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本領?③
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出来るだけの準備をして、父と母に見送られてログハウスを出る。
「気を付けるんよ」
母が最後までそう言っている。
『大丈夫なのです』
『ええ、私達がいるわ、心配しないで』
ビアンカとルージュが心配する母にすりすり。
「お願いね、二人とも」
「じゃあ。お母さん、お父さん、行って来るね」
「気を付けるんよ」
「分かっと」
「ん」
私と晃太はいつもの服の上に、母の作ったポンチョだ。両親に見送られ、アルブレンの城門に向かう。早めに出たけど、既に金の虎の皆さんが揃っている。
「すみません。遅くなりました」
「いや、いま来たばかりだ」
挨拶をする。するっと私の両サイドに並ぶビアンカとルージュに、びくりと下がる金の虎のみなさん。
「お待たせしました」
そこに髭の警備兵さんが、部下の方々を連れてやって来た。合計6人。もちろん武器携帯。
「我々が同行します。アルブレン警備担当のバラダーです」
あ、名前、バラダーさんね。何度か会ったけど、初めて聞いた。バラダーさんは他の警備の皆さんの紹介。
「まず、剣士のシェーヤ」
ごつい人族中年男性。
「火魔法槍士のゴールロ」
すらっとした人族男性。
「魔法使いのチェーロ」
わあ、うさみみの獣人男性。ぴこっと長い耳が動いた。さ、触りたい。ダメダメ。
「弓士のキースチとルカー。ルカーは回復魔法が使えます」
キースチさんはたれ耳のたぶん犬系の獣人。ルカーさんはすらっとした人族男性だ。
男性ばっかりだ。バラダーさんは斧と盾を持ってる。
金の虎の皆さんも自己紹介すみ。
「ユイ・ミズサワです。こちらはビアンカ、ルージュです。こちらは弟の晃太です」
ペコリ。
「では、揃いましたね。早速、出発しましょう。ミズサワさん、巣の場所が分かると聞いています」
「はい。ビアンカ大丈夫よね?」
『大丈夫なのです』
出発前に、私は警備兵のバラダーさんにお願いをする。
「あの、すみません、お願いしたいことがあるんですけど」
「はい、なんですか?」
「実は今、あの借りているログハウスには両親とビアンカとルージュの子供達がいます。ちょっと心配で」
「承知してます。警備兵を適宜巡回させます」
「ありがとうございます」
良かった、ログハウスに残らされている還暦越えの両親と、かわいい5匹の仔達が心配だったけど、警戒してくれると。良かった良かった。
熊の職員さんもやって来た。わざわざ見送りに来てくれた。
「ミズサワさん、今回はありがとうございます。金の虎の皆さんもどうかお気をつけて」
「はい、ありがとうございます」
熊の職員さんや警備兵の皆さんに見送られて、私達はアルブレンを出発した。
『ユイ、こっちなのです』
「分かった、皆さん、こちらです」
ビアンカを先頭に森を進む。隣に私、すぐ後ろにルージュと晃太。森まで1時間かかり、森に入って更に1時間。ビアンカやルージュにとっては大した距離ではないらしい。しかし、既に2時間経過。平たい道を歩いている訳ではないから、疲れてきた。
「後、どれくらいで着くん?」
『後半分なのです』
後2時間ね。
普段の運動不足が足腰にくる。
『ユイ、そろそろおやつ休みなのです』
「そうやね」
私は後ろに続く皆さんに、声をかけ、それぞれ腰を下ろす。
金の虎の皆さん、警備兵の皆さんは革袋の水筒から、補水している。
『おやつなのです。おやつ』
『おやつ、甘いのがいいわ』
「はいはい」
晃太のアイテムボックスからビアンカとルージュ専用、木製の大きなお椀を出す。既にスポーツドリンクが入っている。それから、もへじ生活の焼き菓子が並んだお皿も並ぶ。私と晃太もピッチャーにあらかじめ入れたお茶を飲む。ああ、冷たいお茶が喉に染み込む。
『ユイ、ユイ、足りないのです』
『飲み物がなくなったわ』
「もう、ないん? 晃太、お茶出して」
「ん」
『甘い、果実のがいいのです』
『そうね、毎日、神様に捧げているのがいいわ』
よく見てるわ。神棚に毎日リンゴジュースとお菓子をお供えしている。たまにグラスに入っていたはずのリンゴジュースや、並べたお菓子が消えてる。きっと神様が召し上がっているんだろうなあ。なんて思っていると、ビアンカが私の太ももに顎をのせて、おねだりビーム。ルージュがごろにゃんして、おねだりビーム。
はい、陥落。悪い飼い主です。
「リンゴジュースね? しょうがないね、晃太、出してん」
「ん」
口を尖らせた晃太がお椀にリンゴジュースを注ぐ。
金の虎の皆さんと警備兵の皆さんが、ガン見してくる。
ガン見してくるけど、ジュースもお菓子も吸い込まれるように、ビアンカとルージュのお腹に収まる。お裾分けを考えだが、こういった複数のチームでの作戦の場合、それぞれ食糧は各自負担らしい。なので出したフィナンシェは、晃太のアイテムボックス。いいえ、ビアンカとルージュのお腹に収まる。金の虎のアルスなんとかさんが、ものすごい顔で見ていたけど、残念、もうありません。
しばらくの休憩の後に出発。
『ユイ、そろそろ着くのです。軽く風の結界を張って、こちらの匂いは分からないようにしているのですが、そろそろゴブリンの匂いが防げないのです』
うん、生ゴミみたいな匂いが漂って来てるもん。獣人系の皆さんは、人族より感覚が鋭いらしく、きつそうだ。
『ユイ、ここから見下ろせるのです』
「うん」
ビアンカに言われて、覗くと、緑、わじゃわじゃ。うわあ、気持ち悪い、夢に出そう。いやや。晃太もなんとも言わせない顔で引っ込む。
「かなりの数だな」
「まず、遠距離攻撃を」
ファングさんとバラダーさんが相談。
弓士のキースチとルカーさんが、弓と矢を確認。魔法を使える面々も集中を始める。
『邪魔なのです。ルージュ、私が出るのです』
ビアンカがそんな人達をバッサリ。
『分かったわ。撃ち漏らしだけ、始末するわね』
「え? ビアンカ、一人で大丈夫なん?」
『あれくらい、問題ないのです。ユイ、巻き込まれてもいいなら、付いてくるように伝えてなのです』
なんだか、危ない方法で戦うのね。うん、付いていくとまずそう。
「あの、皆さん。ビアンカが皆さんのお手を煩わせなくても大丈夫だそうです」
私はオブラートに包んで伝える。
顔を見合わせる皆さん。
「しかし、これだけの数ですよ」
『私の気配関知から逃れられないわ。一匹足りとも逃さないわ』
「ルージュに、秘策があるそうです」
「はあ」
納得してない、納得してない。
「姉ちゃん、ビアンカの様子がおかしか」
「はい?」
晃太の声に振り返る。
少し離れた場所でお座りしたビアンカ。その横顔は、無表情なんだけど、とても綺麗だ。
「どうしたん?」
『ユイ、近づかない方がいいわ。ビアンカは今から魔法を纏って突っ込むから、近くにいるものすべて引き裂くわ』
「怖ッ」
『私も念のために防御魔法を使うわ。集まる様に言って』
あ、魔法のカーテンね。
「皆さん、皆さん、こちらに集まってください」
ものすごく怪しいものを見る目で見られるが、ルージュが魔法のカーテンを展開すると、口があんぐりと開く。
「や、闇の高位魔法だぞ、こんなに簡単に展開できるのか?」
魔法使いのチェーロさんが、信じられないと言った顔だ。そうなの? 気軽にルージュが使うから、最近有り難みが薄くなっているけど。
「とにかく皆さん、この中から出ないでください」
納得してない、皆さん、納得出来てない。
『ここは、私のフィールド』
ビアンカの聞いたことのない、静かな声が響く。
『私は誇り高き、守護者、フォレスト『ガーディアン』ウルフ』
いつもの口調が消えた。
『私の前に立ちはだかる、愚かなるモノ達に、風の刃を下そうぞ』
ビアンカの白い毛並みが、ふわふわ揺れる。
あ、色が、白い毛並みの中に、翠のラインが浮かび上がる。同時に、ビアンカの周囲の空気が上昇するように流れ出す。
『戦闘モード 風乙女(シルフィリア)』
「気を付けるんよ」
母が最後までそう言っている。
『大丈夫なのです』
『ええ、私達がいるわ、心配しないで』
ビアンカとルージュが心配する母にすりすり。
「お願いね、二人とも」
「じゃあ。お母さん、お父さん、行って来るね」
「気を付けるんよ」
「分かっと」
「ん」
私と晃太はいつもの服の上に、母の作ったポンチョだ。両親に見送られ、アルブレンの城門に向かう。早めに出たけど、既に金の虎の皆さんが揃っている。
「すみません。遅くなりました」
「いや、いま来たばかりだ」
挨拶をする。するっと私の両サイドに並ぶビアンカとルージュに、びくりと下がる金の虎のみなさん。
「お待たせしました」
そこに髭の警備兵さんが、部下の方々を連れてやって来た。合計6人。もちろん武器携帯。
「我々が同行します。アルブレン警備担当のバラダーです」
あ、名前、バラダーさんね。何度か会ったけど、初めて聞いた。バラダーさんは他の警備の皆さんの紹介。
「まず、剣士のシェーヤ」
ごつい人族中年男性。
「火魔法槍士のゴールロ」
すらっとした人族男性。
「魔法使いのチェーロ」
わあ、うさみみの獣人男性。ぴこっと長い耳が動いた。さ、触りたい。ダメダメ。
「弓士のキースチとルカー。ルカーは回復魔法が使えます」
キースチさんはたれ耳のたぶん犬系の獣人。ルカーさんはすらっとした人族男性だ。
男性ばっかりだ。バラダーさんは斧と盾を持ってる。
金の虎の皆さんも自己紹介すみ。
「ユイ・ミズサワです。こちらはビアンカ、ルージュです。こちらは弟の晃太です」
ペコリ。
「では、揃いましたね。早速、出発しましょう。ミズサワさん、巣の場所が分かると聞いています」
「はい。ビアンカ大丈夫よね?」
『大丈夫なのです』
出発前に、私は警備兵のバラダーさんにお願いをする。
「あの、すみません、お願いしたいことがあるんですけど」
「はい、なんですか?」
「実は今、あの借りているログハウスには両親とビアンカとルージュの子供達がいます。ちょっと心配で」
「承知してます。警備兵を適宜巡回させます」
「ありがとうございます」
良かった、ログハウスに残らされている還暦越えの両親と、かわいい5匹の仔達が心配だったけど、警戒してくれると。良かった良かった。
熊の職員さんもやって来た。わざわざ見送りに来てくれた。
「ミズサワさん、今回はありがとうございます。金の虎の皆さんもどうかお気をつけて」
「はい、ありがとうございます」
熊の職員さんや警備兵の皆さんに見送られて、私達はアルブレンを出発した。
『ユイ、こっちなのです』
「分かった、皆さん、こちらです」
ビアンカを先頭に森を進む。隣に私、すぐ後ろにルージュと晃太。森まで1時間かかり、森に入って更に1時間。ビアンカやルージュにとっては大した距離ではないらしい。しかし、既に2時間経過。平たい道を歩いている訳ではないから、疲れてきた。
「後、どれくらいで着くん?」
『後半分なのです』
後2時間ね。
普段の運動不足が足腰にくる。
『ユイ、そろそろおやつ休みなのです』
「そうやね」
私は後ろに続く皆さんに、声をかけ、それぞれ腰を下ろす。
金の虎の皆さん、警備兵の皆さんは革袋の水筒から、補水している。
『おやつなのです。おやつ』
『おやつ、甘いのがいいわ』
「はいはい」
晃太のアイテムボックスからビアンカとルージュ専用、木製の大きなお椀を出す。既にスポーツドリンクが入っている。それから、もへじ生活の焼き菓子が並んだお皿も並ぶ。私と晃太もピッチャーにあらかじめ入れたお茶を飲む。ああ、冷たいお茶が喉に染み込む。
『ユイ、ユイ、足りないのです』
『飲み物がなくなったわ』
「もう、ないん? 晃太、お茶出して」
「ん」
『甘い、果実のがいいのです』
『そうね、毎日、神様に捧げているのがいいわ』
よく見てるわ。神棚に毎日リンゴジュースとお菓子をお供えしている。たまにグラスに入っていたはずのリンゴジュースや、並べたお菓子が消えてる。きっと神様が召し上がっているんだろうなあ。なんて思っていると、ビアンカが私の太ももに顎をのせて、おねだりビーム。ルージュがごろにゃんして、おねだりビーム。
はい、陥落。悪い飼い主です。
「リンゴジュースね? しょうがないね、晃太、出してん」
「ん」
口を尖らせた晃太がお椀にリンゴジュースを注ぐ。
金の虎の皆さんと警備兵の皆さんが、ガン見してくる。
ガン見してくるけど、ジュースもお菓子も吸い込まれるように、ビアンカとルージュのお腹に収まる。お裾分けを考えだが、こういった複数のチームでの作戦の場合、それぞれ食糧は各自負担らしい。なので出したフィナンシェは、晃太のアイテムボックス。いいえ、ビアンカとルージュのお腹に収まる。金の虎のアルスなんとかさんが、ものすごい顔で見ていたけど、残念、もうありません。
しばらくの休憩の後に出発。
『ユイ、そろそろ着くのです。軽く風の結界を張って、こちらの匂いは分からないようにしているのですが、そろそろゴブリンの匂いが防げないのです』
うん、生ゴミみたいな匂いが漂って来てるもん。獣人系の皆さんは、人族より感覚が鋭いらしく、きつそうだ。
『ユイ、ここから見下ろせるのです』
「うん」
ビアンカに言われて、覗くと、緑、わじゃわじゃ。うわあ、気持ち悪い、夢に出そう。いやや。晃太もなんとも言わせない顔で引っ込む。
「かなりの数だな」
「まず、遠距離攻撃を」
ファングさんとバラダーさんが相談。
弓士のキースチとルカーさんが、弓と矢を確認。魔法を使える面々も集中を始める。
『邪魔なのです。ルージュ、私が出るのです』
ビアンカがそんな人達をバッサリ。
『分かったわ。撃ち漏らしだけ、始末するわね』
「え? ビアンカ、一人で大丈夫なん?」
『あれくらい、問題ないのです。ユイ、巻き込まれてもいいなら、付いてくるように伝えてなのです』
なんだか、危ない方法で戦うのね。うん、付いていくとまずそう。
「あの、皆さん。ビアンカが皆さんのお手を煩わせなくても大丈夫だそうです」
私はオブラートに包んで伝える。
顔を見合わせる皆さん。
「しかし、これだけの数ですよ」
『私の気配関知から逃れられないわ。一匹足りとも逃さないわ』
「ルージュに、秘策があるそうです」
「はあ」
納得してない、納得してない。
「姉ちゃん、ビアンカの様子がおかしか」
「はい?」
晃太の声に振り返る。
少し離れた場所でお座りしたビアンカ。その横顔は、無表情なんだけど、とても綺麗だ。
「どうしたん?」
『ユイ、近づかない方がいいわ。ビアンカは今から魔法を纏って突っ込むから、近くにいるものすべて引き裂くわ』
「怖ッ」
『私も念のために防御魔法を使うわ。集まる様に言って』
あ、魔法のカーテンね。
「皆さん、皆さん、こちらに集まってください」
ものすごく怪しいものを見る目で見られるが、ルージュが魔法のカーテンを展開すると、口があんぐりと開く。
「や、闇の高位魔法だぞ、こんなに簡単に展開できるのか?」
魔法使いのチェーロさんが、信じられないと言った顔だ。そうなの? 気軽にルージュが使うから、最近有り難みが薄くなっているけど。
「とにかく皆さん、この中から出ないでください」
納得してない、皆さん、納得出来てない。
『ここは、私のフィールド』
ビアンカの聞いたことのない、静かな声が響く。
『私は誇り高き、守護者、フォレスト『ガーディアン』ウルフ』
いつもの口調が消えた。
『私の前に立ちはだかる、愚かなるモノ達に、風の刃を下そうぞ』
ビアンカの白い毛並みが、ふわふわ揺れる。
あ、色が、白い毛並みの中に、翠のラインが浮かび上がる。同時に、ビアンカの周囲の空気が上昇するように流れ出す。
『戦闘モード 風乙女(シルフィリア)』
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