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ワールド料理カップ
事前妨害
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仕方なく、ピグナをマッサージする。
「あ、そこ気持ちいい」
「あっ……」
などと言ってくるが、もう全然興奮しない。
悪魔なのである。この世界の生き物ではない。
それよりも俺の背後のベッドで
ペップにマッサージされているファイナの方が気になる。
一旦手を止めて背後に意識を集中していると
「……ちょっと、あたしでしょ?後ろじゃないよ?」
ピグナがすぐに注意してくるので
仕方なく、肩甲骨当たり辺りをグリグリとしてやり
気持ちよさで黙らせる。
そんな拷問の様な二時間が過ぎて
ピグナがようやく寝てくれた頃
俺も疲労困憊になり、床に座り込んだ。
そもそも、あの大会場での試合後すぐにこれである。
疲れが出ない方がおかしい。何も食べてないし。
まだ元気なペップが
「ファイナちゃん揉み終わったし、ちょっと買い出し
行ってくるにゃ」
スキップしながら部屋から出ていった。
体力あるな……とそれを眺めてから
荷物から寝袋を引っ張り出して
しばらく仮眠を取ることにする。
ファイナもピグナもマッサージが気持ちよかったのか
寝てしまっている。
起きたら、夜中だった。
部屋の中は真っ暗である。
カンテラを灯して、照らすと
三人とも寝ている。
何か食べたいなと夜食を荷物から
探していると、ファイナが起きてきた。
「あ、ゴルダブル様……」
何故か照れているファイナに
「何か食べる?」
というと頷いたので、ファイナ用の
作り置きを中から出し渡した。
窓際のテーブルに二人で向かい合って
座って夜食を食べる。
食べているものは別々だ。
「ねぇ、わたくしたちってどうして出会ってしまったんでしょう」
ファイナが窓の外の夜空に浮かぶ満月を見つめながら言う。
「……」
きっ……きたあああああ……いや、きたのか?
来たと言ってもいいのか?
しっしかし俺にはバムが……いや
でもバムもう一か月くらい見てないしな……。
据え膳食わぬは男のなんちゃらという言葉もある。
たぶんある。受け売りなので良くは知らない。
よ、よよよよよし、行こう。ここはもう押そう。
最初は迷惑をかけるだけだったファイナも
今はとても気が効く有能な女子だ。彼女としては申し分ない。
十数秒の間に脳をフル回転させて
俺は導き出た答えを言うことにした。
「……愛という、運命かな」
「ゴッ、ゴルダブル様……ファイナもそう思っておりました……」
ファイナは立ち上がったので俺も立ちあがり
月明かりに照らされて二人は抱き合う。
もう勝ち確である。
あとはピグナとペップを起こさないように
どうにかして部屋を出て、それからこの宿の空き部屋を
寝ている二人に気付かれないように借りて……。
ま、まずは宿泊代を荷物の中から……。
とベッドの方を振り向くと
「……ゴールーダーブールー……下心で女をもてあーそーぶーなー」
「エッチなのはいけないにゃあ……」
何故か二人が両目を見開いてこちらを見ていた。
ペップの眼は猫の目の様に光っているので怖い。
俺はその夜は
全身を縄でグルグル巻きにされて
寝袋の中で過ごす羽目になった。
仕方なく寝ようとするが、快眠時間はバッチリなので
寝られない。だがよく考えると理不尽である。
健全な男女交遊を俺は望んでいるだけである。
二人の同意があれば、一夜を共にするのも
問題ないはずだ。
何となく納得がいかない感じで
悶々としながら一夜を過ごす。
気付いたら寝むり込んでしまっていたらしい。
起きたら既に昼過ぎで
俺は縄を解かれて、ベッドに寝かされていて
部屋には誰も居なかった。
テーブルの上のメモには食材の買い出しに
行くと書かれている。
腹も空いていて
ちょうど良いので、調理室を借りて
残った食材で、俺は調理をすることにする。
ファイナ用の食事と、俺たち用の二種類を
一時間くらいで作り終えて
保存用のランチボックスに詰めて
調理室を出ていくと
宿屋の従業員が
「あ、あの……ロビーに帝国の憲兵の方が……」
と青ざめた表情で言ってくる。
一度、作り置きを部屋へと置きに行ってから
そしてロビーへと向かうと
真黒な制服と制帽に身を包んだ
長身の厳つい三人ほどの男たちがこちらを
見てくる。三人とも帯剣している。
近づくと、俺が尋ねるより前に
「ゴルダブルさんですね?」
「そ、そうですけど」
自分より背の高い三人を見上げながら答えると
「帝国法第三十二条、百十八条違反によりによりあなたを逮捕します。
ご同行をお願いします」
「えっ、何の罪ですか?」
「治安紊乱予備罪及びにスパイ防止法を犯したことによる
逮捕です。さあ、行きましょう」
有無を言わさずに男たちは俺を三方から囲んで
宿の外へと連れ出していく。
いや、罪状聞いても何が原因なのかさっぱりわからねぇ……。
難癖の様な感じである。
蒸気自動車の後部座席に押し込められて
俺はどこかへと連れていかれる。
街はずれの小高い丘に建つ大きな塔の近くで
自動車から降ろされて、塔へと連行されていく。
大きな塔へと入ると、上に昇るのではなく
延々と螺旋階段が伸びている地下室へと
連れていかれる。
あ、これダメなやつだろ……。
拷問とかされるやつじゃないか……。
気付いた時にはもう遅かった。
ジメジメとした地下二十階ほどの
地下牢へと男たちから投げ込まれると
鉄格子の鍵が駆けられて、そして男たちは去って行った。
やばい、暗い。
通路の明かりはあるが牢の中は真黒だ。
この世界での逮捕は二度目だが、
今回は本格的なようである。
どどどどどどどどどうしよう……。
膝を抱えて震えていると
「やっぱりこうなりましたか」
隣からバムの声がする。
「お、おお……バム!」
触れようとすると暗がり薄っすらと見える
バムの身体はすり抜けた。
「霊体ですから、触れられませんよ」
バムはよく見えない顔で微笑むと
「二回戦の相手を守護する大悪魔の事前妨害ですよ。
戦う前に閉じ込めておくという、一種の処理ですね」
「処理されたのかよ……」
それで難癖つけられた感じがしていたのか。
妨害工作なら、分かる気がする。
バムは少し黙った後に
「……愛という……運命ですか」
昨日ファイナに言ったセリフを言ってくる。
「い、いやいやいやいやあれは……」
うわー言い訳が思いつかねぇ……
バムは大きくため息を吐いて。
「まあ、しょうがないですけど。
肉欲って人間にとっては大事ですものね。
私もゴルダブル様と、人の身体で旅をして
色々と学びました」
「普段は身体ないの?」
「さあ、どうでしょうか」
バムは微笑んではぐらかすと
「二回戦に出たいですか?」
俺に尋ねてくる。頷き返すと
「こんなことが続きますよ?いいんですか?」
心配そうに尋ねてくる。
「これしかないんだろ?
この世界の狂った味覚を正すには」
もう毒を食べて死にかけている人を
見るのは沢山である。
バムはしばらく考えてから
「大悪魔の工作を退けました。
くれぐれも用心してくださいね」
と言っていきなりスッと消える。
し、退けた?何を言ってるんだ。と戸惑っていると
通路をすさまじい勢いで走ってくる音がして
先ほどの三人が
「も、申し訳ありませんでしたあああ!」
土下座しそうな勢いで謝りながら
牢の鍵を開けてくる。
「ご、誤認逮捕でした。直ちに宿まで
お送りします!」
三人は神輿の様に俺を担ぎ上げて
必死に階段を登り、そして外へと連れ出して
再び蒸気自動車に俺を乗せると
猛スピードで道を走り始めた。
宿へとたどり着いて
平謝りされながらようやく解放されて
ロビーで唖然として突っ立っていると
「あにゃ。ゴルダブル何をボーっと突っ立ってるにゃ?」
買い出しに行っていたペップたち三人が
訝し気な顔で、こちらを見つめてくる。
「あ、そこ気持ちいい」
「あっ……」
などと言ってくるが、もう全然興奮しない。
悪魔なのである。この世界の生き物ではない。
それよりも俺の背後のベッドで
ペップにマッサージされているファイナの方が気になる。
一旦手を止めて背後に意識を集中していると
「……ちょっと、あたしでしょ?後ろじゃないよ?」
ピグナがすぐに注意してくるので
仕方なく、肩甲骨当たり辺りをグリグリとしてやり
気持ちよさで黙らせる。
そんな拷問の様な二時間が過ぎて
ピグナがようやく寝てくれた頃
俺も疲労困憊になり、床に座り込んだ。
そもそも、あの大会場での試合後すぐにこれである。
疲れが出ない方がおかしい。何も食べてないし。
まだ元気なペップが
「ファイナちゃん揉み終わったし、ちょっと買い出し
行ってくるにゃ」
スキップしながら部屋から出ていった。
体力あるな……とそれを眺めてから
荷物から寝袋を引っ張り出して
しばらく仮眠を取ることにする。
ファイナもピグナもマッサージが気持ちよかったのか
寝てしまっている。
起きたら、夜中だった。
部屋の中は真っ暗である。
カンテラを灯して、照らすと
三人とも寝ている。
何か食べたいなと夜食を荷物から
探していると、ファイナが起きてきた。
「あ、ゴルダブル様……」
何故か照れているファイナに
「何か食べる?」
というと頷いたので、ファイナ用の
作り置きを中から出し渡した。
窓際のテーブルに二人で向かい合って
座って夜食を食べる。
食べているものは別々だ。
「ねぇ、わたくしたちってどうして出会ってしまったんでしょう」
ファイナが窓の外の夜空に浮かぶ満月を見つめながら言う。
「……」
きっ……きたあああああ……いや、きたのか?
来たと言ってもいいのか?
しっしかし俺にはバムが……いや
でもバムもう一か月くらい見てないしな……。
据え膳食わぬは男のなんちゃらという言葉もある。
たぶんある。受け売りなので良くは知らない。
よ、よよよよよし、行こう。ここはもう押そう。
最初は迷惑をかけるだけだったファイナも
今はとても気が効く有能な女子だ。彼女としては申し分ない。
十数秒の間に脳をフル回転させて
俺は導き出た答えを言うことにした。
「……愛という、運命かな」
「ゴッ、ゴルダブル様……ファイナもそう思っておりました……」
ファイナは立ち上がったので俺も立ちあがり
月明かりに照らされて二人は抱き合う。
もう勝ち確である。
あとはピグナとペップを起こさないように
どうにかして部屋を出て、それからこの宿の空き部屋を
寝ている二人に気付かれないように借りて……。
ま、まずは宿泊代を荷物の中から……。
とベッドの方を振り向くと
「……ゴールーダーブールー……下心で女をもてあーそーぶーなー」
「エッチなのはいけないにゃあ……」
何故か二人が両目を見開いてこちらを見ていた。
ペップの眼は猫の目の様に光っているので怖い。
俺はその夜は
全身を縄でグルグル巻きにされて
寝袋の中で過ごす羽目になった。
仕方なく寝ようとするが、快眠時間はバッチリなので
寝られない。だがよく考えると理不尽である。
健全な男女交遊を俺は望んでいるだけである。
二人の同意があれば、一夜を共にするのも
問題ないはずだ。
何となく納得がいかない感じで
悶々としながら一夜を過ごす。
気付いたら寝むり込んでしまっていたらしい。
起きたら既に昼過ぎで
俺は縄を解かれて、ベッドに寝かされていて
部屋には誰も居なかった。
テーブルの上のメモには食材の買い出しに
行くと書かれている。
腹も空いていて
ちょうど良いので、調理室を借りて
残った食材で、俺は調理をすることにする。
ファイナ用の食事と、俺たち用の二種類を
一時間くらいで作り終えて
保存用のランチボックスに詰めて
調理室を出ていくと
宿屋の従業員が
「あ、あの……ロビーに帝国の憲兵の方が……」
と青ざめた表情で言ってくる。
一度、作り置きを部屋へと置きに行ってから
そしてロビーへと向かうと
真黒な制服と制帽に身を包んだ
長身の厳つい三人ほどの男たちがこちらを
見てくる。三人とも帯剣している。
近づくと、俺が尋ねるより前に
「ゴルダブルさんですね?」
「そ、そうですけど」
自分より背の高い三人を見上げながら答えると
「帝国法第三十二条、百十八条違反によりによりあなたを逮捕します。
ご同行をお願いします」
「えっ、何の罪ですか?」
「治安紊乱予備罪及びにスパイ防止法を犯したことによる
逮捕です。さあ、行きましょう」
有無を言わさずに男たちは俺を三方から囲んで
宿の外へと連れ出していく。
いや、罪状聞いても何が原因なのかさっぱりわからねぇ……。
難癖の様な感じである。
蒸気自動車の後部座席に押し込められて
俺はどこかへと連れていかれる。
街はずれの小高い丘に建つ大きな塔の近くで
自動車から降ろされて、塔へと連行されていく。
大きな塔へと入ると、上に昇るのではなく
延々と螺旋階段が伸びている地下室へと
連れていかれる。
あ、これダメなやつだろ……。
拷問とかされるやつじゃないか……。
気付いた時にはもう遅かった。
ジメジメとした地下二十階ほどの
地下牢へと男たちから投げ込まれると
鉄格子の鍵が駆けられて、そして男たちは去って行った。
やばい、暗い。
通路の明かりはあるが牢の中は真黒だ。
この世界での逮捕は二度目だが、
今回は本格的なようである。
どどどどどどどどどうしよう……。
膝を抱えて震えていると
「やっぱりこうなりましたか」
隣からバムの声がする。
「お、おお……バム!」
触れようとすると暗がり薄っすらと見える
バムの身体はすり抜けた。
「霊体ですから、触れられませんよ」
バムはよく見えない顔で微笑むと
「二回戦の相手を守護する大悪魔の事前妨害ですよ。
戦う前に閉じ込めておくという、一種の処理ですね」
「処理されたのかよ……」
それで難癖つけられた感じがしていたのか。
妨害工作なら、分かる気がする。
バムは少し黙った後に
「……愛という……運命ですか」
昨日ファイナに言ったセリフを言ってくる。
「い、いやいやいやいやあれは……」
うわー言い訳が思いつかねぇ……
バムは大きくため息を吐いて。
「まあ、しょうがないですけど。
肉欲って人間にとっては大事ですものね。
私もゴルダブル様と、人の身体で旅をして
色々と学びました」
「普段は身体ないの?」
「さあ、どうでしょうか」
バムは微笑んではぐらかすと
「二回戦に出たいですか?」
俺に尋ねてくる。頷き返すと
「こんなことが続きますよ?いいんですか?」
心配そうに尋ねてくる。
「これしかないんだろ?
この世界の狂った味覚を正すには」
もう毒を食べて死にかけている人を
見るのは沢山である。
バムはしばらく考えてから
「大悪魔の工作を退けました。
くれぐれも用心してくださいね」
と言っていきなりスッと消える。
し、退けた?何を言ってるんだ。と戸惑っていると
通路をすさまじい勢いで走ってくる音がして
先ほどの三人が
「も、申し訳ありませんでしたあああ!」
土下座しそうな勢いで謝りながら
牢の鍵を開けてくる。
「ご、誤認逮捕でした。直ちに宿まで
お送りします!」
三人は神輿の様に俺を担ぎ上げて
必死に階段を登り、そして外へと連れ出して
再び蒸気自動車に俺を乗せると
猛スピードで道を走り始めた。
宿へとたどり着いて
平謝りされながらようやく解放されて
ロビーで唖然として突っ立っていると
「あにゃ。ゴルダブル何をボーっと突っ立ってるにゃ?」
買い出しに行っていたペップたち三人が
訝し気な顔で、こちらを見つめてくる。
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