あの日の肝試し

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肝試し

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最初はただの肝試しだったんだ…


夏休みに暇だから友達が肝試ししようぜって…
俺?拒否はしなかった…というより出来なかったという方が正しいかな。雰囲気に流されたんだよ。



肝試しの場所はいわゆる心霊スポットってやつだよ俺含めて5人で行ったんだ。最初は何も無かったさ、だけど進んで行く途中、1人が

「なんか足音多くないか?」

と言い出して俺達はただの空耳だろうって相手しなかったんだ。でもそれから少ししてからなんか足音が増えたんだよ。すかさず俺は、

「足音が増えてる」

って言ったよ。でもやっぱりまともに聞いてくれなかった。でも足音が聞こえた奴とはできるだけ一緒に歩いてた。その後は足音が増えてる以外何もなくて、3人は

「やっぱただの空耳だっ………」

「どうした?」

「寒いんだよ」

今は夏だ。言われてみれば今は暑いどころか寒い。

「なぁ、帰ろうぜ流石に……」

その言葉の続きは言えなかった。何故かって?食われてたんだよ頭から。まるで見えない何かに食われたみたいだった。いや、幽霊とでも言うべき何かに食われたんだよ。なんで分かるのかって?簡単な話だ。

























生きたまま食われるのは一生経験する事は無いだろうししたくないね。そのまま意識が消えて行って気づいたらベットの上だったよ。慌てて時間を確認したら肝試しに行った日の朝だった。





なぁ、教えてくれよ…
俺は……
















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