初めてできた恋人は、最高で最悪、そして魔女と呼ばれていました。

香野ジャスミン

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とうとう、本物の魔女が出現?8

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変なことって?
やっぱり、あれかな?
だって、時々、BLCDでもあるやつじゃんっ!

なんでダメなの?
じっと、彼の目を見ながら、色々と考える。

でも、わからない。
やはり、一度、挑戦してみたい。
ミハルさんの反応も気になるし。
俺は、口を動かしながら、手を添えて動かした。
「ヒック…」
っと、なんて声を出しているんだミハルさんっ!

嬉しい、好き、好きって思いがあふれてくる。
口の中のミハルさんが、俺の口の中の壁を擦っていく。
あ、どうしよう。
これ、気持ちがいいんだ。
感情も、身体も、許容量が限界になったとき、俺は、涙をこぼしていた。
それでも、動きを止めたくなくて、吸い付くっ!
!!!!
突然、大きくなった手元のミハルさん。
そして、口に広がる粘り気のもの。
―!?
「んんん!!?」
必死過ぎて、ミハルさんの声が途中から入ってこなかった。
「だから、口を離してって言ったのに…
 ほら、すぐに、出して?」
そう言って、彼は自分の掌を俺の口元に広げる。
俺は…
未体験のその感覚に、完璧にマヒしていた。
口の中の物を舌で触れて遊び、そして…
ごくん…
―――!!?
「こらっ!変なことをしたらダメッていったでしょう?」
怒るミハルさん…
あ、これがダメだったのか…
急いで、洗面台に連れて行かれて口の中を濯ぐように促される。
た、たしかに、喉の奥がイガイガと…
味は…
自分の顔が、変に歪んでいる自覚がある。
「もう、したらダメだよ…」
コップで濯ぎながら彼の言葉を聞いている俺は、ちらりと彼を見る。
「…だって、俺がしたかったんだもん」
―!!!
あ、ミハルさん、顔が真っ赤…
口をパクパクとしている。
「僕がするのはいいけど、要はしたらダメ‥っ!」
そう言われると、どうしてなのか聞きたくなる。
「どうして?
 たぶん、俺とミハルさんは同じ気持ちでしていると思うよ?!」
うぅぅ
と、戸惑うミハルさん。
でも、小さい声で…
「だって、そんなことをされると、仕事に行きたくないって思う。
 あと、BLCDとかの絡みのシーンで、想い出す…」
――――!!!!!
今度は、俺が口をパクパクとさせてしまった。
「そんなことを言われたら、仕事ができないじゃんっ!!」
どうすんの…
俺、BLCDばっかりを聴くのに…

そして当然のように、この後、濃厚に甘い時間をミハルさんと過ごしていくこととなる。
まぁ、ちょっと羽目を外してしまったところもあるけど、初夜ですから…


まぁ、しばらく絡みのシーンは…誰も事務所にいない時、そして色々と覚悟をして臨んだけどね。

そんな俺たちのこれからをまた、機会があれば取り上げるかも…
では、お付き合い、ありがとうございました。
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