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第107話
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「ヴィヴィアンナ様、この度はご成婚おめでとうございます」
……ん?
「また、ヴィヴィアンナ様にはずっとお世話になっておりましたが、お礼を申し上げる機会をつかめず失礼いたしました。この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました」
えーと。待って。何を言っているのと遮ろうとする私を前に、彼女の言葉は続く。
「ヴィヴィアンナ様は入学した時からずっと私の事を気にかけてくださっていました」
「エミリア様?」
「覚えておられませんか? 裏庭で私が囲まれていた時に助けてくださったこと。この学院内でも身分差は存在する。注意しなさいとご助言いただいたこと」
助けたわけではない。それに警告であって、忠告ではない。とんだ勘違いだ。
今度は私の方が呆気に取られて言葉を失う。しかし次の言葉でさらに驚かされた。
「それだけではありません。私の破かれた教科書を自分の物と替えてくださったでしょう」
「な、なぜ!? 教科書に書き込みはしていなかったはずよ。なぜ替えたことに気付いたの!?」
言葉に出してからはっとする。自白したようなものだ。
「ヴィヴィアンナ様は、教室を空にする課外学習から私が戻ってくるまでに替えてくださったんですよね。でもそれ以前に、私の教科書は既に切り裂かれていたんですよ。ですから気付かないはずがないんです」
「え!?」
「それに何よりね」
エミリア嬢はくすくすと可笑しそうに笑った。
「教科書の裏にヴィヴィアンナ様のお名前が書いてありましたから」
「……あ」
「お前って、やっぱり肝心な所が抜けているよな」
それを横で聞いている殿下は腕を組み、呆れ笑いをする。
否定できない。
「そのお名前の書き方や梯子の使用中止と書かれた文字を見て、机の中にあった私に対しての忠告文や最初の呼び出しも全部ヴィヴィアンナ様のものだと分かりました」
あの時、梯子に注目していたのは細工に気付いたわけではなく、私の文字を見ていたのか。あと、手紙は忠告文ではなく、警告文だったはずです……。
「嫌がらせの倉庫での呼び出しも私の身代わりになってくださったんですね」
「な、なぜ。それを?」
おいそれは一体何の事だと横で殿下が騒いでいるけれど、それどころではない。なぜなら私の目の前で彼女は指を組むと、ぽきぽきと男らしく音を鳴らしたからだ。とてもお美しい彼女がやる仕草ではない。
「ええ。どうも状況が読めなくて現場にいた人に、ちょっと下からお願いしたらすぐに教えてくれました」
片目を伏せて可愛らしく笑っているけど、皆、若干引いていますよ!
「そうそう。私に嫌がらせを繰り返していた人を蹴散らしてくださったのもヴィヴィアンナ様なんですよね。とある人から聞きました」
ずっと傍観者でいるつもりではなかったのか。
私は咄嗟に視線をオーブリーさんにギンッやると、彼はひょいと肩をすくめた。
「お茶会の席でのことも、私を庇ってなどいないとはもう言わせませんよ」
エミリア嬢は悪戯っぽく笑う。
彼女の言葉に同意して頷く動作をしている人が目の端に入ったので視線をやると、それはディアナ嬢とエリーゼ嬢だった。
「きっと私が知らない所でももっと、ヴィヴィアンナ様に守られてきたのでしょうね」
私はそこまで言われて、とうとう諦めた。
「それはわたくしの、自分のためで」
「たとえそうでも構いません。ヴィヴィアンナ様が私を守ってくださったという事実には変わりないのですから。だから今度は私がヴィヴィアンナ様の幸せをお祝いさせてください」
エミリア嬢は一呼吸すると満面の笑顔を見せる。
「ヴィヴィアンナ様、本日はご卒業並びにご婚姻、本当におめでとうございます。末永く御多幸のほど心よりお祈り申し上げます。――私からは以上です」
最後の言葉を言い終えると辺りから拍手がわき起こった。
「エミリア・コーラル、挨拶をありがとう」
殿下は感謝を述べ、彼女は優雅に礼を取って輪の中へと戻っていく。
「で、でも、お二人で密会されていたではありませんか」
「密会ってお前な……。彼女からお前の動向を聞いていたんだよ。お前は危なっかしいからな」
私がエミリア嬢を見ると、彼女は少しやるせなさそうに微笑んだ。
彼女は、口では殿下に報告と言っていたものの、本当は彼に好意を寄せていたのだろう。
「聞きたいことはこれだけか?」
「こ、婚約破棄はどうなったのです」
「は? 婚約破棄? 一体何の話だよ。――って言うか、まさかお前、俺と婚約破棄したいのかよ!」
不機嫌そうに眉をひそめた殿下のせいで辺りがざわめく。
私としては婚約破棄を前提に今まで頑張ってきたわけで、この展開について行けないのは当然のことというもの。
「でもわたくしの悪事の数々が……」
「悪事?」
「公爵家の威を借りて人を傷つけたり、威張ったりもしましたわ」
「ああ。それな。前者は何か分からないが、後者に関しては感謝の声が上がっているぞ」
苛めを受けていた人からの感謝の言葉らしい。いくつも殿下の耳に届いたとか。
「さっきのようなトラブルを引き起こしてしまったこともありますよ」
すると殿下ははぁとため息をついた。
「その点は俺が悪かった。そんな危ない目に遭わせないよう、これからは俺が守る」
真剣で頼もしい殿下の目に、言葉に、ここまで圧倒されたことは初めてかもしれない。驚きなのか、悔しいのか、嬉しいのか、喜びなのか、複雑な気持ちが押し寄せて言葉にならない。
「他には?」
「で、殿下のお気持ちは。本当にわたくしでよろしいのですか」
殿下は面食らい、一瞬何やら難しい顔をした。そして上を向き、頭をがしがしと掻くと、仕方ないとばかりにこちらを睨み付けて素早く私に耳打ちした。
「お前じゃなきゃ、駄目なんだよ。……これ以上はまた二人の時にな」
「――っ!」
「納得したか? よし。納得したな? じゃあ、ほら」
照れくささを隠すためにふて腐れたような顔をした殿下が、私の方へと手を伸ばした。
「ここに婚姻を結ぶと二人で発表しよう」
これまで終わりの見えない世界で、ずっとがむしゃらに走り続けてきた。全てはこの日のために、自分を見つめ直す過程が必要だったのだろうか。ここでようやくその足を止め、幸せになって――良いのだろうか。
そんな風に考えていると、思考を遮るように一つの叫び声が上がった。
「ヴィヴィアンナ様ぁ!」
……その声は。彼女がなぜここに。
「わたくしユーナは、お約束通りこの目でヴィヴィアンナ様のご婚姻を見届けに参りましたよ!」
視線をやるとハンカチで目元を押さえているユーナの姿があった。横では、婚姻を見届けなければ絶対にお嫁に行かないといってきかなかったんですと苦笑する侍従もいた。
ユーナったら、最初から旦那様に呆れられたらどうするのと苦笑していると、それを皮切りに周りから次々と祝福の声がかかり、拍手が巻き起こった。
「ヴィヴィアンナ様、おめでとうざいます!」
「おめでとうございます!」
「ご結婚、おめでとうございます!」
エミリア嬢やディアナ嬢、オーブリーさんにムラノフさんなどこれまで関わってきた人も、そうでない人も皆、笑顔で祝福してくれている光景に私は涙ぐんだ。
方向性は間違っていたかもしれない。けれど、私のこれまでの行動は決して無駄ではなかったのだと。
「ほら、ヴィヴィアンナ。皆も待っているだろ。手を」
「……はい!」
涙で歪んでも、殿下のいつものような少し拗ねた表情に私は笑みが零れた。
今なら。
今なら自分の気持ちをもう素直に口にしてもいい……ですよね。
私は殿下へと自分の手を伸ばしながら、口を開く。
「殿下」
「うん?」
「わ、わたくし。わたくし、ずっと殿下に言いたかったことが――」
そう口にした時。
――ピシッ。
どこかでガラスにヒビが入るような音が聞こえた。
なぜか幸せな気持ちが一気に霧散し、不安に駆られる。
「どうした?」
「い、今、何か音が」
――ピシリッ。
「ほ、ほら。また!」
「ヴィヴィアンナ?」
何も感じ取っておらず笑顔のままの殿下。
慌てて周りを見渡しても、誰もこの音に気付いた者がいないようで、ただ私の行動を微笑ましそうに見つめているばかりだ。
けれど私の心臓はドクドクと高鳴り、警鐘を鳴らしている。
「で、殿下。ここは危険です。すぐにここを離れましょう!」
私が彼の腕に手をかけた瞬間。
――パリィーンッ!
「きゃあああっ!?」
突き抜けるような決定的な高い音が響いた。
その瞬間。
目の前の殿下の笑顔も、皆が喜ぶ表情も、華やかな会場も、全ての光景が儚く。
砕け散った。
……ん?
「また、ヴィヴィアンナ様にはずっとお世話になっておりましたが、お礼を申し上げる機会をつかめず失礼いたしました。この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました」
えーと。待って。何を言っているのと遮ろうとする私を前に、彼女の言葉は続く。
「ヴィヴィアンナ様は入学した時からずっと私の事を気にかけてくださっていました」
「エミリア様?」
「覚えておられませんか? 裏庭で私が囲まれていた時に助けてくださったこと。この学院内でも身分差は存在する。注意しなさいとご助言いただいたこと」
助けたわけではない。それに警告であって、忠告ではない。とんだ勘違いだ。
今度は私の方が呆気に取られて言葉を失う。しかし次の言葉でさらに驚かされた。
「それだけではありません。私の破かれた教科書を自分の物と替えてくださったでしょう」
「な、なぜ!? 教科書に書き込みはしていなかったはずよ。なぜ替えたことに気付いたの!?」
言葉に出してからはっとする。自白したようなものだ。
「ヴィヴィアンナ様は、教室を空にする課外学習から私が戻ってくるまでに替えてくださったんですよね。でもそれ以前に、私の教科書は既に切り裂かれていたんですよ。ですから気付かないはずがないんです」
「え!?」
「それに何よりね」
エミリア嬢はくすくすと可笑しそうに笑った。
「教科書の裏にヴィヴィアンナ様のお名前が書いてありましたから」
「……あ」
「お前って、やっぱり肝心な所が抜けているよな」
それを横で聞いている殿下は腕を組み、呆れ笑いをする。
否定できない。
「そのお名前の書き方や梯子の使用中止と書かれた文字を見て、机の中にあった私に対しての忠告文や最初の呼び出しも全部ヴィヴィアンナ様のものだと分かりました」
あの時、梯子に注目していたのは細工に気付いたわけではなく、私の文字を見ていたのか。あと、手紙は忠告文ではなく、警告文だったはずです……。
「嫌がらせの倉庫での呼び出しも私の身代わりになってくださったんですね」
「な、なぜ。それを?」
おいそれは一体何の事だと横で殿下が騒いでいるけれど、それどころではない。なぜなら私の目の前で彼女は指を組むと、ぽきぽきと男らしく音を鳴らしたからだ。とてもお美しい彼女がやる仕草ではない。
「ええ。どうも状況が読めなくて現場にいた人に、ちょっと下からお願いしたらすぐに教えてくれました」
片目を伏せて可愛らしく笑っているけど、皆、若干引いていますよ!
「そうそう。私に嫌がらせを繰り返していた人を蹴散らしてくださったのもヴィヴィアンナ様なんですよね。とある人から聞きました」
ずっと傍観者でいるつもりではなかったのか。
私は咄嗟に視線をオーブリーさんにギンッやると、彼はひょいと肩をすくめた。
「お茶会の席でのことも、私を庇ってなどいないとはもう言わせませんよ」
エミリア嬢は悪戯っぽく笑う。
彼女の言葉に同意して頷く動作をしている人が目の端に入ったので視線をやると、それはディアナ嬢とエリーゼ嬢だった。
「きっと私が知らない所でももっと、ヴィヴィアンナ様に守られてきたのでしょうね」
私はそこまで言われて、とうとう諦めた。
「それはわたくしの、自分のためで」
「たとえそうでも構いません。ヴィヴィアンナ様が私を守ってくださったという事実には変わりないのですから。だから今度は私がヴィヴィアンナ様の幸せをお祝いさせてください」
エミリア嬢は一呼吸すると満面の笑顔を見せる。
「ヴィヴィアンナ様、本日はご卒業並びにご婚姻、本当におめでとうございます。末永く御多幸のほど心よりお祈り申し上げます。――私からは以上です」
最後の言葉を言い終えると辺りから拍手がわき起こった。
「エミリア・コーラル、挨拶をありがとう」
殿下は感謝を述べ、彼女は優雅に礼を取って輪の中へと戻っていく。
「で、でも、お二人で密会されていたではありませんか」
「密会ってお前な……。彼女からお前の動向を聞いていたんだよ。お前は危なっかしいからな」
私がエミリア嬢を見ると、彼女は少しやるせなさそうに微笑んだ。
彼女は、口では殿下に報告と言っていたものの、本当は彼に好意を寄せていたのだろう。
「聞きたいことはこれだけか?」
「こ、婚約破棄はどうなったのです」
「は? 婚約破棄? 一体何の話だよ。――って言うか、まさかお前、俺と婚約破棄したいのかよ!」
不機嫌そうに眉をひそめた殿下のせいで辺りがざわめく。
私としては婚約破棄を前提に今まで頑張ってきたわけで、この展開について行けないのは当然のことというもの。
「でもわたくしの悪事の数々が……」
「悪事?」
「公爵家の威を借りて人を傷つけたり、威張ったりもしましたわ」
「ああ。それな。前者は何か分からないが、後者に関しては感謝の声が上がっているぞ」
苛めを受けていた人からの感謝の言葉らしい。いくつも殿下の耳に届いたとか。
「さっきのようなトラブルを引き起こしてしまったこともありますよ」
すると殿下ははぁとため息をついた。
「その点は俺が悪かった。そんな危ない目に遭わせないよう、これからは俺が守る」
真剣で頼もしい殿下の目に、言葉に、ここまで圧倒されたことは初めてかもしれない。驚きなのか、悔しいのか、嬉しいのか、喜びなのか、複雑な気持ちが押し寄せて言葉にならない。
「他には?」
「で、殿下のお気持ちは。本当にわたくしでよろしいのですか」
殿下は面食らい、一瞬何やら難しい顔をした。そして上を向き、頭をがしがしと掻くと、仕方ないとばかりにこちらを睨み付けて素早く私に耳打ちした。
「お前じゃなきゃ、駄目なんだよ。……これ以上はまた二人の時にな」
「――っ!」
「納得したか? よし。納得したな? じゃあ、ほら」
照れくささを隠すためにふて腐れたような顔をした殿下が、私の方へと手を伸ばした。
「ここに婚姻を結ぶと二人で発表しよう」
これまで終わりの見えない世界で、ずっとがむしゃらに走り続けてきた。全てはこの日のために、自分を見つめ直す過程が必要だったのだろうか。ここでようやくその足を止め、幸せになって――良いのだろうか。
そんな風に考えていると、思考を遮るように一つの叫び声が上がった。
「ヴィヴィアンナ様ぁ!」
……その声は。彼女がなぜここに。
「わたくしユーナは、お約束通りこの目でヴィヴィアンナ様のご婚姻を見届けに参りましたよ!」
視線をやるとハンカチで目元を押さえているユーナの姿があった。横では、婚姻を見届けなければ絶対にお嫁に行かないといってきかなかったんですと苦笑する侍従もいた。
ユーナったら、最初から旦那様に呆れられたらどうするのと苦笑していると、それを皮切りに周りから次々と祝福の声がかかり、拍手が巻き起こった。
「ヴィヴィアンナ様、おめでとうざいます!」
「おめでとうございます!」
「ご結婚、おめでとうございます!」
エミリア嬢やディアナ嬢、オーブリーさんにムラノフさんなどこれまで関わってきた人も、そうでない人も皆、笑顔で祝福してくれている光景に私は涙ぐんだ。
方向性は間違っていたかもしれない。けれど、私のこれまでの行動は決して無駄ではなかったのだと。
「ほら、ヴィヴィアンナ。皆も待っているだろ。手を」
「……はい!」
涙で歪んでも、殿下のいつものような少し拗ねた表情に私は笑みが零れた。
今なら。
今なら自分の気持ちをもう素直に口にしてもいい……ですよね。
私は殿下へと自分の手を伸ばしながら、口を開く。
「殿下」
「うん?」
「わ、わたくし。わたくし、ずっと殿下に言いたかったことが――」
そう口にした時。
――ピシッ。
どこかでガラスにヒビが入るような音が聞こえた。
なぜか幸せな気持ちが一気に霧散し、不安に駆られる。
「どうした?」
「い、今、何か音が」
――ピシリッ。
「ほ、ほら。また!」
「ヴィヴィアンナ?」
何も感じ取っておらず笑顔のままの殿下。
慌てて周りを見渡しても、誰もこの音に気付いた者がいないようで、ただ私の行動を微笑ましそうに見つめているばかりだ。
けれど私の心臓はドクドクと高鳴り、警鐘を鳴らしている。
「で、殿下。ここは危険です。すぐにここを離れましょう!」
私が彼の腕に手をかけた瞬間。
――パリィーンッ!
「きゃあああっ!?」
突き抜けるような決定的な高い音が響いた。
その瞬間。
目の前の殿下の笑顔も、皆が喜ぶ表情も、華やかな会場も、全ての光景が儚く。
砕け散った。
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