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ワールドイートタワーへ
エロの拠点完全破壊と撤去 そして
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「みんなの力を結集するにゃ。
そしてエロ建築を破壊するにゃ」
「い、いやでも、あたしの悪魔パワーや
ファイナちゃんの召喚は使わない方が……」
「だからこそやるにゃ。
今ならわかるにゃ。そう思わせて
ぶち壊させないための作戦だったんじゃにゃいか?」
ピグナが愕然とした顔で
「そ、そうか、囮に会えば会うほど
実力行使や裏技が使えないという印象が蓄積されて……」
「……」
いや、それ考えすぎだろ……。
と俺は唖然としているが、とりあえず黙る。
ファイナは憤然とした顔で
「もう騙され続けて我慢なりませんわ!
わたくしたちの全ての力を使って
あの城をぶち壊しましょう!」
真っ赤になって魔法陣を描き出した。
ピグナはピタッと俺の背中に手を当ててきて
「じゃあ、また生命力もらうからねー」
反対の手をファイナに向けた。
ペップは近くで
「ああああああああああああ!
これが全開の五百パーセントだにゃああああ!」
と全身から物凄い闘気のオーラを発しだしたが
どこを基準で五百パーセントなのか
そしてなぜ、そう叫んだのか
皆目見当がつかない。
ファイナが巨大な魔法陣を描き終わると
ピグナが、そちらに向けた手からまるで
水まきのように、虹色のオーラを発しだす。
ファイナはそのオーラを体中に吸収しながら
「お、おおおおおおお!冥王ガスパールグルジャーナよ!!
われの呼び出しに応じたまえ!
我の願いを聞き届けたまえ!」
と空へ向けて叫んだ。
ポンッという音がして
魔法陣の中心に数メートルはある
紫色の巨大な指が一本生える。
ピグナはその場で、指に向けてひざまずいて首をたれ
ファイナはもその指にツカツカと歩み寄って
ひざまずくと
「偉大なる冥王様の指よ、わたくしはあの城が
許せません。破壊していただけますか?」
頭を低くして頼んだ。
すると魔法陣から生えている巨大な指は
億劫そうに、二回ほど頷くように折れ曲がる。
そして、指先を城へと向けると
紫色のぷっとい光線を放って、城を焼き始めた。
同時にペップが
「ハイキャッター拳最終奥義
ファイナルオウギ!!」
と十数メートル上空へと輝く闘気を纏ったまま飛び上がり
そして巨大な扇形の闘気を両手から出して
宙に浮きあがったまま、ものすごい勢いで
城をぶっ叩きまくりだした。
俺は黒パンツ一丁で呆然と
瞬く間に破壊されだした城を見上げている。
明らかに意思を持った城だったので
もっと断末魔とか上がるかと思ったが
それはなかった。
十五分かからずに、城は瓦礫の山と化して
魔法陣から巨大な指は消えていき
そして宙から延々と城を殴りまくっていたペップも
ゆっくりと着地して、闘気を消す。
「ふう。またひとつエッチの拠点を滅ぼしてしまったにゃ」
ペップは満足げに額の汗をぬぐうが
それとほぼ同時に、城から延々と下に伸びている塔も
次々に崩れだしていった。
「あ……」
「あれ……」
「どうしたにゃ?」
「いや、次の階に行く通路が……」
「先に行ったマクネルファーさんが……」
「……我らの偉大なる犠牲で
エッチの拠点を滅ぼしたにゃ……我らはここで滅びても
後世のものにエッチな被害がいかないにゃ……」
「いや、先に進めないと意味ないだろ……」
「ぴ、ピグナさん……」
「……ちょ、ちょっと休もうか……。
食べて寝たらいいアイデア思い付くかも……」
全員で頷いて、とりあえず
瓦礫の近くにテントを張って、
食事休憩にすることにする。
やり過ぎた気がする。城を完全破壊してしまったようだ。
沈黙したまま、夕食が出来上がり
四人で輪を作って食べる。
「……」
近くには瓦礫の山である。
正直、完全に間違った気がしてならない。
黙って食べ終わり、そして皆黙って
テントへと入った。マクネルファーが居ないのに
結局俺は外で寝袋である。
どうしてなんだ……。
変わらない青空を眺めていると
なんとなく眠くなって、いつの間にか
眠り込んでしまう。
「瓦礫を退けてください」
バムの声が微かに頭の隅に響いて
そして目がパチっと覚めた。
近くでは早く起きたらしい
ペップとファイナが雑談しながら
朝食を作っている。
俺は寝袋から出て
「あの、今バムの声で瓦礫を退けろって……」
二人に近づいてそう言うと
首を傾げられた。
「私にはきこえてないにゃ?」
「そうですわね」
「幻聴だったのかな……」
俺も食事を作るのに加わって
できたころにピグナが起きてくる。
食べながら、ピグナにもバムの声について話すと
「……他に策も浮かばないし
とりあえず瓦礫を退けてみようか」
と頷いてきた。
ファイナとペップも同意したので
朝食を食べ終わって、片づけると
皆で、城の瓦礫跡を撤去し始める。
九割ペップが動かして
五分俺で、残りの半々が
ファイナとピグナという感じで
瓦礫を脇に撤去すると
その建っていた場所の中心部に
円形の大穴が、透明な床に開いているのが分かった。
当然ながらその下はどこまでも続く青空である。
「ああ、塔が下まで伸びていた場所だね」
ピグナがのぞき込みながら言う。
「他には、気になる場所とかものとかないよな?」
「瓦礫にはなかったにゃ」
「飛び降りろということでしょうか?」
「……分からないな」
しばらく四人でその穴を覗き込んでいると
「ここが正解です。あとの穴は冥界に通じています」
バムの声がして咄嗟に全員で背後を振り返る。
そこには誰も居なかった。
「あとの穴ってなんだにゃ?」
ピグナが気付いた顔で
「……あ、そうか、巨竜が顔を出していたのも穴だった」
「ということは、他の囮も
透明な床に開いた穴から出ているということか……」
「つまり、ここから落ちればいいんだにゃ?」
「そういうことになるよね」
「塔が無くなりましたが……」
「無くてもいいんじゃない?」
俺が真面目な顔で
「バムを信じよう」
と言うと、ペップは
「そうだにゃ。バムちゃんなら間違いないにゃ」
とすぐに頷いて、あとの二人は
いきなり俺に詰め寄ってきて
「あ、あのさ……バムちゃんだから何でも信じるって
良くないと思うよ……」
「そ、そうですわ。普段は居ないのに、い、いつもいつも
良い所だけ出てきて、ずるいと思います!」
「あの、もしかして、バムに嫉妬してる……?」
「違うよ!」「違いますわ!」
嫉妬しているらしい。
ペップはチラッと二人を見ながら
「ふむ……青臭いにゃ。ただの女としての本能だにゃ。
エッチとはまだ違う……これの進化系が昼メロか……」
なにか意味不明なことをブツブツ一人で呟いていた。怖い。
その後、三十分くらい準備をした後に
意を決して飛び降りることにする。
とりあえず荷物は俺とペップが背負って
四人でせーのでいくことになった。
「せー……のっ!」
他の三人は足から上手く飛び降りられたが
俺は一人足が引っかかって
バランスを崩し、頭から落ちていく。
真っ青な空の中をどこまでも落ちていきながら
ああ……これ死んだわ……。
もうダメだわ……。
短い人生だった……。
と走馬灯が過ぎりだす。
中学野球部の練習試合の記憶だ。
田坂だか、松島だか名前をよく覚えていない
三番の奴が、めちゃくちゃ変な体勢で
むりやり相手のシンカーにバットを当て
さらに四番の筋肉バカの山口がツーベースヒットを打ったのだが
三番のアホが本塁への走塁を踏んぎれずに
二塁三塁となり
その日、監督の気まぐれで
何故か五番を打っていた俺に打席が回ってきた。
「へいへいバッタービビってるー!」
いきなりベンチから、いつも大量失点するクソピッチャーが
チームメイトである俺を何故か煽ってきて
他の選手全員から小突かれまくった末に監督から
その場で説教されだしたのを横目に
俺はネクストバッターズサークルから
打席に入り、そして集中する。
打てる。大丈夫、打てるさ。
三番と四番のアホどもとあのクソピッチャーにだけは見下されたくない。
その一心で俺はバットを三度
渾身の力で降って、そしてツーストライクに追い込まれた
三度目に相手のストレートに掠って、打球は舞い上がり
キャッチャーフライでその打席は終了した。
ベンチに戻ると、同情した顔の監督が
スポーツドリンクのペットボトルを渡してきて
隅で黙って飲むと、妙に旨かったのを覚えている。
クソピッチャーは、監督に気づかれないように
中指を立て、俺にファックサインを出してきて
他のチームメイトに即座に見つけられて
また小突かれまくった末に、監督から正座させられて説教をくらっていた。
無茶苦茶な弱小チームだったけど、楽しかったなぁ……。
青春だった……。
「おっきろにゃああああああ!」
気持ちよく走馬灯に浸っていると
「ぶぼっふぁああああああああ!」
頬を思いっきり叩かれて、俺は
ゴロゴロと横に吹っ飛んでいく。
顔に当たる雨と、頬の痛みに起き上がると
レインコートを着たペップが
「起きたかにゃ。呼吸が止まりかけてたにゃ」
ファイナとピグナも近寄ってきて
「ペップさんの闘気を注入したのです」
「これでじいさん以外はみんな見つかったね」
見回すと辺りは、
曇天から小雨が降り注いでいる荒野だった。
そしてエロ建築を破壊するにゃ」
「い、いやでも、あたしの悪魔パワーや
ファイナちゃんの召喚は使わない方が……」
「だからこそやるにゃ。
今ならわかるにゃ。そう思わせて
ぶち壊させないための作戦だったんじゃにゃいか?」
ピグナが愕然とした顔で
「そ、そうか、囮に会えば会うほど
実力行使や裏技が使えないという印象が蓄積されて……」
「……」
いや、それ考えすぎだろ……。
と俺は唖然としているが、とりあえず黙る。
ファイナは憤然とした顔で
「もう騙され続けて我慢なりませんわ!
わたくしたちの全ての力を使って
あの城をぶち壊しましょう!」
真っ赤になって魔法陣を描き出した。
ピグナはピタッと俺の背中に手を当ててきて
「じゃあ、また生命力もらうからねー」
反対の手をファイナに向けた。
ペップは近くで
「ああああああああああああ!
これが全開の五百パーセントだにゃああああ!」
と全身から物凄い闘気のオーラを発しだしたが
どこを基準で五百パーセントなのか
そしてなぜ、そう叫んだのか
皆目見当がつかない。
ファイナが巨大な魔法陣を描き終わると
ピグナが、そちらに向けた手からまるで
水まきのように、虹色のオーラを発しだす。
ファイナはそのオーラを体中に吸収しながら
「お、おおおおおおお!冥王ガスパールグルジャーナよ!!
われの呼び出しに応じたまえ!
我の願いを聞き届けたまえ!」
と空へ向けて叫んだ。
ポンッという音がして
魔法陣の中心に数メートルはある
紫色の巨大な指が一本生える。
ピグナはその場で、指に向けてひざまずいて首をたれ
ファイナはもその指にツカツカと歩み寄って
ひざまずくと
「偉大なる冥王様の指よ、わたくしはあの城が
許せません。破壊していただけますか?」
頭を低くして頼んだ。
すると魔法陣から生えている巨大な指は
億劫そうに、二回ほど頷くように折れ曲がる。
そして、指先を城へと向けると
紫色のぷっとい光線を放って、城を焼き始めた。
同時にペップが
「ハイキャッター拳最終奥義
ファイナルオウギ!!」
と十数メートル上空へと輝く闘気を纏ったまま飛び上がり
そして巨大な扇形の闘気を両手から出して
宙に浮きあがったまま、ものすごい勢いで
城をぶっ叩きまくりだした。
俺は黒パンツ一丁で呆然と
瞬く間に破壊されだした城を見上げている。
明らかに意思を持った城だったので
もっと断末魔とか上がるかと思ったが
それはなかった。
十五分かからずに、城は瓦礫の山と化して
魔法陣から巨大な指は消えていき
そして宙から延々と城を殴りまくっていたペップも
ゆっくりと着地して、闘気を消す。
「ふう。またひとつエッチの拠点を滅ぼしてしまったにゃ」
ペップは満足げに額の汗をぬぐうが
それとほぼ同時に、城から延々と下に伸びている塔も
次々に崩れだしていった。
「あ……」
「あれ……」
「どうしたにゃ?」
「いや、次の階に行く通路が……」
「先に行ったマクネルファーさんが……」
「……我らの偉大なる犠牲で
エッチの拠点を滅ぼしたにゃ……我らはここで滅びても
後世のものにエッチな被害がいかないにゃ……」
「いや、先に進めないと意味ないだろ……」
「ぴ、ピグナさん……」
「……ちょ、ちょっと休もうか……。
食べて寝たらいいアイデア思い付くかも……」
全員で頷いて、とりあえず
瓦礫の近くにテントを張って、
食事休憩にすることにする。
やり過ぎた気がする。城を完全破壊してしまったようだ。
沈黙したまま、夕食が出来上がり
四人で輪を作って食べる。
「……」
近くには瓦礫の山である。
正直、完全に間違った気がしてならない。
黙って食べ終わり、そして皆黙って
テントへと入った。マクネルファーが居ないのに
結局俺は外で寝袋である。
どうしてなんだ……。
変わらない青空を眺めていると
なんとなく眠くなって、いつの間にか
眠り込んでしまう。
「瓦礫を退けてください」
バムの声が微かに頭の隅に響いて
そして目がパチっと覚めた。
近くでは早く起きたらしい
ペップとファイナが雑談しながら
朝食を作っている。
俺は寝袋から出て
「あの、今バムの声で瓦礫を退けろって……」
二人に近づいてそう言うと
首を傾げられた。
「私にはきこえてないにゃ?」
「そうですわね」
「幻聴だったのかな……」
俺も食事を作るのに加わって
できたころにピグナが起きてくる。
食べながら、ピグナにもバムの声について話すと
「……他に策も浮かばないし
とりあえず瓦礫を退けてみようか」
と頷いてきた。
ファイナとペップも同意したので
朝食を食べ終わって、片づけると
皆で、城の瓦礫跡を撤去し始める。
九割ペップが動かして
五分俺で、残りの半々が
ファイナとピグナという感じで
瓦礫を脇に撤去すると
その建っていた場所の中心部に
円形の大穴が、透明な床に開いているのが分かった。
当然ながらその下はどこまでも続く青空である。
「ああ、塔が下まで伸びていた場所だね」
ピグナがのぞき込みながら言う。
「他には、気になる場所とかものとかないよな?」
「瓦礫にはなかったにゃ」
「飛び降りろということでしょうか?」
「……分からないな」
しばらく四人でその穴を覗き込んでいると
「ここが正解です。あとの穴は冥界に通じています」
バムの声がして咄嗟に全員で背後を振り返る。
そこには誰も居なかった。
「あとの穴ってなんだにゃ?」
ピグナが気付いた顔で
「……あ、そうか、巨竜が顔を出していたのも穴だった」
「ということは、他の囮も
透明な床に開いた穴から出ているということか……」
「つまり、ここから落ちればいいんだにゃ?」
「そういうことになるよね」
「塔が無くなりましたが……」
「無くてもいいんじゃない?」
俺が真面目な顔で
「バムを信じよう」
と言うと、ペップは
「そうだにゃ。バムちゃんなら間違いないにゃ」
とすぐに頷いて、あとの二人は
いきなり俺に詰め寄ってきて
「あ、あのさ……バムちゃんだから何でも信じるって
良くないと思うよ……」
「そ、そうですわ。普段は居ないのに、い、いつもいつも
良い所だけ出てきて、ずるいと思います!」
「あの、もしかして、バムに嫉妬してる……?」
「違うよ!」「違いますわ!」
嫉妬しているらしい。
ペップはチラッと二人を見ながら
「ふむ……青臭いにゃ。ただの女としての本能だにゃ。
エッチとはまだ違う……これの進化系が昼メロか……」
なにか意味不明なことをブツブツ一人で呟いていた。怖い。
その後、三十分くらい準備をした後に
意を決して飛び降りることにする。
とりあえず荷物は俺とペップが背負って
四人でせーのでいくことになった。
「せー……のっ!」
他の三人は足から上手く飛び降りられたが
俺は一人足が引っかかって
バランスを崩し、頭から落ちていく。
真っ青な空の中をどこまでも落ちていきながら
ああ……これ死んだわ……。
もうダメだわ……。
短い人生だった……。
と走馬灯が過ぎりだす。
中学野球部の練習試合の記憶だ。
田坂だか、松島だか名前をよく覚えていない
三番の奴が、めちゃくちゃ変な体勢で
むりやり相手のシンカーにバットを当て
さらに四番の筋肉バカの山口がツーベースヒットを打ったのだが
三番のアホが本塁への走塁を踏んぎれずに
二塁三塁となり
その日、監督の気まぐれで
何故か五番を打っていた俺に打席が回ってきた。
「へいへいバッタービビってるー!」
いきなりベンチから、いつも大量失点するクソピッチャーが
チームメイトである俺を何故か煽ってきて
他の選手全員から小突かれまくった末に監督から
その場で説教されだしたのを横目に
俺はネクストバッターズサークルから
打席に入り、そして集中する。
打てる。大丈夫、打てるさ。
三番と四番のアホどもとあのクソピッチャーにだけは見下されたくない。
その一心で俺はバットを三度
渾身の力で降って、そしてツーストライクに追い込まれた
三度目に相手のストレートに掠って、打球は舞い上がり
キャッチャーフライでその打席は終了した。
ベンチに戻ると、同情した顔の監督が
スポーツドリンクのペットボトルを渡してきて
隅で黙って飲むと、妙に旨かったのを覚えている。
クソピッチャーは、監督に気づかれないように
中指を立て、俺にファックサインを出してきて
他のチームメイトに即座に見つけられて
また小突かれまくった末に、監督から正座させられて説教をくらっていた。
無茶苦茶な弱小チームだったけど、楽しかったなぁ……。
青春だった……。
「おっきろにゃああああああ!」
気持ちよく走馬灯に浸っていると
「ぶぼっふぁああああああああ!」
頬を思いっきり叩かれて、俺は
ゴロゴロと横に吹っ飛んでいく。
顔に当たる雨と、頬の痛みに起き上がると
レインコートを着たペップが
「起きたかにゃ。呼吸が止まりかけてたにゃ」
ファイナとピグナも近寄ってきて
「ペップさんの闘気を注入したのです」
「これでじいさん以外はみんな見つかったね」
見回すと辺りは、
曇天から小雨が降り注いでいる荒野だった。
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