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とうとう、本物の魔女が出現?7
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がたっ!
思わず、座っていた椅子を倒すぐらいの勢いで立ちあがってしまった。
「え?
なんで?」
動転するよね?だって、いきなりだよ?
「…要、お行儀が悪い」
指摘されて思わず姿勢を正す。
でも、ミハルさんだって食事中に、何をしているんだ?
「ミハルさんだってっ!…あっ…」
気付けば彼は俺の傍に来ていて、椅子に座っていた形のまま、抱き上げられていた。
えぇぇぇ。
恥ずかしい、姫だっこじゃんっ!
身体を小さくしてされるがままの俺。
片手の箸をミハルさんの手によって、キッチンに置かれ、そのままお風呂に。
「…本当に、出会った頃からすると、要は素直になったよね。
本当、どこまで可愛くなるのか、恐ろしい…」
服を脱がされながら彼に言われる言葉は、褒められているのか?
それとも、怒られているのか?
どちらにしても、俺はミハルさんの、琴線に触れたようである。
「今日も、後輩から送られた写真を見て、僕がどれだけ家に帰りたくなったかわかる?」
―?!
写真?
ハッと気づく。
後輩が撮ったやつだ。
「だって、俺の事をこんなにも守ってくれているんだって自覚したら…
嬉しくなったんだ…」
―――!!
想い出してしまった照れを、誤魔化すようにしていると、頭の上でふぅっとため息をつかれる。
「ほら、そうやって、いじいじやプルプルしないっ!」
グイっ
と顔を上に向かされて、彼と視線が絡まる。
もう、俺の視界は揺らいでいる。
だって、彼の感情の激しさも、それを受けている自分も、全てが歓びに変わっているのだから。
唇を近づけて、俺は背伸びをした。
舌を出すように、視線は彼の口元。
いつもは、その口からは、いろんな英雄や青年になっていても、今の声は、ミハルさんだ。
「ちょ、ちょっと待った!」
―!?
あと少しで、という所で、止められる。
「…要、もうやらしい顔をしてるんだけど…」
息遣いが荒いミハルさん。
そんな姿に俺の身体は興奮をすることを覚えてしまった。
ちょっと、意地悪してみようと思ったのがいけなかった。
「…なに?
俺の顔を見ただけで、ミハルさんは限界なの?」
そう言って、いつもはあまり積極的に求めない俺は、ミハルさんを求めていった。
キスだって、あなたに教えてもらった。
気持ちを交わせるぐらいのキスがあるのだと知った。
慰めるだけのキスも、教えてもらった。
その一つ一つは、ミハルさんだけに教えてもらったものだ。
だからかな…
今日、こうしてミハルさんが世間で彼なりの誠意を表したことに、俺は喜んでいるんだ。
彼の服も、ちょっと乱雑に脱がして、俺は彼の身体に触れた。
無駄な脂肪もつかないけど、ムキムキの筋肉がついているわけではない。
でも、今、彼の裸を見て、綺麗だと思った。
唇を口元から少しずつ身体に移していき、下へと向かう。
何年も一緒に居て、俺はミハルさんにされることはあっても、彼の物を愛させてはもらっていなかった。
彼の手を俺は握り、動きを抑える。
そして、下から覗き込むように、ゆっくりと口に含んだ。
―!!?
「要、何してるの?!
そんなことをしなくていいっ!」
俺は、無言で口の中に含んだまま顔を動かす。
―――!!!
彼の身体が大きく反応する。
「か、要、そんな容赦ないことを…」
嬉しくなるよね、なっちゃうよね。
だって、いつもは、涼し気で俺の反応を楽しんでいるミハルさんが、こんなにも快感に顔を歪めているんだから。
唾液も絡めたりして、動かす。
お風呂に入る前にするなんて、普段はあまりしない。
まぁ、色々とねぇ…
でも、我慢ができなかったんだ。
やっぱり仕事柄、音には敏感な方なので、お互い、口から発する音で興奮してしまう。
グジュ…じゅぼっ…
ミハルさんを見たり、目の前の元を見たり…
嫌がっていたミハルさんも、俺の気持ちを尊重したのか、抵抗を諦めている。
手を口元に置いて、荒い息を堪えようとしている。
「ねぇ…
ひもひ、いいい?」
ワザとしているけど、こちらも何かの琴線に触れているようだ。
グッと、俺を睨んでいる。
小さくため息をついて、
「あぁ。
気持ちいいよ」
ミハルさんの腰や、お腹の辺りが、ビクビクとしている。
嬉しい…慣れていないから、ちょっと大変だけれどいつもミハルさんにしてもらっている。
それを返してもいいよね。
「…要、気が済んだなら‥」
嫌だっ!
無言で首を振る。
ビクビクっ
と彼の身体が大きく反応する。
「いや、だからっ!!?
もう、ダメだって…」
焦るミハルさん、もう少しで限界が来るのかな?
だったら、調子に乗るよね…っ!
「うわっ!!
あ…っ!アッっ!ダメ…」
―!!!
何々?!
最後の切なさそうな声…
俺、めちゃくちゃ、興奮しちゃった…
一度、口を離してミハルさんを煽る。
「ミハルさん、可愛い…
何?
さっきの声、俺、すごく嬉しいんだけど…」
その言葉に、ミハルさんはちょっと気まずそうにしている。
見上げる俺の唇を指でなぞってくる。
「本当は…こんなことをしなくてもいいのに…」
戸惑っている彼も、俺の物だ。
俺は、彼の指も舐め、そしてまた目の前の大きくなっている物を愛でる。
「…たぶん、口の中に出すよ‥
絶対に、変なことをしたらダメだからね?」
―?!
変なこと?
思わず、座っていた椅子を倒すぐらいの勢いで立ちあがってしまった。
「え?
なんで?」
動転するよね?だって、いきなりだよ?
「…要、お行儀が悪い」
指摘されて思わず姿勢を正す。
でも、ミハルさんだって食事中に、何をしているんだ?
「ミハルさんだってっ!…あっ…」
気付けば彼は俺の傍に来ていて、椅子に座っていた形のまま、抱き上げられていた。
えぇぇぇ。
恥ずかしい、姫だっこじゃんっ!
身体を小さくしてされるがままの俺。
片手の箸をミハルさんの手によって、キッチンに置かれ、そのままお風呂に。
「…本当に、出会った頃からすると、要は素直になったよね。
本当、どこまで可愛くなるのか、恐ろしい…」
服を脱がされながら彼に言われる言葉は、褒められているのか?
それとも、怒られているのか?
どちらにしても、俺はミハルさんの、琴線に触れたようである。
「今日も、後輩から送られた写真を見て、僕がどれだけ家に帰りたくなったかわかる?」
―?!
写真?
ハッと気づく。
後輩が撮ったやつだ。
「だって、俺の事をこんなにも守ってくれているんだって自覚したら…
嬉しくなったんだ…」
―――!!
想い出してしまった照れを、誤魔化すようにしていると、頭の上でふぅっとため息をつかれる。
「ほら、そうやって、いじいじやプルプルしないっ!」
グイっ
と顔を上に向かされて、彼と視線が絡まる。
もう、俺の視界は揺らいでいる。
だって、彼の感情の激しさも、それを受けている自分も、全てが歓びに変わっているのだから。
唇を近づけて、俺は背伸びをした。
舌を出すように、視線は彼の口元。
いつもは、その口からは、いろんな英雄や青年になっていても、今の声は、ミハルさんだ。
「ちょ、ちょっと待った!」
―!?
あと少しで、という所で、止められる。
「…要、もうやらしい顔をしてるんだけど…」
息遣いが荒いミハルさん。
そんな姿に俺の身体は興奮をすることを覚えてしまった。
ちょっと、意地悪してみようと思ったのがいけなかった。
「…なに?
俺の顔を見ただけで、ミハルさんは限界なの?」
そう言って、いつもはあまり積極的に求めない俺は、ミハルさんを求めていった。
キスだって、あなたに教えてもらった。
気持ちを交わせるぐらいのキスがあるのだと知った。
慰めるだけのキスも、教えてもらった。
その一つ一つは、ミハルさんだけに教えてもらったものだ。
だからかな…
今日、こうしてミハルさんが世間で彼なりの誠意を表したことに、俺は喜んでいるんだ。
彼の服も、ちょっと乱雑に脱がして、俺は彼の身体に触れた。
無駄な脂肪もつかないけど、ムキムキの筋肉がついているわけではない。
でも、今、彼の裸を見て、綺麗だと思った。
唇を口元から少しずつ身体に移していき、下へと向かう。
何年も一緒に居て、俺はミハルさんにされることはあっても、彼の物を愛させてはもらっていなかった。
彼の手を俺は握り、動きを抑える。
そして、下から覗き込むように、ゆっくりと口に含んだ。
―!!?
「要、何してるの?!
そんなことをしなくていいっ!」
俺は、無言で口の中に含んだまま顔を動かす。
―――!!!
彼の身体が大きく反応する。
「か、要、そんな容赦ないことを…」
嬉しくなるよね、なっちゃうよね。
だって、いつもは、涼し気で俺の反応を楽しんでいるミハルさんが、こんなにも快感に顔を歪めているんだから。
唾液も絡めたりして、動かす。
お風呂に入る前にするなんて、普段はあまりしない。
まぁ、色々とねぇ…
でも、我慢ができなかったんだ。
やっぱり仕事柄、音には敏感な方なので、お互い、口から発する音で興奮してしまう。
グジュ…じゅぼっ…
ミハルさんを見たり、目の前の元を見たり…
嫌がっていたミハルさんも、俺の気持ちを尊重したのか、抵抗を諦めている。
手を口元に置いて、荒い息を堪えようとしている。
「ねぇ…
ひもひ、いいい?」
ワザとしているけど、こちらも何かの琴線に触れているようだ。
グッと、俺を睨んでいる。
小さくため息をついて、
「あぁ。
気持ちいいよ」
ミハルさんの腰や、お腹の辺りが、ビクビクとしている。
嬉しい…慣れていないから、ちょっと大変だけれどいつもミハルさんにしてもらっている。
それを返してもいいよね。
「…要、気が済んだなら‥」
嫌だっ!
無言で首を振る。
ビクビクっ
と彼の身体が大きく反応する。
「いや、だからっ!!?
もう、ダメだって…」
焦るミハルさん、もう少しで限界が来るのかな?
だったら、調子に乗るよね…っ!
「うわっ!!
あ…っ!アッっ!ダメ…」
―!!!
何々?!
最後の切なさそうな声…
俺、めちゃくちゃ、興奮しちゃった…
一度、口を離してミハルさんを煽る。
「ミハルさん、可愛い…
何?
さっきの声、俺、すごく嬉しいんだけど…」
その言葉に、ミハルさんはちょっと気まずそうにしている。
見上げる俺の唇を指でなぞってくる。
「本当は…こんなことをしなくてもいいのに…」
戸惑っている彼も、俺の物だ。
俺は、彼の指も舐め、そしてまた目の前の大きくなっている物を愛でる。
「…たぶん、口の中に出すよ‥
絶対に、変なことをしたらダメだからね?」
―?!
変なこと?
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