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マーファ①
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『ずるいのです、ルージュばっかり』
ビアンカがぶーぶー。
「まあまあ、落ち着きいって」
狩り狩り繰り返すルージュを仕方なく送り出した。暗くなりだして、心配だったけど。念のためビアンカには残ってもらった。ルンルンで駆けて行った。大丈夫かなあ? いろんな意味で。
「ほら、入ろうや」
『ずるいのです、私も神様のブースト欲しいのです』
「十分強かろうもん」
ぶーぶー言うビアンカとルームに入る。
緑の巣だって、あっという間に壊滅させたやん。
『私はまだまだなのです。兄にも勝てないのですが、母の足元にも及ばないのです』
「そうなん? お母さんもフォレストガーディアンウルフよね? どんなに強いの?」
『ドラゴンも母に睨まれたら、尻尾を巻いて逃げるのです』
「わーお」
どんだけやね、ビアンカのお母さん。
ルームに入ったビアンカの足を拭く。相変わらず、すごか爪。
「そうだ、ビアンカ。ご両親は元気なの?」
拭きながら気になっていたことを聞く。
『父は早くに死んだのです。もともと高齢だったのです。母は姿を消したのです。私達が独り立ちした時に、旅に出たのです』
え?
「お母さんも亡くなったの?」
『違うのです、契約していたマスターとの約束を果たす為に、原始のダンジョンに向かったのです』
「へえ、あら? 確か、主人さんは異世界の召喚勇者よね? もういないんやないの?」
『そうなのですが。詳しくは聞いていないのですが、母はそう言っていなくなったのです』
「そうなん。挨拶に行った方がいいかね?」
『原始のダンジョンの場所は、私はわからないのです』
「なら、無理やね」
仕方なか。
ルージュが帰って来るまで、1日の締め。
ビアンカのブラッシングだ。ルージュは帰って来てからだ。総出でブラッシング。ビアンカは毛足が長いし、体積があるから一苦労だ。ルージュは絨毯みたいだから、猫ブラシで早く終わる。たまに肉球を揉み揉みして、爪が更に出てくるのを、にまにましながら見るのが楽しい。ノワールもブラッシングする。届かないので脚立が必要だ。ブラッシングしながら、私達も順番にお風呂だ。
最後に私が出た頃に、ルージュが帰って来たようだ。
周囲に誰もいないので、パジャマ姿で出る。
「お帰り、ルージュ、ケガはない、だああぁぁぁぁぁぁッ、ヘビーッ」
ルージュが咥え引きずって来たのは、黒っぽい斑模様の蛇。頭が二つもあるよ、おかしいよ。しかも、胴回りの太かこと。あわわわわわわわ。
どしん、と置くルージュ。
『動き足りないわ』
「本当になんば言いようと? とにかく入りい、今日はこれまでよ」
私は晃太を呼んで、蛇をアイテムボックスに入れてもらう。嫌がったけどね。
ルージュは液晶画面の従魔の足拭きにした。ちょっと外に出たくらいなら、私達が足を拭いている。塵も積もればなんとかだ、出来るだけ節約を心がけている。従魔の足拭きは1回200円だけど、1日多いときは10回。従魔の部屋や厩舎、中庭の清掃は1回1000。1日約10回使用する。藁交換1日1回、500。爪切りが1回5000、馬蹄交換が1回20000、それぞれ月2回。月30日で計算すると、40万はかかる。後はシャンプーだ。2ヶ月に1回300万。年間2000万を超す。これで元気達が大きくなったら、もっとかかる。そのうちに壁や床のリフォームも必要だし、従魔の部屋だって拡大が必要だ。拡大についてはルームのスキルレベルが上がれば、なんとかなりそうだから、今はレベルアップしないと。
しかし、本当に時空神様から頂いたルームには感謝だ。
蛇を狩ってきたのは、母には内緒。大嫌いだからね。
『ユイ、ユイ』
「なんね?」
ルージュが私にすり寄って来る。
『次の街には、ダンジョンがあったわね?』
「そうやね。冷蔵庫ダンジョンって言ってたね」
嫌な予感。
「行かんよ」
先に釘を刺す。
びっくり、みたいなルージュ。
『なんで?』
「なんでって、よく分からんダンジョンに、いきなり行かんよ。コハクやヒスイのお乳はどうするん?」
『ユイも一緒でしょ? ルームにコハク達を入れていればいいわ』
「私も行くん? 嫌ばい」
なんか、土まみれになりそうだから、絶対嫌や。それに狭いし、暗いし、不衛生だろうしね。絶対嫌や。
『ユイ、私も行きたいのです』
「ビアンカまで、なんば言いようと、嫌よ」
行きたい、嫌や、の攻防。
反則的なおねだりビームが来たけど、私は屈しない。鋼の意思よ。
「なあ、姉ちゃん」
「なんね」
「ダンジョン行ったら? レベル上がるんやない?」
「張り倒すよあんた」
目的は分かっているんやからね。ねぎごまラーメンと花火納豆でしょうが。
「そろそろ中華も食べたかね」
「そやなあ、麻婆豆腐食べたかなあ」
母と父まで。
『中華とはなんなのです?』
『気になるわ』
ビアンカとルージュが鼻息荒く迫ってくる。収拾がつかない。
「はいはい。終いよ、とにかくマーファで、ダンジョンの事を詳しく聞いてからどうするか決めるけんね」
私は無理やり話を終わらせた。
次の日。
マーファには昼前に到着。
途中で、集団で移動している馬車とすれ違い、にこやかに挨拶。向こうは護衛の冒険者さん達が、警戒しまくっていたけどね。
マーファは円形の街だ。中央には、ちょっといびつだけど、ビルのような建物がある。あれが冷蔵庫ダンジョンかな? ぐるりと城壁に囲まれた街で、城壁の外には豊かな畑が広がる。食糧事情がいいってこの事ね。
門の前で一時停車。馭者台から、滑りながら降りる。馬車の中では、両親と花、元気達がいる。
門の前には警備の人がずらりと並ぶ。視線の先はビアンカとルージュだ。
中から中年の男性が出てくる。
大丈夫かな?
『大丈夫よユイ。敵意はないわ』
「そうね、ありがとうルージュ」
小さくお礼を言う。
「テイマーのミズサワさんと、御家族で、宜しいですか?」
「あ、はい、なんで私達の事を?」
「アルブレンから通達が来ております。ようこそマーファへ」
会釈する男性。
「わざわざご丁寧にありがとうございます」
アルブレンのギルドから連絡が行ったのかな。とにかく助かる。変にいろいろ聞かれたら、ぽろっと溢しそうだし。
「これは通例ですので、皆さんのギルドカードを拝見しても?」
「はい、どうぞ」
私と晃太が冒険者ギルドカードを提示。両親は晃太が扶養にしているため、両親の身分証も兼ねている。
馬車から両親達も降り、説明。元気とコハクが飛び出して走り回る。
「はい、確認しました。お分かり頂いていると思いますが、街中での従魔のトラブルは、主人の責任となりますので、お気をつけ下さい」
「はい」
「では、お通りになってください」
元気とコハクを回収し、なんのトラブルなく通過。良かった良かった。宿の案内所も聞いたし、まず、本日の宿探しや。ノワールにゆっくり歩いてもらう。
アルブレンと同様な感じの視線が来るけど仕方ない。いちいち気にしていられない。ビアンカとルージュは堂々と胸を張り歩いている。マーファはさすがに第2都市、石畳の道に、三階建て以上の建物がならび、人の往来も多い。チラチラ見られるけど、とにかく慣れよう。ビアンカとルージュを連れているなら仕方ないことなのだから。
『ユイ、近づいて来るわ』
ゆっくり進んでいると、ルージュが顔を上げて伝えてきた。
「え、誰?」
『雄よ。以前、ユイを探しに来た内の一匹ね』
雄って。私を探しに来た男性の内の1人ね。心当たりは1人。私は馭者台から、首を回して探すと、人混みから手を振って出てきた。
「ミズサワさんっ」
「シュタインさん」
冒険者パーティー山風の火魔法剣士のシュタインさんだった。
ビアンカがぶーぶー。
「まあまあ、落ち着きいって」
狩り狩り繰り返すルージュを仕方なく送り出した。暗くなりだして、心配だったけど。念のためビアンカには残ってもらった。ルンルンで駆けて行った。大丈夫かなあ? いろんな意味で。
「ほら、入ろうや」
『ずるいのです、私も神様のブースト欲しいのです』
「十分強かろうもん」
ぶーぶー言うビアンカとルームに入る。
緑の巣だって、あっという間に壊滅させたやん。
『私はまだまだなのです。兄にも勝てないのですが、母の足元にも及ばないのです』
「そうなん? お母さんもフォレストガーディアンウルフよね? どんなに強いの?」
『ドラゴンも母に睨まれたら、尻尾を巻いて逃げるのです』
「わーお」
どんだけやね、ビアンカのお母さん。
ルームに入ったビアンカの足を拭く。相変わらず、すごか爪。
「そうだ、ビアンカ。ご両親は元気なの?」
拭きながら気になっていたことを聞く。
『父は早くに死んだのです。もともと高齢だったのです。母は姿を消したのです。私達が独り立ちした時に、旅に出たのです』
え?
「お母さんも亡くなったの?」
『違うのです、契約していたマスターとの約束を果たす為に、原始のダンジョンに向かったのです』
「へえ、あら? 確か、主人さんは異世界の召喚勇者よね? もういないんやないの?」
『そうなのですが。詳しくは聞いていないのですが、母はそう言っていなくなったのです』
「そうなん。挨拶に行った方がいいかね?」
『原始のダンジョンの場所は、私はわからないのです』
「なら、無理やね」
仕方なか。
ルージュが帰って来るまで、1日の締め。
ビアンカのブラッシングだ。ルージュは帰って来てからだ。総出でブラッシング。ビアンカは毛足が長いし、体積があるから一苦労だ。ルージュは絨毯みたいだから、猫ブラシで早く終わる。たまに肉球を揉み揉みして、爪が更に出てくるのを、にまにましながら見るのが楽しい。ノワールもブラッシングする。届かないので脚立が必要だ。ブラッシングしながら、私達も順番にお風呂だ。
最後に私が出た頃に、ルージュが帰って来たようだ。
周囲に誰もいないので、パジャマ姿で出る。
「お帰り、ルージュ、ケガはない、だああぁぁぁぁぁぁッ、ヘビーッ」
ルージュが咥え引きずって来たのは、黒っぽい斑模様の蛇。頭が二つもあるよ、おかしいよ。しかも、胴回りの太かこと。あわわわわわわわ。
どしん、と置くルージュ。
『動き足りないわ』
「本当になんば言いようと? とにかく入りい、今日はこれまでよ」
私は晃太を呼んで、蛇をアイテムボックスに入れてもらう。嫌がったけどね。
ルージュは液晶画面の従魔の足拭きにした。ちょっと外に出たくらいなら、私達が足を拭いている。塵も積もればなんとかだ、出来るだけ節約を心がけている。従魔の足拭きは1回200円だけど、1日多いときは10回。従魔の部屋や厩舎、中庭の清掃は1回1000。1日約10回使用する。藁交換1日1回、500。爪切りが1回5000、馬蹄交換が1回20000、それぞれ月2回。月30日で計算すると、40万はかかる。後はシャンプーだ。2ヶ月に1回300万。年間2000万を超す。これで元気達が大きくなったら、もっとかかる。そのうちに壁や床のリフォームも必要だし、従魔の部屋だって拡大が必要だ。拡大についてはルームのスキルレベルが上がれば、なんとかなりそうだから、今はレベルアップしないと。
しかし、本当に時空神様から頂いたルームには感謝だ。
蛇を狩ってきたのは、母には内緒。大嫌いだからね。
『ユイ、ユイ』
「なんね?」
ルージュが私にすり寄って来る。
『次の街には、ダンジョンがあったわね?』
「そうやね。冷蔵庫ダンジョンって言ってたね」
嫌な予感。
「行かんよ」
先に釘を刺す。
びっくり、みたいなルージュ。
『なんで?』
「なんでって、よく分からんダンジョンに、いきなり行かんよ。コハクやヒスイのお乳はどうするん?」
『ユイも一緒でしょ? ルームにコハク達を入れていればいいわ』
「私も行くん? 嫌ばい」
なんか、土まみれになりそうだから、絶対嫌や。それに狭いし、暗いし、不衛生だろうしね。絶対嫌や。
『ユイ、私も行きたいのです』
「ビアンカまで、なんば言いようと、嫌よ」
行きたい、嫌や、の攻防。
反則的なおねだりビームが来たけど、私は屈しない。鋼の意思よ。
「なあ、姉ちゃん」
「なんね」
「ダンジョン行ったら? レベル上がるんやない?」
「張り倒すよあんた」
目的は分かっているんやからね。ねぎごまラーメンと花火納豆でしょうが。
「そろそろ中華も食べたかね」
「そやなあ、麻婆豆腐食べたかなあ」
母と父まで。
『中華とはなんなのです?』
『気になるわ』
ビアンカとルージュが鼻息荒く迫ってくる。収拾がつかない。
「はいはい。終いよ、とにかくマーファで、ダンジョンの事を詳しく聞いてからどうするか決めるけんね」
私は無理やり話を終わらせた。
次の日。
マーファには昼前に到着。
途中で、集団で移動している馬車とすれ違い、にこやかに挨拶。向こうは護衛の冒険者さん達が、警戒しまくっていたけどね。
マーファは円形の街だ。中央には、ちょっといびつだけど、ビルのような建物がある。あれが冷蔵庫ダンジョンかな? ぐるりと城壁に囲まれた街で、城壁の外には豊かな畑が広がる。食糧事情がいいってこの事ね。
門の前で一時停車。馭者台から、滑りながら降りる。馬車の中では、両親と花、元気達がいる。
門の前には警備の人がずらりと並ぶ。視線の先はビアンカとルージュだ。
中から中年の男性が出てくる。
大丈夫かな?
『大丈夫よユイ。敵意はないわ』
「そうね、ありがとうルージュ」
小さくお礼を言う。
「テイマーのミズサワさんと、御家族で、宜しいですか?」
「あ、はい、なんで私達の事を?」
「アルブレンから通達が来ております。ようこそマーファへ」
会釈する男性。
「わざわざご丁寧にありがとうございます」
アルブレンのギルドから連絡が行ったのかな。とにかく助かる。変にいろいろ聞かれたら、ぽろっと溢しそうだし。
「これは通例ですので、皆さんのギルドカードを拝見しても?」
「はい、どうぞ」
私と晃太が冒険者ギルドカードを提示。両親は晃太が扶養にしているため、両親の身分証も兼ねている。
馬車から両親達も降り、説明。元気とコハクが飛び出して走り回る。
「はい、確認しました。お分かり頂いていると思いますが、街中での従魔のトラブルは、主人の責任となりますので、お気をつけ下さい」
「はい」
「では、お通りになってください」
元気とコハクを回収し、なんのトラブルなく通過。良かった良かった。宿の案内所も聞いたし、まず、本日の宿探しや。ノワールにゆっくり歩いてもらう。
アルブレンと同様な感じの視線が来るけど仕方ない。いちいち気にしていられない。ビアンカとルージュは堂々と胸を張り歩いている。マーファはさすがに第2都市、石畳の道に、三階建て以上の建物がならび、人の往来も多い。チラチラ見られるけど、とにかく慣れよう。ビアンカとルージュを連れているなら仕方ないことなのだから。
『ユイ、近づいて来るわ』
ゆっくり進んでいると、ルージュが顔を上げて伝えてきた。
「え、誰?」
『雄よ。以前、ユイを探しに来た内の一匹ね』
雄って。私を探しに来た男性の内の1人ね。心当たりは1人。私は馭者台から、首を回して探すと、人混みから手を振って出てきた。
「ミズサワさんっ」
「シュタインさん」
冒険者パーティー山風の火魔法剣士のシュタインさんだった。
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