね。こちらの曜日は向こうと同じ、日、月、火、水、木、金、土だ。
その時に、蜂蜜なんかの買い取りもお願いしたら、これも快く受けてくれた。今は、私達が持ち込んだドロップ品の販売やらなんやらで忙しいはずだからね。
それから私達のランクが上がった。何もしてないのに。私はE、晃太がF。何にもしてないのに。
リティアさんによると、ビアンカとルージュがいる時点で、私の冒険者としてのランクは高いらしい。ただ、一般人以下の私が、いきなり従魔を得ただけで、高ランクになると色々周りがうるさいらしく。こうやって依頼をこなして、ランクアップした方が後々いいそうだ。別にランクはいいんだけどなあ。まあ、義務期間が長くなると思おう。
私達はリティアさんに挨拶してギルドを後にした。
「すみません、お待たせして」
「いいえ、大丈夫ですよ」
ドアで待機してくれていたロッシュさんとシュタインさんは、イヤな顔ひとつせず、パーティーハウスまで付き添ってくれた。
結構時間がかかってお昼近くになっていた。
お昼の後にパーカーさんのお店に行くことになる。企画書の作成に知恵を借りたし、セザール様と薬師ギルドがしてくれる事になった件を報告しないといけないしね。ロッシュさんとシュタインさんが同行してくれると言ってくれた。今、マーファにはあちこちの商人や貴族が集まって来ているので、狙うとしたら私らしい。まあ、ビアンカとルージュ欲しさにだろうけど。御用聞きと言えば、よほどのバカではない限り引いてくれるらしい。
ロッシュさんとシュタインさんが帰る時に、私はちょっと待ってもらって麦美ちゃんに行く。お世話になってるから、これくらいはしないと。お惣菜パン。カツサンド×2、エビカツサンド、照り焼きチキンサンド×3、たまごとチーズのサンド、カレーパン×2。菓子パン。クリームパン×3、メロンパン×2、ブルーベリーとクリームチーズ。ハード系パン。ドライトマトとバジル、ラズベリーとナッツ×2、チェダーチーズを購入。本当ならもっと種類と数があるんだけど、今の私のレベルではこれが限界。成人男性5人、足りるかな? 腹の足しにはなるかな?
「良かったら、皆さんで召し上がってください」
「そんな、頂けませんよ」
ロッシュさんが遠慮したけど、紙袋を渡す。花がひゃんひゃん言ってロッシュさんの足にすがり付く。元気とコハクも飛びかかりそうだ。ビアンカとルージュが押さえてる。
「冷蔵庫ダンジョンに潜っていたとき、両親が色々お世話になりましたし。お昼からもお願いしますから」
「あ、ありがとうございますミズサワさん」
ちょっと強面のロッシュさんが、嬉しそうに受け取ってくれた。
のたうち回る花を抱えて、見送って私達もいざお昼。
ルームを開けて入ると、早速おねだりビームが飛ぶ。
キラキラな目で訴えて、すりすり、ごろにゃん。
『ユイ、さっきあの雄にあげたいい匂いのが、いいのです』
『私もそれがいいわ』
「よかよ、ちょっと待ってね」
悪い飼い主はあっさり陥落。
私はせっせと麦美ちゃんに通った。
2,016
お気に入りに追加
7,674
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~
みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。
生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。
夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。
なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。
きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。
お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。
やっと、私は『私』をやり直せる。
死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。