69 / 820
連載
すべきこと②
しおりを挟む
パーティーハウスに戻り、母に事情説明。
母はすぐに納得してくれた。
「お母さん大変やけど、抗生剤と解熱剤を作るのには、お母さんの魔法が必要なんよ」
「そうね、分かった」
「姉ちゃん、わい、なんばすればいい?」
「そうやね。あ、記録お願いね」
「ん」
よし、ルームを開けて、異世界への扉を開ける。
ディレックスだ。
カゴ片手に回る。
さて、どうしよう。
こんな時はどうしたらいい?
のど越しのいいゼリーかな? 冷たいのは、うーん、いや、そう言ってはいられない。とりあえず、口に出来そうな物を思いつく限りカゴに入れる。
まずは子供用の内服ゼリー。それからパックに入った栄養ゼリー、プリン。かなり迷ったけどアイスクリームにシャーベット。一口くらいなら、いいかな? とりあえず、カゴに入れる。念のためスープのもとも入れる。最後に額に貼る冷却材だ。怪しまれるかもしれないけど、誤魔化そう。
ビニール袋を下げて出る。買ったゼリー等を器に移しアイテムボックスに入れる。準備したはいいが、ダイアナちゃんが起きてくれないと話にならない。無理に起こすのはかわいそうだが、どうしたものか。
無理に起こして嫌がられたら、それこそもともこもない。どうしよう?
悩みながらルームを出る。
「お父さんは?」
「まだたい」
「なら、私一旦パーカーさんとこに行って来るけん」
ビアンカには残ってもらい、私はルージュとパーティーハウスを出る。もし遅くなったら灯りを出してもらわないといけないし。そろそろロッシュさん達も帰る時間だ。
「俺達は大丈夫ですよ」
そうシュタインさんは言ってくれたけど、そこまで甘えられないが、付いてきてくれた。
『ねえ、ユイ、どうしてそこまでするの? あの子供の雌、かなり弱ってるわよ』
歩きながらルージュが聞いてきた。
「そやねえ、自己満足とか、偽善とかかな? なんかね、せんといかんって思うんよ。上手く説明出来んけどね」
『よく分からないわ、何かいいことあるの?』
「そうね。そうや、ねえルージュ、ルージュにお乳をくれて育ててくれたお母さん。ルージュが大人になってから、あれが欲しいとか、これしてとか言ってきた?」
『いいえ、ないわ』
「それと一緒たい」
ルージュが首を傾げる。
「何か返して欲しいわけやないと。ダイアナちゃんにね、よくなって欲しいだけよ」
ただ、それだけ。
ルージュは目を細める。
『そう。なら、いいわ。私はユイの従魔だから、従うだけよ』
「頼りにしてるけんね。でも、私はルージュやビアンカを従えている気はないけんね。家族やけんね」
『ふふふ、分かっているわ』
ルージュが頭をすり寄せてきた。私は腕を抱き寄せるように回した。
パーカーさんの家に到着。ルージュに外で待ってもらう。
「ミズサワさん」
ジョシュアさんが出てきた。
「フィナさんは?」
「母は今休んでます。父は店に戻りました。パトリックがいまダイアナについてます」
「そうですか」
子供部屋を覗くと、パトリックさんがベッド横の椅子に腰かけて、ダイアナちゃんをじっと見ている。
「失礼します」
ドアを小さくノックする。
顔を上げるパトリックさん。
「ダイアナちゃん、目を覚ましました?」
「いいえ」
疲労の滲んだ顔で、パトリックさんは首を振る。
私はアイテムボックスから色々出す。ゼリーに冷却材。
「これは何です?」
ジョシュアさんが額に貼る冷却材を見て聞いてくる。
「おでこに貼るんですよ。冷たくて気持ちいいですよ。どうぞ、貼ってみてください」
1枚渡す。パトリックさんが貼ってみて驚いている。
「冷たいけど、気持ちいい」
では、1枚ダイアナちゃんのおでこにぺたり。
さと、これからどうしよう?
悩んでいると、パトリックさんが声を上げる。
「ダイアナッ、ダイアナッ」
え、目が覚めた? あ、冷却材で目が覚めたかな?
ダイアナちゃんはぼんやりしたような顔で、私達を見ている。
「ダイアナちゃん、分かる?」
「…………だれ?」
掠れた声のダイアナちゃん。パトリックさんが慌てて出ていく。
「ミズサワよ。お父さんから聞いてない? 大きなウルフとジャガーのテイマーよ」
私の言葉に思い出したのか、ダイアナちゃんはキョロキョロ。
「どこ?」
「外で待ってもらってるよ」
「いないの?」
「いるよ。会ってみたい?」
なんとなく聞いたけど、ダイアナちゃんの目が少し輝く。あ、いい感じかな。
「うん」
興味を引くことができたけど、どうしよう? 流石に家に入れるわけにはなあ。ちょっと狭いし。うーん、うーん、どうしよう? 病人の部屋に動物は、うーん、でも、期待に満ちた目に見上げられて、少しなら良かろうと思う。少しだけ。
後はどうやって会わせよう。いやまず、ご家族の許可を。
あ、そういえば、ここ1階だ。庭に面した窓がある。
「ジョシュアさん、お庭にルージュを入れてもいいですか?」
「え、ええ、いいですが」
ジョシュアさんが迷うが、ダイアナちゃんからじっと見上げられて、答えてくれる。
「はい、大丈夫です。誘導してきますね」
「お願いします。さて、ダイアナちゃん、ゼリー持ってきたけど食べれるかな?」
ダイアナちゃんは小さく首を横に振る。うーん、どうしよう?
「ああ、ダイアナッ、ダイアナッ」
フィナさんが子供部屋に駆け込んで来た。
震える手でダイアナちゃんの頭を撫でるフィナさん。
そんなフィナさんを見て、なんて、声をかけよう。多分、亡くなったローナちゃんとダイアナちゃんが被って見えるんだろうけど。子供が先に逝く、私には想像できない苦しみを抱えているのだろう。
私は、なんて、声を掛けたら、いい?
ゼリーの器を持ち、突っ立ったままで悩む。
「あのミズサワさん、ダイアナのおでこのは?」
「冷却材ですよ。冷たくて気持ちいいんです」
迷っているとフィナさんが聞いてきたので説明していると、窓から、ぬっとルージュが顔を出す。
ひい、とフィナさんが引く。大丈夫ですよと、声をかける。
『ユイ、どうしたの?』
「ちょっとね、ダイアナちゃん、クリムゾンジャガーのルージュよ。綺麗な目でしょう?」
『毛並みも自慢なのよ』
「はいはい」
ダイアナちゃんの顔を見ると、興味津々な様子だ。
「触ってみる?」
「うん」
「ルージュ、ちょっと寄って」
首を伸ばすルージュ。
「ほら、触ってみて、すべすべよ」
ゼリー片手に撫でると、ダイアナちゃんはおずおずと手を伸ばす。鼻先にちょっと触れている。
「すべすべだあ」
「でしょう?」
ルージュは大人しく撫でられていたが、急に私の持つゼリーの器に顔を寄せる。
「あらあら、ダイアナちゃん、食べないとルージュが食べちゃうよ」
そう言うと、ダイアナちゃんは何故か抵抗なく頷く。
良かった、食べる気になってくれた。
フィナさんが驚いた表情になっている。何日も口にしていない、フィナさん達も試行錯誤したはずなのに、あっさりダイアナちゃんが頷いたのに、驚いているのだろう。
「ちょっと起きようか。フィナさん、支えてください」
「は、はい」
ダイアナちゃんをフィナさんが支えて、私はゼリーを少しずつスプーンで口に運ぶ。
ぱくん、こくん、ぱくん、こくん。
喉とか大丈夫かな?
「もういい」
「はい、よく食べました。じゃあ、もうちょっと寝よっか」
「うん。ウルフは?」
「明日、連れてくるからね」
ダイアナちゃんを横たえて、布団を掛けなおす。
眠ったのを確認しフィナさんが、わなわな泣き出す。
「ああ、ミズサワさん、ありがとうございます。ダイアナが食べました。食べました」
「フィナさん、これからですよ」
第一段階かな。
母はすぐに納得してくれた。
「お母さん大変やけど、抗生剤と解熱剤を作るのには、お母さんの魔法が必要なんよ」
「そうね、分かった」
「姉ちゃん、わい、なんばすればいい?」
「そうやね。あ、記録お願いね」
「ん」
よし、ルームを開けて、異世界への扉を開ける。
ディレックスだ。
カゴ片手に回る。
さて、どうしよう。
こんな時はどうしたらいい?
のど越しのいいゼリーかな? 冷たいのは、うーん、いや、そう言ってはいられない。とりあえず、口に出来そうな物を思いつく限りカゴに入れる。
まずは子供用の内服ゼリー。それからパックに入った栄養ゼリー、プリン。かなり迷ったけどアイスクリームにシャーベット。一口くらいなら、いいかな? とりあえず、カゴに入れる。念のためスープのもとも入れる。最後に額に貼る冷却材だ。怪しまれるかもしれないけど、誤魔化そう。
ビニール袋を下げて出る。買ったゼリー等を器に移しアイテムボックスに入れる。準備したはいいが、ダイアナちゃんが起きてくれないと話にならない。無理に起こすのはかわいそうだが、どうしたものか。
無理に起こして嫌がられたら、それこそもともこもない。どうしよう?
悩みながらルームを出る。
「お父さんは?」
「まだたい」
「なら、私一旦パーカーさんとこに行って来るけん」
ビアンカには残ってもらい、私はルージュとパーティーハウスを出る。もし遅くなったら灯りを出してもらわないといけないし。そろそろロッシュさん達も帰る時間だ。
「俺達は大丈夫ですよ」
そうシュタインさんは言ってくれたけど、そこまで甘えられないが、付いてきてくれた。
『ねえ、ユイ、どうしてそこまでするの? あの子供の雌、かなり弱ってるわよ』
歩きながらルージュが聞いてきた。
「そやねえ、自己満足とか、偽善とかかな? なんかね、せんといかんって思うんよ。上手く説明出来んけどね」
『よく分からないわ、何かいいことあるの?』
「そうね。そうや、ねえルージュ、ルージュにお乳をくれて育ててくれたお母さん。ルージュが大人になってから、あれが欲しいとか、これしてとか言ってきた?」
『いいえ、ないわ』
「それと一緒たい」
ルージュが首を傾げる。
「何か返して欲しいわけやないと。ダイアナちゃんにね、よくなって欲しいだけよ」
ただ、それだけ。
ルージュは目を細める。
『そう。なら、いいわ。私はユイの従魔だから、従うだけよ』
「頼りにしてるけんね。でも、私はルージュやビアンカを従えている気はないけんね。家族やけんね」
『ふふふ、分かっているわ』
ルージュが頭をすり寄せてきた。私は腕を抱き寄せるように回した。
パーカーさんの家に到着。ルージュに外で待ってもらう。
「ミズサワさん」
ジョシュアさんが出てきた。
「フィナさんは?」
「母は今休んでます。父は店に戻りました。パトリックがいまダイアナについてます」
「そうですか」
子供部屋を覗くと、パトリックさんがベッド横の椅子に腰かけて、ダイアナちゃんをじっと見ている。
「失礼します」
ドアを小さくノックする。
顔を上げるパトリックさん。
「ダイアナちゃん、目を覚ましました?」
「いいえ」
疲労の滲んだ顔で、パトリックさんは首を振る。
私はアイテムボックスから色々出す。ゼリーに冷却材。
「これは何です?」
ジョシュアさんが額に貼る冷却材を見て聞いてくる。
「おでこに貼るんですよ。冷たくて気持ちいいですよ。どうぞ、貼ってみてください」
1枚渡す。パトリックさんが貼ってみて驚いている。
「冷たいけど、気持ちいい」
では、1枚ダイアナちゃんのおでこにぺたり。
さと、これからどうしよう?
悩んでいると、パトリックさんが声を上げる。
「ダイアナッ、ダイアナッ」
え、目が覚めた? あ、冷却材で目が覚めたかな?
ダイアナちゃんはぼんやりしたような顔で、私達を見ている。
「ダイアナちゃん、分かる?」
「…………だれ?」
掠れた声のダイアナちゃん。パトリックさんが慌てて出ていく。
「ミズサワよ。お父さんから聞いてない? 大きなウルフとジャガーのテイマーよ」
私の言葉に思い出したのか、ダイアナちゃんはキョロキョロ。
「どこ?」
「外で待ってもらってるよ」
「いないの?」
「いるよ。会ってみたい?」
なんとなく聞いたけど、ダイアナちゃんの目が少し輝く。あ、いい感じかな。
「うん」
興味を引くことができたけど、どうしよう? 流石に家に入れるわけにはなあ。ちょっと狭いし。うーん、うーん、どうしよう? 病人の部屋に動物は、うーん、でも、期待に満ちた目に見上げられて、少しなら良かろうと思う。少しだけ。
後はどうやって会わせよう。いやまず、ご家族の許可を。
あ、そういえば、ここ1階だ。庭に面した窓がある。
「ジョシュアさん、お庭にルージュを入れてもいいですか?」
「え、ええ、いいですが」
ジョシュアさんが迷うが、ダイアナちゃんからじっと見上げられて、答えてくれる。
「はい、大丈夫です。誘導してきますね」
「お願いします。さて、ダイアナちゃん、ゼリー持ってきたけど食べれるかな?」
ダイアナちゃんは小さく首を横に振る。うーん、どうしよう?
「ああ、ダイアナッ、ダイアナッ」
フィナさんが子供部屋に駆け込んで来た。
震える手でダイアナちゃんの頭を撫でるフィナさん。
そんなフィナさんを見て、なんて、声をかけよう。多分、亡くなったローナちゃんとダイアナちゃんが被って見えるんだろうけど。子供が先に逝く、私には想像できない苦しみを抱えているのだろう。
私は、なんて、声を掛けたら、いい?
ゼリーの器を持ち、突っ立ったままで悩む。
「あのミズサワさん、ダイアナのおでこのは?」
「冷却材ですよ。冷たくて気持ちいいんです」
迷っているとフィナさんが聞いてきたので説明していると、窓から、ぬっとルージュが顔を出す。
ひい、とフィナさんが引く。大丈夫ですよと、声をかける。
『ユイ、どうしたの?』
「ちょっとね、ダイアナちゃん、クリムゾンジャガーのルージュよ。綺麗な目でしょう?」
『毛並みも自慢なのよ』
「はいはい」
ダイアナちゃんの顔を見ると、興味津々な様子だ。
「触ってみる?」
「うん」
「ルージュ、ちょっと寄って」
首を伸ばすルージュ。
「ほら、触ってみて、すべすべよ」
ゼリー片手に撫でると、ダイアナちゃんはおずおずと手を伸ばす。鼻先にちょっと触れている。
「すべすべだあ」
「でしょう?」
ルージュは大人しく撫でられていたが、急に私の持つゼリーの器に顔を寄せる。
「あらあら、ダイアナちゃん、食べないとルージュが食べちゃうよ」
そう言うと、ダイアナちゃんは何故か抵抗なく頷く。
良かった、食べる気になってくれた。
フィナさんが驚いた表情になっている。何日も口にしていない、フィナさん達も試行錯誤したはずなのに、あっさりダイアナちゃんが頷いたのに、驚いているのだろう。
「ちょっと起きようか。フィナさん、支えてください」
「は、はい」
ダイアナちゃんをフィナさんが支えて、私はゼリーを少しずつスプーンで口に運ぶ。
ぱくん、こくん、ぱくん、こくん。
喉とか大丈夫かな?
「もういい」
「はい、よく食べました。じゃあ、もうちょっと寝よっか」
「うん。ウルフは?」
「明日、連れてくるからね」
ダイアナちゃんを横たえて、布団を掛けなおす。
眠ったのを確認しフィナさんが、わなわな泣き出す。
「ああ、ミズサワさん、ありがとうございます。ダイアナが食べました。食べました」
「フィナさん、これからですよ」
第一段階かな。
2,143
お気に入りに追加
7,674
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
別に構いませんよ、離縁するので。
杉本凪咲
恋愛
父親から告げられたのは「出ていけ」という冷たい言葉。
他の家族もそれに賛同しているようで、どうやら私は捨てられてしまうらしい。
まあいいですけどね。私はこっそりと笑顔を浮かべた。
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
【完結】虐げられた令嬢の復讐劇 〜聖女より格上の妖精の愛し子で竜王様の番は私です~
大福金
ファンタジー
10歳の時、床掃除をしている時に水で足を滑らせ前世の記憶を思い出した。侯爵家令嬢ルチア
8さいの時、急に現れた義母に義姉。
あれやこれやと気がついたら部屋は義姉に取られ屋根裏に。
侯爵家の娘なのに、使用人扱い。
お母様が生きていた時に大事にしてくれた。使用人たちは皆、義母が辞めさせた。
義母が連れてきた使用人達は私を義母と一緒になってこき使い私を馬鹿にする……
このままじゃ先の人生詰んでる。
私には
前世では25歳まで生きてた記憶がある!
義母や義姉!これからは思い通りにさせないんだから!
義母達にスカッとざまぁしたり
冒険の旅に出たり
主人公が妖精の愛し子だったり。
竜王の番だったり。
色々な無自覚チート能力発揮します。
竜王様との溺愛は後半第二章からになります。
※完結まで執筆済みです。(*´꒳`*)10万字程度。
※後半イチャイチャ多めです♡
※R18描写♡が入るシーンはタイトルに★マークをいれています。
真実の愛ならこれくらいできますわよね?
かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの
でもそれは裏切られてしまったわ・・・
夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。
ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。